ガリバー通信

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居酒屋タクシー!!

2008年06月26日 | とんでもない!
 皆さんもご存知の「居酒屋タクシー」と称された、とんでもない霞ヶ関を中心とする官僚たちの、深夜の飲み食いつきタクシーの長距離乗車の件だが、25日に町村官房長官が、政府として記者会見し、深夜帰宅のタクシーで、中央官庁の職員らがタクシー運転手から、ビールやおつまみの接待を受けていた問題での、最終調査報告とやらを発表した。

 調査といっても、自己申告によるものが主なもので、当初500人ほどと言われていたが、なんと1402人と膨れ上がった上に、17省庁・機関で行われていたらしく、全く官僚の思い上がった精神構造と共に、テイタラクな「公僕」としてのあるまじき常套手段的「習慣」が浮き彫りにされたのである。

 中には、長距離でのタクシー帰宅ではあるが、自宅とは全く反対方向に、飲み屋のお姉ちゃんを送り届けた上で、自宅へ帰るという、「タクシーチケット」での税金での出費としての自覚の全くない「浪費タクシー」も含まれていたし、逆に「キックバック」と呼ばれる、収賄とも言える「現金」をもらっていた者までいた。

 なのに、昨日発表されたタクシー運転手から「金品」をもらっていた1402人のうち、三人が現金をもらい、55人が商品券などの金券を受け取っていたのにもかかわらず、処分は「大変甘く」、懲戒処分として一番厳しい処分でも、財務省の主計局係長が三ヶ月の停職で、金品を頻繁に受領した職員11人も減給処分、その他14人が「戒告」というものであった。

 とんでもない「いい加減な処分」である。

 納税者である国民が収めた「血税」とも呼ばれる税金を、湯水の如く、しかも仕事上の必要経費といった感覚で麻痺した官僚たちが、私利私欲の上で「横領」していたといっても過言ではない事件なのに、こんな「処分」でお茶を濁す気か。

 福田康夫首相は、「悪しき慣習」というんですかね。あまりかっこいいことじゃない」と言いつつ、「特に金品をもらうことは言語道断という気がする」と言っておりながら、こんな「甘い」内輪での処分で「終わりにしょう」としている。

 「あってはならない恥ずべきこと」と額賀財務大臣もコメントしながら、公務員倫理に完全に抵触する「犯罪行為」を軽い処分で見過ごそうとしている態度と共に、姿勢に驚くばかれりか呆れてしまって、「同じ穴の狢」だと痛感した。

 結局、公務員としての「悪しき習慣」を当然の権利とビップ的待遇として、今まで疑問視しなかった連中が、国会で問題にされて、マスコミ、国民に知れたから、ここは謝っておこう、そして処分したと見せかけようとしているに過ぎない。

 再度言う。「とんでもないことだ」、金品の授受を行った公務員は、横領罪のために、すべて「懲戒免職」とすべしである。

 当然、相当な罰金で税金を返済した上で、退職金も支払うべきではない。

 そんな厳しい「処分対応」をしなければ、今後も、公務員の特権意識と「公金横領」的行為はなくならないのではないだろうか。

 

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