「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

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名残の茶事に思うこと

2012年10月17日 | お茶三昧

明日は有志による「名残の茶事」です。

風炉の灰を作り終えて、ふと思い出しました。
もう十何年も前のことですが、
初めて藁灰を教えていただいた時のことを。

名残の時期に、先生がお茶席を持つことになり、
数日前に準備のお手伝いをさせていただこうと伺うと、
「藁灰にしようと思うの」と待っておられました。

さあ初体験です。
何時間もかかって一本一本並べました。
あの時ほど自分が不器用だなと思い知らされたことはありません。

あの灰がそのままお茶会で使われるわけもなく、
先生はちゃんと作りなおして、当日を迎えたはずです。
準備に忙しいときに、
藁灰作りの体験をさせてくださった先生に本当に感謝です。

実はその先生が、腰の痛みで入院されたという連絡を受けました。
翌日お見舞いに病院へ。
顔を見た途端に「だいじょうぶですか」と
手を握りながら、何だかじ~ときてしまいました。
80才を越えられても、まだまだとてもお元気な先生ですが、
今年のお誕生日をお祝いして差し上げてから、
少しご無沙汰していました。
退院されたら、もう少しまめに顔を出して差し上げようと思いました。

さあ明日のお茶事、皆さんに頑張っていただきましょう。。
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