2013年12月号
表紙は、『桜Trick』!
春香&優のふれあいが、誰かに見つかってしまった的シチュエーションですかね。
ちょっとイケナイ雰囲気のただよう表情が印象的です。
「SAKURA前線」では、アニメで2人のキャストを務めるお二方のプチインタビューあり!
今月の「2人+1名ではないで賞」は、『幸腹グラフィティ』より、椎名さん!
今回、夜マラソンをするリョウさんたち。
運動神経抜群のきりんさんは先へ行き、リョウさんと椎名さんの2人で走る状態に。
ふだんは、きりんさんがいることで賑やかなのに、2人だとちょっと調子が違う。
そこで、2人がそれぞれ相手を気遣うような会話をするのですが、これがとても面白かった。
いつもはリョウ&きりんという関係がメインなため、椎名さんは+1という印象が強いのに、
今回の話で、リョウさんとの確かなつながりを感じられたのは、好感触でした!
【10月26日、コミックス3巻発売!】
●桜Trick (タチ 先生)
トビラは、しずく&コトネ!
2人は、じすくさんの家で一緒に生活している仲。
ということで、今回は2人メインの話・・・と思いきや、後半はゆずさんの話になっていました。
まずは、しずく&コトネ。
しずくさん、バイトの面接に落ちまくっているようで悩んでいる様子。
コトネさんは、ちょっとからかい気味に、しずくさんのいけない所を指摘してますけど、
まあ、これも一種の励ましですよ(^◇^;) しずくさんもコトネさんには、色々話してますし。
そこから皆に相談しようという流れで、他の4人を呼ぶことになりますが・・・
その中で、注目だったのはゆずさん。
電話ごしに春香&優のあやしい言動を聞いても、それを察知できない彼女は、
ややボケ気味で、ガサツっぽい所がありつつも、一応「常識人」ポジションなわけです。
メイン3ペアで唯一、楓さんと共に、“百合”ではない組み合わせですからね。
そうした意味では、本作における“異分子”。
そんなゆずさんの可愛らしい一面が、しずくさんによって開花していたのは楽しかった!
「乙女な世界はハードル高い」と言いながら、中身はわりと乙女なゆずさん、イイね。
皆に見られて恥ずかしがっている姿とか、可愛かった~。
などなど、しずくさんのバイト面接相談を皮切りに、ゆずさんの可愛さが見られたお話。
じつはメイン6人の中では、ゆずさんが一番のお気に入りなんですよね。
私はいわゆる「百合」に関しての素養がないので、
彼女の視点のおかげで、物語にすんなり入り込むことができたのが大きいです。
アニメも来年1月より放映開始とのことですが、私同様、ゆずさん視点から入って行ける
視聴者も多いんじゃないかな~・・・ なんて考えつつ、今後も楽しみです!
【新連載!】
●プらモぶ☆ (九韻寺51号 先生)
模型店の奥にあるのは、プラモ部の部室!?
方言が可愛い少女・くずねさん、プラモ部で活動中。
みこや先輩、のぶき先輩、部長のふらん先輩、そして猫のすーちゃんと、
すごす様子が楽しい4コマ作品です。
スク水にマスクという姿でスプレー使う部長さん、本格的。
けれど、その最中に猫のすーちゃんが乱入して大騒ぎ!
猫はプラモづくりにとって天敵のようですが、くずねさんもふらん先輩も、
その可愛さにノックアウトされているのが、おもしろ可愛い。
くずねさんは、猫目当てが大きいようですけども、
まったりすごすプラモ部も、だいぶ気に入った様子。
彼女の方言ネタが、面白いと同時に、とても可愛らしいのが味になってますね。
先輩方の個性も、これから見えてくるでしょうし、連載開始という事で、今後に期待です!
【ゲスト作品】
●あやかしちらり (ちろり 先生)
「大正幻想奇譚」とあるように、ちょっと不思議な物語。
初春女学園の春霖寮で暮らす、草薙薫さん。
思わず見とれてしまうほどの美少女・秋月紅子さんがやって来て・・・
と始まるお話。
同室になるということで、会話を交わす2人ですが、
犬が苦手だという紅子さんが、犬のタロになつかれて(?)、
そこで彼女の意外な正体が明らかに!
なんて感じに進行するのですが、何やら妖怪がらみの物語らしいですね。
はじめ、紅子さんに見とれるほどだった薫さんも、
紅子さんの正体を知るや怖がってしまい、何かと大変そう。
紅子さんの方は、とくに危害を加えたわけでもないのですけどねえ。
そんな2人の少女がくりひろげる幻想奇譚は、その不思議で時代的な雰囲気が魅力。
3回連続ゲストとのことで、楽しみです!
【最終回!】
●TEI OHー! (庄司二号 先生)
コミックス2巻が11月27日発売! ・・・ですが、最終回!?
最後は、帝王の資質を試される葵さん。
雪乃さんを人質にとられてしまい、帝王部の面々を相手に、
彼女たちが出してくる課題をクリアしなければならないわけですが・・・?
前回、紅音さんと琴音さんからの課題を、それぞれ乗り越えた葵さん。
今回は、残る桜子さん、ミズホさん、そして部長・紗江さんに挑戦となったわけですが、
それぞれ個性的な課題を、葵さんがみごとクリアしてゆく所は、爽快に楽しめました。
桜子さんに対しては運が良く、ミズホさんについては雪乃さんのおかげもありましたが(^^;
最後の沙江さんとの勝負では、葵さんにとっての帝王として
大切な部分が描かれていたのが好印象となりました。
これは以前、雪乃さんのイジメ話でも、語られていた原点ですよね。
ゆえに勝負の説得力も感じられて、良いシメになっていたと思います。
などなど、葵さんの帝王資質認定テストにて、完結となりました本作品。
本誌でも「笑い」という点で、私は一番楽しめた作品であったため、終了はとても残念です。
なかなか面白い新キャラクターも登場して、これから盛り上がると思っていたのですが・・・
個性的すぎる少女たちのくりひろげる、ハイテンションにおバカなコメディ4コマ。
時にちょっとだけマジメ、そんな作風が好きでしたね~。
なんて思いをはせながら・・・ 楽しませていただきましたー!