ホテルオークラで開催された、「茶と花の融合展」に行ってきました。
・茶花講演
・生け花作家のデモンストレーション
・花展
等を見て、二席お茶席に入りました。
花入れに納まった野の花は、可憐であったり、凛々しかったり。
流儀花の花展にはない趣がありました。
一つ一つ確かめる野の花の名前も、いとおしく感じてしまいました。
午後は特別講演会として、
林屋晴三先生の「名碗は語る」を聞くことができました。
先生のお茶碗に対する深い愛情がしみじみと伝わってきて、
「名碗を持ったら、それにふさわしいお点前をすることが、名碗に対する礼儀」
という一言が心に残りました。
どのお茶碗が一番かといわれれば、
今は「喜左衛門井戸」が一番好きとのこと。
あまたの名碗をその手に取り、
お茶を頂く幸せを味あわれたとのこと。
我々には夢としか言えない体験ですね。
御茶席は、あえて自分の流儀は避けて、
表千家と武者小路千家のお席に。
自流に凝り固まった頭には、時々他流を拝見することで、
新しい発見があったり、リフレッシュもできて、
又、自分の流儀の良さを見直すこともできるものですね。
台風が近づいていて、はっきりしないお天気でしたが、
会場は花と和服で、格別のハレの世界を楽しめました。