ガリバー通信

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ウトロで終戦の日、新井英一が歌う。

2005年07月30日 | 日本の課題

 戦後60年、宇治市ウトロ発で、新しい未来へ新井英一と共に、平和への願いと叫びがこだまする予定である。

 いまだに戦後処理がされていなかった現代の証の一つである、宇治市ウトロ地区から、韓国のMBCテレビが生中継で、戦後60年特別番組をソウルの野外コンサート会場とを結んで、「共につくる平和」と題して放送される予定です。

 8月15日夕刻に、新井英一が「ウトロ、チャリティコンサート」を行い、ソウルではBOAやトンパンシンギ、イ・ソ二など韓国トップスター達が出演し、3万人規模のコンサーが展開されて、衛星中継で結ばれる予定です。

 新井英一氏は在日として福岡に1950年に生まれて、15歳で家を出て岩国の米軍キャンプなどで働き、ブルースに魅せられて21歳で渡米して放浪生活の中で、歌手を志して独学で歌作りを始め、日本生まれの朝鮮半島の血を引く自らを「コリアン、ジャパニーズ」と称して活動する歌手である。

 自らのルーツである父親の故郷、韓国、清河(チョンハー)を86年に初めて訪れて、数年後その旅の思い出と共に、自らの半生とルーツを歌い上げた「清河への道~48番」を創り、95年にアルバムとして発表し、筑紫哲也ニュース23のテーマ曲に選ばれて、マスコミの話題となり、日本レコード大賞アルバム賞を受賞した。

 その後、韓国KBSでドキュメンタリー特別番組が放送されたり、日本でもNHK「我が心の旅」、テレビ朝日「報道特別番組、21世紀への伝言」など多数の番組に出演し、ライブ活動もNYカーネギーホールやパリでも行い、2002年には韓国ツアーも実現し、念願の「清河村」でのライブも成功させ、国内外で精力的に歌い続けている。

 今回の企画は、本当に日韓両国の草の根的なネットワークが主催するもので、地元ウトロの町内会、ウトロを守る会などと民団と総連も主催者として協力して行うものである。

 近鉄京都線伊勢田駅から歩いて西へ5分のウトロ地区で、午後5時から行われるので、是非お時間のある方々は、新井英一のソウルフルかつバイタリティあふれる歌声と共に、日韓の第二次世界大戦の終結から60年を覚えて、音楽に酔いしれて友好と平和への未来への願いを共通のものとしたいものである。
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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
新井英一はすごい! (のぶちゃん)
2005-07-31 21:33:55
新井英一のソウルフルな歌声はコリアンジャパニーズとしての叫びであり、彼のアイデンティティはいつも朝鮮半島と共にある。ぜひ8月15日は宇治のウトロに行きたいと思っている。

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