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何が何でも守るべきなのか

2018-09-28 | ニュース

 26日行われた、日米首脳会談で日米が新たな2国間貿易協定に関する交渉を開始すると発表した。なお、交渉中は米側が検討する日本製自動車への追加関税は発動しないことも合意した。

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 思えば、アメリカがあれだけの貿易赤字を長年放置してきた事が異常だったと思う。ドルによる支配の維持という側面はあるにせよ、過去にも日米交渉で繊維や自動車で厳しい交渉をやってきたはずなのに、自由貿易の名のもとにアメリカはあまりにも無策過ぎた。

 中国の巨額な対米貿易黒字は、そのままアフリカや南米そしてアジア各国にばら撒かれて借金による半植民地化が進められている。彼らがやっている99年租借はかつてヨーロッパがアジアにやってきた事だけに、国際世論の抗議の声は小さい。

 そこでようやくトランプ政権による対中貿易是正なのだが、中国だけがターゲットになるならば戦争ものだろう。当然のことながら、アメリカの貿易赤字2位の日本やEUもその厳しい貿易交渉の俎上にあがるのは誰でも想像できたはずだ。

 あれだけTPPへのアメリカの復帰希望と、2国間交渉はしないとしていた日本の方針は、自動車への追加関税を口にされたとたんにあっという間に覆った。恐らくまた自動車への関税を切り札にされて、TPPを上回る譲歩はしないとする日本の方針は覆るに違いない。そうなると、TPPの他の加盟国も納得できるまい。難しい局面が続きそうだ。

 でも、確かに日本における自動車産業の貿易における貢献度は高いとは思います。ただ、農業等の更なる譲歩が必至である2国間交渉を呑んでまも折れなければならないのかがイマイチ理解できません。確かに、金の面だけで見るならば…いや就業者の面から見てもそれは正しいのかもしれないのは分かっている。

 ただ、その自動車産業での黒字が日本という国全体に正しく還元されているのかということについて、イマイチしっくりこないのです。だから、農業や他の産業にさらなる負担を余儀なくしてまでも守らなければならないのかに私は納得ができないのです。

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