五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがホーム 感想

2018年10月20日 | ◆4コマ誌① まんがホーム

2018年9月号&10月号

  

 遅れ対策として、2ヶ月分の感想を簡易に(新作・最終回のみ)
 書いてみたいと思います。 これで追いつけるかどうか・・・
 すでに11月号まで出てますけど、さすがに3ヶ月分は厳しひ。

 

 

 先々月の「正史と演義で賞」は、『孔明のヨメ。』(9月号より)

 

 徐庶、曹操のもとへ・・・

 ということで、母と感動の再会・・・と思いきや、
 むしろ“勘当の再会”になりかねない剣幕で、母に叱られる元直さん(^^;

 しかし元直さんは、程昱の企みを見抜いたうえで来たことを告げ、
 それが劉備さんの勧めだったと話したことで、母上も納得、感激していたのが
 よかったですね。

 「正史」では、捕虜となった母を追って、徐庶は曹操のもとへ赴くのですが、
 「三国志演義」においては、本作と同様、策で捕らわれた母のもとへ駆けつけるも、
 そのことを恥じた母上が自害するという悲しい話になっているのですよね。

 なもので、本作でも悲劇が起こってしまうのではないか?
 と心配していたのですが、そこは正史準拠といいますか、母上の生存ルート。

 しかも、元直さんが策を見抜いていたことと、劉備さんの思いやりによる、
 きちんとした説得力を持たせる展開で、見事でありました。
 そして、いよいよ三顧の礼が始まりそう? 楽しみです!

 

 

【9月号から連続ゲスト作品】

●ふたりの姉に困っています (卯々乃 先生)

  

 末っ子長男と、ふたりの姉と・・・

 【主な登場人物】
 ・大地 : 末っ子の長男。 厳しい姉と甘い姉にはさまれて困惑の日々。
 ・ウミ : 厳しい長女(20)。 スパルタで容赦ない性格。
 ・ソラ : 甘い次女(17)。 甘々ふわふわで、甘やかし危険。

 テストで平均点以下をとってしまった大地くん。
 それに気づいたウミ姉は厳しいけど、ソラ姉は前よりいい点数だと甘々。
 大地くんが、そんな2人の間で右往左往する様子が、面白おかしな4コマ作品です。

 スパルタで勉強を教えるウミ姉さんですが、あまりに厳し過ぎ。
 見かねたソラ姉さんが「自分が教える」と、大地くんを奪っていたのは姉の愛。
 しかし、ソラ姉さんでは簡単な問題ばかりを復習してしまい、うまくいかない。

 といった風に、厳しくとも甘くとも、困ってしまう弟・大地くんでしたが、
 両極端な指導も、それぞれ役に立っていたという展開は面白かったですね~。

 良き姉に囲まれて羨ましい・・・と思いきや、やはり弟という立場はツライ
 なんて思わせるラストに笑いつつ、連続ゲスト、楽しみです!

 

 

【10月号に新作ゲスト登場】

●鬼ムコさんと花ヨメさん (じろあるば 先生)

  

 大正時代、嫁いだ先は鬼ムコの家・・・?

 【主な登場人物】
 ・小巻   : 父の差し金で、スパイとして嫁ぐことに?
 ・望月大和 : 帝国陸軍中尉。 鬼・悪魔と評判の美男子。

 時は大正、十月吉日、輿入れすることになった小巻さんですが、
 この縁談は父上に言われて、スパイになることを申しつけられたもの。
 しかも、相手は鬼だの悪魔だの言われる御仁で、小巻さんも困ってしまい・・・

 なんて感じのお話で、やや天然気味でほんわかした小巻さんが、
 重責を背負ったうえに、鬼ムコである大和中尉に嫁ぐ様子が、緊張感ありました。

 しかし、大和中尉は、見目麗しき美青年。
 優しく爽やかで、これのどこが「鬼」なのかと、小巻さんも安心しています。
 夜になり、床を並べて寝ようかという時にも、前向きっぽいのが可愛らしかった。

 ところが、ここで大和中尉の“本性”が明らかに!
 優しくしてくれたかと思ったら、唐突に突き放す冷たい態度。
 これは一体どういうことなのか?

 評判通りの鬼なのか、はたまた何かしら理由があるのか。
 基本的には放任主義といった印象で、縛り付けるタイプでないのは不幸中の幸い。
 小巻さんはどうするのか、夫婦はやっていけるのか、気になるので続きに期待です!

 

 

【10月号にて最終回!】

●マツ係長は女ヲタ (奥十 先生)

  

 コミックス2巻は、11月7日発売! ・・・ですが、最終回!!

 最後は、カラワンのライブを楽しみにしていたマツ係長だったものの、
 トラブルで行けそうになくなり・・・ というお話。

 めちゃくちゃ楽しみにしていたのにと、残念がるマツ係長でしたが、
 他人のミスとはいえ、仕事のことに関しては本気モードで対応するあたり、さすが。
 そこで、無念を晴らすべく、代わりにウメくんにライブへ行ってもらうことに!?

 代わりに行って、何とかなるのかよくわかりませんが、
 それでも、それでマツ係長の気が晴れるのならと、ライブへ・・・

 ウメくんは「代打」として、しろたんへの声援が聞こえないと思うや否や、
 声を張り上げて、しろたんコールしていたのは面白かった!
 あのウメくんが、ここまでやってくれるなんて(^^;

 そこで、声援に応えるように、スマイル&ウィンクしてくれるしろたん最高。
 ウメくんも、マツ係長がいたら喜んだだろうなぁ…なんて考えるあたり、
 マツ係長への想いが感じられて、よかったですね。

 その後、カラワン楽屋トークで「マッたんさん」と「眼鏡さん」の話題が出て、
 盛り上がっていたのも楽しかったですし、こうしてファンのことも見ているのだと
 思わせてくれる所が、素敵なアイドルたちでありました。

 それから、マツ係長と合流したウメくん。
 まさか、ここで告白同然の台詞が出てくるとは思っていなかったので、驚き!
 マツ係長が喜んでくれたら、自分も嬉しいなんて・・・

 続けて、その気持ちの正体についても、語っていたのが衝撃的。
 マツ係長のことが好きだから、彼女が喜ぶと嬉しいというシンプルな言葉。

 それに対して、マツ係長も軽く「私もウメ君の事、好きだよ!」なんて言っていたのは笑!
 と思ったら、軽い割に、真剣な返しだったことが判明して、さらに驚きでしたね~。
 マツ係長、カッコよすぎでしょ(´▽`;)

 などなど、なんだか怒涛の最終回となりましたけど、まさかまさかの決着に脱帽でした。
 いつも冷静なウメくんの方が、あからさまに振り回されていたのが小気味よし。
 とても幸せな余韻を響かせつつ・・・ 楽しませていただきました!

 

 

【9月号 新人4コマ展 今月の一本!】

・天災博士みつひこくん (イチョウヨワシ 先生)

 

 昔話っぽい世界で、迷惑きわまりない活動をする博士さん。

 浦島太郎の歌を歌いながら歩く少年・二郎くん。
 亀をイジメていた不良を発見しますが、そこへやって来た白衣の男性が
 不良を追い散らし、カメを奪っていたのは愉快。

 どうも竜宮城へ行き、玉手箱を持ち帰ることが目的のようですが・・・
 といったお話でしたけど、白衣の男性=博士みつひこくんの強引さと行動力が
 勢いあって、面白味になっている印象ですね。

 昔話的世界観と共に、奇妙な魅力を感じますし、
 つづきに期待したい所です!

 


◆ まんがホーム 感想

2018年07月28日 | ◆4コマ誌① まんがホーム

2018年8月号

 

 表紙は、パレオ水着ならいかさん!
 南国でしょうか、夕焼けの映える背景がロマンティック。
 他、月英&孔明さんも南国風、キミさんたちも水着姿で、夏模様。

 

 

 今月の「山岳高原パトロール隊で賞」は、『けいさつのおにーさん』

 

 今回、登山調査をこなす穂刈くんと手塚さん。

 長野県警では、山岳遭難救助隊とは別に、山岳高原パトロール隊があるのだとか。
 遭難防止、広報啓発、パトロール活動をするとのことで、穂刈くんたちも参加。

 山登りが好きな穂刈くんにとっては念願の任務らしく、張り切っていますが、
 警察関係以外にも多くの方々が参加されていて、パトロール任務の重要性が
 伝わってきます。

 そして、実際に登山しながら調査を進める様子が、たいへん興味深いもので、
 こうした活動によって、山岳遭難への対策が築かれていると感じさせられつつ、
 登山へ行くときの注意事項など、役立つ情報も色々あって面白かったですね。

 

 

【コミックス25巻、発売中!】

●らいか・デイズ (むんこ 先生)

  

 夏休み、友情よりも恋愛をとるらいかさん!?

 夏休みに入って、陽子さんから遊びに誘われるらいかさんでしたが、
 すぐ宿題をしたいとのことで、誘いを断っています。

 なぜ、急いで宿題をしたいのかと聞かれて、「この夏は友情よりも恋愛をとるよ」
 なんて発言したものだから、大騒ぎに!?

 さっそく、まなみさんたちが竹田くんの所へ報告。
 【あえて話をややこしく】と、完全に楽しんでいますけど、話を聞いた竹田くん、
 動揺し始めていたのは可笑しかった(´▽`;)

 まあ、らいかさんが会いに行ったのは猫なわけですが、それでも心配な竹田くんが、
 ハジメくんと出会って、車で山形まで連れて行ってもらおうとしていたのは、愉快。
 ハジメくんの車がボコボコで、命の危機まであるというのに(ぇ

 一方、らいかさんは猫を愛でまくりで、玩具を善三郎(猫)のために買いこんでいたり、
 あながち浮気と言っても差し支えないような、かまいっぷりだたのは面白かったですね。

 竹田くんは途中で、ハジメくんの運転で限界となり、おじいちゃんに迎えに来てもらうも、
 来た理由を「浮気調査」だと、ハジメくんに報告されていたのは笑! 
 ハジメくんの顔がゲスすぎる!

 などなど、らいかさんの“浮気”を確かめるため、竹田くんが大変な目に遭うお話でしたが、
 何だかんだでラブラブな所に安心感がありましたね、泊まる部屋が一緒でしたし(ぇ
 はたして一夜の過ちがあったのか? なんて気にしつつ、今後も楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●年上の物理女子は可愛いと思いませんか? (ミツナナエ 先生)

  

 物理女子と文系男子が、実験実験!

 まんがタイムスペシャルにて連載中!
 高校へ入学した朝永くんが出会った湯川先輩は、実験の日々を送る物理女子。
 そんな彼女との物理部な日常が描かれる4コマ作品です。

 今回は、学校の怪談話を科学的に解き明かそうと挑みます。
 「顔から火が出た」という表現を「人体自然発火」とか言っちゃう湯川先輩は、
 なんでも科学的に考え、解明したがるタイプで面白い。

 そのため、体育館裏で聴こえる声の謎について、調べることになりますが、
 怖がる朝永くんに対し、平然とする湯川先輩という対比も愉快でした。

 聴こえてくる声がスピーカーから流れているのでは? と考えた湯川先輩。
 金属探知機でスピーカーを探すものの、何も見つからず、やはり怪奇現象か?
 とも思いましたが、湯川先輩は別の仮説を立てて・・・

 なんてお話だったわけですけども、事の真相が判明すると、何とも拍子抜けで笑!
 これはさすがに愉快でしたねえ(´▽`;)

 それにしても、パラメトリックスピーカーとか面白いですね、使ってみたい。
 などなど、物理への興味をかき立てられつつ、興味深く楽しめる本作品。

 最近の展開では、仲間も増えて、ある目標へ向けて動き出していますし、
 まんがタイムスペシャル連載中ということで、ますます今後も注目です!

 

 

【コミックス1巻、発売中!】

●広島さん、友達になってください (こみちまい 先生)

  

 広島へ引っ越してきて、愛着を感じ始める少女のお話。

 親の都合で各地を転々としていたキミさんですが、やって来た広島では
 友達も増え、ここを安住の地にしたいと考え、広島について知ろうと努めます。
 そんなキミさんの広島な日常を描く4コマ作品。

 今回は、妹・タミちゃんを保育園まで迎えに来たキミさん。
 園児にもなつかれっていますが、赤いシャツを着た子を見ると、カープTシャツだと
 思ってしまうあたり、カープへの意識が高まっていて、広島になじんでいる印象です。

 そして、それはタミちゃんも同じで、白いシャツを赤く塗ってしまい、
 カープの応援をするなんて言っているのが、けなげで可愛らしかった。
 キミさんも怒らずに、受け入れているのが大らか~。

 そんな風に、赤からイメージするカープの話が面白かったわけですが、
 広島にはカープだけでなく、サンフレッチェ広島も存在しています。
 その名前の由来が、まさかの逸話からとられたものだというのは、驚きでしたね。

 地方ゆかりの戦国武将が関わっていたとは、まるで存じ上げませんでしたけど、
 あまりに意外な由来だったので、ちょっとした衝撃でありました。

 などなど、カープもサンフレッチェも、広島にとっては重要なチーム。
 そこに広島の人々の愛を感じつつ・・・コミックス1巻発売とのことで、今後も楽しみです!

 

 

【その他】

●ちっちゃい先輩が可愛すぎる。 (あきばるいき 先生)

 合コンで落ち込むことがあって、笑顔が消えてしまった駒井先輩。
 彼女の作ったババロアも、描かれたくまの表情が浮かなかったり、元気がない様子。
 けれど、仕事上の対応ではきちんと笑顔に切り替えるあたり、立派でしたね~。
 そこで、高瀬くんたちが駒井さんを元気づけようと行動しますけど、上手くいかない。
 でも、高瀬くんが先輩ときちんと話をして、笑顔を取り戻していたのは、爽快でした!

 

●孔明のヨメ。 (杜康潤 先生) 

 母親を人質に取られたと気付いた徐兄さん、劉備さんに相談しますが・・・
 劉備は、今回の黒幕である程昱を知っていて、「面倒なヤツ」と述べていたのが興味深い。
 そして、徐兄が単福と名乗っていた理由を知った劉備たちが「律儀」だと考えていて愉快!
 劉備・関羽・張飛の3人が前科持ちゆえに(´▽`;) 督郵の鞭打ちも、劉備の前科なのですよね。
 徐兄さんを引き留めることもなく、母親のもとへ送り出すあたり、劉備さんの情は深い。
 それから、孔明さんのもとへ向かい、後を託そうとする徐兄さんですが、良い返事はもらえず。
 この後は、劉備さんの三顧の礼待ちになりそうですけど、そうなると話が大きく動き出しますね。

 

●マツ係長は女ヲタ (奥十 先生)

 マツ係長を「マッたん」と呼ぶ謎の男が登場!
 ドルヲタ仲間で、シオン推しのムラ男と名乗りますが、しろたんとシオンは仲が良くないため、
 しろたん推しのマツ係長のことを“ライバル”だと思っているようで、少し厄介なことに・・・
 隠れヲタであるマツ係長を脅し、とんでもない条件を呑ませようとしてくる所がえげつない。
 ウメくんが力になろうとするも、マツ係長は自分でなんとかすると述べ、ヲタ話を控えますが、
 それがウメくんには寂しそうだったのが印象的でしたね・・・さて、ここからどうなるのか?

 

●河原課長とギャル部下ちゃん (おりがみちよこ 先生) 

 冷房が壊れて、オフィスは熱地獄!
 修理は午後になるため、午前中は大変な状況になっていましたが、
 我慢の課長に対して、涼しくなる方法を聞いたり、化粧落ちることを気にする三崎さん
 という対比が面白かったり(´▽`;) また、佐伯くんがもらってきた団扇を課長に
 あおがせようとする所も愉快で、三崎さんのダメっぷりが楽しかった今回でありました。
 そして、熱中のあまり、環境の変化に気付かない三崎さんのラスト・オチに大笑!

 

●巨匠のほほえみ (じろあるば 先生)

 ブティックに出かけたマネとモリゾさんでしたが、そこへモネ&ルノも合流して・・・
 という感じの前回、マネのそっけない態度に、モリゾさんも落ち込み気味だったため、
 モネたちも真面目に仕事することになりましたけど、彼女が着せ替え人形のように(^^;
 なかなかファッショナブルで良い感じでしたが、モリゾさんの求めるのは、マネの「黒」。
 それを聞いて、見事なコーディネイトをするマネが、さすがでしたねえ。
 彼、口が悪いわ、そっけないわですけども、天然たらし系なのが、妙に魅力あります。

 


◆ まんがホーム 感想

2018年06月26日 | ◆4コマ誌① まんがホーム

2018年7月号

 

 表紙は、ドレス姿のらいかさん!
 「ずっと、キミが好きです。」の言葉が意味深ですねえ。
 他、七海さんとマツ係長も、おめかし!

 

 

 今月の「好きって・・・で賞」は、『河原課長とギャル部下ちゃん』より、三崎さん!

 

 「好きって……その人が誰かのものになって初めて気づくんですね…」

 なんて言っちゃってる三崎さんに、いったい何があったのか?
 最近、彼女の元気がないことに気付いた河原課長さんでしたけど、
 どうも失恋したらしいと、課内でも噂に・・・

 そこで、皆で元気づけようとしますが、課長さんは仕事量を倍にすることで
 慰めようとしていて笑゚(*゚´∀`゚)゚ どんな慰め方なんですかねえ。

 まあ、失恋といっても、そんなに深刻なものではない(本人は深刻でしたが)ようで、
 安心といえば安心だったものの、「好きな人が誰かのものになるのは超きつい」
 という言葉が、重く響きますね。

 とくに、河原課長には何かしら思う所がありそうで、このあたりも気になります。
 課長さんに何があったのか、今後の展開が楽しみです!

 

 

【今月のピックアップ!】

●転生したら蘭丸でした (真田寿庵 先生)

  

 信長の鉄甲船!

 何やら、お悩み中の信長さん。
 どうも「鉄製の船」を造りたいようですが、鉄が不足していてうまくできない。
 そこで、蘭丸くんが「昭和産の知識をもって解決」しようと意気込みますが・・・

 なんてお話だったわけですけども、ここで面白かったのは、
 転生した蘭丸くんの「昭和産の知識」でも、大して役に立っていない所ですね。

 深い専門知識であればいざ知らず、とくに鉄の知識も船の知識もない彼では、
 設計図を見てもさっぱりですし、勘違いしている部分も多々あって、
 同時代の人たちに比べて、まるで役立たずな所に、現実感がありました。

 よくある過去に戻る系の物語では、現代の知識で何でもかんでも上手くいかせる
 みたいになりがちですけど、普通はこんなものですよね。

 とはいえ、これでは蘭丸くんも何もできない人なだけで終わってしまいます。
 そこで、考えに考えて浮かんだアイデアにて、問題解決を図っていたのは立派。
 昭和産とか関係なく、アイデアで状況を突破していたのは、お見事でありました。

 それに、昭和産の知識も全く役に立たないわけでもなく、アイデアの助けだったり、
 転生に意味を持たせている点も、好感触でした。

 などなど、蘭丸くんのアイデアで、鉄甲船の建造にめどが立った信長さん。
 しかし、それゆえに蘭丸くんを評価したのは良いけれど、裏切りを許さないと
 脅していたことには不穏を感じつつ・・・ 今後どうなるのか、楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●くらら嬢は今日もお暇 (卯々乃 先生)

  

 暇をお持て余したお嬢様の遊び・・・?

 【主な登場人物】
 ・くらら : 箱入りお嬢様。 過保護のせいで外出もできず、暇を持て余す。
 ・沙耶  : お嬢様付のメイド。 貧乏育ちでやさしい苦労人。
 ・お父様 : 父上。 娘の外出を厳しく禁じるのも、過保護ゆえ。

 学校の送り迎えで寄り道もできず、家へ帰れば外出も禁止。
 そんなお嬢様は暇を持て余し、自由に憧れていますが・・・

 といったお話で、世間ずれしたお嬢様の行動や、彼女を心配して世話を焼く
 メイドさんとのやりとりが、面白おかしい内容になっています。

 お嬢様を楽しませようと、寄り道ごっこを始める沙耶さんでしたが、
 世間を知らないくららさんは、真鯛のポワレを要求していて愉快。
 また、鳥のように自由になりたいと、はく製の羽根を着けて飛ぼうとしたりも(^^;

 そして、ついにスキをついて1人で外へ出てしまうくららさんの運命や如何に?
 なんて感じでしたが、世間ずれし過ぎて、可笑しなことになっていたのも楽しかった。

 などなど、事由に憧れる箱入りお嬢様のお話。
 お嬢様の天然ぶりと、メイドさんの苦労人ぶりが面白いので、つづきに期待です!

 

 

【その他】

●らいか・デイズ (むんこ 先生)

 コミックス25巻は、7月発売! そんな今回、留依さんコスプレ!?
 制服が汚れたため、男性用に着替えた所、円(オメガ)ちゃんの好きなアニメキャラに
 そっくりになって・・・なんて話でしたが、これを商機とみた店長がコラボ計画を立て、
 大人気になっていたのが面白かった! オメガちゃんが指南役になっていたのも(^^;
 後半は、竹田くんと太一くんの話でしたけど、太一くんの家庭の事情が垣間見えつつ、
 迷惑をかけられつつも、太一くんを慮る竹田くんの懐の深さがカッコよかったですね。

 

●週末親子 (楯山ヒロコ 先生) 

 ユカさんは、父の日ということで浮かれているかと思いきや・・・?
 母にした“仕打ち”に怒っているユカさんは、父の日にこそ仕返しをしようと悪だくみ。
 いきなり不良スタイルで現れて、時期外れのプレゼントを贈って、母への“仕打ち”を
 反省させようとしていたのは愉快(´▽`;) 父は、意図と別のダメージ受けてましたが。
 そんなこんなで、「どんどんパパらしくなってく」父と娘が面白かったわけですけども、
 確かに初期に比べると、遠慮のようなものが減少した印象は受けますね。

 

●孔明のヨメ。 (杜康潤 先生)

 ボーっとすることが多い孔明さん・・・
 そんな彼を心配する月英さんですが、孔明さんにゆとりを作ってほしいと提案。
 さらに、孔明さんの力をもっと広く使ってほしいと述べていたのが、印象的でした。
 そして、ついに徐母さんの南陽行きが出てきましたけど、徐康という元直さんの弟の名、
 これって「演義」に出てくるものなのですよね。 程昱の計略も同じくなのですが、
 となると、この物語は「演義」ルートと同じ運命をたどることに? う~んツライ!

 

●おんなのおしろ (辻灯子 先生) 

 猫の世話も、そこそこ形になってきた?
 色々と考えて遊びの時間を作ったりしているようですが、「そこにいるだけいい」
 というのは、なかなか面白い“遊び方”ですね・・・まあ、それでも楽ではないと(^^;
 べつに猫好きでもなかったはずなのに、猫のことを考え行動する七海さんが面白かった。
 「飼い主として幸せな一生を用意する責任がある」とか立派ですけど、元カレくんの
 世話は放棄するあたり冷たい・・・とは言い切れない、元カレくんのダメさがアカン!

 

●マツ係長は女ヲタ (奥十 先生)

 マツ係長と同じ部屋に泊まることになったウメくん!?
 島根に2人で旅行したは良いけれど、まさかの同室で動揺するウメくんが面白かった。
 まあ結局、受容してはいましたが、マツ係長が自分の選んだ浴衣を着てくれたことに、

 風呂場で嬉しそうにしていたのは、ちょっとセクシーまじりに可愛かったですねえ。
 そして就寝時間に、しろたん応援ブログを書くマツ係長に、すっと迫るウメくん・・・
 なんて場面にドキドキでしたが、まあロマンスなどなく、ラスト・オチにも大笑いでした!

 

 

【新人4コマまんが展】

・コタツにみかん (ふたばたまこ 先生)

 

 猫と共にある生活。

 猫とメガネくんのやりとりが、面白おかしな4コマ作品。
 猫の名前はコタツといって、元気に跳ねまわったり、飛びつてきたりと、
 そんな様子が、とても可愛らしく描かれていますね。

 そんなやりとりが、躍動感ある作風に乗っかって楽しませてくれます。
 この可愛さは、なかなかなものだと感じますので、つづきに期待です!

 


◆ まんがホーム 感想

2018年05月26日 | ◆4コマ誌① まんがホーム

2018年6月号

 

 表紙は、GWにショッピング、らいかさん!
 ちょっと大人っぽい装いが、見返り姿と相まって麗しい。
 他、太一くん兄妹や、駒井先輩も、オシャレ雰囲気で素敵です。

 

 

 今月の「まさかの継続ネタで賞」は、『座敷童子あんこ』

 

 あんこが池に落ちた~!?

 ということで、池の精が現れて、落としたのは「金の座敷童子」か「銀の座敷童子」か
 尋ねてきますけど、幸太くんが「潰れたモチみたいなの」と答えていたのは笑!

 おかげで戻ってきたあんこさんではありましたが、まさか次のネタにまで
 金あんこと銀あんこが出張って来ていたのは愉快でありました。
 ちゃんと動いてるし(^^;

 そのため、あんこさんが“対処”してましたけど、かなり物騒だったうえに、
 その後は登場していないので、あまりに闇の案件すぎるんですが・・・
 他にも唐突にUFOにさらわれるなど、奇抜なネタがけっこうあった印象で、面白かった!

 

 

【新作登場!】

●菓子男リノベーション (胡桃ちの 先生)

  

 和菓子屋みたいな洋菓子屋さんと、お客の女性と・・・

 【主な登場人物】
 ・赤井糸 : 前パッツンな会社員さん。 出社中、遅刻ぎみなのにお菓子屋へ。
 ・岡司  : 「岡菓子舗」の店員さん。 お菓子作りもしている様子。

 出社中、お腹がすいた赤井さん。
 そこで近くにあったお菓子屋さんに寄りますが、和菓子屋っぽい店なのに
 売っているのは洋菓子で・・・と始まるお話。

 赤井さんは、ロールケーキを頼んでいますが、その場で手づかみして、
 すぐさま食べているのが豪快で、リアクションも美味しそうにしているのが好感触。
 店員の岡くんも、若干嬉しそう?

 そんな2人の出逢いが描かれた今回でしたけど、赤井さんはお菓子のリサーチしている様子?
 岡くんはお菓子作りをしていて、お店を不動産屋に狙われているようで、気になります。

 2人の名前も、「赤い糸」「おかし」とシャレている点が面白く、
 ここからどのような交流を経て、お菓子をクローズアップしてゆくのか・・・
 新作登場とのことで、期待です!

 

 

【コミックス7巻、発売中!】

●天国のススメ! (宮成樂 先生)

  

 橘くんが跳んできた!?

 太一くんが歩いていると、突然“跳んで”きた橘くん。
 ポーズをキメながら「御相談があります」と言っている姿が可笑しい(^^;

 どうも、呪いの靴(スリッパ)を履いてしまったらしく、踊り続ける・・・
 かと思いきや、会いたい人の所へ何としても行こうとするようで、
 とにかく人に会うため走り続けることになるから、厄介ですね。

 そこで、靴のことを父上に聞きに行った橘くんでしたけど、
 意外な情報が手に入り、太一くんと2人で靴のことを知る人物のもとへ・・・

 なんてお話でしたが、その靴には、ある人に会いたいという想いが込められていて、
 なおかつその人は亡くなっているため、もう会うことができないという、
 何とも切なさ漂う雰囲気でありました。

 しかし太一くんが、会えなくなった人に“会える”ようにしたことで、
 「会いたい」想いが遂げられて、心が救われていたのはよかった。
 あと、スリッパが脱げていたのも(´▽`;)

 などなど、会いたい想いが人を走らせるお話でしたけど、
 そのことが未来への道を切り拓いていたことが、素敵な内容でしたね。
 橘くんがつないだ“再会”の物語に、しみじみ感じ入りつつ・・・今後も楽しみです!

 

 

【最終回!】

●もっと!夫婦な生活 (おーはしるい 先生)

  

 コミックスは、今夏発売! ・・・ですが、最終回!!

 4年の結婚生活も、まだまだ夫婦2人で続いてゆくと思っていましたが、
 ここでもう1人、新しい家族が加わることに・・・

 みえこさんそっくりな女の子で、ダンナさんも母上も呆気にとられていましたが、
 さっそくダンナさんが「ヨメにはやらない」と言い出していたは、可笑しかった。

 けれど、母上から「しっかりね!!」と、みえこさんが釘を刺されていたのは、
 これから全く異なる生活が始まるのだと、感じさせる緊張感がありましたね。
 親の自覚は、これから身に着けていくものなのでしょう。

 そして、みえこさんは1ヵ月は実家で暮らすことになるとのことで、心強い。
 こういう時の実家の安心感は、頼もしい限りです。

 その前に、自宅にも戻ることになりましたが、そこには知人一同が顔をそろえて
 「おかえり」と待ち構えていたのが、これまた大きな安心を感じられる一幕でした。

 実家にせよ、友人知人にせよ、子育てにおいて周囲のサポートは重要なもの。
 みえこさんたちが、これだけの人たちに支えられていることは幸せですし、
 それをもたらしているのも、みえこさん夫婦の積み重ねなのだなと感じられますね。

 などなど、新たな家族が加わった夫婦生活は、次のステージへ・・・
 最後も、相変わらずみえこさんはドジでしたけど、それでも、こんな感じで
 家族の生活は続いてゆくのだと思わせるシメが、ほのぼの素敵でありました。

 本作は、みえこさんの明るさと、ダンナさんのしっかり具合が、絶妙なバランスで
 夫婦生活に面白味を感じさせてくれる作品でした。

 みえこさんの元気に、こちらもどれだけ元気づけられたことか・・・
 なんて感じつつ、21年間もの連載終了、まことにお疲れ様でありました。
 私はおよそ10年ほどの読者でしたが、それでも存分に、楽しませていただきましたー!

 

 

【その他】

●らいか・デイズ (むんこ 先生)

 小西くんがお弁当を忘れて、まなみさんが届けるよう頼まれます。
 蕨谷小にて、小西くんがサッカーをしていますけど、そこにイケメン男子が1人。
 小西くんをライバル視(?)する井出くん、爽やか美少年と思いきや、
 「サッカーじゃ小西に勝てないから」彼女を横取りしたいとか言っていて笑!
 実際、まなみさんに接近してくるも、ここで小西くんが怒っていたのが面白かった。
 のですが、まなみさんは彼氏面されて怒っていたのが、これまた愉快!
 井出くんのおバカさ加減も、妙な安心感ありましたね(^^;

 

●孔明のヨメ。 (杜康潤 先生) 

 劉表さんに戦の報告をする劉備さん・・・
 でしたが、劉表さんが苦しみだしてしまい、即座に寝所へ劉備さんが運んでいます。
 これ、劉備さんと2人の時に万が一のことがあれば、いらぬ疑いを受けますからね。
 そして、劉備さんが凶星を見つけると同時に、孔明さんも同じ星を眺めていたのが運命的。
 また、己の現場での才覚に自信のない孔明さんに、月英さんがそんなことないと諭していて、
 このあたり、良い夫婦関係を見せつけられた感あります・・・が、不吉な影が徐兄さんに迫り、
 このまま母上を巻き込む方向へ進んでしまうのか、気になります!

 

●河原課長とギャル部下ちゃん (おりがみちよこ 先生)

 連休を前にソワソワする職場の人々・・・
 ということで、お仕事を終わらせようと張り切っているようですが、レナさんも
 色んな人たちに仕事を頼まれて、引き受けているうちに大事な仕事を忘れてしまい・・・
 なんてお話でしたけど、残って仕事を片付けようとするレナさんに気付いた課長さんが、
 力を貸しているのはもちろん、その後、レナさんが珍しく殊勝な態度を見せていて、
 微笑ましかったですね~。 まあ、一言多い所が相変わらずでしたけど(^^;

 

●シロクマはシェーカーを振れません (佐倉色 先生) 

 沖縄のイトコ・空さんから、花さんに電話がありましたが・・・
 そこで、初恋の人の話や、今好きな人の話題が出ていましたけど、それを聞いた空さん、
 動揺しまくりで、まさか店までやって来るとは(´▽`;) 沖縄からはるばる~。
 「恋路をジャマしに」来たとのことで、相手がオーナーらしいと判明して大騒ぎ!

 花さんを帰らせたい空さんに、花さんが作ったカクテルが、透き通った素敵さでよかった。
 そして、空さんの口から明らかとなった驚愕の事実! 花さん知らなかったのか~。

 

●ちっちゃい先輩が可愛すぎる。 (あきばるいき 先生)

 いつも通り、可愛い駒井先輩の笑顔に迎えられる高瀬くん。
 そこで、椎名先輩から合コンに誘われていますが、駒井先輩にまで声がかけられています。
 彼女にとっては「憧れの大人の(?)集会」らしく、笑顔で参加を承諾していますが、
 高瀬くんの同期の池田くんが狙っているようで、高瀬くんは不安を募らせることに・・・
 「小さいからすぐお持ち帰りされそう」みたいに考えている所が、わかるけど面白かった。
 確かにピュアな駒井先輩がどうなるのか、気になりますね・・・次回が楽しみです!

 


◆ まんがホーム 感想

2018年04月24日 | ◆4コマ誌① まんがホーム

2018年5月号

 

 表紙は、頭ぼさぼさのらいかさん!
 寝起きでしょうか、春眠暁を何とやら・・・ですかね?
 他、休刊誌からの移籍新連載4作品なども!

 

 

 今月の「ひとくぎりで賞」は、『ワカレバ』

 

 今回のお客様は、明るい女性2人・・・

 ですが、はじめて店に来た頃は暗かったようで、それも原因は旦那さん。
 酒・女・ギャンブル・DV・モラハラに、家にお金を入れないという
 絵に描いたようなダメ男なのだから、そりゃ暗くもなりますわな(^^;

 しかしそんな状況も、リコさんのアドバイスによって大きく変化して、
 彼女たちも今のように明るくなったというから、さすが「ワカレバ」といった所。

 要するに分かれられる方向への助言だったわけですが、リコさん自身は
 無職無収入の男性と一緒にいるのだから、面白いですよね。
 まあ、嵐くんの場合、ひどい所はないので当然でしょうけども。

 そんな別れに関するお話が、楽しかった(?)本作品ですが、
 今月号にて「ひとくぎり」とのこと。

 新連載がたくさん出てきて、誌面も一新ということですかね。
 胡桃ちの先生の新作も、次号よりスタートらしいので、そちらにも期待しつつ・・・
 楽しませていただきましたー!

 

 

【移籍新連載!】

●ちっちゃい先輩が可愛すぎる。 (あきばるいき 先生)

  

 タイトル通りの先輩がいる職場。 (こちらで数話読めます:要登録)

 高瀬初くんは、不動産会社の新人営業マン。
 その先輩である駒井紗和さんは、小さくて可愛い女性で、
 そんな彼女の存在に癒される日々が描かれる4コマ作品です。

 以前、まんがタイムスペシャルにゲスト登場していましたね
 今回は、雨の日に髪の毛がうねる高瀬くんに、セットしてあげると言う駒井先輩。
 けれど、いくら整えても跳ね上がってしまう髪の毛が愉快でした(^^;

 そんな感じに、雨の日の職場が描かれていましたけど、
 コワモテの課長さんや、やはり駒井さんに癒される椎名くん、メガネの中野さん、
 仕事のデキる野見山チーフなど、様々な人たちがいて、にぎやか楽しい。

 そんな中、高瀬くんも仕事を頑張っていて、そうした様子が面白い内容でしたね。
 などなど、小さくて可愛い先輩に癒されつつ、仕事も頑張る日々・・・
 どのような日常を見せてくれるのか、今後も楽しみです!

 

 

●ふみのさんちの大黒柱 (池田乾 先生)

  

 文野さん一家は仲良し5人家族(+ペット)・・・ですが、何か変?

 【主な登場人物】
 ・おとうちゃん  : 小説家で一家の大黒柱・・・ですが?
 ・りりさん    : しっかり者の長女。
 ・にあ      : うっかり者の次女。
 ・みい      : クールな3女。
 ・りーち     : 家族のアイドル的存在な長男(保育園児)。
 ・ゆき      : 謎のペット。

 そんな5人+ペットの家族模様が、面白おかしい4コマ作品です。
 が、少しだけ変わった事情がおありのようで・・・

 朝、起きたら口から液体を垂れ流して寝ているおとうちゃん。
 しかし、前にも同じようなことがあったらしく、にあさんは動じずに対処してて笑!
 そんな風に、頼りなさげなおとうちゃんの様子が、可笑しい内容でありました。

 その後、家族みんなで食事しつつ、家庭事情が明かされていましたけど、
 なるほど、「おとうちゃん」は実は叔父さんで、現在不在の姉夫婦にかわって
 娘3人・息子1人のお世話をしている(されている)わけですね。

 また、ペットのゆきも謎すぎて、イヌかネコかもわからない所がミステリアス。
 などなど、一家の暮らしが楽しい作品ということで、今後も楽しみです!

 ちなみに第1話と今回、ほぼ同じ構成になっているのはお見事ですね。
 (こちらで第1話も読めます

 

 

●シロクマはシェーカーを振れません (佐倉色 先生)

  

 シロクマさんがマスターをしているBARのお話。 (こちらで数話、読めます

 【主な登場人物】
 ・小田倉花 : 見た目子供なバーテンダー。 腕は確か。
 ・マスター : シロクマなマスターさん。 カクテルも作れない。
 ・芳    : 口が悪いけど、マスターの弟でオーナー。
 ・清良   : 大人の女性(?)な常連さん。
 ・肇まし子 : BAR初体験の新社会人さん。

 以前、まんがタイムスペシャルにゲスト登場してましたね
 BAR「ウルス・ブラン」に勤めるバーテンダーの花さん。
 マスターはシロクマでカクテルを作れないため、店の存続は彼女にかかっている!?
 オーナー(マスターの弟)は人格に問題あるしで、前途多難なBAR模様が描かれます。

 今回は、新社会人の女性がBAR初体験にやって来るお話。
 シロクマが現れて恐怖しているのを、BARが怖いイメージだからと思っている
 マスターと花さんに笑゚(*゚´∀`゚)゚ まあ、敷居が高そうとは思っちゃいますけども。

 常連の清良さんの助言を受けながら、BARを知ってゆく肇さん。
 結局は花さんに丸投げする清良さんに笑いつつも、手際よくカクテルを作り、
 解説する花さんは、さすがバーテンダーといった趣で、雰囲気ありましたね。

 まあ、清良さんたちに笑われて、なごやかムードにはなっていましたが(^^;
 マスターも、肇さんに声をかけて安心させていたのが心地よかったけれど、
 オチには苦笑せざるを得ないラストが愉快でした。 

 なごみつつ、にぎやかに、カクテル知識も楽しめる本作品。
 移籍新連載とのことで、今後も楽しみです!

 

 

●広島さん、友達になってください (こみちまい 先生)

  

 各地を転々として広島へ来た少女が、この地を故郷にしたいと思い・・・

 【主な登場人物】
 ・キミ    : 女子高生。 引っ込み思案だったものの、友達も増え明るく。
 ・霞晴子   : ネガティブな性格のクラスメイト。

 父親の仕事の都合で、各地を転々として来た少女・キミさん。
 そしてたどり着いた広島を定住の地と定め(父上は単身赴任で宮崎へ)、
 友達も増え、広島を故郷にしたいと思って、広島について知ることを目指します。

 今回は、「やさいを食べんさい」という広島弁のダジャレに大ウケするキミさん。
 陽気な県民性が出ているなんて言っていたら、ネガティブな霞さんに
 自分のように陽気でない人間は広島県民ではないと返されて、困っています(^^;

 そこから、友人2人を含めたやりとりで始まる、ダジャレの応酬が可笑しかった。
 そんな様子が楽しいお話でしたけど、私、最近は「ファミリー」をほとんど
 読めていなかったので、あまり存じ上げない作品なのですよね・・・

 ゆえに、ここから読み始めますけど、期待したい所。
 といった感じに、今後も楽しみです!

 

 

【最終回!】

●マチ姉さんの妄想アワー (安堂友子 先生)

  

 空想おとぎ話4コマも・・・ 最終回!

 最後は、ヒナさんとイチ兄さんが結婚という、衝撃の話題で始まっていて笑!
 トシくんの心の声(非難)と実際の声(祝福)が、逆になっていたのは愉快でした(^^;

 【ギスギス王国】裸の王様で、愚か者には見えない服を勧める商人でしたが、
 そこへ大臣が現れて、正論を放ちながら商人を怪しんでいたのが面白かった・・・
 ものの、深読みが過ぎて面倒くさい人らしく、王様に嫌われていたのは笑!

 【子ども達へ】ウサギとカメで、もしウサギを起こしていたらどうなっていたか?
 当然、ウサギが圧勝して、カメはバカ正直だとバカにされ・・・という悲しい話に。
 ゆえに、ウサギは涙を呑んで耐えたというのは、本当なのだろうか?

 【おいてかれた】泉の女神様、ハデな女性用水着と女性用水着を用意してますが、
 男性が落としたのは「男性用の普段着」で、なぜ錯誤が生じていたのか気になりますが、
 女神さまがファッションで時代遅れになっていた、というのは可笑しかった! 斬新!

 【暇をもて余した女王の遊び2】鑑に女王が問いかけたのは「世界で一番心が美しい」人。
 それが誰かを知り、ま~たイジワルでもするのかと思っていたら、普通に褒めてて意外。
 でしたけど、自分の心が美しくない自覚はあるらしく納得・・・でも、最後の一言で大笑!

 などなど、数々のマチ姉さんによる妄想おとぎ話も、これにておしまい。
 内容の面白さはもちろんでしたけど、有名なおとぎ話を別視点で眺める構図の興味深さは、
 かなりのものでしたので、終了は大変残念ですね。

 コミックスにまとめてほしかった気もしますけど、「本当に笑える話Pinky」に
 掲載されているとのことで、まだまだ期待は持てそう・・・かな?
 などと考えつつも、本誌では完結、楽しませていただきましたー!

 

 

【その他】

●らいか・デイズ (むんこ 先生)

 来太くん、趣味を持とうとするの巻。
 親の趣味に振り回されないようにするため、という動機はさすがだし、
 無難に「のりもの」
を選んでいるあたり計算高く、子供っぽくない感じでしたけど、
 らいかさんや小太郎くんと遊ぶうちに「のりもの」にハマってゆく様子が、
 愉快で楽しく盛り上がっていました・・・らいかさんも「のりもの」に喜んでるし(^^;
 そして、ラストの「夢オチ」が見事でしたね~。 こんなに楽しい夢オチとは。

 

●孔明のヨメ。 (杜康潤 先生) 

 戦後処理で元直さん、お疲れ中・・・
 そんな時、劉備さんが襄陽へ行くことになり、元直さんもついてゆくことにしますが、
 郭嘉の密偵も動いていて、不穏な展開が水面下で進行しているのは気になる所でしたね。
 そして、まずは孔明さんの所へ顔を出す元直さん、相談事を持ち掛けていますけど、
 的確に答える孔明さんや、アイデアを出す月英さんに驚いていたのが面白かった・・・
 ものの、ついに密偵に元直さんのウィークポイントを知られていたのは、不吉でした。
 ここから「演義」のようなことになってしまうのか? 注目です。

 

●転生したら蘭丸でした (真田寿庵 先生)

 気付いてしまった蘭丸くん・・・
 そう、本能寺の変を回避などしなくとも、自分だけ逃げてしまえばいいのだと!
 ということで、織田家を去るべく、辞表を書く蘭丸くんでしたけど、
 仙千代センパイに助言を求めた所、忠誠心厚い彼には辞めるなんて言えなくて笑!
 けれど、会話の流れで上司である彼に期待されていると知って、感激してしまう
 元サラリーマン魂が愉快でありました。 でも結局、本能寺は回避できないままでは?

 

●もっと!夫婦な生活 (おーはしるい 先生) 

 出産予定日まで1週間となったみえこさん・・・
 つわりなどは大したことなかったものの、体重制限で食事を抑えていたのが辛いとは
 みえこさんらしい(´▽`;) そして、陣痛が起き、周囲がドタバタし始めますが、
 母上が頼もし過ぎて、さすが経験者といった風格が素敵でしたね。
 いよいよ分娩室へ向かったと連絡を受けたダンナさんが、「父親」になることを
 自覚するシーンもよかったですし、次号、ついに最終回とのことで寂しいけど、楽しみ!