紅麹の機能性表示食品を摂取し続けた人に、腎障害が発生しているとして直ちに回収と使用の停止を訴える事態となっている。死者の報告もあることから、詳細が定まるまでは使用を停止すべきなことは言うまでもない。この紅麹、肝臓でのコレステロール合成を抑える効能があって、その関連かどうかは分かりませんが「消化、血流を良くし膵臓や消化の機能を改善する」ということなのだそう。他にもいろいろな効能がうたわれていた。発酵製品だけに有毒物質もその生成過程で発生させてしまっていたのではないかと思われています。
このニュースが報道されだしたのが、3/22の金曜日17時。週末で情報ワイドも終わった後というタイミングだった。それだけでも、多少はあざとさを感じるのですが、本当の第一報は、3/7に欧州連合(EU)から出された注意喚起だった。それは紅麹サプリにはかび毒シトリニンが含まれているため、シトリニンの摂取基準値を下回るように紅麹サプリを摂取するようにという注意喚起だった。 3/12には、スイスから紅麹を成分に含む錠剤の売買は医薬品としては未認可なので違法と注意喚起もでているのだそう。フランスでも3/13日…。
まあ、私だってこの項を書こうと思ったから検索しただけで、普段は内閣府の食品安全委員会のHPなんて見ないのだから、今回の件があったから急にこのHPに出てきたのかもしれませんけれども、何か変な感じはします。
但し、EUという決して軽視できない先進国でこのような懸念が出ていたのなら、何故2週間も経ってしまったのだろうかという気はします。EUでこういう話が出てきて、急に調べてみたら日本でも健康被害があったということなのだろうか。きっとそうなのだろう。
善良な高齢者たちが、信用して毎日飲用してきた機能性表示食品。EUで指摘がされていなかったら今でも無かった事だったのかと思うと怖い気持ちが強い。他でもないのかは調査してほしいし、日本でも企業ファーストよりも消費者ファーストを優先する国になって欲しいと願うしかありません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます