浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

因島の村上さん

2005年03月15日 | 因島
もうかなり前になるが、職場に「因島の村上ですが・・・」という電話がかかってきたことがある。一見、丁寧のように思われるこの電話、実はかなりの曲者である。う~ん、例えば「日本の鈴木ですが・・・」とか「アメリカのマイケルですが・・・」というのと同等の意味を持つのだ。
そう、因島には村上さんは実にありふれた苗字なのである。(村上水軍っていうのがあるしね)そもそも因島内に電話をするのに「因島の村上」は無いだろう。別に「株式会社○○の因島支社の営業部営業課で○○を担当しています村上です」までは言わなくても良いけど、せめてどういった関係の人か教えてくれてもいいんじゃない?

日本全国どこに行っても、その地域に根ざした苗字はあるもんだと思う。例えば「比嘉さん」なんて聞くと沖縄かなぁと思ってしまうしね。因島はこの村上さん以外にも「岡野」さん(アキヒトも「岡野」だなぁ、そういえば)や「宮地」さん、「松浦」さんなんかが多いかな?これは地域が育ててきた伝統みたいなものが感じられて素晴らしいものだと思う。たまに県外で村上さんなんて聞くと、つい「因島出身ですか?」と聞きそうになったりするもんね。

まあ、自己紹介するときには、くれぐれも注意してください。さすがに「因島の村上ですが・・」って言われたら一つや二つの突っ込みを入れたくなりますから・・・。