「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

さらりと読める「茶湯一会集」

2017年10月06日 | お茶三昧

井伊直弼の著した茶の湯の名書「茶湯一会集」。
筒井紘一先生が、さらりと現代語で読めるように、
訳して監修してくださっています。

茶会における主客の心得が丁寧に語られています。
そして序文には「一期一会」の語が。
今では誰もが、軽く口に出すこともある言葉ですが、
「一期一会」とは、茶人にとっての心の有りようを厳しく教えた言葉として、
初めてこの本の中で使われた言葉です。
また茶事を終えての亭主のその一日を振り返る姿を、
「独座」「観念」という言葉で語っています。

お茶に精を出し、茶事でさらに学ぶ機会を持つようになったら、
ぜひ読んでほしい本ですね。
現代にはそぐわない部分もありますが、
その精神と心得は、変わらないものとして、
心に深く、しっかりと留めておきたいです。
近く茶事をなさる方にも、すぐにでもと思いますが。


さて昨日は稽古を終えた後、社中の方と、
来年の新年顔合わせの茶会のための、茶室の予約に行ってきました。

恒例の場所ですが、三か月前から予約が始まります。
希望の日がまだ空いていてすぐにその日を押さえました。
平成30年1月21日の日曜日です。
早速皆さんにお知らせして、予定しておいていただこうと思います。

 

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