ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

都市問題会議

2006年07月20日 | ちょっと可笑しいよ
 札幌での都市問題会議の初日は、予想以上に、まち期待はあまりしていなかったのだが、なかなか面白い話が聞けた.

 また.全国の知り合いの議員にも数人再会出来たのである。
 その中で一番嬉しかったのは、私が子供達の遊び場活動のリーダーをしていた20年ほど前に小学生の男の子だった青年が3年前にある市の市議会議員になっており、初めて会場で幼い頃の面影のある顔を見つけて、再会した事であった。


 特に、建築家,安藤忠雄さんの話は面白くて、大阪生まれの安藤さんらしく、ユーモアに富んだ話し振りに、聴衆は魅了されながら、肝心な「まちづくり」の精神としては、遊び心、勇気、発想などの大切さを語られ、ご自分の建築事務所のスタッフが東大出身者ばかりになって、マニュアル的人間では面白くなく、虫や土に親しみ、猫や犬を飼った経験などが重要だと指摘されたのである。

 ご当地,札幌の市長の話も,188万政令市の成長振りが,よくわっかた,
二人の偉大なアーチストの遺産と題して、イサム・ノグチがプロデュースした「モエレ沼公園」とレナード・バーンスタインが提唱したPMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)を紹介されたのである。

 他にも、日本海側での初の政令指定都市に来春なる新潟市長の、食物自給率67㌫の食と花の80万都市としての自覚と自信に満ちた話は、さすが前歴が新潟新報の新聞記者だけあって、理路整然とした説得力ある話であった。

 最後に講演されたのは、脅威の入場者数の増加で、北海道の観光の目玉になってしまった、旭川の旭山動物園の小菅正夫園長の話であった。
 なんと独特の動物生態学の視点らの動物たちの見せ方の大胆な改革から、一次は年間20万人台に落ち込んだ入場者数を、昨年は200万人にしたという画期的な話だった。

 いずれの講演も、さすがの実証的見地からの魅力ある、まちづくりの実例として、文化や遣り甲斐、そして住民の喜びを素直に力とする地方自治体の行政施策として、感動をも覚えるはなしであった。

 わが市の市長も、はるばる北海道まで来ていたので、しっかり聞いていただき、少しでもそのエッセンスを汲み取っていただき、わが町の市民参加でのまちづくりに是非活かしてほしいものだと切実に感じたものである。
コメント (1)
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