五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムオリジナル 感想

2010年08月30日 | ◆4コマ誌⑧ まんがタイムオリジナル

2010年10月号

 のしお先生・東屋めめ先生・まがりひろあき先生は、「笑いのプロデューサー」なんですね。

 

●ラディカル・ホスピタル (ひらのあゆ 先生)

 羽をのばすため、旅に出たがる榊先生。 里見先生は職場替えのためなのか?と心配。

 「都市部の中規模病院勤務医で外科なんて一番すり減るよ」という言葉は重い。

 でも、その境遇をエキサイティングと豪語する榊先生は偉大だな~。 でも、休息も必要!

 

●らいか・デイズ (むんこ 先生)

 「春菜来華の学べるニュース」があったらいいなと、実くんたちを見ていて思いました。

 そんな今回、みんなの縦割り活動。 竹田くんの逆上がり授業に、彼の“男気”を感じる!

 悠美さんの相談に声をそろえて「逆」と力説する女子軍団には笑った! 悠美さんも強い。

 

●よゆう酌々 (辻灯子 先生)

 お母様がオーストラリアへ旅立ち、女将として独り立ち(?)な優さん。

 だからといってヘコむわけでも、力むわけでもないこの空気は好きかもしれない。

 遠慮がないけど、さりげないフォローする戸田くんもいいな。優さんの聞き違いネタもよい!

 

●ハッピーエンドではじめよう (本山理咲 先生)

 コミックス1巻、9月7日発売! いつもどーりの展開だけど、“中身”の違いを感じましょう。

 自由というのは「何物にも束縛されない状態」だけを指すのではなく、その状況で自分が

 何を選びとれるかという意志・行動も含まれる・・・そんなことがわかる気がする、猫の旅。

 

●お茶の間クエスト (まがりひろあき 先生)

 遊さんの予備校にいる「ライバル」東通院いぶきさんは、財閥令嬢ゲーマー(なんだそれ)。

 そんな彼女の前に、魔王出現! 「これくれ、ちょっとローマ滅ぼしてくる」状態には笑った。

 まあ魔力の源があると強いのでしょうが(^^;) 主役2人にライバル登場で、今後楽しみ!

 

●極限ラボ (のしお 先生)

 笑いのプロデューサー2番手! 学校に通いたがるベータちゃん、友達が欲しいよう?

 そこへ登場した少女ノーベルちゃんは、ほの暗い幼少時代を送った博士の若返った姿。

 友達づくりと暗い過去克服という一石二鳥な作戦はお見事だけど、アルファ君は報われぬ。

 

●満開!sister (東屋めめ 先生)

 厳格だったはずの父への尊敬が、再婚を機に失われつつある今日この頃な武士くん。

 しかし、男は多くを語らず・・・とはいえ、親父さんの再婚報告は語らな過ぎでしょ(^∇^;

 親父さんの方がアタックしたのには、ちょっと驚き。 息子への愛も深いし、カワイイ人だ。

 

●恋は地獄車 (瀬戸口みづき 先生)

 冒頭の「ひと夏の恋よりセミ談義」、おもろいな(^◇^;) 恋に恋しない千歳さんの片想い。

 海水浴で後藤くんにアプローチ・・・できないのが千歳さん。 「硬派」て、恋は盲目だなオイ。

 でもまあ後藤くん⇒万里子さんだし、姉妹トライアングルで面白いよね!(無責任発言)

 

●そこぬけRPG (佐藤両々 先生)

 イベントツアー、ラストはTGE。 ゲボ君、リンリン君にカナさんをとられて寂しがってます。

 でもって接近してくるのは千花さん・・・ゲボ君モテ期。そしてカナさん、的確なお叱りさすが。

 ゲボ君がその的確さを、穏やかに理解しているのも好感。でも、カナ×千花てアリなのか?

 

●ひよりすと (魔神ぐり子 先生)

 みんなでキャンプ! ひよりさん姉弟はもちろん、草介くんの友人2名、そしてゴロちゃん!

 くまちゃんと呼ぶ方がいいのかな?と思わせるほどに妖艶な“彼”。 惑う男が哀れすぎる。

 そして、やっぱり変態メガネさすがだな・・・変態メガネさすがだな!(大事なことなので復唱)

 

●宇宙人ピョートロ一家 (横山裕二 先生)

 ゲスト!! 野々山小鳥くん12歳が、星に願うのは「世界平和」と「友達がほしい」。

 そんな彼の家に突如あらわれた未確認飛行物体!・・・まあ、冒頭でネタばれしてますが。

 奇妙な居候を迎えた、という話の流れが語られているだけに見えるのは物足りないかも。

 

 


【雑記】 つれづれ・・・

2010年08月30日 | 【雑記】

 なんと!「週刊マンガ日本史」が、新シリーズ刊行予定てマジですか?!

 

 第1シリーズの感想もロクに書けていないのに、こんなん出されたら・・・・・・

 でも、ラインナップおよび作家先生陣が、これまた期待できそうなので、

 やっぱり買っちゃうんだろうな~、という気はします。

 というか、ぜんぶ読みたいんですけどね・・・でもヤマトタケルとか、どう描くんでしょうか。

 

 ちなみに、「源頼朝」以降、まったく感想書けていないのですけど、

 読みたいものはきちんと購読しています。

 感想書いていないのは、基本4コマ誌感想でいっぱいいっぱいだからです。(力量不足)

 大したことが書けないというのもありますし、

 いまさら書いてもなあ・・・ということもあったりしますけど(;´`)

 

 

 関係ないですけど、歴史つながりの話題で・・・

 「コミック大河」のコミックスが2作品、『ぼんくら』『楊家将』各1巻が発売されました。

 どちらも原作アリなので、従来のファン層が手に取ってくれそうですね。

 後者については私も原作既読ですし、1巻購読しました。

 これを機に、「コミック大河」の評価が上がってくれると嬉しいんですけど・・・ね。

 

 

(余談) 

 ちょっと記事の書き方など変えていこうかと考え中です。

 先にも語ったように、いっぱいいっぱいの状態なことが多く、

 感想書きたくても書けないことが増えてしまいました。

 

 正直、アレも書きたいコレも描きたい状態で、あれこれ書きたいけれど

 まったく追いつかず・・・という感じですね。 「マンガ日本史」も、そんな中の1つ。

 

 あと、『うみねこのく頃に』のEP7が発売されましたよね。

 じつは以前、EP6(5含む)を購入していまして、早くプレイしたかったのですけど、

 なかなか機会がないままEP7の発売日を迎えてしまい・・・なんだか損した気分に(^^;

 いろいろプレイしたいゲームもたまったままという状況もアレなので、

 とりあえずは「うみねこ」EP5~6くらいはじっくり読んでみたい、という想いから

 少し4コマ誌感想も縮小して余裕をつくる・・・ことになるかもしれません。(未定ですけど)

 

 

 まだまったくの思いつきレベルなので、どうなるかは未定なのですが、

 正直プチ感想ですら思うように書けていない状況は、個人的にツライもので・・・

 さらに、できればイラスト描きたいというのもあります。

 描かなきゃ精進できないなあ・・・と感じる今日この頃。

 

 なんとなく愚痴っぽくなってしまいましたが、そんな感じでやってみたいと考えております。

 ・・・こんなとこ、真面目に読む人いないだろうけど(^◇^;)

 

 


◆ 『リューシカ・リューシカ』1巻

2010年08月27日 | ◆マンガ 感想

(安倍吉俊 先生)

 「ガンガンONLINE」にて連載中の作品です。

 現在、【その11】「なつのおわりをつげるもの」が公開中(9月22日まで)ですが、

 この話がとても素晴らしかった!

 笑いながら泣ける作品というのは、私にとって至宝です。(正確には泣きそうになった感覚)

 

 

【あらすじ】

 物語は、リューシカという少女の「日常」を描いたもの。

 両親が不在がちな少女リューシカの日々は、空想で満ちることしばしば。

 姉・有季子(あーねーちゃん)や兄・賢(アニー)は、リューシカの言動に戸惑うことしばしば。

 

 まだ幼いリューシカの見る世界は未知であふれかえっていて、

 その数々の未知に対するリューシカの思索は奇妙玄妙、ファンタジー、ときに哲学。

 ゆえに姉・兄とのやりとりがちぐはぐで面白かったり、その思考が趣深かったり・・・

 

 リューシカが“世界”に向き合ったときの視点・思考・感情・行動に、

 どこかなつかしいものを感じたりすることもあったりする、そんな少女日常コメディです。

 

 

【感想】

 基本、「子供」の言動・思考を眺めながら楽しむタイプの作品なので、

 やはりそうした部分が面白味になっています。

 

 大人から見れば何でもないことであっても、子供にとっては一大事。

 そんな出来事にリューシカが向き合って、喜んだり怒ったり哀しんだり楽しんだりします。

 だるまが転げ回ればそれにおびえ、暴風雨の後の庭を見れば「誰かが荒らした」と考え、

 そんな風に1つ1つの出来事に対するリアクションが面白い。

 

 しかも、リューシカは空想少女。

 だるまが怒っていると感じて、だるまのご機嫌をとろうとしたり(第1話で読めます)、

 庭を荒らした「誰か」を見つけて、その「誰か」をしかったりと、その様子は面白1人芝居。

 それが笑えるやら微笑ましいやら、とにかく楽しいのです。

 

 

 また、もう1つの特徴として、リューシカの趣深い思索があります。

 これが大人の視点で見ても何かを感じられたり、考え込んでしまったり・・・

 

 「目玉は2つあるのに、見えるものが1つなのはおかしい」というところから、

 リューシカは自分の見ている世界が、ホンモノかニセモノか悩んでしまったりします。

 この話でリューシカは自己との対話を試み、それを経て

 「・・・もうちょっとでだいじなことがわかりそうなきがした・・・」なんて語るんですよね。

 

 ここでの対話の内容も、「世界のありよう」を子供がどうとらえているか、

 みたいなことが感じられて、なんというか“深い”。

 このように、リューシカなりに手探りしながら「世界」に向き合っている雰囲気に、

 胸迫るものを感じたりもします。

 

 

 基本は、リューシカの行動や考え方が笑える楽しさにあふれていて、

 読んでいて心地よく、時に感心させられたり、趣深い感動を覚えたりもする

 そんな素晴らしい作品です!

 

 ところで、リューシカの名前って栢橋龍鹿(かやはしきみか)なんですけども、

 なんで「リューシカ」と呼ばれたがっているんでしょうね・・・なんて気にしたり。

 姉「有季子」や兄「賢」とくらべても、「龍鹿」なんて変わった名前なのも妙な感じ。

 このあたり、なにか事情があるような雰囲気でもありますね。

 

 ホントは1ヶ月以上前に感想書きたかったんですけども、遅れに遅れてこんな時期。

 なのに大したこと書けていませんが、とにかく面白い! 私は大好きです!!

 

 

 

【余談 : 『よつばと!』との比較】

 小さな女の子の「日常」ということで、『よつばと!』との共通要素も多い本作品。

 たしかに似通った印象を受けたりもしますが、そこはモチーフとしての共通点がある以上、

 似たような雰囲気になるのはやむなしと考えます。 ちなみに私は両作品とも大好きです。

 

 似ているといえば確かに似ている作品ではありますが、

 私の感じたところでいえば、「リューシカ」=曇天、「よつばと」=晴天っぽいイメージ。

 そうしたイメージの違いをもたらしているものが何なのかと考えると、

 それは「不安」という要素の比重にあるのではないか、と考えます。

 

 これは巻末でも語られていることなのですが、「リューシカ」には「不安」という要素が

 持ち込まれていて、そこを起点として物語が生まれており、それがカラッと晴れた感覚とは

 別のなにかを感じさせているような気がします。

 

 といっても、そこは「子供の感じる不安」であって、「大人から見れば他愛ないもの」だったり

 するので、読んでいて重苦しいということはほとんどないです。

 むしろ微笑ましかったり、「なんかわかる」と思ったり、「くだらねー」と笑ったりする感覚で、

 リューシカの「不安」との対峙を眺める楽しさがあります。

 

 

 さらに『よつばと!』には、「と」と付いていることからわかるように、

 少女よつば「と」何か・誰かとのふれあいから世界を眺めるような視点、

 主に現実との関わりを中心としますが、

 『リューシカ・リューシカ』では、少女リューシカの世界は

 自己との対話(空想)を中心にして成り立っているのです。

 名前が繰り返されたタイトルは、自己との対話で閉じている状態を示しているのかも?

 (単なる決まり文句であるとか、語呂が良いというだけかもしれませんけども・・・)

 

 『よつばと!』は、主人公よつばの「行動」を眺める視点が多いですけど、

 『リューシカ・リューシカ』は、主人公リューシカの「内面」を眺めることが多い。

 そのあたりが相違点というか、両作品それぞれの個性をみきわめるのに必要なポイント

 と言えそうな気もします。

 

 


◆ まんがタイムスペシャル 感想②

2010年08月26日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

2010年10月号 のつづきです。

 ①は、『恋愛ラボ』 『シュガービーチ』の感想です。

 ところで、樹るう先生がこのようなものを作成されたようです。

 私もプレイしてクリア! 200番台後半くらいの順番でした(^◇^;)

 

●ベツ×バラ (曙はる 先生)

 社員旅行の幹事は、ベツ・バラコンビ! 他人が見るとカップルだけど、単なる先輩後輩?

 原田くんは元カノと来たことがあるらしく、薬局の場所を知っているとか・・・イヤらしい(ぉぃ

 しかし、別所さんは合コンの作法を尋ねてましたけど、原田くんの心中はどうなんでしょ?

 

●21時のシンデレラガール (藤凪かおる 先生)

 ご両親が旅行に行くため、門限気にせずハッスルとみ子さん・・・だったのに、東京で遭遇!

 娘と気付かずに、その仕事風景をながめるお父上の「他者への目線」と「娘への態度」。

 その違いに苦笑しつつも、やっぱり娘が気になるのは家族だからなんだよな~、と微笑。

 

●笑って!外村さん (水森みなも 先生)

 外村さん家に来ている春野さん。 今回は、読者視点なツッコミ役で負担大。お疲れ~!

 とくに外村さんのお母様とのやりとりが面白く、外村さん性格形成のワケを察したり(^^;

 色々大変そうでしたが、“灯り”がともる瞬間の表情など見ていると、その人柄に和みます。

 

●トンネルの華子さん (松田円 先生)

 前回、広海さん編が本当に終わってしまったんですねえ・・・今回は、「夏の終わり特別編」。

 小3の夏休み、華子さんと出会った少年が、20年後にふたたびトンネルを訪れて・・・

 なんて話でしたけど、華子さんが多くの人と関わり“残しているもの”が、余韻になってます。

 

●丸の内! (藤島じゅん 先生)

 ムダをはぶくぞ仕分け人! 丸の内さんが、職場のいらないものをバッチリ仕分け!!

 役に立たない仕分け人こそが仕分けられるべし、という教訓ある風刺話でしたね!(危険)

 でも、丸の内さん間違ってないかも。 茗荷谷くんの私物は、仕分けの成功例ですよねえ。

 

●早乙女寮別館ものがたり (小谷あたる 先生)

 松子さん、ブルマー姿で草刈りのお手伝い! ちかさん、【松子さまのおみ足】にわくわく!

 やたらと蚊に刺されたちかさんに「ばってん」つけてく松子さま。この2人の画(え)が好き。

 以前、姉からの手紙に複雑そうだった松子さんでしたけど、家族との関係に問題アリ・・・?

 

●パンむすめ (樹るう 先生)

 連載2回目! 19歳で店長ちはるさんの元気いっぱいな働きっぷりが、何とも快活でよい。

 さらに「おすすめ」の冷製スープパンはじめ、お店のパンが本当に美味しそうでたまらない!

 そして山本さんちのメガネくん、冷静タイプみたいだけど、ちはるさんと相性よさそう??

 

●ユニカフェ (あおいえり 先生)

 ゲスト!なにげに注目しております。 女装男子ユキさんとデートすることになったマキさん。

 お互い異性がニガテという設定が、その“倒錯”を緩和し、2人の仲を特別にしている印象。

 前回、マキさんに「女の子」を感じたユキさんが、彼女に「男の子」と見られるのも面白い!

 

●えすぴー都見参! (岬下部せすな 先生)

 今回、2人も新たな人物登場! しかも、話をさらに盛り上げてくれそうなポジション。

 前期試験で、巣鴨くんと同じ1位になった御影院大志くん。何だか、直人くんを嫌ってる?

 さらに都さんのライバル(?)になりそうなナゾのくのいち・蛍さん。 これは今後が楽しみー!!

 

●放課後エア部 (サカザキ 先生)

 今日も今日とてエア部はエア部だけど、今回は私服でお祭り!のぞみさんの私服ぅ(´Д`;)

 いつもの感じで、買い食い・射的にお姫様ごっこ(?)でしたが、新幹線トリオそれぞれが

 “ロマンス”に遭遇していたのは、イイ雰囲気つくっていました・・・のぞみさんはアレだけど!

 

●キミ待ち! (口八丁ぐりぐら 先生)

 1人3パックの特売卵を買うために、陽菜さんと詩さん2人でお出かけ。

 詩さんは洋介くんのためと張り切るし、陽菜さんは耕四郎くんをタイガーさんに重ねるし、

 なんだか面白い構図でござんす。 私は、耕四郎くんのおじい様があやしいと思うな~・・・

 

●ごめんね、委員長! (いけだじゅん 先生)

 「ラブリー」連載作品ですが、たびたびゲストで登場しています。 委員長と愉快な仲間達!

 夏休みの宿題を終わらせようとがんばる面々にキビシイ委員長だけど、それも皆のため。

 イタズラに混じっていたメッセージが、委員長の表情・セリフと重なって、微笑ましく楽しい。

 

 


【訃報】 今敏監督、ご逝去 

2010年08月25日 | 【雑記】

アニメーション映画監督の今敏氏が、お亡くなりになりました。

謹んで、お悔やみ申し上げます。

 

ご本人様サイトの日記にて、お亡くなりになるまでの経緯がつづられております。

これを読みながら、ちょっと泣きたくなってしまいました・・・名文です。

(現在、つながりにくいみたいですね・・・こちらでも読めるようです)

 

 

今敏監督といえば、『パーフェクトブルー』 『千年女王』 『パプリカ』などの

アニメ映画で知られており、私も楽しませていただいた作品ばかり・・・

没年46歳とのことで、今後まだまだ活躍された方であろうと考えると、なんとも無念。

 

ただ正直、自分でも「なんでこんなにショック受けているんだろう?」というくらい

意外な衝撃を受けているのですね。

今敏氏が亡くなられたことを知ったとき、私の胸にわきあがった大きな空虚感は、

自分でも「なんで?」と思ってしまうほど不思議に強烈なものでした。

 

おそらくは、私が今敏監督の作品から、自分でもわかっていなかったくらい強烈なセンスを

感じていたのだろうということと、そのセンスの持ち主がいなくなってしまったことに対する

喪失感が、想像をこえた大きな衝撃となって私を襲ったのだと考えます。

 

 

とりとめもないことを語ってしまいまして、すみません。

重ねて、お悔やみを申し上げます。

 

まだ前記事の続きを書かねばならないときであるにも関わらず、

しかし、どうしても書きたくなってしまいましたもので、申し訳ありません。

 

(追記)

 また、人形アニメーションで知られる川本喜八郎氏も、お亡くなりになりました。

 『人形劇三国志』などは、思い出深い作品。

 謹んでお悔やみ申し上げます。

 

 そのほかにも、多くの著名な方々が亡くなられていますが、

 とくに自分が接してきた作品に携わった方が、次々に世を去られているのは、

 なんとも寂しいものですね・・・