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「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

心がなごみます

2011年05月09日 | 日記


こんなメールがありました。


「先生、お元気ですか!?昨日、UさんとHさんが遊びに来てくれました。
首もすわって扱いやすくなったので、今度のUさんとHさんのお稽古のときに、
息子をつれてお邪魔したいと考えていますが、大丈夫でしょうか?」

そして添付されていた写真です。



かわいいですね。

メールの主は、半年ほど前に出産して子育て中の方。
地震騒ぎで、初めての子育てにも神経を使われていたと思います。
でも一緒にお稽古をしていたお仲間の励ましもあったようて、
嬉しいことです。

先日の結婚の話といい、若い方の周りには明るい話題がたくさんで、
地震の落ち込みも吹き飛ばしてくれるようです。





端午の節句に初風炉の稽古

2011年05月07日 | お茶三昧


   「あやめ」なごみの米屋製

五月に入っての初めて風炉の稽古は五日、丁度端午の節句でした。

毎年おなじみの兜のお茶碗と、鯉のぼりのお菓子を用意して、
お節句を祝いながら、初風炉のお茶を点てて楽しみました。
いただいた「あやめ」のお菓子も色を添えて、皆さん大喜びでした。
連休中にお出かけで、わざわざ汲んできてくださった成田山の霊水も届き
鉄瓶で沸かして点てたお茶も、なんとも格別な味がしました。


東北の大震災の影響を受けて、四月はなんとなく気持ちも沈み、
さまざまな事情でお稽古の方も何人かお休みをされました。
お子さんや、高齢のご家族のいらっしゃる方は、精神的なケアーが大変だったと思いますし、
交通機関の不安定な中の通勤に、疲労がたまってしまった方もいらしたようです。
本当に、直接被害を受けなかった私達の生活でも、
違った形で受けた影響は大きかったと思います。

五月になって、出先で感じたゴールデンウィークの人出は、
予想以上に多かったように思いました。
少しずつ元気を出さなければという気持ちがわいてきたのでしょうか。

そうそう、これから先の明るさを暗示するように
社中の方にはうれしい話もありました。
かねてから交際されていた方との、ご結婚が決まったという報告を受けました。
「何時かしらね」と心待ちにしていた知らせです。
おめでとうございます。良かったですね。


炉から風炉へと移り、お茶も気分転換をしました。
又半年間、平和にお茶が楽しめますようにと祈らずにはいられません。


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連休の一日は ~永青文庫~

2011年05月05日 | お茶三昧

誘われて永青文庫で開催されている「禅僧の書画」展に行ってきました。



キーワードは「力強さ」「厳かさ」「ユーモア」「かわいらしさ」でした。

一見難解な禅僧の作品ということで、さあ勉強!と身構えていきましたが、
その深遠な境地を、ユーモアたっぷりの表現で語りかけている作品もあり、
ホッとした気持ちで楽しめました。
多くの「達磨」の画をこのように一度に観賞できたのも嬉しいです。
文字を見て納得したのですが、「起き上がりこぼし」の「こぼし」は、
「」からきているということ。
文字で見ると意味もおのずから理解できますね。

「達磨さん」のように、じっくりと動かずに忍耐強くありたいな・・とか、
「起き上がりこぼし」のように転んでも又起き上がる粘り強さがを持ちたい・・とか、
悟りの境地には程遠い私は、こんな軽い感想しか持てませんが、
一つ一つの作品から受ける迫力とその奥に潜む厳しさには、身の引き締まる思いもしました。

この「永青文庫」は細川家の屋敷の一部を移築したものですが、
椿山荘のとなり、目白の一角に緑の森に囲まれてたたずむ建物の姿は、
ハイカラでいて懐かしい、そんな風情が漂います。



観賞の後の流れで、「椿山荘」でお昼でもと出向いてみましたが、
連休の人出で、待たされた挙句に、席についた途端にライチメニューは品切れとなり、
お茶とケーキで一休とあいなりました。
ゴールデンウィークに入り、自粛ムードも少し解けて、
街中は予想以上に人が出ていたように思います。

せっかく来たのですから、お稽古の時に皆さんでいただこうと、
「椿」の文字入りのお饅頭をお土産に買って帰りました。


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本をお貸ししましたが・・

2011年05月03日 | お茶三昧



一つ上級の許状を申請された方が
「先生これからの準備として勉強しておくことはありますか」
とおっしゃったので、
「何か本でも紹介しましようか」
と一冊の本を貸して差し上げました。
「お茶の精神」についてやさしく書かれた本です。

「ありがとうございます勉強してみます」
と持ち帰ったのですが。
次の週、
「先生とても歯が立ちません。私にはまだ早いです。」
とすぐに返されました。
確かにまともに読んだら難しい本ですが、
わかりやすく解説が付いているので、
興味があれば何とか読みこなせるかもと思ったのですが。

潔いというか、正直というか。
私なら、わからないなりにもなんとか読んだふりをして、
「とても難しくてまだよく理解できませんが、
次に読むときはもう少しわかるようになりたいです」
くらいな事を云って、体裁を整えるところですが。

でもそんなことでは懲りない私は、それならこんな本はと
お茶にかかわる言葉について書かれた入門書を、本棚から見つけてきて、
次のお稽古の時に貸してさしあげようと、手ぐすね引いて待っていますよ。
だってせっかくやる気が出ているのですもの。
「何でもよいですから自分の興味に会う本を自分で見つけて手に入れてみては」
とも言わなくてはと思っていますが。
今そんな気持ちになった時が、
その方の新しいことに出会えるチャンスなんですよね。

そういえばね以前紹介した岡倉天心の「茶の本」を手に入れて、
「難しいですが面白いです」と読み始めた人もいます。

みなさん頑張っていますね。
さて私も何か新しいことに挑戦しなくては。

さあ虫干しをしましょう

2011年05月02日 | 和服生活


今日はどうやらお天気が持ちそうなので、予定していた虫干しをします。

ちゃんと整理しているつもりでも、一年たつと、
着物のしまいかたも適当になっていて、着たいものを探すのに苦労します。
風通しをしたら、わかりやすく箪笥に納め直すつもりですが、
つい片づける時に「ひとまずここに・・」なんてしまってしまうので、
何時まで持つかわかりませんけれど。

「使ったものは必ず元の場所に戻す」というお茶の片付けの精神を、
ちゃんと守ればいいのですよね。
言うは易く行うは難し・・
年に一度の虫干しと、風炉と炉の道具の入れ替えが、
我が家の整理整頓のチャンスになっています。

先日はお稽古で傷んだ着物と、
染め代えてもう一度生かしたい着物、そしてサイズ直しをして着たい着物を
仕立て屋さんに預けてきました。
紬はちょっと頻繁に着るとすぐ裾がすりきれます。
お稽古で着た着物は膝のあたりが薄くなっていたりします。
週に五日の和服生活は、もう日常義ともいえるので、仕方ないですが。
色々と相談に乗ってくださる仕立て屋さんなので、
それらを工夫してきれいによみがえらせてくれるので嬉しいです。
「もうこれ以上は無理ね・・」と諦めて捨てる時は、
そこまで着たという満足感がありますよ。

合計で九枚もお預けしたので、
「一度に仕上がってもお金がありませんから、
忘れたころに一枚ずつ仕上がるようにしてください」とお願いしてきました。


裏千家我孫子茶道教室



炉とも半年間のお別れです

2011年05月01日 | お茶三昧




昨日は四月最後のお稽古でした。

稽古の方を待つ間、
一人て濃茶を点ててみました。
半年間楽しんだ炉もお別れです。
過ぎてしまえばあっという間でした。

「五月から風炉ですよ」

お稽古を始めて間もない方には、風炉は初めての経験です。
又新しい世界に出会えるという期待に、にっこりとして。


季節か移るのですね。
私はこの夏は明るい出来事だけで終わることを期待して。
GWのお休みの間に風炉に模様替えです。


裏千家我孫子茶道教室