今年の師走は思いのほか暖かな日で始まったが、明日から徐々に寒さが増すそうだが、ヨーロッパでは異常な寒波が襲っている地域もあって、全世界中で異常気象や地球温暖化が叫ばれている。
先日まで行われていた名古屋でのCOP会議も、京都議定書以来のCO2削減目標や各国の政策的な思い切った決断や指導的率先するアッピールがなされたとは言いがたく、先進国と発展途上国または経済的にまだまだ発展がなされていない国々の思惑が表面化して、まとまるどころか指針すら見いだせなかったと言っても過言ではない状態で終わったようである。
日本国内にいると、最近やたら目立つのが「原子力発電のCM」であり特に関西電力の「星野仙一氏を囲んだ低炭素社会!の実現」というコマーシャルを見るにつけ、心が痛むというべきか、いい加減にしてほしいとさえ思ってしまうのである。
確かに「原子力発電」は、発電時のCO2の排出は、化石燃料による発電などと比べ物にならないくらいに「低炭素」かもしれないが、だから「安全だ!」などと信じさせようとしているふしのある関電のCMに、私は苛立ちすら覚えるのである。
あの野球における熱血漢ある元阪神タイガース監督であり、来期は東北楽天イーグルスの監督に就任が決まった「星野仙一氏」自身は、どう思っているのかは知らないが、この「原子力発電」の廃棄物の処理や放射性物質の始末は、とんでもないリスクと巨額の費用を投じても、絶対安全だとの保障がないという「厄介もの」なのであるが、そこんとこはまったく触れられずに、「原子力発電はCO2を発生が少ない」という一点だけで、いかにもクリーンで安全かつ地球温暖化抑制に役立っているというイメージを植えつけようとしているものである。
また黒木瞳さんを起用した同じく関西電力などの「オール電化」などのCMなども、将来のばら色の生活は、電気がすべてと言わんばかりであり、日本だけではないが、省エネルギーや電気以外のエネルギーとの併用なども含めた、本当に地球に優しく、生態系や自然に負担をかけない、リスクの少ないエネルギー消費についての議論や考え方が見えないままに、企業宣伝としてのCMがまかりとおっているのである。
以前にも記したことがあるが、テレビや新聞などのマスコミは、多くは巨大なスポンサーの経済力の上で成り立っているために、どうしてもこの電力会社などの現状や問題点などについては、論評を避けたり、CMの垂れ流しを許してしまう傾向が強いと思われる。
全く別の企業群だが、いわゆる「サラ金」と言われた「高利の消費者金融機関」の問題もメディアの大きな罪の部分があると思われるが、貸し金法の改正がなされ少しはグレーゾーン金利の問題点や自己破産に至らざるをえないまでの借金をさせない方向性が少しは出てきたと思われるが、この電力会社や原電のCMには歯止めがない。
今夕の夕刊に、関西電力は福井県の高浜原発三号機で、今月25日からプルサーマル発電と称される、ウラン、プルトニュウム混合酸化物(MOX)燃料を使用して発電を開始すると発表したと小さな記事で掲載されていた。
国民の多くがCMによって、安全かつ低炭素社会に貢献しているが如く思わせられる中で、環境や廃棄物リスクの大きい、新たな原発発電が進行しているのである。
先日まで行われていた名古屋でのCOP会議も、京都議定書以来のCO2削減目標や各国の政策的な思い切った決断や指導的率先するアッピールがなされたとは言いがたく、先進国と発展途上国または経済的にまだまだ発展がなされていない国々の思惑が表面化して、まとまるどころか指針すら見いだせなかったと言っても過言ではない状態で終わったようである。
日本国内にいると、最近やたら目立つのが「原子力発電のCM」であり特に関西電力の「星野仙一氏を囲んだ低炭素社会!の実現」というコマーシャルを見るにつけ、心が痛むというべきか、いい加減にしてほしいとさえ思ってしまうのである。
確かに「原子力発電」は、発電時のCO2の排出は、化石燃料による発電などと比べ物にならないくらいに「低炭素」かもしれないが、だから「安全だ!」などと信じさせようとしているふしのある関電のCMに、私は苛立ちすら覚えるのである。
あの野球における熱血漢ある元阪神タイガース監督であり、来期は東北楽天イーグルスの監督に就任が決まった「星野仙一氏」自身は、どう思っているのかは知らないが、この「原子力発電」の廃棄物の処理や放射性物質の始末は、とんでもないリスクと巨額の費用を投じても、絶対安全だとの保障がないという「厄介もの」なのであるが、そこんとこはまったく触れられずに、「原子力発電はCO2を発生が少ない」という一点だけで、いかにもクリーンで安全かつ地球温暖化抑制に役立っているというイメージを植えつけようとしているものである。
また黒木瞳さんを起用した同じく関西電力などの「オール電化」などのCMなども、将来のばら色の生活は、電気がすべてと言わんばかりであり、日本だけではないが、省エネルギーや電気以外のエネルギーとの併用なども含めた、本当に地球に優しく、生態系や自然に負担をかけない、リスクの少ないエネルギー消費についての議論や考え方が見えないままに、企業宣伝としてのCMがまかりとおっているのである。
以前にも記したことがあるが、テレビや新聞などのマスコミは、多くは巨大なスポンサーの経済力の上で成り立っているために、どうしてもこの電力会社などの現状や問題点などについては、論評を避けたり、CMの垂れ流しを許してしまう傾向が強いと思われる。
全く別の企業群だが、いわゆる「サラ金」と言われた「高利の消費者金融機関」の問題もメディアの大きな罪の部分があると思われるが、貸し金法の改正がなされ少しはグレーゾーン金利の問題点や自己破産に至らざるをえないまでの借金をさせない方向性が少しは出てきたと思われるが、この電力会社や原電のCMには歯止めがない。
今夕の夕刊に、関西電力は福井県の高浜原発三号機で、今月25日からプルサーマル発電と称される、ウラン、プルトニュウム混合酸化物(MOX)燃料を使用して発電を開始すると発表したと小さな記事で掲載されていた。
国民の多くがCMによって、安全かつ低炭素社会に貢献しているが如く思わせられる中で、環境や廃棄物リスクの大きい、新たな原発発電が進行しているのである。