ガリバー通信

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衆補選で山崎拓が当選!

2005年04月24日 | とんでもない!

 いよいよ投票も終わって開票に入る時間が迫ってきた。注目の、あの山崎拓氏の立候補した福岡2区の衆議院統一補欠選挙である。

 私は京都在住で、遠くの博多の様子はほとんど分からないのだが、告示以来の選挙戦は、自民党、民主党、共産党候補と無所属2候補の5人が立候補しての選挙戦で各陣営は盛り上がっただろうが、一般有権者はしらけたムードだったことだろうと思う。

 全国的に話題となった前回の衆議院選挙でき、前自民党幹事長の山崎拓氏を破って、颯爽と当選した古賀潤一郎氏が「学歴詐称」の責任を問われ辞職したのに伴って、宮城2区と同様の統一補欠選挙に、こともあろうに再び、あの山崎拓氏が自民党候補として出馬し、公明党が与党連立のよしみで支援していると言う、とんでもない日本の恥の政治の縮図となってしまったのである。

 選挙期間中は、こうした候補者に対する批判めいた記事を掲載することすら道義的にも、公職選挙法的にも出来ないので、選挙運動期間と投票時間が過ぎた今、全く呆れてものが言えない状況と実態として記さねばならないのではないだろうか。

 数時間後には山崎拓氏の当落が判明するだろうが、この御仁のふてぶてしく、しかも女性スキャンダルときたら、全く国会で日本のいくえを論じる器ではなく、全くの「エロじじい」そのものだと思うのだが、自民党挙げての大支援体制での選挙戦となったと伝えられている。

 「盟友」と言われる小泉純一郎自民党総裁を筆頭に本当に、この日本の政治家の恥の御仁を国会議員に真剣に再び推す陣営が大挙して、金と人海戦術で選挙戦は悲壮感漂う中で、「勝たせてください!必ず皆さんのお役に立ちます」と何度も頭を下げていたらしい。

 地元福岡県選出の自民党国会議員や、地に落ちた権力志向政党、公明党と共に、山崎と犬猿の仲と称されていた古賀誠元自民党幹事長や大富豪、麻生太郎総務大臣なども選挙カーに乗り込んでの「最後のお願い」を繰り返していたらしい。

 当の山崎拓ご本人は「負ければ引退する」と言っているらしいが、小泉首相の盟友としての温情で、国民の多くの気持ちとは裏腹に、何と首相補佐官なる肩書きで今も政府、自民党、国会周辺を恥ずかしげもなく、あの醜態で歩いており反省の色もなく多額の報酬を公費でいだいているらしいのである。

 絶対、こんなおっさんの国会議員としての返り咲きをさせてはならない。もし当選したら、博多の恥であるばかりか、日本の政治と政治家の平成の大恥となるだろう事間違いない。

 対抗馬として立候補している民主党候補も人的魅力に欠ける要素が強く、田中真紀子氏や岡田民主党代表をはじめ多くの著名な議員達の応援はあったらしいが、さて立候補者自身のインパクトが、どれほど選挙民、有権者を投票に行かせたかが心配である。

 投票率は前回の総選挙と比べて相当落ち込んだと見られており、投票率が40%前後となれば、山崎拓の当選の可能性もあると推測されているので、開票結果は予断を許さないだろうと思われる。

 いずれにせよ日本の国会議員選挙を初め、多くの地方自治体での選挙でも、まだまだ候補者の人柄、性格、姿勢、意欲などを充分に情報として知って、選挙民としての的確な判断の一票を投じる民主主義とはほど遠い、頼まれ一票、かわいそう一票、組織的一票が多くては、どうにもならないのである。

 時は21世紀の国会議員に、セクハラ、エロ爺を当選させるのだけは、決してあってはならない。

 残念ながら、山崎拓の当選が速報で報じられた。全くお粗末な選挙であり、あきらめと真剣さの欠けた民主主義選挙であったと言うしかない。あんなエロ爺さんに何を託すのか。


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