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■赤津焼(瀬戸市)宇助窯二十三代 加藤綱助作陶展 (11月16日まで)

2008年11月13日 23時19分51秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 
 加藤さんは1958年生まれ。瀬戸でも、何代も続く陶芸家の家系なのだそうです。
 工芸愛海詩(えみし)では昨年に続き、2度目の個展。灰釉、鉄釉、黄瀬戸など七色の釉薬と12種の装飾を駆使して作る茶器・茶道具など約40点とのこと。
 昨年は、わりあいオーソドックスな器が並びましたが、ことしは、かなり豪快な皿が目立ちます。
 冒頭の画像、手前は灰釉の皿ですが、ちょっと手にしてみると重いのなんの。これにのせて、負けない料理というのは、なかなかないかもしれません。 
 釉薬のたまりも、相当に豪快です。景色を見るにつけ、やきものが土のかたまりであることを、しみじみと感じます。

 工芸愛海詩によると、加藤家はオーソドックスな器を作ってきただけに、こういう物を作ると、先代の父親に叱られたそう。でも、ご本人は、この手のものを作るのが好きなのだそうです。

(2010年1月23日追記。「作者」と名乗る方から、上の1段落について「*上記のような事実はありません。」というコメントが来ていたので、その旨記しておきます)


           

 一方で、こちらは「青銅青彩蝶紋花筒」「青銅青紋花瓶」など。
 深みをたたえた青と緑の響きあいが美しいです。

 ほかに、黒い釉薬の向付、さりげないぐい呑み、黄瀬戸の器などもありました。


2008年11月4日(火)-16日(日)-18:00
工芸ギャラリー愛海詩(えみし、中央区北1西28 地図D)

□陶房のページ http://www.akazu-kamamawasi.com/hp1/usuke/usuke.htm


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1 コメント

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誤認記事 (作者)
2010-01-23 15:06:55
*「工芸愛海詩によると、加藤家はオーソドックスな器を作ってきただけに、こういう物を作ると、先代の父親に叱られたそう。でも、ご本人は、この手のものを作るのが好きなのだそうです。」


*上記のような事実はありません。
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