「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

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ひも結び・帯結び

2018年03月16日 | 日記

お茶のお点前には、様々な紐結びが出てきます。
正しくきれいに結ぶことも大切です。
そして手際よく始末することも。
今は仕覆のひもは短いものが多いですが、
昔は長緒が基本であったそうです。
それを様々な結び方にすることで、
他人が結びなおしたらわかるようになっていたそうです。
毒を盛られるという危険もあったのでしょう。

でもこの紐結び、なぜか得意不得意があるのです。
他のことは何でも上手なのに、紐結びだけは苦手という方がいらして、
蝶々結びが苦手なんですという方も時々いらっしゃいます。
結ぶというのは、特殊な運動神経が必要なのかしらと。
私は運動神経はよくはありませんが、ひも結びは好きなんですよ。

先日ある方の稽古着の後ろ姿を見て発見。
「あらあ結び目が縦結びになっていますよ」
「そうなんです昔から、後ろで結ぶの苦手で縦結びになってしまうんです。」
何だか子供みたいで、かわいらしくて、笑ってしまいました。

先日結ばない帯結びの新しいやり方を教えていただきました。
それからは早く上手になるようにと、稽古の度にちゃんと頑張っています。
他人の結んでいるのを見ると、理屈がよくわかるのですが、
はて、自分の後ろではどういうことになっているのかの感覚が、
初めはよくわからずに、ちょっと手間取りました。
さすがに今日は三日目め、結ぶのも三回目になります。
やっと感覚がつかめてきて、手の動かし方がわかってきました。
これなら、以前の結び方と同じ時間で仕上がると、自信がつきました。

紐の扱いも、考えてするより、手が覚えるような気がします。
苦手な方、一度でもたくさん結んでください。
と言いつつ、我が家の稽古用の仕覆の紐が、どれも風前の灯状態なのです・・

こういうものの消耗も、家電製品と同じで、
何故か一度に幾つも駄目になったりするのですね。
何十年も使っていますから、仕方ないかしら。

 


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