2018年9月号&10月号
遅れ対策として、2ヶ月分の感想を簡易に(新作・最終回のみ)
書いてみたいと思います。 これで追いつけるかどうか・・・
すでに11月号まで出てますけど、さすがに3ヶ月分は厳しひ。
先々月の「正史と演義で賞」は、『孔明のヨメ。』(9月号より)!
徐庶、曹操のもとへ・・・
ということで、母と感動の再会・・・と思いきや、
むしろ“勘当の再会”になりかねない剣幕で、母に叱られる元直さん(^^;
しかし元直さんは、程昱の企みを見抜いたうえで来たことを告げ、
それが劉備さんの勧めだったと話したことで、母上も納得、感激していたのが
よかったですね。
「正史」では、捕虜となった母を追って、徐庶は曹操のもとへ赴くのですが、
「三国志演義」においては、本作と同様、策で捕らわれた母のもとへ駆けつけるも、
そのことを恥じた母上が自害するという悲しい話になっているのですよね。
なもので、本作でも悲劇が起こってしまうのではないか?
と心配していたのですが、そこは正史準拠といいますか、母上の生存ルート。
しかも、元直さんが策を見抜いていたことと、劉備さんの思いやりによる、
きちんとした説得力を持たせる展開で、見事でありました。
そして、いよいよ三顧の礼が始まりそう? 楽しみです!
【9月号から連続ゲスト作品】
●ふたりの姉に困っています (卯々乃 先生)
末っ子長男と、ふたりの姉と・・・
【主な登場人物】
・大地 : 末っ子の長男。 厳しい姉と甘い姉にはさまれて困惑の日々。
・ウミ : 厳しい長女(20)。 スパルタで容赦ない性格。
・ソラ : 甘い次女(17)。 甘々ふわふわで、甘やかし危険。
テストで平均点以下をとってしまった大地くん。
それに気づいたウミ姉は厳しいけど、ソラ姉は前よりいい点数だと甘々。
大地くんが、そんな2人の間で右往左往する様子が、面白おかしな4コマ作品です。
スパルタで勉強を教えるウミ姉さんですが、あまりに厳し過ぎ。
見かねたソラ姉さんが「自分が教える」と、大地くんを奪っていたのは姉の愛。
しかし、ソラ姉さんでは簡単な問題ばかりを復習してしまい、うまくいかない。
といった風に、厳しくとも甘くとも、困ってしまう弟・大地くんでしたが、
両極端な指導も、それぞれ役に立っていたという展開は面白かったですね~。
良き姉に囲まれて羨ましい・・・と思いきや、やはり弟という立場はツライ
なんて思わせるラストに笑いつつ、連続ゲスト、楽しみです!
【10月号に新作ゲスト登場】
●鬼ムコさんと花ヨメさん (じろあるば 先生)
大正時代、嫁いだ先は鬼ムコの家・・・?
【主な登場人物】
・小巻 : 父の差し金で、スパイとして嫁ぐことに?
・望月大和 : 帝国陸軍中尉。 鬼・悪魔と評判の美男子。
時は大正、十月吉日、輿入れすることになった小巻さんですが、
この縁談は父上に言われて、スパイになることを申しつけられたもの。
しかも、相手は鬼だの悪魔だの言われる御仁で、小巻さんも困ってしまい・・・
なんて感じのお話で、やや天然気味でほんわかした小巻さんが、
重責を背負ったうえに、鬼ムコである大和中尉に嫁ぐ様子が、緊張感ありました。
しかし、大和中尉は、見目麗しき美青年。
優しく爽やかで、これのどこが「鬼」なのかと、小巻さんも安心しています。
夜になり、床を並べて寝ようかという時にも、前向きっぽいのが可愛らしかった。
ところが、ここで大和中尉の“本性”が明らかに!
優しくしてくれたかと思ったら、唐突に突き放す冷たい態度。
これは一体どういうことなのか?
評判通りの鬼なのか、はたまた何かしら理由があるのか。
基本的には放任主義といった印象で、縛り付けるタイプでないのは不幸中の幸い。
小巻さんはどうするのか、夫婦はやっていけるのか、気になるので続きに期待です!
【10月号にて最終回!】
●マツ係長は女ヲタ (奥十 先生)
コミックス2巻は、11月7日発売! ・・・ですが、最終回!!
最後は、カラワンのライブを楽しみにしていたマツ係長だったものの、
トラブルで行けそうになくなり・・・ というお話。
めちゃくちゃ楽しみにしていたのにと、残念がるマツ係長でしたが、
他人のミスとはいえ、仕事のことに関しては本気モードで対応するあたり、さすが。
そこで、無念を晴らすべく、代わりにウメくんにライブへ行ってもらうことに!?
代わりに行って、何とかなるのかよくわかりませんが、
それでも、それでマツ係長の気が晴れるのならと、ライブへ・・・
ウメくんは「代打」として、しろたんへの声援が聞こえないと思うや否や、
声を張り上げて、しろたんコールしていたのは面白かった!
あのウメくんが、ここまでやってくれるなんて(^^;
そこで、声援に応えるように、スマイル&ウィンクしてくれるしろたん最高。
ウメくんも、マツ係長がいたら喜んだだろうなぁ…なんて考えるあたり、
マツ係長への想いが感じられて、よかったですね。
その後、カラワン楽屋トークで「マッたんさん」と「眼鏡さん」の話題が出て、
盛り上がっていたのも楽しかったですし、こうしてファンのことも見ているのだと
思わせてくれる所が、素敵なアイドルたちでありました。
それから、マツ係長と合流したウメくん。
まさか、ここで告白同然の台詞が出てくるとは思っていなかったので、驚き!
マツ係長が喜んでくれたら、自分も嬉しいなんて・・・
続けて、その気持ちの正体についても、語っていたのが衝撃的。
マツ係長のことが好きだから、彼女が喜ぶと嬉しいというシンプルな言葉。
それに対して、マツ係長も軽く「私もウメ君の事、好きだよ!」なんて言っていたのは笑!
と思ったら、軽い割に、真剣な返しだったことが判明して、さらに驚きでしたね~。
マツ係長、カッコよすぎでしょ(´▽`;)
などなど、なんだか怒涛の最終回となりましたけど、まさかまさかの決着に脱帽でした。
いつも冷静なウメくんの方が、あからさまに振り回されていたのが小気味よし。
とても幸せな余韻を響かせつつ・・・ 楽しませていただきました!
【9月号 新人4コマ展 今月の一本!】
・天災博士みつひこくん (イチョウヨワシ 先生)
昔話っぽい世界で、迷惑きわまりない活動をする博士さん。
浦島太郎の歌を歌いながら歩く少年・二郎くん。
亀をイジメていた不良を発見しますが、そこへやって来た白衣の男性が
不良を追い散らし、カメを奪っていたのは愉快。
どうも竜宮城へ行き、玉手箱を持ち帰ることが目的のようですが・・・
といったお話でしたけど、白衣の男性=博士みつひこくんの強引さと行動力が
勢いあって、面白味になっている印象ですね。
昔話的世界観と共に、奇妙な魅力を感じますし、
つづきに期待したい所です!