ガリバー通信

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大阪府知事選挙

2008年01月26日 | 日本の課題
 我が故郷でもある「大阪府知事選挙」の投票日が明日に迫り、選挙期間としての17日間が今日で終わった。

 ご存知の様に、33年ぶりに国政の与野党の3極が対立する形で、各々の主力候補者を推薦または支持する形で選挙戦は戦われたらしい。

 しかし、この間私も大阪に何度か足を踏み入れたが、ほとんど選挙カーに出くわすこともなければ、選挙戦たけなわといった盛り上がりを感じることは全くなかった。

 テレビマスコミや新聞紙上では、今夕のニュースとして有力三候補者の選挙戦最後の「最終舌戦」とやらを大見出しにして報じているが、果たして府民有権者の関心の度合いは如何だったのだろうか。

 ともかく明日の投票日に結果がでるわけだが、写真の如く「大阪府知事選挙」の歴代の投票率を見ていると、どんどん関心が薄れてきていると言わざるを得ない。

 何も、府知事選挙だけでなく、全ての選挙と言っても過言ではないくらいに、総選挙、参議院選挙、地方議会選挙も低投票率を更新している府県、市町村が目白押しではないだろうか。

 特に、都道府県の知事や議会議員選挙に関しては、最近特に二重行政と言われる問題点が指摘されていて、一方では「道州制」なるものの議論や検討もなされていると聞くが、なかなか改革、進展をみない現状の中にある。

 多額の公共工事や第三セクターを含む投資的事業の付けが厳しく、東京都を除いては何処の道府県も「借金地獄」に陥っている現状がある。

 簡単に「財政再建」などと言える程度の借財ではなく、次代の世代に多額の付けを回しているというのが現状であり、相当思い切った構造的財政カットをしなければ、普通の家庭や会社に例えてみれば、すぐに個人破産や倒産を招く状況なのである。

 3候補とも、それぞれの政策と問題点を語り、「税の無駄使いはやめよう」「このままでは大阪は夕張市になる」「こんな人を知事にしていいんですか」など、最後の舌戦は8時まで、特に主要ターミナルでは続いていたのだろう。

 前回の府知事選挙の投票率が辛うじて40%を少し越えたとこだったことと比較して、今回の選挙が盛り上がったとすれば、明日の投票率は少なくとも50%を越す状況でないと困るのだが、投票率が上がると苦戦になる候補者と喜ぶ候補者とがいるというのも可笑しな話である。

 いずれにせよ、我が故郷「大阪府」の新しい知事として、道州制がほんとに計画されているとすれば、最後の知事となる可能性もある、今回の「知事選挙」に、ともかく大阪府民は「選挙に行かなければならない」のである。

 「ああでもない、こうでもない」と感想や勝手な思いをいくら抱いていても、「変える」ことの出来るのは、府民であり、選挙権のある人たちだけなのである。

 経済だけではなく、ほんとうに「生き易い」世の中、大阪にするために、誰をトップリーダーにするのがふさわしいか、真剣な一票をお願いしたいものである。

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1 コメント

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橋下知事やって。 (オーソレミオ)
2008-01-27 21:14:25
 最悪のパターンになったね。

 なんと大阪府民は、テレビで有名な弁護士を選出してしまった。

 ほんとうに、若さとおしゃべりな弁護士でいいのだろうか。

 自民党、公明党が担いだ形だから、しっかりと責任あるサポートをして、暴走をさせない、府民本位の行政になるようにと願いたいものである。
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