赤い糸で結ばれた、ポットとカップ。
役目は"しおり"
いかにも外国の物という感じ
ちょっとコロコロするので、
バックの中にいれて持ち歩く本ではなく
ベッドの脇の小さなテーブルの上にある、
いつまでも読みかけの本に挟まるのに丁度いいい
だから
時には1~2ページしか歩かないしおりに
私は"まどろみ用"と名付けたり
もしほかの人の所に行ったら
木漏れ日がちらちらする
微かな風が耳元で囁く
そんな窓辺のテーブルに置かれて
ご主人様と午後のコーヒータイムを過ごすような
もう少しロマンチックな生涯だったかもしれない
でも名前はきっと同じまどろみ用iかも
だってしおりは
忙しい人か
読み始めると決まって眠くなる人のために
あると思うから
明日注文した本が一冊届く
小説ではないから
このしおりが活躍しそう
傍に置いてあるだけでもちょっと幸せになるしおり