ヤングキングアワーズ 2013年11月号より
いよいよ、TVアニメが10月7日深夜=MBS、10月10日=TOKYO MXなどでスタート!
私はMXの方なので、MBSで観られる方が羨ましーです。 (アニメ公式サイト)
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●蒼き鋼のアルペジオ (Ark Performance 先生)
コミックス8巻は、10月30日発売!
そんな今回、隠密行動中の群像&ヒュウガ。
「マツシマ」にて、どこかへ向かっているようですが、なぜにマンボウ・デザインなのか(^^;
これから一大決戦を迎えるというのに、緊張を感じさせないフォルムが愛らしいです。
「松島」といえば日清・日露戦争で活躍した艦艇で、
「厳島」「橋立」とともに三景艦と呼ばれていたらしいですね。
その後、「厳島」=敷設艦、「橋立」=砲艦として新たに建造されているのですが、
「松島」はなかったのでしょうか? 勉強不足でよくわかりませぬ。
本作での「イツクシマ」「ハシダテ」は以前、
砲艦として401をサポートする役割を担っていましたけど、
「マツシマ」はちょっと違ったタイプみたいですねえ・・・ マンボウだし。
マツシマ内にて、会話を交わす群像とヒュウガ・・・
なのですが、群像が色々とぶっちゃけて話しているのは、珍しい感じでしたね。
これは、ヒュウガに対する信頼の証とも言えるでしょう。
「霧の艦を撃沈すれば・・・して見せれば世界は変わる・・・」
かつての群像は、そう考えていたものの、
霧の駆逐艦を沈めても何も変わらず、その後も変わらず。
そして大戦艦ヒュウガを沈めても、大きな変化は訪れなかったと語る群像。
彼の心情の吐露は、なんとなくヒュウガに対して弱音を吐いているような印象を受けました。
来たる決戦を前に、群像も不安を抱えているのか、
はたまた、その決戦が大きな変化につながると考えているのか・・・
あと気になったのは、駆逐艦以外にも、重巡や潜水艦を沈めているという点。
いったいどの艦艇を沈めたのでしょう?
重巡ということはメンタルモデル持ちになっていた可能性もあるわけですからねえ。
当時は、まだいない可能性が高いですけど(ヒュウガにはいなかったので)。
群像は、まだ18歳。
時々忘れてしまうのですが、彼ってまだ10代なんですよね~。
「パーフェクト」なだけに、何でもできてしまいそうなイメージがありますけど、
若さゆえの揺らぎや悩みも多いという事が、ここの会話で伝わってきました。
ここでの会話で注目すべきは、霧の艦隊の「再起動」。
これについては以前にも触れらていましたけど、正確な日時は1945年5月1日。
というと、何があったときでしょうね?
当時の日本の動きでいえば、大和特攻が4月で、呉軍港空襲が7月なのですが・・・
ドイツのベルリン陥落が、5月2日というのは関連ありそう?
作品的には、この年に「アドミラリティ・コード」が現出、起動、
イレギュラーな状態で覚醒準備に入ったと年表にありますね。
ここに書かれている3人の人物名も気になる所です。
また、群像にとっても大きな出来事があった「5月1日」というのは、意味深かも。
それにしても、彼らが向かっている場所。
なぜ、そこに行かねばならないか、今ひとつわからない。
ヒュウガの船体はすでに回収したらしいので、それ以外に何があるというのか・・・
ここって、本物の大和が沈んだ場所に近いのですが、さすがに関係ないですよね。
う~ん、気になります。
一方、ハルナ・サイド。
眞首相との会話で、「第4施設焼失事件」について知るハルナたち。
群像にとっても大きな事件ですが、詳細については眞首相ですら知る事ができないとか。
本作の序盤から謎めいてはいましたけど、これは怪しすぎますね~。
琴乃さん、もしくはコトノさんに関係ありそうなんですが、まだわからないことだらけ。
しかし2巻では、浦上中将によると「56名の犠牲」となっていますけど、
ここでは「66名死亡」になっていますね。 細かいことですけども(^^;
眞首相がハルナたちに望むこと・・・
うまいこと誘導しているようにも見えますけど、
結果、ハルナたちは眞首相の思惑に乗ることに。
ここで面白かったのは、眞首相の政治家としての姿勢を知ることができたことですね。
このあたり、楓首相や北先生、上陰次官補などとも重ねて見えてきます。
眞首相にとって大事なのは、「未来」。
そのためであれば、「今」を敵に回しても良いとすら考えているのは、わりと驚きかも。
ただ、だからこそ、蒔絵さんとハルナたちの先行きを思い、
それが人類の新たな未来につながると、信じたいのでしょうね。
また、彼がハルナに「言葉」は「実感」を伴わなければ完成しない、
といったようなことを語っていたのは、まさにまさにといった趣がありました。
これは本当、その通りなんですよね。 よ~くわかりますよ。
などなど、語りたいこと多すぎて駄文猛省の今回。
Ark Performance先生も、巻末コーナーでおっしゃているように、本作は群像劇。
コンゴウ艦隊との決戦をひかえて動く群像たちと、眞首相の思惑に乗るハルナたち。
さらに、コンゴウ艦隊や、白鯨、レパルス、翔像、コトノや、その他諸々も含めて、
それぞれの物語に、いったい何が待っているのか・・・ 今後も楽しみです!
今月のアド探~!
声優ユニット「Trident」のマネをする「外の人」たち。
イオナ・タカオ・ハルナと、華やかに踊ったり歌ったりしていますが、
慣れないことはするもんじゃないと(´▽`;) そんな様子が面白い。
本文でも、いつものコメディ劇場がくりひろげられていますが、
これって、わりと本編にも関わってくる情報が含まれているんじゃないですかね?
全裸待機の402には笑いましたけど、なんでコトノさんはあんな反応をしたのかと考えると、
彼女の「正体」も察することができるやも・・・??