"調子はどうでぇ" (江戸っ子のゴリラ)
近々、真のお点前の引継ぎをします。
伝授される方は御年84歳なのですよ。
米寿を目標にお茶名をと、頑張っておられます。
このまま頑張られればもう少し早く達成されると思います。
「最近足がちょっと」と嘆かれることもありますが、
私も粘り強く応援して差し上げたいと思っています。
米寿といえば八十八歳ですが、
十年ほど前に還暦を迎える方に、
記念のお茶事をしていただいたこともあります。
還暦と同じ意味で、「華甲」(かこう)という言い方がありますね。
「華」の字を分解すると、6つの「十」と「一」になるところから来るそうです。
「甲」の字にも意味があって、これは「甲子」のことで、
「甲子」は十干・十支の最初であるので、かぞえで六十一歳になる。
つまり還暦と同じということだそうですね。
そんなことを知ったとき、面白くなり、
他にはどんなものがあるのか一通り調べたことがあります。
古希( 70才) 喜寿(77才) 傘寿(80才) 半寿(81才) 米寿(88才)
卒寿(90才) 白寿(99才) ・・・・
古希は古来希な年という意味ですが、
今は希ではなく、当たり前になりました。
他ははみな文字から類推して、なるほどとわかりますね。
さらにその上に「茶寿」というのがあります。
これは108才のことで、草冠は分解すると十が二つ、
下が八十八に分解できるのですね。
八十八足す二十というわけで。
茶の字が煩悩の数と同じ百八になることが、
なんだか面白く思いますね。
実は還暦よりも前もあったのですが、
私にはもう関係ないので、興味なしでした。
ちなみに、厄年は60才以下の年齢にしかないとか。
還暦以上は、皆おめでたいので厄は無しだそうで。
さて、「茶寿」まで生きるのは大変そうですが、
なるべく長くお茶を楽しみたいとは思っています。
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