ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

偽装牛肉なんて判らない。

2007年06月24日 | とんでもない!
 北海道苫小牧市の食肉加工会社「ミートホープ」の牛肉偽装事件は、社長の指示でなされた「確信犯」であった。

 生協などに出荷されていた「牛肉コロッケ」などに加工された原材料に、何と豚の心臓や羊、鶏、などの細切れ肉を大量に混入していたのである。

 「どうせ味はわからない」から、コストを削減して儲けを出そうとする、あくどい商法で、結局、消費者の口に運ぶ食品の原材料を誤魔化し偽っていたのである。

 許しがたい商法、いや「詐欺」である。

 記者会見で社長は、取締役でもある長男に諭されて、やっと「曖昧な発言」から、「指示したことがあった」と偽装を認めたのである。

 当時の工場長は、偽装は判っていたが「社長は雲の上の人だから何にも言えなかった」と会見で語った。

 何たることだ。とんでもない!!。

 消費者を欺いても、自分達の利益や自分達を守ることの方が大事なのだ。

 今回の事件の食品は、全国の「生協」、つまり「安心・安全」を掲げた組織で売られていたのである。

 ただの安売り食品店やスーパーで販売されていたのではなく、信頼のブランドである「せいきょう」で販売されていたのである。

 ある家庭の主婦が「生協なんて信じられない」と語っていた真意が判明した。

 過去にも、生産者表示と箱の表示が全く違っていたり、中国産のポストハーベストの恐れのある農産物が大量に輸入され協の店頭に並んでいたり、最近の「せいきょう」は、まったく安売りスーパー並になっているとの指摘をよく聞く。

 以前に、地元の男の料理サークルの例会に間に合わせるために、近くの生協に「有機米」を購入に走ったことがあった。

 しかし、店頭を歩いても、「有機米」や「無農薬、減農薬」の表示のある「お米」がなかったのである。

 生協の店員に聞いたら、「売れないから」置いてないとの返答であった。

 「売れるもの」をという理屈だけで、全ての食品や農産物が生産、加工、売買されるとすれば、何でも安ければいいということになってしまう。

 せめて、安くするために施した食品の原材料や調味料、添加物などと防腐剤、凝固剤、発泡剤、蛍光剤など多種多様な化学的物質や加工の表示は厳正に行うべきである。

 口に入る食品の「安心、安全」を消費者が確認したり、確かめることのできる状態で、商品として売っていただきたい。

 また消費者に、選べる「選択肢」として、「無添加」「化学調味料など無使用」の加工品も、少し割り高でも表示して購入できる様に配慮して貰いたいと、強く訴える。

 消費者も、これを契機にしっかりと表示を確認し、安ければ何でも良いという食品購入を考え直す必要があるのではないか。

 大切な健康と「いのち」のために。

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1 コメント

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酷すぎるや内科。 (monta)
2007-06-25 23:08:10
 偽装なんてもんじゃないぞ。「詐欺」そのものじゃないか。
 社長も息子も、社員全員が共犯者である。

 「食べ物」「食肉」を雑多な血や粉や水で加工し、腐りかけはオゾン液を通して「再生」するなんて!

全く金儲けのために「発明」した「混合食肉もどき」を販売して、偉そうにしていた御仁なのだ。

 この社長と身内の罪は、年金不明の社保庁の職員や幹部と同じである。
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