ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

虎どもの日

2008年05月05日 | 季節の話題
 「子供の日」にちなんで、ナゴヤドームでの阪神vs中日、7回戦のスタンドには、タイガースファンが掲げる大きな横幕に「虎どもの日」と遊び心の洒落が描かれていた。

 今日のデイゲームは、昨日の阪神の嫌な逆転負けのムードを吹っ切るかの様に、初回に何と連続7走者が得点するという「虎どもたち」が活躍し、宿敵?中田をノックアウトして、10-4で快勝した阪神タイガースの試合だった。

 「子供の日」の五月五日ではあるが、お昼の「みのもんた」の「今日は何の日」では、日本で最初のアフリカ象の出産に至るドキュメントを、その当時の映像を交えて放送していた。

 まだまだ新米の飼育員と獣医のコンビが、妊娠した雌象の出産までの一年数ヶ月を付き合いながら、破水してから小象が出てくるまでに二度の促進剤を注射してサポートして、ようやく産み落とされた小象の耳が動き、母象の乳を飲むまでの感動のドラマが放映されたのである。

 子供の日にふさわしいドキュメントであったのだが、人間の社会では、わが子を殺したり放置したり、虐待したりと、全く信じられない「親失格者」の犯罪が後を絶たない現実の中で、動物の世界の「いのち」の誕生の映像に、人が教えられることも多いのではと思ったのである。

 日本の15歳未満の子供たちの推定人口は、1982年より毎年減少していることが統計上明らかなのだが、昨年より13万人少なくなった1725万人の子供たちの将来に、明るく生きられる社会を用意してあげられるのは私たち大人たちの責任である。

 ある過疎の町の町長さんは、自らの町長の報酬を五十パーセントカットした上で、町の財政の厳しさの中から、町民の子供の出産に関して、三番目の子供に対して50万円、第四児に対しては百万円の祝い金を町から贈って、町民としての誕生を祝っているという。

 ほんとうに「子供は宝」である。

 わが町、京田辺市の前の市長も、「子供は宝だ」と議会では何度も答弁しながらも、就学前の児童の医療費の助成を小学生にまで拡大する議員たちの提案に対して、最期まで抵抗し、結局年間数千万円の助成金の増額を見送った上に、三期12年間の退職金として、数千万円を受け取って退陣されたのである。

 その前市長のご自宅の敷地には、退陣後に元もとあるお住まいとは別に立派な住居が新築されたのであるが、たぶん退職金などが原資で建てられたのだと思うと、違法ではないが何とも寂しい限りである。

 「虎どもたち」の勝利の喜びはさておき、「子どもたち」への行政、国の支援策は今後益々必要な時代に突入したと言える時代なのだが、後期高齢者医療保険制度同様に、無駄な公金支出を改めないで、歳出削減に躍起になっている政府の弱いものいじめの対象に「子どもたち」がならないことを切に望むものである。
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