現代版徒然草素描

勝手気ままに感じたままを綴ってみましょう。

お婆ちゃんの知恵袋

2009-06-13 18:16:22 | 食・レシピ

 30年来のお得意さんに88歳になるお婆ちゃんがいる。いたって元気で、庭の手入れのほかに畑もしている。その庭も一般的な家よりも広い。手入れの方も行き届いている。対外のことは自分でこなしている。時々、近所にいる息子さんが手伝ってはいるけれど、・・・・。

骨粗しょう症も動脈硬化症も無いらしい。それはそうだ。仕事のついでにお茶を頂いてくる。そのお茶請けたるや見事なくらいに料理している。「一人なのでいっぱいは作らない。」と言っているもののその品数は多い。

中でもアミ(桜海老)や小女子は季節の野菜と一緒に煮付けている。ご飯のおかずにもなる。どおりで骨粗しょう症が無いのだ(こちらが起きている人は動脈硬化も始まっている。同じ原因で起こる現象である。)。アミか小女子に大根の葉っぱか小松菜、野沢菜のおろのき(大きく育てるために間引きしたもの)だし、醤油で味付けしてある。どちらも合理的な配合である。

野菜類が多めになったら鰹節を添加している(そのうまみ成分イノシン酸はATPが変化したものである。)。あるときなどはオカラまで混ぜていることがある。これならぼけると言うこともなさそうだ。

おのおのの栄養成分を吟味していただければその理由がわかる。

アミとお茶の葉っぱと野菜類の料理の仕方を伝えてきた。

静岡県
の駿河地方に伝わっている駿河上げ(この場合はてんぷらである。)の佃煮風バージョンである。(市販されているえび塩を使用しても良いが、塩加減を工夫すること。)

早速作ったらしい。「ご飯に合う。もっと火を通せばふりかけにもなりそうだ。」「近所の年寄りたちにも教えて喜ばれた。」と言っていた。

三人の子供さんを生み育ててしっかりホルモンを動員してきたことと、骨を作らなければならなかった若い頃に今の人たちのように急激ダイエットしなかったこと(骨粗しょう症は子供を生んでいない人と、骨をしっかり作る時期に急激なダイエットをした人たちのほうが問題である。),しっかりした栄養補給をしてきたことが良かったと思う。 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿