「ちよぎく」(赤坂 塩野製)
先日のお茶事の主菓子です。
今日朝久しぶりに太陽を浴びながらコーヒーを飲みました。
日差しは少し和らいできましたが、まだ長い時間は耐えられませんね。
でも日向ぼっこができる季節は近づいてきているようです。
日曜日に膨らんでいた秋明菊が開き始めていました。
さて、10月に茶事をします。
ご夫婦でお稽古をされているお二人の初陣です。
「やつと勇気を出して、覚悟を決めました」
と、春先におっしゃってくださいました。
初めてですから、私も、お手伝いの方達と一緒に、
全力でお助けしたいと思います。
ただ気持ちはあっても、まだできないことの多い体ですから、
お掃除など、見えないところは手を抜かざるをえませんが。
今朝ベランダに出て、
10か月もふきっさらしのガラスの汚れに、目を覆いました。
近くなったらガラス拭きをしなくてはと。
まだしゃがむという動作がきついので、
助っ人を頼まなくてはならないかしら。
あと三週間を切った今ですから、
できることは一つ一つ準備をしていこうと思います。
というわけで初陣のご主人は、炭手前の特訓です。
奥様がサウスポーで、お炭が大の苦手ですので、
これはご主人のお役になります。
奥様はお仕事の都合で、今月はほとんど海外にいっていらしているので、
ご招待状もご主人が担当し、先日下書きを書いて、
「これで良いでしょうか」と見せてくださいました。
お茶歴は奥様のほうが先輩ですので、濃茶は奥様が。
お二人で当日の流れを確認して、
それぞれの役を話し合って決めていただきます。
裏はベテランがしっかりとお手伝いしてくださいますから、
亭主として表のおもてなしを頑張っていただこうと思います。
正座のできない私は、もっぱら裏で、ご亭主の補佐ですが。
お茶事の準備がどれほど大変かを知っていただきつつも、
もうこりごりなんて言われないように、
何倍も楽しいこともあり、勉強になるということも、
この初陣を経験して、味わっていただきたいです。