ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

声のイメージ。

2010年12月12日 | 感じたこと
 みなさんも人生の一生で、多くの方との出会いを楽しみにされていることだと思いますが、私自身は仕事でも営業として、いつも見ず知らずの方のお宅に突然伺って仕事を進めることが主なので、現在も毎日のように初めて出会って言葉を交わす人が少なくとも10数人はいますし、時にはインターフォン越しとは言え50人以上の他人に自己紹介を皮切りとしての「声を届ける」ことがあります。

 先日、電話で前もってお話をさせていただいたとはいえ、初めて出会う方のお宅への訪問だったのですが、家から出て来られたご婦人が開口一番に、「あら、声のイメージとは全く違う体格の方だったですね」と仰ったのであった。

 自分の声は、昔テープレコーダーの時代に、何かのはずみで録音された自分の声を聞いた時、自分の声とは確信できない感じだったことを記憶していますが、少し丁寧な言葉を選んでの「よそ行き」の営業声だったためか、その方のイメージとは全く違ったのかもしれません。

 しかし、その奥様の先入観つまり個人のイメージでしかありませんから、また別の他人様で初めてお会いする方にとっては、どんなイメージかは定かではないのですが、ともかくこんなはっきりとイメージが違うと言われたのがはじめてだった、つたので驚きつつ、確かちっさくて細い方だと思ったとの、その奥様の声の印象だつたとのことで、自分が背が高くしっかりとした体格の大柄であることと、声の印象の違いを指摘されたのでありました。

 私たちは、営業という仕事の性格上、突然かかってきた電話での応対でも、先方さんの性別は間違うことはないと思いますが、年齢や性格まではっきりと憶測とは言えわかる場合は、非常に少なく、それなりに特に先入観を持たずに、初めての方とも気軽にお話をしているのですが、時には全く電話の印象とは違っていて、別の方かなと思ってしまうことはあります。

 「出会い」の妙とでもいうのでしょうか、初めての出会いのはずなのに、少しお話しただけで、何十年も前からの知り合いの様に打ち解けて、気軽な遠慮のない会話ができる方もいらっしゃいますが、たいていは度を過ぎることなく、最初は少し遠慮がちに話しているつもりなのですが、あつかましくお話してしまうこともあるのです。

 ともかく、私の声の印象が細くて小さい、つまり背は低くて小柄な人間だとの印象、イメージをもたれたということが初めてだったこともあって、声の演出とでもいうべきなのかもしれませんが、電話では「演技すること」もできるものだと感じました。

 いつもの自分らしさで会話しているつもりでも、相手との関係性や親密度によって、声のトーンやしゃべり方が変わる場合があるのですが、他人の電話での話し方を耳にすると、よくもあんなに声のトーンが変わるものだなと感心してしまうほどの「変化」を意識的にされている、特に営業職関係の仕事の方に接することもあり、女性の場合の無意識的な声のトーンやしゃべり方の変化には、時折びっくりするほどのこともあります。

 最初の出会い、印象がやはり大切な仕事でもあるので、今後も丁寧にやさしく好感の持てる話し方に努めたいと思うのですが、背が高くて大柄な印象のある話し方とは、どんな声のトーンでしゃべり方なのかと迷ってしまいそうです。
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