「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

三か月の空白を耐えて

2020年06月06日 | お茶三昧

六月から稽古開始。
来週にでもと思っていましたが、ご希望にこたえて、
フライイングの方達の稽古を今日から始めました。
このような時期だから、お洋服で良いですよと言いましたが、
いつも通りお着物でいらした方も。
着物にマスク姿も、当たり前の景色になるのでしょうね。
稽古のできる幸せをかみしめながら、これ以上何おか望まんと。
皆さんの久しぶりの緊張したお点前に、そして終わってのほっとした笑みに、
三か月の空白も一気に埋まった感があります。

空白と言いましたが、皆さんそれぞれの環境で、
この様な時だからこそと、できることは何かを模索して、
無駄な時間にはしていなかった様子で、頼もしく感じました。
お茶に向かう姿勢が又少し変わったとしたら、
これもあながち無駄な時間ではなかったと思います。

でも決して以前の生活に戻ったわけではありませんね。
いつまた、お稽古のできない事態が戻ってこないとも限りません。
今できる時間を大切にして、次に何が来ようとも、
対処できる心構えだけは、持っていたいと思いますね。
普段、掛け声のように、つい軽々しく口にしてしまう「一期一会」
こんな時だからこそ、身に沁みて感じられるのでは。



このようなものをあちらこちらに置かなくてはならない、
一抹の不安も抱えての稽古再開でしたが、案ずるより産むがやすし。
徐々にこの環境にも慣れて行けそうです。
でもさすがにマスクは、これからは暑いですね。
メガネを首から下げるように、マスクも時々外して、
首から下げる様にしたらどうかしら。
そうすれば、どこに置こうかしらとか、
顎の下にずらそすのもちょっとねとか、悩むこともないですよね。