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屯田物語

フォレスターとα6000が
旅の仲間
さあ、カメラを持って
出かけよう!

狡猾な獣のように・・

2006年07月19日 | 日常
野村芳太郎監督の「鬼畜」という映画があった。
宗吉(緒方拳)の愛人が三人の隠し子を宗吉に押し付けて失踪・・
妻のお梅(岩下志麻)は子どもたちに辛く当たり、
そして末っ子を事故で死なせてしまう。
岩下志麻の鬼気せまる演技は凄絶であった。

畠山鈴香が精神的に追い詰められていたとは思えない。
二人の子殺しの動機は・・
彩香ちゃんは邪魔になったから、
豪憲くんは自分への疑惑をそらすためであるといわれている。
犯罪心理学の専門家は彼女の心の闇を解明しょうとしているが、
納得のいく回答を求めることは難しい。
狡猾だけど短絡的な犯行、そこにもっともらしい動機が存在すると思えない。
人間らしい感情を持てなかった畠山鈴香と運命的に巡りあった彩香ちゃんや豪憲くんは
真に不憫であるとしかいいようがない。

オオウバユリやドクダミの小道を通って戻る途中、
ムシトリナデシコ(多分・・)と出合った。
たくさんのピンク色が眩しい。