五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムきららキャラット 感想

2017年01月31日 | ◆4コマ誌⑨ 不定期 きららキャラット

2017年3月号

 

 表紙は、『ブレンド・S』より、苺香&夏帆さん!
 バレンタインに合わせた衣装で、手作りらしきチョコを持っています。
 「うまくできた・・・・・・かな?」なんて、可愛らしい。

 

 

 今月の「マンドラゴラで賞」は、『キルミーベイベー』

 

 今回、マンドラゴラで人が死ぬ!?

 やすなが怪しい通販で買った「マンドラゴラの種」を植えた所、妙なものが?
 ソーニャは偽物だろうとタカをくくっていましたが、顔のある植物が不気味(^^;

 そこで、2人して抜こうとしたり、掘ろうとするものの・・・
 といったお話でしたけど、刺客ではない存在を相手にしている点が面白かった!
 これまでも、そうしたことはありましたけど、それがマンドラゴラというのは愉快でした。

 「根が人の形をしていて引き抜くと悲鳴をあげる」 「その悲鳴を聞くと死ぬ」
 そんなものを相手に、やすなとソーニャが悪戦苦闘する様子は、微かな緊張感を伴いつつも、
 可笑しさを増していましたね~。 ラスト、ページ床のコメントに大笑いでした゚(*゚´∀`゚)゚

 

 

【コミックス3巻、発売中!】

●ブレンド・S (中山幸 先生)

  

 女子ーズ、福袋を買いに行くの巻。

 麻冬さんがお正月バーゲンに行くため、苺香&夏帆さんが付き合うことに。
 どうも、福袋を買うのに人手がいるようで・・・

 なんてお話でしたが、麻冬さんは服の福袋を、夏帆さんはゲームの福袋を、
 というように、それぞれの個性に合った福袋を求めていたのが、面白かったですね。

 麻冬さんの福袋は大激戦で、夏帆さんがボロボロに(^^;
 でも、おっとり苺香さんが思わぬ成果をあげていて驚いたものの、あの目つきで
 向かうところ敵なしだったのは、納得でした。

 夏帆さんのゲーム福袋は、ギャンブルっぽい引きを楽しむ夏帆さんに笑!
 しかも、当たりの判定がマニアな点に、夏帆さんらしさを感じてしまいました。

 そして、福袋を買ったことのなかった苺香さんは、ここで初福袋。
 何の福袋を買うか迷いつつ、食品系のものを選んだ理由が「お土産」な所が彼女っぽい。
 夏帆さんと麻冬さんが、半ばあきれつつも好意的に捉えていたのが、よかったな~。

 などなど、福袋買いで盛り上がった今回。
 コミックス3巻も発売中で、アニメ化にも期待が高まりつつ、今後も楽しみです!

 

 

【コミックス1巻、発売中!】

●トモダチヅクリ (GAGAGA 先生)

  

 友達いない者同士、友達になりつつ、広がる友達の輪・・・?

 目つきが怖い犬見麻乃さんと、人と話すのが苦手な涼野静さん。
 そのため友達ができなかった2人が友達となり、友達の距離感をつかめない所から、
 百合な関係と誤解されたりしつつも、交流を広げてゆくお話です。

 今回は、同級生の友達を増やそうとする2人。
 しかし、麻乃さんは恐れられているため、何やら誤解されている様子で・・・

 声をかけたのは、遠宮アカリさんでしたが、彼女の友人・虎口巴さんも一緒に
 昼休みに食事することになるものの、2人は麻乃さんたちを警戒しまくり。

 というのも、麻乃さんと静さんは、番長ペアと呼ばれていて、怖がられているため(^^;
 なもので、警戒心丸出しの巴さんが、何だかんだとキツく当たってきて空気が悪い。

 そこで、麻乃さんが雰囲気をなごまそうと・・・?
 なんて話が面白かった!

 麻乃さんの行動は赤っ恥だったけれど、そこから互いに話ができるようになったし、
 さらに「友達になってください」と、申し出ることまでしていたのは、大きな前進。
 この場面は、爽やかに楽しかったですね~。

 そこから、くだけた雰囲気になり、交流を深める様子は、まさに広がる友達の輪。
 2人から始まった交友関係が、ここから広がってゆくのだとしたら、いっそう楽しそう。

 なんて感じつつ、ついにコミックス1巻が発売ということで、
 麻乃さんと静さんの百合関係(?)に、より注目しながら・・・ 今後も楽しみです!

 

 

【新連載!】

●エクソシストと首輪の悪魔 (池内たぬま 先生)

  

 偉大なる大悪魔と、彼女を呼び出したエクソシストさんのお話。

 【主な登場人物】
 ・アルマディエル : 大悪魔・・・だったものの、現在は力を失い少女の姿に。
 ・エクソシスト  : アルマディエルを呼び出した張本人で、性格はドSな神父。

 人間によって閉じ込められていた大悪魔・アルマディエルが復活!
 しかし、どうも本来の姿ではなく、少女になってしまい力を失っている様子。
 しかも呼び出したのは神父で、悪魔を呼び出して遊ぶのが趣味だとか・・・

 と始まるお話で、力の弱い悪魔っ子と、悪魔を払える力を持つドSな神父、
 2人の掛け合い的なやりとりが面白い4コマ作品になっています。

 大悪魔ゆえプライドは高いものの、力が弱まっているため強く出れないアルマさんと、
 悪魔をいたぶって愉しむ神父という組み合わせが、うまくハマっている印象ですね。

 アルマさんが涙ぐむ顔を見て、キュンとしちゃう神父さんでしたが、
 おびえる彼女にSっ気が湧き上がって、ドライにからかう所が面白味になっていました。
 そして、共同生活が始まることになりつつの新連載、期待です!

 

 

●恋する小惑星 (Quro 先生)

  

 天と地と、どちらを選ぶ・・・?

 【主な登場人物】
 ・みら    : 天文部に入りたい少女。 幼い頃の約束を胸に、星を見つけたい。
 ・すず    : みらさんの幼馴染で、みらさん大好き。
 ・森野    : 地学部の部長で、元・天文部。
 ・桜井    : 地学部の副部長で、元・地質研究会。
 ・真中    : 天文班希望の1年生。
 ・猪瀬    : 地質班の2年生。
 ・先生    : 顧問。

 天文部に入りたかった少女・みらさん。
 しかし、部はなくなっており、地質研究会と合併して「地学部」になったのだとか。
 そこで先生に案内され、部室へ行くも、そこには天と地の派閥があって・・・

 と始まるお話で、地学部の中にある「天文班」と「地質班」の派閥争いが気になる所。
 さらに、みらさんが天文をやりたい理由に、幼い頃に会った少年アオとの約束があり、
 そのあたりにも注目の内容になっていましたね。

 また、そのことが、みらさんとある人との関係を深いものにしそうで、
 幼馴染のすずさんにとっては、一大事になりそう(^^;

 などなど、1話目から人物がたくさん出てきていましたが、「天」「地」に分かれて
 相対しているのでわかりやすかったですね。

 ここから、どのような天文・地質の話が繰り広げられてゆくのか・・・
 みらさんを中心とした少女たちの関係にも注目しつつ、新連載スタート、期待です!

 

 

【ゲスト作品】

●コメディ・ランド・バンド (ホーミング 先生)

  

 めざせ、お笑いユニット!

 【主な登場人物】
 ・けい   : 関西弁のツッコミ系。
 ・あすか  : けいさん以外友達いない少女。 自立できてない。
 ・はる   : 小さくて可愛い天然ボケ系。
 ・ユウ   : 一人芸(ピン)でやりたい系。 可愛いもの好き。

 お笑い科のある千日前高校。
 そこの生徒である少女たちが、お笑いユニット結成のためメンバー集めをするお話です。
 「きらら」で第1話、2話目からこちらにゲスト登場という異例の掲載ですね。

 まずは、けいさん、あすかさん、はるさんの3人がいて、全部で5人集めるようですが、
 今回は4人目となるユウさんの勧誘が描かれていました。

 ピンでやりたいユウさんは、ユニット結成に消極的で、難敵だったものの、
 可愛いもの好きという特性を突いて、味方に引き込んでいたのは面白かった!
 はるさんには気の毒でしたけど(^^;

 また、あすかさんのけいさんへの依存ぶりも愉快でしたし、少女たちのやりとりが、
 ボケ・ツッコミのテンポ良い会話で成り立っている点も、面白味になっていました。

 などなど、お笑いを軸にしているネタに魅力ある4コマ作品。
 5人目の加入もどうなるのか気になりますし、つづき期待です!

 

 

●ふじょ子とユリ子 (モル 先生)

  

 BL好きな少女と、女の子が好きな少女。

 【主な登場人物】
 ・ふじょ子  : 真面目でクールな少女。 実は、隠れBL好き。
 ・ユリ子   : 明るくて人気者な少女。 実は、ふじょ子さんが好き。

 そんな2人の交流が面白おかしな4コマ作品です。
 普段はクールなふじょ子さんが、BLのこととなると饒舌かつ表情豊かになったり、
 そんな彼女の真の姿を見ても、可愛いと思って受け入れてしまうユリ子さんが面白い。

 ふじょ子さんのBLへの情熱と、ユリ子さんへの関心が、ギャップありすぎるのも愉快。
 まくしたてるように話をしていたかと思いきや、ユリ子さんの話になると一転クール(^^;

 それでも、ふじょ子さんが好きなユリ子さんは、切なさを覚えつつも献身的に、
 ふじょ子さんに付き合うあたり、けなげで可愛らしかったり、そんな関係も良いですね。
 次号は後編とのことで、楽しみです!

 

 

●もじもじシャイリィ (絶牙 先生)

  

 変身少女になった女子中学生と、兄と、妖精と。

 【主な登場人物】
 ・詩島ハヅミ   : 友達いない女子中学生。 奇跡の力で変身少女に!?
 ・詩島ショウマ  : ハヅミの兄でマンガ家。 妹を見守って(?)いる。
 ・セパスタン   : 執事妖精。 奇跡の力を管理しているらしく・・・?

 兄妹で生活していた、ハヅミさんとショウマくん。
 ある日、旅先の父親から送られてきた箱が開くと、そこから妖精が現れて・・・

 と始まるお話で、奇跡の力を管理するという妖精セパスタンによって、
 ハヅミさんが変身少女になり、奇跡の力を行使できるようになったりします。

 セパスタンは、ファース王国に仕えていたものの、国が滅びたことを知らないまま
 箱の中にいたようで、新たな主人としてハヅミさんを選び、力を貸すことに。

 そこで、友達いないハヅミさんにきっかけを与えようと、奇跡の力を与えていたのが、
 功を奏していて、楽しい雰囲気になっていました。

 兄ショウマくんの妹への過保護ぶりも愉快でしたし、奇跡の変身少女の活躍を
 見てみたいので、つづきに期待です!

 

 

●めぐるスピン (祝日 先生)

  

 ヨーヨーする少女たち!

 【主な登場人物】
 ・めぐる  : ヨーヨーを持つ少女。 でも、ヨーヨーが何かも知らないという。
 ・あきら  : めぐるさんの幼い頃の友人。 今は背が高い。
 ・梅子   : ヨーヨー部の人。 小さい。
 ・??   : ヨーヨー部の人。 名前分からない。

 かつて知り合いだった、めぐるさんとあきらさんが再会する場面から始まるお話。
 あきらさんはヨーヨーをやりたいらしく、めぐるさんも付き合いでヨーヨー部へ。

 そこには、梅子さんたちがいて、見事なヨーヨーさばきを見せていますが、
 めぐるさんはヨーヨーのことがまるで分からず、その反応が面白かったり。

 そんな風に、ヨーヨーを絡めつつ、少女たちのやりとりが楽しい内容になっていました。
 とくに、めぐるさんの天然なのか何なのか、ぼんやりした所のあるキャラクター性が
 愉快でしたね。 あきらさんのことを「初恋の男の子」だと、終盤まで思ってましたし(^^;

 などなど、めぐるさんの個性を中心にした面白味はもちろん、ヨーヨー部の活動も気になる所。
 ということで、つづきに期待したいですね!

 

 

【その他】

●NEW GAME! (得能正太郎 先生)

 納期とクオリティと・・・

 はじめさんが企画したミニゲームが出来上がりつつあるものの、物足りないはじめさん。
 作業をしたツバメさんは、仕様書通りにしたと不満げですが、そこから掘り下げて、
 さらなる仕様変更を重ねられていたのが、不満倍増な様子。

 そんな作業側と企画側の違いを感じさせられる話でしたけど、どちらにも共鳴できますよね。
 もっとクオリティを上げたい、でも納期に間に合うようにできるかわからないせめぎ合い。
 それでも、「良いものを作りたいという気持ちは忘れずにいたい」の言葉が心に響きます。
 しかし、ツバメさんが悪い印象を持たれるキャラクターになってますけど、大丈夫なのかな?

 

●異なる次元の管理人さん (榊 先生) 

 新たな発見を祝して、宴会!

 となった今回、皆でどんちゃん騒ぐ様子が、めっさ楽しかったですね~。
 様々な世界のお酒、美味しそうな料理の数々、それだけでも胸いっぱいなのに、
 ポラリスさんの歌が可愛らし過ぎて、たまりませんでしたよ!

 飲み会の雰囲気に、幹事っぽくふるまってしまうスズキくんや、
 ロマンスを求めるパルムさんの乙女心、幻の古酒に挑戦する風さんなどなど、皆おもしろかった!

 

●疾風ういんどみる! (晴野しゅー 先生)

 レースへ向けた練習も大詰め。

 はやて・ふうこチームと、蘭・つむじチームで競争してますが、そこで、つむじさんの成長が
 感じられるなど順調・・・ですが、ふうこさんは自分の上達を感じられない様子。

 けれど、トラブルの中、はやてさんをサポートするふうこさんの特技が見つかって、
 大活躍だったことが爽快に次ぐ爽快で、とても楽しかったですね~。
 主人公の面目躍如といった趣で、面白くなってきましたよ!

 

●まちカドまぞく (伊藤いづも 先生) 

 何やら様子がおかしいシャミ子さん・・・

 でしたが、実はご先祖が体を乗っ取っている状態。
 と言っても、無理やりではなく、シャミ子さんと桃さんの同意のうえなので、ひと安心。
 そんなご先祖さまと、桃さんの“デート”風景が面白かった!

 ご先祖に色々言われても、体がシャミ子さんなので、物理的にやり返せない桃さんが愉快。
 でも、何だかんだで、仲が深まる2人の様子が微笑ましかったですね・・・
 と思ったら、桃さん、ちゃっかり策士だし! 非道すぎるぜ、魔法少女~!!

 


◆ まんがタイムオリジナル 感想

2017年01月29日 | ◆4コマ誌⑧ まんがタイムオリジナル

2017年3月号

 

 表紙は、バレンタイン山下さん!
 とはいえ、高価そうなチョコを自分で食べているのが彼女らしい。
 榊先生と景山先生もいらっしゃいますが、らいかさんもポッキーを食べてます(^^;

 

 

 今月の「大人と子供で賞」は、『スズちゃんでしょ!』より、スズさんと梨乃ちゃん!

 

 今回、学級閉鎖で梨乃ちゃんを預かるスズさんでしたが・・・

 この中で、大人は大人の、子供は子供の姿が、面白おかしくも的確に描かれていました。
 その様子が興味深かったですね。

 買い物のため貯金をおろす際、梨乃ちゃんがスズさんの預金額を覗いて「お金持ち」と
 述べていたものの、スズさんは「大人は・・・あれじゃ足りないくらい」と言っていて、
 金銭感覚の違いを感じさせます。 確かに、生活がかかっている大人だとそうなりますよね。

 そんなスズちゃんの言葉を受けて、梨乃ちゃんが遠慮するようになるのは子供の気遣い(^^;
 意外と、子供って大人に対して気を遣ったりするものですから、納得です。

 そして何より、最後のひと騒動でのスズさんの対応がお見事でした。
 梨乃ちゃんのうっかりミスで、すわ一大事の危機でしたけど、そこで慌てることなく、
 かつ梨乃ちゃんを責めることなく、適切な対処をおこなったスズさんは立派でしたよ!

 子供の成長に合わせて、大人の自分が対応を変えていかなければいけなかった
 と反省するのも、感服でしたね~。 それでこそ大人です。

 

 

【新作登場!】

●きっと愛され女子になる! (瀬戸口みづき 先生)

  

 愛嬌のない総菜屋さんと、愛嬌あるキャバ嬢さん。

 【主な登場人物】
 ・佐東さゆり : 総菜屋の娘さん(30独身)。 愛嬌がないと評判。
 ・塩原志摩  : キャバ嬢。 愛嬌ある女性であるものの、料理ができない。
 ・伊勢崎   : 志摩さんのお店の黒服。 口は悪いけれど・・・?

 料理はできるが、愛嬌のない独身女性・さゆりさん。
 そんな彼女に、料理を習いたいというキャバ嬢・志摩さん。
 この2人が「愛され女子」になるため、己に足りないものを補おうとするお話です。

 料理は上々なので、総菜屋としては繁盛しているものの、
 愛嬌がない女は好かれないのか? と、女性として苦悩するさゆりさん。

 彼女の元へ、料理を習いたいとやって来たキャバ嬢の志摩さん。
 その愛嬌ゆえに接客は完璧なものの、料理は壊滅的にダメ。
 そうした2人の様子が、愉快だったりします。

 2人は、それぞれ「愛嬌」と「料理」をマスターできれば「愛され女子」になれると
 考えているようで、さて、どうなることか・・・といった内容で、なかなか面白そう。

 また、志摩さんの店の黒服・伊勢崎くんは、志摩さんに対して口が悪いと思いきや、
 意外と気遣いをしているような所も見え隠れしていて、このあたりも気になりました。
 彼らがどのように物語を引っ張ってゆくのか、もっと読んでみたいので、つづき期待です!

 

 

【2月7日、コミックス5巻・発売!

●小森さんは断れない! (クール教信者 先生)

  

 文化祭で、ハッスル小森さんの巻。

 文化祭のクラスの出し物を決める際、やたらとテンション高い小森さん。
 中学時代に、この高校の文化祭を見て楽しかった記憶から、張り切っている様子で、
 「着ぐるみ写真館」をやりたいと提案しますが・・・

 めぐみさんに、多数決だから望み通りにはいかないと言われたものの、
 ここでまさかの新スキル発動していたのは笑いました゚(*゚´∀`゚)゚ 実は笑えないけど。

 というのも、頼られる性質を逆利用する禁断の手法を用いていて、
 「小森さんに決めてほしい」と“頼らせて”いたのが、可笑しくも少し怖かったり(^^;

 まあ、後日テンションが元に戻ったら、罪悪感にとらわれていて、一安心でしたけど。
 そのため、過去の失敗を未来の成功で取り戻すというめぐみさんの言葉に励まされ、
 頑張ることにしたものの、着ぐるみの用意に問題が・・・

 といったお話でしたけど、その問題を解決するきっかけになったのが、野川ちゆさん。
 以前、小森さんが文化祭に来た時に出会った人で、ここでもつながるとは面白い。

 ただ、野川さんは積極的というか天然な人で、やたらと距離を近づけてくる所が、
 危うい雰囲気でもありましたね。 このあたり、どう関わって来るのか、気になります。

 などなど、文化祭の出し物をめぐって、小森さんの禁断の技が明らかとなったり、
 新たな交友関係が築かれたりといった内容でありました。
 そして、小森さん作の着ぐるみも可愛らしかったな~と感じつつ、今後も楽しみです!

 

 

【最終回!】

●たよスポ! (王嶋環 先生)

  

 コミックス2巻は、3月7日発売! ・・・ですが、最終回!!

 最後は、早織さんの異動話と、たよりさんの行く道。
 早織さんが豹番デスクに異動という話に、動揺するたよりさんたち。
 そして、たよりさんにも豹番へ来てほしいということになり・・・

 といったように、人事異動にからんで、たよりさんの気持ちの動きが描かれる最終回。
 たよりさん自身は「めっちゃ嬉しい」と考えていますけど、これも成長した証ですよね。
 以前は、まだ行けないといったようなことを言ってましたし。

 
 ただ取材では、カバンを取られそうになっている所を浜田さんに助けられたり、
 まだまだ危なっかしい所が見えてましたけど(^^;

 そして、浜田さんへの取材で、メダルを取った暁には「いい記事書いてなー」と言われ、
 深々と頭を下げつつ、心の中で感謝の言葉を告げるたよりさんが、良い感じでした。

 豹番になるたよりさんは、もう五輪班ではなくなるのですよね。
 それでも、こうして取材した選手と信頼関係を築けているということが、
 彼女の記者としてのこれまでの積み重ねを示していますし、それが素敵に感じられます。

 
 ファン丸出しの応援をしながら、浜田選手の走りを見ているたよりさん。
 そんな彼女に、「ファン丸出しなのな」と呆れ気味に語る菊矢さんでしたけど、
 それでも、それがたよりさんの必要とされる資質なのだと、評価していたのは意外でした。

 前は、そうしたことに否定的だった菊矢さんが、ここまで評価を変えたのも、
 たよりさんの実績あってこそと考えると、彼女の頑張りがいっそう感じられるというもの。

 豹番となっても、そのままのたよりさんでいることが、むしろ「成長」だというのは
 意表を突いたものでしたし、とても面白いシメでありました。

 
 などなど、スポーツ新聞記者となった女性を描く物語も、これにて完結。
 プロ野球チーム・パンサーズの大ファンであったものの、取材対象は他のスポーツで、
 それでも腐らず頑張ってきた結果、ついに豹番となれたことは、ラストにふさわしかったですね。

 とはいえ、これまでの取材にも全力投球で、選手と信頼関係を築いたり、興味深い話を聞けたり、
 記事に書くべきことに悩んだりと、様々な出来事があって、すべてが財産となっているように
 思えます。

 それでも、豹番となることが、たよりさんにとっての目標でもあったわけで、
 これまでのことも、これからのことも、大事なのだと感じさせるラストが、素晴らしかったです。
 なんて、しみじみ感じつつ・・・ 楽しませていただきましたー!

 

 
 
 【その他】

●ラディカル・ホスピタル (ひらのあゆ 先生)

 榊先生の自覚と無意識。

 榊先生、ヨネ先生がため息ついている理由が、好きなドラマが終わったためと知り、
 励ますつもりで「また新しいのが始まるヨ!」なんて言ったものだから、絞められてます(^^;
 そこから、自分は慰め下手だと自覚していると述べる榊先生でしたが・・・

 周囲からの評価だと、意識的に慰めようとするとダメで、無意識な行動で慰めることが多い
 というのは、なかなか面白かったですね。 実際、そんな感じになっているのが楽しいですし、
 そうしたことに悩む榊先生は、誠実ですよね。

 

●らいか・デイズ (むんこ 先生) 

 節分いろいろ。

 らいかさんの母上は、ファミレスで赤鬼コスプレしてましたけど、似合いすぎ(´▽`;)
 また、節分限定の恵方巻を、お客が全員で、一方を見ながら食べているのには笑!
 らいかさんと父上もやっている所を、竹田くんに見られていて、重ねて大笑いでした。

 後半は、悠美さん家で、針供養を見せてもらうらいかさん。
 巫女服を着て、本格的(?)な針供養をする様子が快でしたけど、それでも地味だし。
 そんな節分まわりのお話が楽しかった!

 

●ここから風林火山 (柳原満月 先生)

 前線へ向かう晴信くんでしたが・・・

 兵たちの士気は低く、意気が上がらない状況で、不安が募ります。
 が、そこで勘助さんが邪悪な策を行使して、兵士たちの士気をあげていたのは、
 さすがというべきでしょうか。

 戦えば死ぬことを隠しつつ、報奨をもって釣る詐欺的な策ではあるものの、効果絶大。
 晴信くんは不満そうでしたが、「なるべく見方から犠牲を出さないようにする」という
 考え方は正しいのですよね・・・ いや、倫理的な意味ではなく、戦国大名的に。
 被害を抑えることは、兵力の温存と、農業生産力の維持に必要なことでしたから。
 でも、そんな晴信くんの気遣いを知らない兵士たちの態度は、愉快でした(´▽`;)

 

●予行恋習カノジョ (アジイチ 先生) 

 ついに、デート練習!

 ではありますが、恋香さんにとっては、こーちゃんとデートできる好機。
 姉のアドバイスで、映画館で手をつなごうとしたり、ボウリングで男を立てようとしたり、
 頑張っていますけど、思い通りにいかない所が面白かった! そんなもんですよね(ぇ

 けれど、さりげなく彼が車道側を歩いてくれたりすることに、ギャップ萌えを感じて
 ときめいたりしていたのは可愛らしかった。 最後も、また練習に付き合ってほしいと言われ、
 ポーカーフェイスで返事するものの、帰宅するや喜び全開で、恋香さん、めっさ可愛かったです。

 

●歌詠みもみじ (オオトリキノト 先生)

 もみじさん、オシャレするの巻。

 いつも同じ服を着ていると指摘され、友人たちに勧められつつ、ファッションを考えるもみじさん。
 その際、先生がベストをチョッキ、レギンスをスパッツと言って、世代間ギャップを感じさせますが、
 私もスパッツや麦わら帽子は言ってしまいますね(^^; というか、麦わら帽子はいいでしょ!?

 そして、友人たちの着せ替え人形と化すもみじさんが愉快でしたけど、最後には落ち着いた服を
 選んでいて、これがすっきり爽やかで、オシャレしていて良かったですね~。
 父上の意見など気にせず、己の道を突き進んでくださいませ。

 


◆ まんがタイムスペシャル 感想

2017年01月24日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

2017年3月号

 

 今月の『恋愛ラボ』感想はこちら
 表紙は、バリスタなマキ!
 カフェアートでダッキーを描いてますけど、上手いですねえ。
 でも、メガネかけてるし、もしかするとヤン・・・?

 

 

 今月の「アピールではない肯定で賞」は、『渚は太陽をひとりじめ』

 

 今回、渚さんが太陽くんと仲良くなった経緯が語られてますが・・・

 はじめは、互いに距離を推し量るようなやりとりをしていたものの、
 次第に距離を縮めるようになってゆく雰囲気が、よかったですね。

 そして、渚さんが太陽くんと仲良くなった決定打が、自分の趣味を
 肯定してくれたことだったのには、色々と感じ入るものがありました。

 高校時代の友達にアニメ趣味を否定され、距離をとるようになっていた渚さんが、
 自分の趣味に少しだけ後ろめたさを覚えている所に、何の曇りもない肯定の言葉を、
 太陽くんがかけていたのは爽やかすぎて、たまりませんでしたよ。

 その話を聞いた渚さんの友人・にとさんが言っていた
 「どんなシュミでも許してやってる俺、器デカイぜ!」みたいなアピールでないことも
 重要でしょうね。 それができる太陽くんは、本当に器が大きい人物です。

 

 

【最終回!】

●光れ!メシスタント (310 先生)

  

 コミックス2巻は、2月7日発売! ・・・ですが、最終回!!

 最後は、近藤プロの最終日。
 ということで、メシスタントもラストになるため、気合を入れる光くん。
 しかし、何を作るのかに悩んでいて・・・

 結局は、先生のリクエストで「一番初めに作ってくれた」ピカタを出して、
 ぐるっと回って原点に戻ってきた感がありました。

 その後、打ち上げなどを経て、職場のことについて思いをはせる光くんでしたが、
 そこへ嬉しい報せが届いていたのは、よかったですね。

 いよいよ、光くんも本格的にマンガ道を歩き出すことになったようで、
 皆から祝福され、それぞれの道を行くことに・・・

 といった感じの最終回。
 それからも、同窓会のように集まっているのが微笑ましかったですけど、
 そこで光くんが、今の職場ではメシスタントをしていないと話していたのは印象的。

 はじめ、アシスタントとしてやって来た彼が、料理の腕を見込まれてメシスタントを
 していたわけですけども、それでも光くんの本道はマンガを描くということ。

 このことについては、光くんも悩んでいましたからね。
 ただそれでも、近藤プロでのメシスタントの経験は、嫌だったわけでもないようで、
 あの温かな空間を作る一助となっていたことを思えば、貴重なものだったのかもしれません。

 そんなことを感じたラストの場面。
 近藤プロにおける光くんのメシスタントとしての立場が、いかに特別なものか、わかります。
 そして、それは近藤プロだからこそという点に、感じ入るものがありましたね。

 などなど、近藤プロでの仕事終わりと、それからの光くんや近藤プロの面々が描かれてのシメ。
 マンガ道が大事なのは当然としても、メシスタントという支えになってくれる存在も、
 重要なのかもしれないと感じさせてくれた作品でありました。

 コミックス完結2巻は、2月7日発売。
 ということで、楽しませていただきましたー!

 

 

【ゲスト作品】

●私の装備はぬののふく (黒丸恭介 先生)

  

 地味な女性が、ファッション編集部に・・・

 【主な登場人物】
 ・河内翔子 : ゲーム好きなのに、ファッション編集部へ配属されて困惑。
 ・明亮樹  : 翔子さんの指導にあたる上司さん。 ファッションに厳しい。

 ゲーム雑誌の編集部にいた翔子さん。
 ゲーム好きで、ファッションなんてまるでわからないのに、若手は部署をローテする
 ということで、ファッション編集部に来たものだから、右往左往しています。

 そんな様子と、上司の明さんからレクチャーを受ける内容が、面白い4コマ作品。
 私も、ファッションの素養がないため、興味深い内容になっていましたね。

 ニットチュニックも、Vネックも、ロングも、全部「シャツ」で語ってしまう翔子さんに、
 ちゃんとした服をそろえさせる明さんでしたが、似たような服ばかりを着てくるのは
 さすがにNGらしく、そこから新しい服を自分で選ぶ翔子さんが、楽しそうなのは良かった。

 「オシャレは怖くない」という明さんの言葉が、とても頼もしいですね。
 なので、ファッションを楽しむ作品になることを期待しつつ、つづきを読んでみたいものです!

 

 

【新人賞@まんがタイムスペシャル 拡大版!】

●恋する早乙女さん (K子 先生)

  

 占い好きの女子高生は、先生が好き。

 【主な登場人物】
 ・早乙女愛菜    : 高校1年。 恋占いが趣味で、過剰なまでに占いを気にする。
 ・春夏秋冬(名字) : 担任教師。 早乙女さんに慕われつつ、ツッコミ役をこなす。

 早乙女さん、恋占い好きはいいものの、悪い結果が出ると学校を休みたがるほど、
 占いに没頭していて、そのあたりがボケ役になっています。

 そんな彼女に好かれながらも、そのボケにツッコミを入れる先生。
 この2人の掛け合いのようなやりとりが、楽しい4コマ作品です。

 しかし、本当に先生のことが好きなのかどうか、今一つわからない早乙女さん。
 というのも、占いで良い結果だったため、先生に付き合ってほしいというから愉快(^^;

 けれど、本当に好きなのかもしれないとわかる終盤が、微笑ましい雰囲気でしたね。
 まあ、最後は平常運転なオチがついてましたけど、この2人の行く末も気になるので、
 つづきに期待です!

 

  

【その他】

●笑って!外村さん (水森みなも 先生)

 今回は、マラソン大会!

 ということで、練習する外村さんでしたが、夜道を走るのは危ないからと、体中に
 光るものを付けて走っていたら、不良たちもおびえるほどの存在になっていたのは笑!

 それから、三雲くんと走ってもスパルタになって、三雲くんはついていくので精一杯。
 また、姫木さんとの練習では、レッドカーペットの上を走ったりと可笑しかった(´▽`;)
 でも結局、本番までのペース配分を誤った外村さん、無念でありました。

 

●ミッドナイトレストラン 7to7 (胡桃ちの 先生) 

 コミックス10巻は、3月発売! そんな今回、マサさん不運!

 マサさんとケンカしたというワビさんですが、「行ってきますのチュー」をしなかった
 ことが原因とのことで、犬も食わぬ何とやらかと思いきや、真の問題は「パクチー」
 というから面白かった!

 パクチー嫌いなマサさんは、パクチーを食べていたワビさんとキスできなかったとか。
 女性陣は好き、男性陣はダメという人が多く、その断絶が興味深くも愉快でしたね。
 そこで、マサさんのパクチー嫌いを直そうとするオリさんたちでしたけど、結局は、
 マサさん1人が最初から最後まで、お気の毒だっただけで可哀想でありました(^^;

 

●可愛い上司を困らせたい (タチバナロク 先生)

 GWも終わり、出勤する2人でしたが・・・

 1日しか、めぐみさんに会えなかったことを不満に思っている青木くん。
 そこへ、黒木さんが近づいて占いを持ちかけてきますが、はじめ消極的だった
 青木くんが「恋愛運に不穏」と言われて、乗り気になっていたのは微笑ましかったかも。

 そして、タロット占いの結果、出てきたのは不穏な結果。
 その占い通りに、大きな壁が立ちはだかる展開になっていたのは、面白かったですね。
 これまで青木くんの方が余裕だったのに、彼が揺さぶられる方向へ行きそうで期待したい。
 また、めぐみさんが自分の気持ちを、きちんと青木くんに伝えられるのかにも、注目です。

 

●ローカル女子の遠吠え (瀬戸口みづき 先生) 

 りん子さん、風邪っぴき!

 ということで、仕事を休むことなりますが、始末書を書こうとするあたり、やりすぎな感(^^;
 さらに、雲春くんも風邪で休みで、皆がとにかく「お茶飲め」と勧めていたのは可笑しかった。
 静岡だからって、スポーツドリンクでなく、お茶を勧めるのはどうなのか・・・

 また、地方の病院情報が、ネットよりも地元の噂の方が頼れるというのは、興味深くも愉快です。
 そして、雪見遠足の存在も初耳でしたし、さらに東部の人たちにとっても初耳という所が、
 静岡の奥深さを感じさせてくれましたね(ぇ。 それにしたって、お茶押しがスゴかった。

 

●メェ~探偵フワロ (ナントカ 先生)

 お店を出すなら、どんな店?

 依頼人の娘さんが、お店を出すというので、その助言をすることになったフワロさん。
 しかし、アリスモチーフのお店というので、やたらこだわった店内は、何の店かわからないほど。
 メルヘンな雰囲気と相反した、カオスな光景は愉快でした(^^;

 そこで、店を畳むよう助言するフワロさんでしたけど、真摯に教えを請いたいという娘さんに
 ほだされて方針転換していて、娘さんの誠実さが伝わってきたのは、よかったですね~。
 さらに、店へ行く道中、アーサーさんとレモンさんの進展に感づいたラウールさんが、
 その進捗を確かめる方法も、面白かったりでありました。

 


◆ 今月の恋愛ラボ

2017年01月23日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

まんがタイムスペシャル 2017年3月号より
 
 
 
 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 
 
 
 
 

●恋愛ラボ (宮原るり 先生)

 

 いざ、クリスマス会へ!

 ということで、おめかしヤンくん。
 母上から「クリスマスデート」と冷やかされたため、生徒会の集まりだと返してますが、
 「着てく服、悩んでたくせにー」なんて言われて、ムキになっているのが可愛い(ぇ

 その後、合流したナギが不機嫌だったのも、母親にイジられたためというから、
 男子にとっての母がどういった存在なのか、わかりますよね(^^;

 しかし、ヤンもナギのことを、リコがらみでイジリたがったりしてますし、
 ナギは天性のイジラレ体質なのではないかと・・・

 

 

  

 待ち合わせ場所へ・・・

 道すがら会話をするナギとヤンでしたが、リコは気合入れてくるだろうとか、
 マキの突拍子もない発想で服を選ぶとどうなるかなど、話していたのは面白い。
 会話にする時点で、2人を意識しているのは間違いありませんからね。

 そして、合流したナギとヤンを待っていたのは、リコやマキをはじめとした面々。
 リコとマキは、どちらもオシャレで可愛らしい格好をしていますが・・・

 ここで2人を見たナギとヤン、思わず「普通だな!!」と驚いたものだから、
 せっかく悩んで、きちんと装ってきた2人は、どんよりムード(´▽`;)

 リコに対しては、過剰に気合れてくると思っていたのに「普通」、
 マキに対しては、とんでもない格好で来ると考えていたのに「普通」
 だったことが大きいのですけど、出会いがしらに「普通」はないですよねえ。

 おかげで、南中女子からはお叱りをくらうわ、工藤くんにフォローされるわで、
 とくに工藤くんからフォローされたことを悔しがるヤンには、笑いました。

 けれど、この工藤くんのフォローを台無しにしてしまったのが、ハル会長で大笑!
 「男ってそんな素直に褒めらんないし」と女子をなだめていた工藤くんの前で、
 やって来たハル会長が、リコとマキをべた褒めしたものだから、もう可笑しかった!

 

 

  

 エノも、きちんと身なりを整えていますが・・・

 スズに「戸田くん、かわいいって思ってくれるかな?」なんて尋ねるエノさん、可愛い。
 どうも、文化祭のときに袴姿を自分だけ褒めてもらえなかったことを気にしている様子。

 なので、「クリスマスっぽくてかわいい!」と、ハル会長が褒めてくれたことを
 喜ぶかと思いきや、しらけムードになっていたのが、暗雲でしたね~。

 なぜ、エノがハル会長の誉め言葉にしらけたのかというと、その直前にリコとマキを
 べた褒めしていたからで、これは納得の乙女心でありました。

 ハル会長は誰にでも優しいことが、エノにとっては課題になると思ってましたけど、
 「みんなと同じように褒められても、あんまり嬉しくない」と述べるエノの心情から、
 そうしたことが感じられてしまいます。

 好きな人の特別になりたい、そうありたい。
 こうした感情が存在するのは当然ですし、博愛タイプのハル会長を相手にすると、
 その「特別」になることそのものが、ハードル高いでしょうからね。

 というか、ハル会長って「UK」よりも「KY」の方が合っているのかも(酷)
 いや、まあ仕方ないんですけどね、まだハッキリと気持ちを伝えられてませんし。
 この天然さで、果たしてエノとの関係を深められるのか、何とか期待したい所ですが、さて。

 

 

 

 ナギのこれから・・・

 その後、ヤンから「あの発言はマズイんじゃないか?」なんて言われるナギ。
 ってゆーか、君もダメだっただろ! と、思わずヤンにツッコミ入れたくなりました(^^;

 ただ、ナギの場合、告白されたのに返事もしていないという弱みがあるため、
 そこを突かれると言葉に詰まってしまうのは、やむなしでしたね。

 また、ヤンがやたらと他人の恋愛事情に口をはさむことを「珍しい」と述べるナギ。
 これについては「友情」と返してましたけど、はたしてそれだけなのでしょうかね?
 2人の行く末が気になると考えているヤンの心の底にあるものは何か、気になります。

 そして、リコが自分の気持ちに正直に向き合っていることを知ったナギは、
 自分の情けなさに思う所があったようで、これがきっかけで前向きになれるかも?
 と、期待させるものがありました。

 などなど、波乱の幕開けとなったクリスマス会。
 いよいよ本番の「コント」が始まるという事で、その内容はもちろんこと、
 それぞれのさらなる進展(イチャイチャともいう)を待望しつつ、今後も楽しみです!

 

◆ まんがタイムスペシャル 感想

 


◆ まんがライフ 感想

2017年01月20日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2017年3月号

 

 表紙は、バレンタイン・ミカちゃん!
 って、もうそんな時期なのかと、愕然としてしまいますね。
 一体だれにチョコあげてるの~? と気になりますけど、はてさて。

 

 

 今月の「出逢いで賞」は、『紡木さん家の場合』より、菊池さん!

 

 コミックス3巻、発売中! そんな今回2本立て・・・

 その1本目は、菊池さんと紡木家との出逢いが描かれてましたけど、
 まだ「つい先月まで高校生だった小娘」の菊池さんが初々しいこと。

 引っ越しのご挨拶にやって来て、いつもの現場に遭遇していたのは笑いましたが、
 彼女が紡木家とかかわりを持つ決意を定めたのが、結ちゃんの存在があったから
 というのには、非常に納得できてしまいましたね(^^;

 

 

【2月7日、コミックス1巻・発売!】

●白衣さんとロボ (柴 先生)

  

 ロボを造ったのは、白衣の少女。

 白衣を着た少女・白衣さんは天才少女。
 そんな彼女に造られたロボの目的は、世界征服・・・ではなく、白衣さんのお世話。
 日々、気ままに生きる白衣さんと、彼女を世話するロボの日常を描く4コマ作品です。

 今回は、雪が積もったため、雪遊びをする白衣さんたち。
 しかし雪が積もったのは、もしかすると白衣さんの発明が原因かもしれないのだから、
 白衣さんのすごさがわかるというものです(^^;

 2人して、雪だるまをつくったり、雪合戦をしてますけど、それがエスカレート!
 ロボが「同胞」を呼び出して、白衣さんを追いつめてゆくのが面白かった。

 実は1年前にも、こんなことがあったのでしたね~。
 まあ、設計からして大きな欠点があったようで、白衣さんは余裕のようでしたけど(´▽`;)

 それでも、最後に勝ったのは誰なのか、わからないラストが愉快!
 最初から勝負は決まっていたということでしょうか・・・試合に勝って勝負に負けた的な?

 などなど、雪が積もってハッスルしたのは、ロボも白衣さんも同様だった今回。
 そんな本作も、コミックス1巻が2月7日に発売とのことで、ますます今後も楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●宮尾さんは生えている (TOもえ 先生)

  

 「人々にごくごく自然に、ケモ耳としっぽがある世界でのお話」

 「まんがライフMOMO」からゲスト登場!
 ねこ耳としっぽをもつ普通の女子高生・宮尾なおさん。
 彼女を中心に、ウサギっ娘やキツネっ娘など、様々なケモ娘たちの日常が描かれます。

 【主な登場人物】
 ・宮尾なお   : 真面目なのだけど、ねこの本能に逆らえないため、色々大変。
 ・宇佐美ミツキ : モデルもやってるウサギっ娘。 宮尾さんを構うことで癒される。
 ・稲荷塚妖子  : 会長やってるキツネっ娘。 キツネらしいキャラを追及している。
 ・大賀美るう  : 不良と思われてるオオカミっ娘。 宮尾さんと仲良くなりたい。

 といった感じのキャラクターが、宮尾さんを中心にそれぞれ交流する様子が面白い。
 個性が各動物の特徴を活かしたもので、とくに宮尾さんのねこの本能は、可愛らしいけど
 不便っぽい所が可笑しかったり。

 あと、稲荷塚会長の尻尾で、暖をとる宮尾さん、とても可愛くてよかったです。
 大賀美さんも、宮尾さんと仲良くなれるのか気になりますし、ますます今後も注目です!

 

 

【最終回!】

●ウリとツメ (佐野妙 先生)

  

 コミックス3巻は、3月27日発売! ・・・ですが、最終回!!

 最後は、受験の行方と、2人の今後が気になるお話。
 天才型の桜子さんと、努力型のツメコさんでは差があったため、
 同じ高校へは行けないかもと、不安がありましたが・・・?

 桜子さんにとっては余裕でも、ツメコさんには厳しい状況。
 それでも何とかなったのは、本人の頑張りと、周囲の支えのおかげでしょうね。

 みどりさんと芽依さんも、祝福してくれて良い友人たちですが、2人は別の学校へ。
 それでも、GWに一緒に遊ぶ約束をしたり、決して離れ離れというわけでもない
 関係を続けられそうな所がよかった。

 それにしても、進学校ということもあって、ツメコさんは勉強面で不安。
 桜子さんも、不運体質ゆえに新しい生活は不安と、それぞれに課題がある様子。

 とはいえ、2人一緒なら、これまで通り何とかなるだろうという安心感もあり、
 新しい制服で新しい場所へ赴く姿からは、はつらつとした希望も感じられましたね。

 などなど、新生活へ向けて、2人の道は続くといった雰囲気の最終回。
 天才型だけど不運な桜子さんと、非才を努力でカバーするツメコさんのコンビが、
 うまくかみ合う様子が楽しかった作品でありました。

 桜子さんの不運に、これからも付き合うツメコさんですが、「何とかなるだろ」と
 鷹揚に構える落ち着きを頼もしく思いつつ・・・ 楽しませていただきましたー!

 

 

【読み切りエッセイ】

●エッセイまんが不適合者 (渡辺伊織 先生)

  

 何を書けばいいのかわからないエッセイ。

 渡辺伊織先生によるエッセイ漫画!
 ではありますが、ご本人が何を書けばいいのかわからずに、悩む姿が描かれます。
 その苦悩の果てに見つけた答えとは・・・!?

 可愛い猫との生活も、子育ても、美味しいご飯の食べ歩きもしていない渡辺先生。
 つまり、経験的な引き出しがなく、そのため描く内容に困っているようで、
 その悩みが興味深くも面白い内容となっていました。

 そこで、自分の中にある何かを探求。
 好きなものを描けばいいと、メガネ好きという嗜好について提示されるのですが、
 安易に触れると危険ということがわかって、何とも言えない感じになっていたのは笑!

 そして、さらなる探求の結果、渡辺先生が見つけた答えには、納得しましたね。
 確かに、特技といえる特技がなく、苦手なことばかりだからこそ、できることがあると。

 でも、このエッセイ、読み切りなので、つづきを読むためには反響が必要なのだとか(^^;
 面白い渡辺先生を拝める可能性のあるエッセイなので、ここはぜひとも、つづきに期待です! 

 

 

【その他】

 まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、冬眠前(遠まわしな表現)の清少納言。
 性格まで変わっていたのは笑いましたけど、むしろこっちの方がウケが良い・・・?
 紫式部とも話が合うみたいだし(´▽`;) まあ、結局はダメそうでしたが。

 

●めんつゆひとり飯 (瀬戸口みづき 先生)

 同期の2人は、それぞれ違う・・・

 面堂さんの同期・十越さんは、几帳面で料理もしっかり系。
 めんつゆでラクに調理する面堂さんと違って、きちんとしたものを作る十越さんは、
 「型を外せない性格」だと自覚しているあたり、立派なものですね。

 そして今回も、心の十越さんにツッコミを入れられつつ、パスタで簡単料理する面堂さん。
 あっさり出来上がる料理に、心の十越さんも驚いてましたが、それでも美味しそう。
 それをSNSで見た十越さんが、ちょっと意地になった所は可愛かったです。

 

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生) 

 バレンタイン!

 ということで、藤咲さんは大忙しですが、村瀬さんもけっこう友チョコをもらう立場。
 女子にモテモテ・・・ではあるものの、そういうのは苦手だと述べたことから、
 藤咲さん、村瀬さんに用意した友チョコを渡しづらくなり、ケンカっぽい状態に・・・

 といった感じに、バレンタインなのに女子同士の友チョコ話になっていたのは面白かった。
 女子の友達がいなかった藤咲さんにとって、村瀬さんは特別な存在なわけで、そのあたりの
 微妙な心情が感じられたのはよかった。 村瀬さんも、藤咲さんのことを理解してましたし。

 

●おじょじょじょ (クール教信者 先生)

 徒然くんが消えて2週間・・・

 彼は山の中、孤独に過ごしているようで、色々と考えている様子。
 誰かと話すのは楽しいけれど1人でも平気。 それでも、ハルさんに会いたい。
 そんな心情が、彼のモノローグと共に感じられて、しみじみしてしまいます。

 そこへ、彼を捜していたハルさんがやって来て、一喝!
 彼女の言葉は適切で、徒然くんにも響いているものの、それでも彼の語る己の欠落、
 「優しさ」についての話が、彼の深刻な心の内をさらけ出していて、辛かった。
 そんな徒然くんを支えたのがハルさんで、彼女の決意には驚かされました。 どうなる!?

 

●眠り姫と起こさない王子 (渋谷一月 先生) 

 今回、2本立て! 1本目は、もう1人の姫様が登場。

 かつてミント王子に救われ、好意を抱いてしまった姫・アルカネットさん。
 王子に何度も求婚しては断られるも、それでもアタックし続ける根性は見上げたもの(^^;
 そんな彼女が、眠り姫と王子が一緒にいることを知り・・・

 といったお話で、王子を振り向かせようと奮闘するアルカネット姫が面白かった。
 ラベンダー姫の“愛”を確かめようと、ある試練を課すアルカネットさんでしたが、
 それがむしろ、ミント王子とラベンダー姫の後押しになっていたかも? という点にニヤニヤ。

 
 2本目は、王子の叔父スカルさんの助言。

 ミント王子と暮らして、彼の人となりを知り始めたラベンダー姫。
 そんな中、魔女の呪いでカエルに変えられたスカルさんから、ミント王子について聞いてます。
 そして、彼の大事な部分に触れられる可能性のあるのが、姫かもしれないという話は興味深かった。

 また、スカルさんには想い人がいるらしく、これについては、もしかすると魔女ではないか?
 と思わせるようなことを言っていたのが、気になりますね~。

 

●紡木さん家の場合 (碓井尻尾 先生)

 2本立ての2本目は、スケートする紡木家。

 しかし、スケート初体験の父兄は戦々恐々で、取り乱す様子が愉快!
 まあ、菊池さんが一緒だし、結ちゃんは落ち着いてるしで、女性陣が頼もしかったわけですが。

 でもって、安田先生も来ていて、菊池さんを狙ってくるものの、父兄に邪魔されていたのは笑!
 滑れないのに、見事に邪魔する2人の執念が可笑し過ぎでした! なんでそこまで邪魔するのか(^^;
 3人で真顔になって滑る所は、大笑いでした゚(*゚´∀`゚)゚

 

  

【新人4コマ杯 12月期月間賞】

・不幸少女と座敷童 (ぼるぴっか 先生)

 

 タイトル通りな2人のお話。

 天城空姫さんは、不運体質な少女。
 座敷童のいる家で、他の皆は幸運なのに、彼女だけ不運。
 そんな様子が面白おかしな4コマ作品になっています。

 不運な空姫さんに、このままでは座敷童の沽券にかかわると、運気向上計画を発動。
 SNSで仲間を集め、何やら始める座敷童さんの行動が愉快でしたね~。

 ぼるぴっか先生といえば、他社でも連載していた方ですね。
 私もお気に入りの作家先生なので、これはぜひとも、つづきに期待したいです!