国会への欠席を続けているNHK党のガーシー議員に対する懲罰が、議場での陳謝に決まった。これは上から3番目に重い懲罰で、ガーシー議員本人は不当逮捕の恐れがあるので帰国はしないとしているが、何度も帰国することも表明している。ニュースや情報ワイドで大きく報じられていて、国会へ来ないことへの批判はコメンテーターからも声高に出続ける。
しかし、前にも書いたのですが、何故彼が帰国しないのかという一番肝心な理由については全く報じないので、コメンテーター達の批判も的外れな感じのものが散見されてしまうという事になっています。理由とは、ギャンブル依存症で多額の借金を負ったため、某ユーチューバーの名前を無断で利用して詐欺行為をし それを告発されて海外逃亡。また、その際に警察から追われる身になったことで態度を変えたと感じた有名人に対して復讐のために、ユーチューブでにて知りえた秘密の暴露を行なったことで名誉棄損で告発されもした。国会議員に立候補した理由の一つには不逮捕特権もあったとされるが、暴露YouTubeでの知名度もあって当選していた。
要するに、普通の犯罪の容疑者なわけです。政治的な汚職や主義主張の問題でもないし、宗教的な問題でもない。擁護する理由は何もありません。いわゆる不逮捕特権の想定するような、逮捕から防がなければならないケースではありません。メディアでは、詐欺被害や名誉棄損については全く触れていないため、彼の被害者の心情についての同情もない。だから、一部のコメンテーターなど逮捕しないことを保証して国会に出てもらえなどと無責任な発言をしていたりした。
あまり理由について報道してしまうと、逆に真偽不明な暴露が拡散してしまうジレンマはあるのでしょうが、全く報じないのもどうなのだろうか。
