はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

TZRどうする?2 バイクのアイデンティティー

2018年10月14日 23時19分24秒 | TZR250SPR(3XVC)

バイクのアイデンティティーを示すものはなんでしょう?

人の場合は脳ですね。

その人の記憶や知識や性格や習慣に関する情報を蓄えているのが脳だから。
整形しようが臓器移植しようがサイボーグになろうが、脳があれば「その人」だと分かります
キャプテンフューチャーに出てきたサイモン博士は、なんと脳だけです!!(知らんか。。。)。

 

では、相棒のバイクについてはどうなんでしょうか。

例えば。。

「タイヤを交換した」

消耗品ですね。人でいうと、ツメや髪の毛みたいなもんです。

「外装のカウリングを交換した」

整形しましたね。

「キャブレターを交換した」

重要な部品です。義眼を入れた感じでしょうか。

「エンジンを載せ換えた」

大手術です!! 心臓移植。

「フレームを交換した」

構造の基本となる部分で、骨格を全部交換した?

「コンピュータを交換した」

もしかしたら脳に当たる部分。高級なモデルだと、ライダーの乗り方の癖とかを学習しているかもしれません。一番脳に近いですが、そこまで高度ではなく、交換してももう一度学習させれば特に問題は出ません。

 

と、こう考えてくると、人間の脳に当たるものは無いことが分かります(当たり前か。。。

「これは俺が20年乗り続けてきたバイクだ」という「こいつ」とはどの部分を言うのでしょうか?

9万km乗ったけど、メーターを交換したって、やっぱりコイツはコイツ。

エンジンを交換したって、やっぱりこのバイクだし、フレーム交換したって同じですね。

結局、バイクは一部のパーツをちょこちょこ交換しても、アイデンティティーは維持されるのです。
人間の細胞の入れ替わりが何年かで一巡するみたいに

と、思っていたのですが。。。

 

「スタンダードのフレームの書類、どこにしまったっけ・・・??」
と探そうとした途端、考えが変わりました!!

「書類が変わる」「名前が変わる」「違うバイクになる」
そういうことです・・・

 

ただの官公庁手続きです。

人間が必要に駆られて便宜上勝手に決めた規則なんて、自分の人生の中で特に意味があるとは思っていません。
例えば、結婚記念日は結婚した日であって、婚姻届けの日にちなんて覚えてないし、メモすら残ってないと思います

ただ、、、バイクに関しては・・・位置づけというか、道理というか、理屈というか・・・

感情とかではなく、これはモノなので、カッチリと物事が決まる気がします。

 

これまで乗っていたバイクは登録抹消され、新しいフレームナンバーのバイクを新たに登録する。
と、これってやっぱり別のバイク? ですよね。。。

 

ただ微妙で、これがSPR用のフレームだと「名前が変わっただけ」と認識できるのです。
スタンダードのフレームになると、これが別人になってしまうんですね。。。

なんか不思議というか、いい加減というか、自分勝手というか・・・

 

焼肉屋で話してた時には、ここまでの議論をしてなかったのか、実感が湧かなかっただけなのか、、、

家に帰ってから気付いたのでした。


これだと、やっぱりフレーム修正ですかねぇ~

(なんか大変そうだし、バイク屋さんもあまり乗り気じゃないし、時間かかりそうだしなぁ。。。)

 

と、思っていたところ、事態は急な展開に!!

(つづく)


TZRどうする?

2018年10月14日 01時38分36秒 | TZR250SPR(3XVC)

さて、今後負傷したTZRをどうするか。。。

ちょっとやそっとでは治らないのでなかなか悩ましい。

いくつか選択肢があります。

①バイク屋に引き取ってもらう

バイク屋が治して誰かに売ってくれるなら考えますが、それなら自分が買います!! その前に自分で治します。
でもどうせ引き取り業者がバラバラにしてパーツで売られていくくらいなら、自分でやります。

②バラバラにして売る。

どうも精神衛生上良くない。相棒を切り刻んでいるみたいな気分になる。
治せばまだ走れるバイクをバラバラにしてパーツとして売る人には、自分はなれません。

③必要なパーツ(フレーム、フロントフォークなど)が揃うまで、とりあえず他のバイクに乗る。
うむむ、、、素直に決めるとこうなるのですが、果たしてどうなんだか・・・
特にフレームなんか、ただでさえタマ数が少ないのに、良品が果たして今後売りに出てくるのかどうか。
結局長期間放置されて、朽ち果てて行ってしまうハメに? 
黒いTZRがそうです。SRXも。とりあえず残しといて、あとでやろうと思っても絶対に治さないですね。
朽ち果てていくくらいなら、バラバラにして、パーツが必要な人に提供する方がいい。

④フレームを修正する

バイク屋さん曰く、
最後の結果だけつじつまを合わせてるだけで、新品に近い状態に戻る訳ではない、フレームにエンジンを載せたままで、力技で曲げるわけで、当然元には戻らず、グニャグニャになる、でも数値的には治っている。いったんエンジンを降ろすと、二度と搭載できない場合も。こんなバイク乗りたい?
うむむ、、、確かになぁ。。。

いろいろホームページ等で見たけど、汚い台の上にエンジンの乗ったフレームだけが置かれていて、リアの2点で固定され、鎖で引っ張られる様は、なんか古代インカ帝国で行われていたという外科手術みたいです

一件だけ、エンジンを降ろして、複数点で固定して新車時のデータに戻す会社がありましたが、遠いんですよね。。。 こちらでバラシてフレームだけ送り、帰ってきたらまた組んでやればいいのですが、その間パーツはバイク屋に置きっぱなしになるし、修理が終わってフレームが帰ってきて、でもいざ取り付けようとしたら付かない!?なんてことになったらまた送って、、、かなり面倒です。バイク屋にも迷惑がかかるし・・・
キチンと治る保証があるなら安心なんですけどね~

⑤スタンダードのフレーム、足回りを移植する。

フレームは倒壊した物置から引っ張り出したし、フロントフォークはヤフオクでたくさん売っていますので、これなら最も安く、後々のトラブルが発生するリスクもなく、完全に修復が可能です。

別にSPRにこだわらないなら、こちらで十分。でもちょっと寂しいというか・・・。まったくこだわりがない訳ではない。ということで、もしこのケースを採用するなら、カウルはスタンダードのを入手します。ぱっと見はスタンダード、でも中身はSPR。カウルはSPRだけど実はスタンダードにエンジン載せ替えただけ、よりかはカッコイイ。そう、でもこのケースはそういう位置づけになるんです。。。

 

こう考えると、④か⑤なんですよね、選択肢としては。
あとあと面倒もイヤだし、走れればいい、というのもあるし、「⑤だろうなぁ~」と思っていたのですが

 

そんな時、クルマバイク好きの仲間と話していたら、「えー、なんでフレーム修正しないのかワカラナイ」と言われてしまいました。

焼肉屋で話すこと3時間、そのときは依然として④だったのです。

そして、その翌日。。。

(つづく)