2015年1月号
今月の『恋愛ラボ』感想はこちら
表紙は、手編みマフラーをプレゼント? ・・・なマキ。
冬の装いが寒さを感じさせつつも、あたたかい雰囲気がありますね~。
他、連載開始『ローカル女子の遠吠え』のりん子さんも、サンタ&トナカイ・コス!
また、ミシェルさんもサンタ帽をかぶりつつ、持ってるブッシュ・ド・ノエルが美味しそうです。
今後、私事で多忙となるため、記事内容を縮小してみようかと考えております。
これまでは、「コミックス発売作品」「新連載」「新作」「最終回」「今月のピックアップ」と、
長文感想を書いてきましたが、このうち前者2つ(赤文字)については、
余裕のある時のみ書くという方針で行こうかと、思案中。
まだ検討段階なので、どうなるかは不明ですが、ご容赦いただけると幸いです。
今月の「何のために働くので賞」は、『ローカル女子の遠吠え』より、りん子さん!
ゲストを経ての連載スタートとなった本作品!
都会に疲れ、地元へ戻ってきた有野りん子さん、そこでもバリバリ働いています。
彼女は「アリとキリギリス」の“アリ”に自分を重ねつつも、
“キリギリス”の方が幸せそうなことに微妙な心持ち・・・
そんな彼女の「ローカル女子の遠吠え」が、面白おかしく描かれる4コマ作品なのですが、
時に、鋭く突き刺さるような言葉が出てくることがあって、しみじみ考えてしまうことも。
「何のために働いているんですか?」と突きつけられたりん子さんの答えは、
まあオチになっていましたけども、それでも我が身を振り返りたくなったり、しますよね~。
【今月のピックアップ!】
●みずいろミュージアム (あさみゆとり 先生)
今回、ペンギンビーチのベビーラッシュ! ・・・ではありましたが?
生まれたばかりのペンギンの子を、手にとって感激しているさかなさん。
か弱き愛らしさとでも言いましょうか、その姿は、生命の歓びに包まれているようですね。
そこで、貴也くんがペンギンの「卵すりかえ作戦」を、さかなさんに手伝わせますが・・・
ペンギンの卵を「擬卵」とすりかえるのは、有精卵化無精卵かを確かめるためだと、
さかなさんは考えていましたけど、実は、このすりかえた卵は、
ある理由で孵化させられないというから驚きでしたね~。
ただ、私には納得の理由ではありましたが、さかなさんには少し辛い様子。
何とかならないかと貴也くんに頼みますが、「仕方ない」と一蹴され悲しそう。
貴也くんだって、何とかしたいのはやまやまですし、
「仕方ない」なんて言いたくない言葉を使ってしまったことに、
自己嫌悪を感じているのは、社会人のあるあるっぽくて共感したかも(^^;
けれど、そこから新たな「卵すりかえ作戦」が行われ、
今度は新たな未来を見つめる、素敵な結果をもたらしていたことが、
たまらなく素晴らしかったですよ!
貴也くんもさかなさんも、笑顔になれていたことに、安心できましたね。
などなど、動物の「繁殖」についての話が興味深く、
かつ飼育員さんたちの苦心や喜びが、しっかりと伝わってくる内容に、
しみじみ感じるものがありました。 とても面白かったです。
さかなさんを邪険に扱っていた貴也くんも、彼女を評価している様子でしたし、
動物たちだけでなく、さかなさんの成長も見守ってゆきたいなんて、思ってしまいました。
そんな感じで、今後も楽しみです!
【ゲスト作品】
●ざしきわらしと僕 (西岡さち 先生)
久しぶりに来たおばあちゃんの家には、ざしきわらしがいた!?
10月号の月間新人賞をとられていた西岡先生の作品。
夏休み、おばあちゃんの家へ来た小学5年生の裕貴くん。
けれど、そこには謎の小さな子供がいて・・・?
と始まるお話は、座敷童子と少年の交流が面白おかしく、
そしてほんのり温かく描かれる4コマ作品になっています。
今の所、裕貴くんにだけしか見えない座敷童子ですが、
やたらと高圧的だったり、だらしなかったりと、そのキャラクターが面白味(^^;
かと思えば、おばあちゃんのピンチには、素早く行動して守っていたり、
座敷童子らしい(?)活躍も、楽しかったりしますね。
裕貴くんの年上の幼なじみ・希さんも、座敷童子は見えない様子ですが、
その見えない所がオチを強化するなど見所ありつつ、しっかりした印象の4コマ作品です。
読みやすくて面白いと感じましたし、これはぜひとも、つづきが読みたいものです!
【最終回!】
●おかってスタディ (大川マキナ 先生)
小学生男子が、女子大生にお料理を指南する物語も、最終回!
最後は、せりあさんの入院中だった母上が、退院してきてめでたし・・・
ではあるのですが、お料理のできる母上が戻ってきたことで、
これまで、せりあさんに料理を教えていたハヅキくんは、お役御免に!?
なんて感じのお話で、心ここに非ず状態になってしまったハヅキくん。
もう、料理を教える理由がなくなったことで、せりあさんに会う理由もなくなってしまう。
そんな風に考える彼が、いつものしっかりさを失ってミスを連発する姿に、
可笑しさと同時に、気の毒さも感じちゃいましたね~。
そこへ、せりあさん直々に、今後のことについて話に来て・・・
といった展開で、ハヅキくんのドキドキが愉快でしたけど、
まあ、悪い方向に行くわけもなく、最後はいつも通りに楽しいシメとなっていました。
たこやきが美味しそうでしたよ~。
などなど、美味しく楽しくの最終回!
料理が苦手な女子大生のせりあさんが、小学生のハヅキくんに料理を習うという、
年上女性と少年の交流が面白おかしくも、どことなく微笑ましさを覚えてしまう4コマ作品。
はじめ、大人びていて平静だったハヅキくんも、せりあさんの天然な可愛さに、
ペースを乱してなじんでゆく様子が、笑いと共に温かかったように思えます。
そんな感じで、楽しませていただきましたー!
②へつづきます。