ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

「脳年齢 年金すでに もらえます」

2007年05月22日 | 日本の課題
 私も、もうすぐ「年金がもらえる年齢」に達しようとしているが、何と五千万人もの人の「年金記録」が不明だとの報道がなされていて、びっくりである。

 社会保険庁と言う名のお役所は、高い給料を職員に税金や年金の掛け金から払い続けていて、しっかりとした「年金受給者の権利」をチェックし、管理していなかったことになるのである。

 冒頭のタイトルは、今年で第20回となる、第一生命が募って毎年五月に発表する「サラリーマン川柳」の今年の応募作の中から第一位に選ばれた作品なのである。

 改めて「脳年齢 年金すでに もらえます」満33歳。というのは、皮肉と言うのか、若くして既に脳内だけは、60歳をとっくに過ぎていると言った「川柳」なのだが、現在は「年金の原資」が不足してきており、かつての定年後すぐに年金が貰える時代ではなくなってきているので、幾つをさしているのだろうか。

 ともかく、このサラリーマン川柳というのが、面白くて私は毎年注目しているのだが、今年の十位までを列挙する。

 第二位・「このオレに あたたかいのは 便座だけ」宝夢卵
 第三位・「犬はいい 崖っぷちでも 助けられ」オレも崖っぷち
 第四位・「アレどこだ? アレをコレする あのアレだ!」読み人知らず
 第五位・「ありがとう」そのひとことが 潤滑油 ココイコ
 第六位・「忘れぬよう メモした紙を また捜す」敢山
 第七位・「イナバウアー 一発芸で 腰痛め」小太りおじさん
 第八位・「ご飯ある?」「ツクレバアルケド」「ならいいです・・・」腹減った
 第九位・「脳トレを やるなら先に 脂肪トレ」鉄人28年生れ
 第十位・「たまったなぁ お金じゃなくて 体脂肪」サラ川小町

     以上が今年の第20回のコンクールの結果で、
  昨年11月実施の応募作品は、23,179句で、
  ベスト10投票は、今年の2月に実施され、79.631票あったそうです。

 ちなみに、今までの私が好きな傑作の一位作品をご紹介しますと、

 「プロポーズ あの日にかえって ことわりたい」恐妻男
 「昼食は 妻がセレブで 俺セルフ」一夢庵
 「課長いる?」返ったこたえは 「いりません!」ごもっとも
 「ドットコム どこが混むのと 孫に聞く」浦島太郎
 「わが家では 子供ポケモン パパノケモン」万年若様
 「早くやれ」そう言うことは 早く言え」新舞い
 「まだ寝てる 帰ってみれば もう寝てる」遠くの我が家

 など多数であり、サラリーマンの悲哀と奥様の生態がわくわかるのである。

 「年金問題」は、深刻な中高年齢の問題であるが、なかなか選挙や政治の争点になりにくく、曖昧なうちに、みんなが年をとって、決して豊かではない老後がやってくるのである。

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1 コメント

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脳年齢幼すぎて。 (いっちゃん)
2007-05-23 17:46:19
 脳年齢が、年金もらえるくらい高いのは、まだいいですね。私なんか幼すぎて、もらえる年齢に達してももらえないかもしれないと不安を抱いています。
 いずれにせよ、「年金不安」は、昨今の報道では募ります。信頼できる「年金制度」に統一できるのでしょうか。
 国会論議や国会議員では決められないのではないでしょうか。自分達は結構ケだらけの議員年金で安泰なのですから。
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