今年のPL学園への入学者が9人だったというニュースが出ていた。あの有名だった硬式野球部の復活どころではなく、学校自体の存続の危機がとっくに来ていたという事のようです。硬式野球部だけでなく剣道部でもたびたび全国制覇をしていたPL学園は宗教団体の高校なのですが、力のあった教祖が83年に亡くなるとその宗教自体が求心力を失っていくことにより信者の減少傾向となって、遊園地や短大が消えて看板の硬式野球部まで不祥事が続いて廃部となってしまう状況では厳しくなったようです。
もちろん少子化の影響も大きかったりするのですが、宗教系である以上はその宗教の栄枯に左右されてしまうのは仕方がないのかもしれません。2019年にはあの名物だった花火も終了してしまい、現状では教祖まで不在ということなので宗教自体が厳しくなっているのでしょう。
考えれば、この教団に限らずどこの宗教も厳しい状況ではないかと思います。小さなお葬式の流行や、樹木葬や散骨の広がりで墓の建立が減っていたりもする。宗教離れが進んでいる様にも思えるし、一昨年の安倍元首相暗殺犯に関連して、統一教会キャンペーン報道をやった影響はほかの宗教にも大なり小なりあるに決まっているからだ。
二世信者問題や多額お布施なんてどの宗教でもある問題だし、むしろ統一教会よりも規模が大きくて酷いところもあるぐらい。元々宗教が信者のお布施によって運営しているのだから、信者の確保やお布施のお願いはどこもやっている。あれだけ、統一教会が叩かれている中で同じように離脱したがっている人を集団で追い詰めたり、高額の宗教品を半強制的に買わせることも難しくなっているに違いない。
戦後の新興宗教系がどうなっていくのか。これまでの様なやり方では、早晩消えていくという事は間違いない。
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