goo blog サービス終了のお知らせ 

「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

お茶会の準備

2024年01月15日 | お茶三昧

綺麗な柚子をたくさんいただきました。
早速の柚子三昧で、なににでも柚子です。
柚子の香りで、お料理が一味違うので楽しめますね。

社中全員の顔合わせの新春茶会が近づきました。
先週、市のお茶室に正式に手続きを済ませてきました。
お借りするお道具、持ち込む道具の一覧表も作成して、
今日はいよいよ道具を出して荷造りの準備です。
あれは何処に・・これはあそこだったかしら・・と、
前日でないと準備できない物以外はすべて出したはずです。
と何とも頼りない言い方ですが、最近時々抜けることもあるので、
一覧表を見ながら二重三重のチェックをしないと、安心できません。

今週末の天気予報は雨模様とか。
何とか念力で、雨など降らせないようにしたいです。
干支である辰のお茶碗やお菓子も使います。
龍は雨を呼ぶそうですから、心配しています。

さて、新年もあっという間に15日の小正月。
小豆粥をいただく習わしですね。
お正月の行事もこれで一段落。
これからは、一年で一番寒い時期です。
体調に気を付けて乗り切りましょう。

 


後輩は小学生

2023年12月19日 | お茶三昧



毎年頂くお菓子の家ですが、
いつも少しずつ皆さんと食べてしまって、クリスマス前には形が無くなります。
今年は眺めることを目的にして、
きれいなままクリスマスを迎えさせてあげようと思います。

お稽古に通われる方々は、皆さん私より年下です。
私が60代のころは、年上の方もいらっしゃいましたが、
高齢になられて、通うことが難しくなりました。
今は後期高齢者の私が押しも押されぬ最長老です。

「後輩が入門されましたよ。」
と30代方にお知らせすると、
「わあ」と顔をほころばせて。
20代で入門されたその方も、何時しか気が付いてみると30代半ば。
それでも周りはお姉さまばかりです。
やっと先輩になれましたと喜びましたが、
でもその後輩は、小学校一年生と二年生なのです。
歳の差ありすぎですね。

私も何十年かぶりの小さい方とのお付き合いです。
そのエネルギーに負けないように頑張らなくては。
でもさすがに若い。
小さな体で、動作はおぼつかないのですが、
教えたことを何でもすっと吸い込んでしまうので、頼もしいですよ。
お母様は、お一人は一緒にお稽古、
もうお一人は独身時代に通われていた方で、今回は付き添いです。
でもお稽古を見守りながら、
「こんなのんびりした時間は、家では持てないので、癒されてます。」
と、娘さんの点てたお茶をおいしそうに味わっていました。
ハラハラしながらの付き添いも、大変だと思いますが。

 


初陣

2023年11月14日 | お茶三昧

12月をおもわせる寒い一日でした。
若い方が、お茶事の亭主初体験をしました。
まさに初陣ですね。
周りを固めるのは皆さん年上のお姉さま。
お水屋はベテランぞろいで、一丸となって支えて差し上げましたので、
緊張の中にも大過なく最後まで務めることができたとおもいます。



皆さん退院直後の私を気遣ってくださいましたので、
私は下火を熾して、お湯を沸かす準備くらいで、
あとは初めてのご亭主さんに、
ご挨拶も言葉のアドバイスなどをして口だけ時々出せばよく、
今までになく手のかからないお茶事でした。
それだけ皆さん経験を積んで、考えて動けるようになったということで、
とても嬉しく思いました。

濃茶は各服点てで、薄茶はすべて替え茶碗でしました。

千鳥の盃は、感染対策で、同じ杯を飲みまわすわけにはゆきませんので、
そこだけはまねごとにしましたが。

始めてで、お客さんも四名ということで、三時間半には納まりませんでしたが、
思ったより流れもよくできましたので、合格ですね。
初めてのお客様も、正座の大変さに耐えなくてはならなかったこと以外は、
とても楽しく、良い経験をさせていただきましたと、喜んでおられました。

私も前日と当日、それなりに動きましたので、
退院後間もないので疲れが出ないかと心配でしたが、
何とか乗り切れました。

「やはりお茶事は良いですね。」と、皆さんの感想です。
お疲れ様した。


前日準備

2023年11月11日 | お茶三昧

明日は炉開きの稽古茶事をします。
午前中から亭主役さんの四名がいらして、準備をしていかれました。
茶事の稽古で嬉しいことがあります。
ベランダのガラス戸がきれいになることです。
ベランダを露地として歩くので、ベランダ掃除と一緒に、
ガラス戸もきれいに拭いてくださるのですよ。
たった三メートルほどしか歩きませんが、
露地草履を履いてそれなりに、気分を盛り上げていただけます。

蹲に水を張り、外の準備は終わり。
あとは、お懐石の道具一式を出し、必要なものを次々と準備して、
簡単に流れにそってリハーサル。
最後にドラの打ち方の練習をして終わりました。

いつもですと、私が時間を見ながら少しずつ準備をしておくこともあるのですが、
今回は二週間の入院というアクシデントがありましたので、
出来るだけ皆さんでやっていただくことにしました。
今日色々言っておきましたので、明日は少しのんびりと進行を見ていられるかしら。
でもお客様に経験の浅い方がいるので、
そちらの方にエネルギーヲ注がなくてはならないかしらね。

明日は12月の気候とか、これまでとちがってだいぶ気温も下がるようです。
それはそれで寒く無いようにと体調が気にかかるものです。
楽しい一日にしたいと思います。

 


夏の終わりに一仕事

2023年09月19日 | お茶三昧

今日はまだ33度を超える予報の都内まで、
茶道体験の授業をしに行ってまいりました。
あと二~三日で少しは涼しくなるようですが、
それにはちょっと間に合いませんでした。

単衣の着物で、お手伝いの方二人と一緒に三人で、
子供達とのひと時を楽しんできました。




三年生二クラスで、二時間の授業をしました。
目標は①仲良く活動すること。②あとかたづけまでちゃんとすること。
でしたが、皆とてもよくできて、かわいらしい三年生でした。

わたしたちは、たまに行って、「可愛いわね」で済みますが、
二十五年前まで30年間過ごした学校現場ことを思い出すと、
毎日子供達と過ごす先生方は、そうとばかり言っていられないのではと。
わたしたちが授業をしているときくらい、のんびりとしていただきたいのですが、
やはり子供たちがちゃんと活動しているか、
常に目を届かせていなくてはならないでしょうから、
本当にご苦労様と思ってしまいました。

三時間目、四時間目と無事におわって、
子供達は給食になります。
わたしたちも片付けを済まして、駅前お決まりのお店でお昼にしました。



おにぎりランチを、一仕事済んでの感想を語り合いながら頂きました。

暑いことを覚悟していたからでしょうか、
心なしか風も爽やかに感じ、
まぎれもなく秋は空の遠くで覗いていると思いました。
この日のために、体調を整えて備え、無事済ませてほっとしています。
これで予定していた夏のお役目は終わりました。

 


立秋

2023年08月08日 | お茶三昧

八月に入り、ブログの更新をしないままに、はや立秋です。
まだまだ秋というにはほど遠い毎日の暑さですが、
この声を聴くと一抹の寂しさを覚えるのはなぜでしようか。

先週は、地元の花火大会が復活しました。
久しぶりに、ベランダから眺める花火を堪能しました。
心なしか、時間が短縮されたようにも感じましたが、
混雑による事故のことや、費用のことなどいろいろと都合があるのでしょうね。

お稽古は逆勝手など楽しんだりしています。


暑い時期のちょっとした気分転換ですが、
どなたかが、
「先生は、私たちの暑さでぼ~とした頭に喝をいれてくださっているのね。」
とおっしゃり、それもありかもと否定もせずです。

さて今日は十年ぶりにお顔を見せてくださった方が。
結婚なさってお稽古をお休みされ、
すぐにお子さんが生まれ、あっという間に三人のお子さんのお母さんになられ、
「もう四十ですよ。」に、時の経つの速いものだと。

お茶に興味ありという、小学校二年生のお譲さんと、
今年中学生になられた息子さんとご一緒に、夏休みの茶道体験に見えられたのです。
お茶に興味ありのお譲さんは、なんとなかなかの歴女。
室町時代から明治まで、小学校二年生とは思えぬ知識をお持ちで、
私もたくさん問題を出されて、たじたじでした。
私も負けじと大人げなく、マニアックな問題で応酬しましたが。


楽しそうに何度もお茶を点てる体験をして、二時間ほど過ごしました。
お兄さんは鉄道オタクのようで、鉄道の話になると、食いついてきましたよ。
とにかくお茶を点てながらの、にぎやかで楽しい時間を過ごしました。
お母さんは下のお子さんがもう少し大きくなるまで、忙しい毎日でしょうね。
次にお会いできる時は、また成長したお子さんたちの姿が見られるかしら。

さて明日からは稽古日が続きます。
少しは暑さも遠慮してくれると、いらっしゃる方々も助かりますね。

 

 


腰ひもを二本作りました

2023年07月30日 | お茶三昧

着物の腰ひもが、だいぶ傷んで擦り切れてきました。
呉服屋さんに行けば売っていると思いますが、
余り布がありましたので、自分で作りました。
二本作りましたから当分大丈夫でしょう。
卓上用のミシンを持ち出して来てダダダと縫いましたから、
たちまち出来上がり。
手間がかかったのは、ミシンの使い方を思い出すことかしら。
昔使った道具は覚えていても、最近手に入れたものは、
すぐやり方を忘れてしまいます。
たまに使うものはダメですね。
これも年のせいでしょうか。

手ごろな葉を何枚もいただけたので、「葉蓋」のお点前ができました。
濃茶の「名水点」と「葉蓋」そして「洗い茶巾」と、
これで酷暑の時期のお点前がすべてできました。

前回名水のについて触れましたが、
宇治、伏見などのご名水に詳しい方から、メールをいただきました。
今に残る、飲用可能な名水もまだまだあるようです。
汲みに行くことはかなわなくても、名前だけでも上げて、
お稽古で気分を出して楽しみたいと思いますね。

あすは病院に、内視鏡での膵臓の定期検診に行きます。
朝食抜きでこの暑さ。
検診も命がけです。


好きでなければ・・

2023年07月14日 | お茶三昧

暑い一日の午後の一服です。
ここのところ、稽古のない日や、稽古の合間に、
一点前して一服いただいています。
点前は時には真のお点前だったり、茶箱だったりと、色々ですが。
長いお点前に膝が耐えてくれて、最後に何とか立てたときは、
ここまで回復してくれた膝に感謝したり、拍手したりです。
お医者様には、正座は負担がかかるので、ほどほどにと言われているので、
調子に乗らないようにしていますが。

お稽古は、名水点や洗い茶巾、そして葉蓋と夏のお点前を挟みながら、
「心頭滅却すれば火もまた涼し」とばかり、
真台子を出して、さあ頑張りましようと難しいお点前に取り組んでいます。
エアコン効かしての茶室ですから、大丈夫ですけれどね。

お茶のお稽古をなさっている方はよく耳にする利休百首( l利休道歌とも)ですが、
「上手にはすきと器用と功積むと この三つそろふ人ぞ能くしる」
という一首があります。
上手(功者)になるためには、第一に好きであること、第二に器用であること、
第三に粘り強く続けることと、と教えているようです。
好きこそものの上手なれとはよく言いますね。
器用であることはもちろん大切な要素ですが、
最終的には、粘り強い人にはかなわないようにも思います。
私が続けてこられたのは、「好き」の一言につきますが。

この暑い中お稽古に通われる皆さんも、きっと「好き」だからでしょうね。

 

 


省エネと言われても

2023年07月02日 | お茶三昧

もうエアコンなしでは稽古もできなくなりました。
省エネと言う言葉に逆らうしかありません。

何年かぶりに、夏の着物を新調しました。
夏の和服の外出着はそれ程頻繁に出番はありませんから、
もう一生、今あるものを大切に着れば大丈夫です。
しかし、稽古着となると、汚れたり、擦り切れたりと、
消耗が激しいので、もう諦めようと思うものも毎年一枚くらいは出てきます。
そういうわけで、自分で手洗いできる麻の着物を仕立ててもらいました。
最近は若いころに比べて身長も縮んでしまいましたし、体型も変わりました。
仕立てていただくところで、あらためて、
自分の着やすい寸法をいろいろと測ってもらい、微調整しました。
和服は誰にでも合うようでいて、洋服のようにその人に合った仕立て方をすると、
着心地が随分と違うそうなので、着るのを楽しみにしています。

最近知ったことですが。
武原はんという舞踊家がいました。
12才で舞い始めたそうですが、この方が80才を越えたころに、
「この頃になって、ようやく型に心が追いついてきました。」
と語ったそうです。
さすがに芸に生きた人の言葉は、すごいと思いました。

私など五十年お茶をしてきましたと言っても、それだけですものね。
少し前に、何かの話題に、
「もうやり残した事はないからいつあの世にいってもいいわ。」
などと冗談にでも言った自分に、「こら!!!」と言いたいです。

梅雨明けを待たずに、この暑さ。
どうぞご自愛ください。
七月もよろしくお願いいたします。

 


お稽古できないかしら

2023年06月19日 | お茶三昧

先週、またまた贅沢な時間を過ごしました。
今回は自力ではなく、ご招待でした。

日比谷にオープンした、
「サロンド・ニナス」でのアフタヌーンティーです。
日比谷公園を望める開放的で素敵な空間でのスイーツ三昧でした。
でもちょっと情けないことに、美味しいものを目の前にして、
全部食べられない口惜しさ。
若いころならぺろりとお腹に納まったでしょうに。
そうなんですよ、最近はお寿司やさんでも、
シャリ小さめになんて言わなくてはならないのですから。
欲をかかずに、美味しいものをいただけただけでも幸せでしたが。

そんな優雅な時間の後は、稽古日が続きました。
これもまた私には、大切な時間ですよ。

お稽古に来られた方が、
「今日はお稽古できないかもしれません。膝が急に痛くなりました。」
とおしゃるので、
「大丈夫ですよ。テーブルでできますから。」
とお釜を移動して、急きょ椅子でお稽古することにしました。
こんな時の立礼コーナーです。
まだ平点前に入ったばかりで、柄杓の扱いに四苦八苦しておられますが、
テーブルでもすることは同じですので、問題なくお稽古できました。

さて、「りゅうれい」という言葉を使いますが、
一般的に椅子でできるお点前を指したりしていますが、
本来裏千家で「立礼」と言うと、
「点茶盤」という棚を使った正式なお点前です。
「立礼」は明治になってから、11代玄々斎が考案したお点前です。
「文明開化に伴い、外国の方との国際交流も盛んになるだろうから、
そんな時に、椅子やテーブルでお茶を差し上げて楽しめたら。」
という思いからだそうです。
実際に使用されたのは、明治五年に開かれた京都博覧会の時が、
初めてということです。
玄々斎の立礼は「立礼式」と言って、お棚と言えども正式な格調高いお点前で、
今は土間や野点などの応用も見られますが、
本来は、広間の座敷で行われるべきものです。
風炉を用いますが、季節を問わず、濃茶、薄茶、炭手前もあります。

今は、たくさんの人にお茶に親しんでいただこうと、
色々な流派のテーブルスタイルのお点前があり、
皆さん自由にお茶の空間に浸れるというのも、幸せなことです。
時代によって、目的にたどり着く手段はいろいろと変化していくのでしょうが、
時には少しでも源流をたどることにも興味を向けてほしいと、
50年以上もお茶と付き合っている私は願ってしまいます。

鬱陶しい梅雨ですが、外に出る気分転換の予定を作って、
すすんで楽しもうと思っています。
皆さんも体調にお気をつけてお過ごしくださいね。

 

 

 

 


お茶を点てることと飲むこと

2023年06月12日 | お茶三昧

12年前のお茶会でのスナップを見つけました。
女性に囲まれて、真ん中の奥の方に白髪がちチラッと見えます。
初めはちゃんとお姿が見られたのですが、
あっという間にたくさんのご婦人方に囲まれて、
このような写真になりました。
12年前の鵬雲斎大宗匠です。
今年百歳になられましたが、ますますお元気で、
海外でのご講演などの様子も伝えられていますね。

お茶を点てることと飲むことについて、
茶書にある言葉などから探ってみたことがあります。。

茶書「草人木」にこのように書いてあるそうです。
「茶の飲みよう、いかにも静かに一口一口、噛むように飲むべし。
いかにも小口に飲むべし。大口に飲めば風味おぼえぬものなり。
飲みはたしには、大口にのむなり。おりの残らぬようにとなり。
紹鷗は茶だにぬるくならずば、一日にも飲みたきといわれしなり。」

心を込めて点てて頂いたお茶を、
感謝しながらかみしめて飲みなさいと言ってるのでしょう。
飲み終わりは、思い切りよく吸い切り泡の残らぬように飲み干すことと。
皆さんお作法として心得てやっていますよね。

点て方についても、
点前作法について、表千家の如心斎の言葉が「茶話抄」に。
「如心申さるるは、茶の点前初めはいかにも静かに大手やかに仕習うべし。
次第に功を積みぬれば、ちょうどよいほどに成るものなり。
上手ぶるは諸芸ともによろしからずとかや。
茶の稽古は、四角なる物の、次第に丸くなる道理、工夫あるべしとぞ。」
とあるそうです。

当たり前のようで難しいです。

ちょっと長くなりました。

 

 

 


そろそろ梅雨入り

2023年06月05日 | お茶三昧

「親しきもうとくなりける人の世に 古巣忘れずとぶつばめかな」
宗峰画 柳に燕図
大網和尚遺詠を賛として
太玄老師のお筆です。

この時期に掛ける好きなお軸です。

駅からの道すがら、ビルの駐車場にツバメの巣があります。
毎年ツバメがやって来るのですが、
今年も親燕がせわしく飛び交う姿が見られます。
ほほえましくも、ほっとする時間です。

まだ親しい友とは頻繁に連絡を取ったり、会ったりできていますが、
これからはだんだんと思いがあっても、行動にうつせなくなるのかしらと。
亡くなった母も、80才を越えたころから、
親しかった友達が出歩けなくなったり、施設に入ったりで、
簡単には会えない寂しさを嘆いていました。
「自分だけ元気でもねえ」と思いますね。

さて最近うとくなっている人はいないかしらと、思いを巡らせつつ、
六月も稽古で皆さんと楽しく過ごしたいと思います。


先日銀座に出た際に、デパ地下でアユのお菓子をみつけました。
思わず「十匹ください」と言って笑ってしまいました。
ぴちぴちした「稚鮎」でしたから。

 


無病息災でいられるのは難し

2023年05月25日 | お茶三昧



瓢箪が六っついた蓋置です。
語呂合わせで、六瓢( 無病)息災と言って、楽しみます。

我が稽古場には、私を含めて四名の後期高齢者がいます。同い年です。
皆、気持ちは元気ですが、最近いろいろと体に支障が出てきています。
骨の変形による足の痛みは、稽古での正座をあきらめることに。
痛くて治療中でしばらく稽古に通えないとの知らせも。
私は四年前に出た症状で、正座が取り戻せる手術をしましたが、
今は正座ができますが、必要なとき以外は正座をしないようにしています。

皆さんこの先お茶とどのように付き合っていけるか、模索中。
無病息災でなくとも、これからもいろいろと楽しみたいですものね。
蓋置を出して眺めながら、そんなことが話題になる稽古の合間です。


ゴールデンウィークはどのように

2023年05月04日 | お茶三昧

兜のお茶碗で一服。
短い期間ですが、毎年顔を出します。
五月に入り、お稽古も風炉となりました。
ゴールデンウィークも後半はお稽古の毎日です。

さて前半はいろいろと予定も入り忙しく過ごしていました。

そうそう懐かしいお顔を見ることができましたよ。
小学校の時にお稽古を始め、高校入試のためにお休みをされた方が、
無事に高校を入学されたのですが、そのとたんにコロナの流行に突入。
そのまましばらくお顔が見られませんでしたが、
今度は大学な入学されたということで、
三年ぶりにお父様と一緒にお顔を見せてくださいました。
高校に入るころはまだ少年の面影を残していましたが、
久しぶりにお会いしたら、すっかりイケメンの青年に成長されていました。
社中の皆さんともお噂をしていましたので、
懐かしかろうと思い、一緒に写真を撮りました。





お稽古にいらしたころは、私より小さかったのですよ。
彼はどんどん大きくなり、私は縮みましたから。
これからは大学生として、またたくさんの経験を積んで、
たくましく成長されるのでしょうね。
お顔を見せてくださってとても嬉しかったです。

 

久しぶりに大寄せ茶会にも出かけてきました。
会場は都内の有名な結婚式場ですが、和室はありませんので、
大広間に舞台をしつらえてのお点前で、お客様は皆椅子席となります。

友人の先生が、薄茶席を担当されることになり、
友達や社中の方を誘ってお、祝いに参加させていただきました。

濃茶席は各服点てで頂きました。
そして薄茶席、立礼席と三席楽しみました。

お点心は、立派なお料理が頂けてお腹もいっぱい。

お天気にも恵まれて、
お誘いした皆さんにも、十分に満足していただけて良かったです。

 

連休前半はこの様に過ごして楽しかったのですが、
一つだけパソコンに不具合が生じ、ウィルス感染かと・・少し落ち込みました。

さて後半はお稽古で過ごします。
皆さん連休のお疲れが出ませんように。

 

 


炉縁を移動して八炉体験

2023年02月19日 | お茶三昧

三月を思わせる暖かい一日、渋谷のオーチャードホールで、
オペラ「源氏物語」を鑑賞してきました。

豪華絢爛な舞台かしら、それとも、
脚本がイギリス人ですので、
はたしてどのような世界観になっているのかしらと、
楽しみに出かけました。

シンプルな舞台装置でしたが、
衣装の十二単はかなり力が入っていました。
英語での公演が先で、日本語版では今回が初演のようです。
核になるエピソードをうまくつなげていたように思いますが、
外国人がとらえた光源氏に触れて、私の源氏への理解が、
なるほどと少し広まったような気もしました。
日本的なものを
外国人がシンプルに偏見無しにとらえた印象には、
やけに納得させられることがあるものです。

さて今日から少し八炉の勉強をと、実際に切ってはいないのですが、
炉縁の置く場所を変えて、色々とやってみることにしました。
まずは、向切りでお点前をしていただきました。
有名な茶室では、国宝の如庵が向切りですね。
如庵写しの茶室には何度かお目にかかりました。
ちょっと気分が変わって、「面白いです」との感想でした。
皆さんが体験なさったら、次は隅炉をしてみようと思います。