台風が上陸しようとしています。
そんな週末、台風のように過ぎました。
昨日はオペレッタ「チャールダーシュの女王」を聴きに。
池田理代子さんが、初代チャールダーシュの女王役で、
久々に舞台に立つというので応援に。
村田孝高さんの歌と演技は、ますます磨きがかかって魅力的に。
其方は安心して楽しめたのですが、
理代子さんは十日ほど前に、肋骨にひびが入っていたと聞いていたので、
そのことが心配で、声を出したり、踊ったりするたびに、
大丈夫かしら、辛くないのかなあと。
素敵な衣装が着られるから、舞台に穴はあけないといっていましたが、
それは冗談で、責任感からの頑張りだったと思います。
こちらは終わってホッとしました。
舞台はとても暖かな、素晴らしい雰囲気のうちに、幕が下りました。
さてその舞台の余韻に浸る間もなくも、
今日は五時前に起きて、七時台の新幹線で名古屋に向かいました。
台風の近づく中、徳川茶会に。
前日から着物はもう無理とあきらめました。
もし帰りに新幹線が止まったりしたら、大変ですものね。
そんな最悪の事態も予測してです。
濃茶席の待合ですが、ビニールの覆いの下で雨をしのぎながらです。
前回はさわやかな風を感じながら、ここでお菓子をいただいたのですが、
さすがに今日はお席の中で。
薄茶席に続く道もこんな風に。
天候の影響で、少しは出足も鈍ったのでしょうが、
多くの方たちが、それも半数以上和服で参加されていました。
受付で、薄茶席11時50分から、濃茶席13時05分という券を頂いたので、
今回もまた、10時からの早いお点心でした。
御茶席や、お道具の写真は撮れませんので、
またまたお点心の写真でお許しくださいませ。
濃茶席では筒井先生のわかりやすいご説明で、
いつもながらの楽しい和やかな雰囲気のお席でした。
偶然でしょうが、床のお軸が、先日の藝大茶会で拝見した軸と同じでした。
一休宗純の墨跡「初祖菩提達磨大師」
由緒あるお軸は何度拝見してもよいですね。
このお軸にまつわるお話も興味深く、
丈の長いこの軸のおかげで、床の天井が高くなったと。
おかげさまで、少し衰え気味の脳裏にもしっかりと刻まれたと思います。
お茶会の後も名古屋を見物しようと、
遅めの出発で予約した帰りの新幹線の切符でしたが、
台風上陸の前に東京に戻ろうと、時間を早めて帰路につきました。
オペラの余韻と、お茶会への期待のためか、
興奮してあまり眠れなかった昨夜です。
今日は早めに休みます。
選挙の結果もほぼわかりましたしね。
こちらの結果に台風の影響は出たのやら・・・