五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがホーム 感想①

2013年10月04日 | ◆4コマ誌① まんがホーム

2013年11月号

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 表紙は、ハロウィンな雰囲気!

 らいかさんも、十子さんも、ぽち子&ハチも、七瀬さんとあゆみちゃんも、

 みんな仮装が可愛らしいでございます。

 

 

 今月の「息苦しいで賞」は、『シネマちっくキネ子さん』

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 プチ遭難してしまった、大八くんとキネ子さん。

 そんな中、会話をかわす2人ですが、海がニガテな大八くんが

 「映画の登場人物が息をとめて潜るシーンも、おもわず一緒に息をとめてしまう」と語り、

 それに対してキネ子さんが、「ポセイドン時無呼吸症候群」と言っていたのは笑!゜(*゜´∀`゜)゜

 いやいや、『ポセイドン・アドベンチャー』を知らない人には意味不明ですよ!

 ちなみに私は、「未来少年」の方をあまり存じ上げないもので、スミマセン・・・

 

 

 

【今月のピックアップ!】

●ただいま独身中 (辻灯子 先生)

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 姫くんと疎遠になった楓さん・・・ と思いきや?

 今回、ばったり彼と遭遇。

 といいますか、アレキサンダーのケガを診てもらうため、

 入った動物病院が、(本当に)たまたま姫くんの職場だったと(^◇^;)

 

 そんなこんなで、テンパってしまう楓さんでしたが、姫くんの方はプロの仕事ぶり。

 動揺もなく、アレキサンダーを診察しているのが、さすがですね~。

 けれど病院内で、「楓さん」なんて呼んじゃったものだから、

 受付の女性に勘ぐられて、2人して焦っているのが面白かった。

 汐理さんというその女性、姫くんも「汐理ちゃん」と呼ぶ仲らしく、

 楓さんがムッとしていたのがニヤニヤ感。

 

 さらに、そこへ登場した伯父さん先生に、イヤミを言われた楓さんが、

 みごと(?)な切り返しで反撃していたのは、痛快でしたね~。

 まあ、その伯父さん先生、姫くんと汐理さんをくっつけようとしているらしいのが、

 なんとも気になる所ですけども・・・ 空回っているのが面白かった(^^;

 

 それにしても姫くん再登場。

 てっきり私は、桂さんサイドに話が移るのかと思っていたので意外でした。

 なんか姫くん、楓さんについて悟っているというか、理解を深めているのが可笑しかった!

 などなど、楓さんと姫くんのつながり復活(?)が楽しかった今回。

 これからも、交流が続くのでしょうかね? 今後も楽しみです!

 

 

 

【10月7日、コミックス1巻発売ゲスト!】

●ゲキカラ文化交流 (沼江蛙 先生)

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 カレー大好き女子高生のお話。

 以前のゲスト登場時には、行きつけのカレー屋でカレー談義してましたが、

 今回は、学校でお友達とカレーの話・・・ いや、うどんの話でしたかね?

 

 みゆきさんと幼なじみのアヤコさん。

 幼なじみよりも、うどん好き! そんな彼女の言動が可笑しかった(;´∀`)

 みゆきさんも、余ったカレーの話になるや、

 カレーを余らせることなどないというカレー愛を発揮して、

 うどん対カレーの様相を呈していたのが面白い!

 

 けれど終盤、うどんをかけたダジャレをかますアヤコさんに、ツッコミ放棄のみゆきさん(^^;

 その冷やかさが、むしろツッコミ的な効果になっているのが良かった。

 なんというか、キャラクターのテンションが高そうでいて、

 じつは低いという感じが味になっていますよね。

 期待作ですので、ついにコミックス1巻発売とのことで、今後、注目です!

 

 

 

【新作登場!】

●あゆみちゃんは心配性 (ミナモ 先生)

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 タイトル通り、心配性な少女のお話ですが・・・?

 『あゆみさんは心配性』のあゆみさんが、14歳の頃の話じゃないですかー!

 五十嵐あゆみさんが慎重すぎるあまりに、そのズレた言動が面白おかしい4コマ作品です。

 

 弟・たくみ君も、まだ5歳。

 公園で遊んでいるたくみ君だけでなく、他の子供たちも心配して、

 駆けずり回って世話をするあゆみちゃん、ええ娘さんや~。

 お母様方には好評だけど、本人は疲れすぎて大変そう(^^;

 

 掃除では、クラスメイトの菜々さんが、ちりとりを使うためかがんでいるのに、

 自分が立っているのは「えらそう?」なんて心配してしまったり、

 とにかく彼女の心配性を起点にした行動が、様々に笑いを誘います。

 

 「あゆみさん~」では、弟・たくみ君との関係が中心になっていましたけど、

 こちらでは、お隣の悠くんとの関係が気になる所。

 『うちの秘書さま』との2本立てですが、本作も面白いので、つづきに期待です!

 

 

 

【最終回!】

●一番星のそばで (仙石寛子 先生)

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 姉と弟、双子の物語に幕。

 幽霊さんと出会い、交流を深めていた明日花さん。

 弟くんとの関係がギクシャクしつつあった中、幽霊さんの本当の目的が明らかになって・・・

 

 なんて感じに、展開してきた本作品。

 幽霊さんの後悔は消えることはないのだけれど、

 ゆずる君が後悔せずにすんだことは、双子にとって幸いだったのでしょうね。

 2人の会話は、素直になれないのだけれども、互いを思いやる心に満たされてもいて、

 ゆずる君の心情が、なんとなく伝わってくる感じでよかったです。

 

 彼が手を差し伸べるシーンは、明日花さんにとって、

 ゆずる君が生きていることを確認する意味をもっているのですよね。

 それが、幽霊さんとの大きな違い。

 最後に、疑問形で明日花さんの気持ちを指摘するゆずる君。

 双子で姉弟な2人の関係は、これからどう動いてゆくのか気になりますが、これにてシメ。

 

 やはり仙石寛子先生の作品とあっては、そのあたりに注目してしまいますし、

 おそらく、そうしたほのめかしも、ある種の緊張感を生んでいただろうな~と感じます。

 コミックスは、12月7日発売とのことで、楽しませていただきました!

 

 

 

【新人4コマまんが展 今月の一本!】

・てぶくろきつねと金色しっぽ (村田あつ 先生)

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 たぶらかしたばかる狐さんと、少女たちの日々。

 桐原クーさんは、小説家の父と小さな離島で暮らす少女。

 ちょっと古めな日本家屋に住んでいますが、そこには1匹の狐さんが・・・

 いろんなものに化けて、人をだます狐さんと、クーさんやその友人・岬友香さんとの

 交流がほのぼの楽しい4コマ作品です。

 いや~良い作品ですね! 雰囲気がやさしくて、読んでいて気持ちがイイ。

 4コマのタイトルが、右上に遠慮がちに小さく書かれているのも味になっています。

 ぜひとも、つづきに期待です!

 

 

②へつづきます。