「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

鮎の解禁

2022年06月18日 | お茶三昧

 

歌人、井伊文子さんの歌です。
「けたたましいよしきりの声を含みあしたの青葉濃さを増す」

鮎の解禁日は、地方によってまちまちのようですが、
早くて六月から、遅くても七月にはアユ釣りを楽しむことができるようです。
今年も「たねや」さんから、和菓子の「稚鮎」を送ってもらいました。
箱の中に写真のような歌が添えられていました。
近江の「たねや」さんならではですね。

本当に、今は雨に打たれながらも、
緑がどんどん濃くなっていきますね。

お茶事用の主菓子とお干菓子が決まり、全グループ分注文も済ませました。
今回は若い方が、色々と探して候補を見つけてきてくださったのです。
これぞと思うものを試しに買ってみて味見も済ませました。
見た目も味も合格でこれにしましょうとなりましたが、一つだけ難点が・・
竿物なので、等分にカットしなくてはなりません。
私は竿物のカットが下手で一番苦手で、いつも大きさが微妙に違って、
申し訳ないなあと思っているのです。
「大きさが違ったら、あっちが大きいなんて、泣かれちゃうかも」
と言ったら、
「大丈夫ですよ、みんな大人ですから。」と。
始めていただくお菓子、楽しみにしていてくださいね。


「お菓子を決めるのは大変なことだとわかりました。」との感想も。
日々の稽古のお菓子を準備する私の苦労もわかってもらえて、
今回の経験が勉強になったようで、任せて良かったです。

新しい布巾もたくさん仕上がって、出番を待っています。
七月のお茶事の時からどんどん使い始めましょう。