「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

久しぶりの美味しい話

2015年06月16日 | 美味しい話




わらび餅を頂きました。
お稽古がお休みの時でしたので、ひとり占めで頂きました。
黒糖入りなのにさらに黒蜜を掛けて、冷やして、あま~くして。

旅から帰ってきた毎日旅行報告だけをしていたのではありません。
ちゃんと五日連続でお稽古もしていました。
六月に入り、紫陽花のお茶碗やお菓子で、
お土産話をしながらのお稽古でしたが。

朝茶事の計画が出て、亭主希望さんが、
夏らしいお菓子を手作りすべく策を練り始めました。
もうすぐそんな茶事をしたくなる、暑い夏がやってくるのですね。

手作りといえば、
「甘酒を作りたいので材料をかいにいきます。」
お稽古の帰りにそういっていた方からこんなメールが。

「甘酒が出来ました!めっちゃ美味しいです
タイミングが合ったら、持っていくので味見をお願いしますヾ(=^▽^=)ノ



中央の緑の粉は、きな粉です。」

そのあと追伸で、ご家族にも評判が良くて、
あっという間になくなったそうで。今第二弾を仕込み中だそうです。

最近甘酒の効果が見直されて、ブームの兆しとか。
甘酒を「飲む点滴」という人もいるくらいだそうで。
美容にもよく、腸内環境を整えダイエットにも効果あり。
また、頭皮を若返らせて美しい髪を作ってくれるという優れもののようです。

タイミングが合うのは何時かしら。
楽しみにしています。



にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村

聖ステファノ聖堂

2015年06月16日 | 日記
イタリアでは、カターニャ、ボローニャ、ミラノの三都市を歩きましたが、
そこではたくさんの聖堂を目にしました。

可能な限り中に入り、その荘厳な雰囲気を肌で感じてきました。

時には静かに静かに、朝のミサの邪魔をしないように・・・




最後に訪れたミラノの大聖堂はさすがに他を圧倒しました。
大修復がほぼ完了して、その姿は白く生まれ変わった様です。
屋上にも上り、遠くミラノの街も眺めてみました。



屋上はまだ修復途中ですが、なんとも場違いな、
何か気になるモニュメントのようなものがいくつか立っていました。


歴史の競演か、その真意を知りたいところです。

こうして多くの素晴らしい建築を見てきたのですが、
私の一番心に残ったのは、
ボローニアで出会った「聖ステファノ聖堂」でした。




ここは一つの建物ではなく、いくつかの建物が一緒になった教会。
その起源は5世紀までさかのぼると。
一緒に時代をさかのぼるかのように、古い様式へと教会が連なっていました。



一番奥の部屋に入った時の驚きを今も覚えています。


シンプルで、静かで。
ゴシック建築で飾られたあふれるような荘厳さ、
権威の象徴のような姿ではなく、
ただ祈りの場であるといったそれだけの、それでいて何か厳しさの漂う空間でした。

そう、千利休の茶室、「待庵」にも似たような。
ステンドグラスではなくて、石を薄く削ってはめ込まれた窓から入るかすかな外光は、
茶室の窓の自然の光にも似ているように感じてしまいました。

魂を救うという意味では、
人間は進化ではなく退化していると思われた一瞬だったと。


最後にカターニャのコンサートの時の和服の写真をおまけに。
荘厳でもなくシンプルでもなく・・・
コミック祭りではやはりコスプレかしらね。








にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村