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厚別区民センターに抽象派時代の原賢司さんの絵があった。2023年5月5日(1)

2023年05月11日 10時04分38秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
(承前)

 前項の記事が単なる箇条書きだったので、もう少し。

 厚別区民センターは、朝9時からあいているので行ってみた。
 小谷良さんの水彩絵画教室展。
 小谷さんは、野幌の開拓記念塔を描いた絵を出品していた。横構図なのが、広がりを感じさせて良い。
 塔の解体工事は着々と進んでおり、先日見たら、3分の2ぐらいの高さになっていた。

 センターの2階に上る階段の踊り場に、絵が飾ってあった。
 遊佐春哉さんの日本画と、原賢司さんの油彩のライラック。
 原さんは「ライラックの画家」として知られており、1988年には札幌市民文化奨励賞を受賞。公共施設では何度か「ライラック」を見た記憶がある。
 
 もう一つ、原さんの肩書で知られるのは、北海道美術作家協会(道美展)の会長を務めていたこと。
 道美展は、道展・全道展・新道展の「三大公募展」に続く第四の公募展という位置づけだが、昔は「会長」という職があったのだ。
 さらに、これは筆者にとって意外だったのだが、抽象画に取り組んでいたこともあった。
 調べると、1984年には北海道抽象派作家協会の同人になっている。
 センター2階にあったこの絵も、その頃のものだろう。

 ほかに、大本靖さんの作らしき版画も飾ってあった。


 地下鉄東西線に乗り、新さっぽろから西11丁目へ。
 20分余りもかかるのだ。

(この項続く) 


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