3月下旬に、今年初めての桜の花を見た木の葉が1~2枚を残して散っていた。それを見て、ああ今年も残り僅かなことを実感した。私が今年初めて桜の開花を見た木と、葉が散り切った木を見たのが同じ木だったので、より強く感じたようです。
桜の木は、最初に花が咲いたときにばかり注目を集めますが、若葉の頃の明るい黄緑から盛夏の頃の濃い緑の葉へ変わり、秋には赤く紅葉した葉となって最後はその赤が濃くなってやがてくすんでいき欠けて傷つきやがて落葉するという、いろんな姿を見せてくれる木です。
そんな桜の一年は、暦より一足早く終わった。我が家の地域の最低気温も、1℃まで下がるようになりました。冬来たりなば春遠からじ。桜にはこの言葉がぴったり合うなと、枝だけになった木を見上げて思った。