ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

若年性認知症!

2012年09月10日 | ちょっと可笑しいよ
昨夜あるテレビ番組が「若年性痴呆症」の特集をーしていたので、ついつい観てしまった。

 一般的にはアルツハイマー型とか言われている認知症やパーキンソン症と言われる症状などを発症している高齢者を何人も知っているし、私の母も立派?な高齢による認知症を患ってはいるが、ある時期から以降は、さほど気にならない程度で日常生活を有料老人ホームでおくっていて、たくさんの職員のむ人たちや同じフロアの入居者と共に、支えられながらの日々を過ごしている。

 しかし、昨晩放映されたテレビ番組で紹介されていた「若年性痴呆症」の患者さんと言うべき方々は、自宅で生活しながら、連れ合いさんである夫や妻に全面的にサポートしてもらいながらの日々をおくっておられるお二方であった。

 お一人は著名な飛び出す絵本のデザインを手がけておられた女性だったが、何と45歳の時に発症されたみたいで、すぐに仕事ができなくなって、ご主人も仕事をおやめになって、自宅での看病とでもいうべき生活と葛藤がはじまったのだそうだ。

 もうお一人の男の方は仕事人間として社長まで務めた方だったが、50代後半になって急に仕事の処理や部下への的確な指示などがたそうで、やむにやまれず退職し、自宅にこもってしまい奥さんが何から何までをサポートされる日常生活となられたそうであ
 しかし、ご両人とも結構明るい面を洩ってられ、女性は若い時代からダンスが大好きだったとみえて、旦那さんが音楽をかけると自然に体を動かしてステップを踏んだり楽しそうに踊りだされるそうだし、男の方は自分の新婚旅行の思い出や昔奥さんとピアノの連弾をされるほどピアノがお好きだったらしく、認知症を患って後なのにも関わらず、記憶の底にある奥さんとの連弾を楽しむことが出来ると言った得意な世界があって、その場面だけを見ていると、まさかの若年性痴呆症患者と思われるのであった。

 昨今にはじまったわけではない、現代日本の少子高齢化の傾向はますますエスカレートすると言われているのだが、私たちの団塊の世代がいわゆる社会的高齢者としてカウントされる満年齢65歳を過ぎると、もはや若年性とは称されないらしいが、現在日本国中に推定で4万人から6万人もの若年性痴呆症と称される症状を発症している人がいると思われるのだが、なかなか相談や治療の窓口が高齢者の医療や介護とは違って見当たらないケースが多いと言われている。

 とにかく、家族や仕事仲間が何か変だなと感じたり、いままでの動作や仕事ぶりなどが急に可笑しくなったり、遅くなったりとかの変化に気づかれたら、早期に診察、治療を受けられることが望ましいと思われ、根本的な原因や決定的な治療方法は定かではないむーらしいが、やはり早期発見が、症状の進化や進行を遅らせることなど研究と臨床が進んでいるらしいので、専門の医者かかかりつけ医に、まず行く必要があるというのである。

 昔、昔の人生50年と言われていた時代にはたぶんなかったと思われる「若年性認知症」と称される病状事例が多く存在していて、一方で90歳を過ぎても、ともかく元気で働いておられる方々もーいるという現実を垣間見ると、何と人の人生、生き様は不公平だととも思われるが゜、決して若年性痴呆症だけではないが、病気を発症した方々の家族の方々が不幸であったり、不運だったりと落胆されずに、日々の生活を少しでも足楽しく有意義に過ごされることを願いつつ、長年連れ添った配偶者の方々の献身的なサポートと想いに敬服する感じの特集でもあった。

 誰もが、出来るだけ健康で家族や周りの方々に迷惑をかけず生活して、長生きしたいと願っておられると思うのだが、いろんな病気や体験を通じて、特別な感情や人間の良さを体験される方もおられると感じつつ、恥ずかしがらずに出来るだけありのままの自分をさらけ出して生きたいと改めて教えられた特集でもあつた。感謝。
コメント
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