五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

【雑記】 2011年の終わり

2011年12月31日 | 【雑記】

2011年大晦日。

今年もいろいろありました・・・ なんて振り返ってもみたかったのですが、

夏ごろに告知しましたようにアクシデントに見舞われたこともあり、時間がとれなくなってます。

数か月がんばったんですけどね、やはり定期的に毎月の更新は無理になりそうです。

 

ただ、どのようにスケジュール調整できるか未定なところもあるので、

どうなるかは来年の進行しだい。 ブログ自体は続けていこうと考えておりますので、

不定期な更新になるとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

それはともかく、「素晴らしい日々」企画・4コマオブザイヤー2011の結果が出たようですね。

 ・ 「この4コマが、好き。」4コマオブザイヤー2011、結果発表!!~新刊部門~

 ・ 「この4コマが、好き。」4コマオブザイヤー2011、結果発表!!~既刊部門~

 

不詳、この私めも投票に参加させていただきました。

その内容については、こちらをご参照下さい。(候補作品など

 

結果を見ますと、やはりきらら系が強い印象。

私としては新刊部門の1位『きんいろモザイク』には注目していましたので納得・・・

コミックスもってないんですけどね(^^; キャラットのゲストで興味をもった感じです。

ほかにも候補作品であった『チェリーブロッサム!』『レーカン!』が上位であったりと

興味深いのですが、『ねこのひたいであそぶ』の順位には驚きました。

私も候補に入れるかどうか迷った作品でしたが、2巻が出ないっぽい?と考えていたため、

見送った作品だったのですが・・・ これは2巻出すべきでしょう!

 

 

既刊部門の1位『GA 芸術科アートデザインクラス』については、もう「当然」でしょう!

候補作品の所で書きましたが、今年でも1,2を争う4コマ作品だったと思っています。

ただ、『境界線上のリンボ』が7位というのは、嬉しいながらも驚き。

もっと読んでいたかった作品だけに、この勢いで復活とかしてほしい・・・なんて。

それと、意外とファミリー系が上位に入っているのには「へ~」でした。

もっと来るべし、ファミリー系4コマ!!

 

などなど、楽しませていただきました。

また機会がありましたら参加してみたいものです。

 

 

4コマではない作品についてもいろいろ書きたかったのですが、時間がない( TДT)

そのあたりは「お気に入り」マンガでも振り返っていただくとして、

新刊としては『百合男子』の衝撃などありましたし、

『うさぎドロップ』はじめ、お気に入りの作品の完結もいろいろでしたし、

またアワーズ系作品にハマった年でもありました。

 

昨年から引き続き『蒼き鋼のアルペジオ』『ドリフターズ』「ナポレオン」などなどは

とうぜん読み続けているわけですが、『僕らはみんな河合荘』1巻発売はもちろん、

そのほかの作品にもいろいろと注目中であります。

とくに他誌へ移籍してしまいましたが、『ツマヌダ格闘街』には期待大ですね~。

また『軍靴のバルツァー』をはじめとする「バンチ」系コミックスや、

『ヒナまつり』などの「フェローズ」系作品にも、注目させられた年であった気がします。

 

4コマ誌はじめ「お気に入り」なども書けていない現状ですが、

来年こそは本気出す!! ・・・という意気込みで、なんとか頑張っていきたいと思っております。

このような辺鄙なブログを見に来てくださる方には、まことに感謝しております。

そんな感じではありますが、また来年も、何卒よろしくお願いいたします。

 

 


◆ 今月の『恋愛ラボ』

2011年12月26日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

まんがタイムスペシャル 2012年2月号より

 タイスぺ今月号、いろいろ面白かったですね。

 感想も書けたら書きたかったのですけど、タイム以降書けてないし、どうなることか・・・

 

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

 

●恋愛ラボ (宮原るり 先生)

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 トビラは、ひと足早めに迎春なリコ&マキ・・・ 本編は相変わらず半袖の季節ですが(^^;

 そんな今回、他校・生徒会との交流会に向けた動きが着々と・・・?

 

 マキは、ヤンの“誤解”をとかねばならないというプレッシャーに落ち込みまくり。

 そんな彼女に、自分が「会長」役を引き受けようか?と意気揚々なエノ先輩。

 まあ、さすがに断るマキだけど、そこでエノとの応酬に。

 「ヘタレ」というワードに反応して「車酔いの克服」とつなげたのは、ちと強引かと思うけど、

 そこから見栄っぱりなエノ先輩が「本気出す」と言い始めたから、さあ大変・・・という展開。

 

 

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 ということで、今回の主役はエノ先輩!

 彼女にとっての課題の1つ「車酔いの克服」をかかげて、いざ出陣・・・

 なわけですが、バスに乗るつもりはなかったのに、アクシデント発生で大ピンチ!

 このあたり、彼女の見栄っぱり・意地っぱりな“可愛らしさ”が満載でしたが、

 今にも戻してしまいそうな気分の悪さに襲われて、ノンキなことを言ってられない状況に。

 

 と、ここで、“王子様”キター!!ヽ(*´∀`)ノ

 エノ先輩のピンチを救うべく、自らがピエロとなることもいとわない少年現る。

 そのけなげな自己犠牲に思わず感動・・・ できねえ~!

 彼のあまりの天然っぷりに、エノ先輩まで、ある意味被害を受けてたのは笑った゜(*゜´∀`゜)゜

 つか先輩、心の中とはいえ、ウンコウンコを連呼すんなや!!

 

 その後、エノ先輩がお礼を言う場面。

 男子に免疫がない彼女の可愛らしさが、ぞんぶんに拝見できたわけですが、

 ここでエノ先輩にとっての重要ワードが、彼の口から飛び出しました~!

 もはや恋のフラグ! エノ先輩にも、春がキター・・・!?

 

 

 ・・・といった感じの今回。

 エノを助けた男子は、やはりあの人でありましたね~。

 見ず知らずのエノに対し、献身的に接してくれるやさしさには、王子系の素養を感じます。

 天然っぽくて頼りなさげなところもあるけれど(^◇^;)

 このあたり、『みそララ』マース社長の大らかさにもつながるキャラクター性かも。

 

 強気のエノには良きパートナーになりそうとも思いますが、はてさてここからどうなりますか。

 他校・生徒会との交流会は、マキとエノにとっての正念場となりそうです。

 そのあたりに注目しつつ、今後も楽しみです!

 

 

 それと1点。

 Manga_time_sp_2012_02_p004

 今回、リコが乙女になっていましたが、これが地味ながらも面白い効果になっていましたね。

 乙女リコがいることで、ツッコミ役不在の状況がつくり出されることになり、

 それがエノを目立たせ、彼女の存在感を引き立てていたように思います。

 そんな描き方も見事なお話でした。

 

 


◆ 4コマオブザイヤー2011 候補作品いろいろ

2011年12月24日 | ◆4コマ漫画 感想

4コマオブザイヤー2011参加

「素晴らしい日々」管理人・八戸さん主催の4コマオブザイヤー。

その選出6作品については前回書きましたが、今回は候補作品について。

 

自分縛りにより、選びたいけど選べなかった作品がいろいろありましたので・・・

といいますか、お気に入り4コマ漫画で紹介してきた作品は、

ぶっちゃけ全部候補ですけども、その中からあえて「候補」として考えた作品をピックアップ。

 

 

【新刊部門・候補作品】

 豊作すぎて12作品。 縛りは1作者1作品というくらいのものですが、

 本当なら今まで紹介してきた作品を、すべて候補にしたかったくらいです・・・

 

『姫のためなら死ねる』1巻 (くずしろ 先生)

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 【公式紹介ページ】 清少納言による定子様LOVEな宮中絵巻。

 『枕草子』で有名な清少納言を主人公に、グダグダな彼女の宮中生活が描かれます。

 清少納言の変態思考・行動が暴走気味で面白く、彼女が敬慕する定子様との関係が見所。

 いわゆる“百合”な雰囲気満載ですが、ノリの良いギャグが特徴で、時に趣深くもある作品。

 ゆえに、とくに“百合”好きでなくとも楽しめるかと。 紫式部なども登場する平安物語です。

 

 

『恋は地獄車』1巻 (瀬戸口みづき 先生)

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 【試し読み可】 薄幸なOLさんを主人公に描かれる、オトナな恋模様・・・?

 ダメ男好きなOL・万里子さんの恋人は、いわゆるヒモ。 それでも、2人の生活はラブラブ。

 万里子さんの妹は2人を別れさせたいと願ってるし、毒舌上司はいろいろからかうけれど、

 愛し合う男女にはどこ吹く風。 そんな2人を中心に、“あざとい女性”や“片想い”などなど、

 様々な恋の話題が面白おかしく描かれる作品。 私は毒舌上司・後藤さんが大好きです!

 

 

『美大道!』 (さと 先生)

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 【試し読み可】 美大浪人生3人による美術予備校物語。

 美大受験に落ち、予備校へ通うことになった彩さんを中心とする、3人組の美大道!

 ドジッ娘の彩さんに、しっかり者の絵美さん、お調子者の洋子さんと、3者3様の個性あり。

 楽しくすごす予備校生活が描かれますが、その根底には「絵を描くのが好き」という情熱が

 たしかに存在していて、そのあたりを軸にした人間模様もなかなか面白い4コマ作品です。

 

 

『田中さんちの白米ちゃん』1巻 (池尻エリクソン 先生)

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 【公式紹介ページ】 食材の擬人化コメディ!

 「あきたこまち」である白米ちゃんをはじめ、相棒のみそ汁ちゃん、トマトちゃんなどなど、

 愛らしく擬人化された食材たちがくりひろげる、面白ギャグ・コメディ4コマ。

 様々な食材の特徴をうまくとらえたギャグ・センスが絶妙で、1つ1つのネタがすばらしく、

 4コマらしい4コマ作品といえるかも。 時折しんみりさせる感じも、程よい味付けで面白い!

 

 

『父派なわたしじゃいけません?』1巻 (渡辺圭祐 先生)

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 【公式紹介ページ】 お父さんが好きだけど、素直になれない娘さんのホームコメディ。

 お父さんに対して、いわゆるツンデレな態度をとってしまうエリさんの面白さに加え、

 自分以外は女性ばかり4人家族の中で奮闘する、お父さんのキャラクターがよい感じ。

 キツく当たられることが多いけど、それでも心地よい家庭を築いている雰囲気が、

 とてもあたたかく楽しめるコメディ4コマ。 何だかんだで愛される父親像がすばらしい。

 

 

『レーカン!』1巻 (瀬田ヒナコ 先生)

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 【試し読み可】 霊が視える少女のまわりで起こる騒動を描くハートフルコメディ。

 転入生の天海さんは霊が視えちゃう人で、彼女の周りには不思議な出来事がいっぱい。

 そんな霊にまつわる現象がややホラーチックに、だけど面白おかしく描かれつつ、

 友人たちとのやりとりや、霊との関わりから生まれるあったかな感覚が、

 ハートフルな物語になっていたりして楽しめます。 候補作品中、おススメ度の高い作品。

 

 

『シュガービーチ』1巻 (下村トモヒロ 先生)

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 【試し読み可】 “個性的”な面々がそろったビーチバレー部を描くコメディ作品。

 運動神経が全くない上総みなとが、なぜかビーチバレー部に入って始まる“おバカ”コメディ。

 ちょっと言動のおかしな部長がしきる中、虚弱お嬢様、小さい曲者、メガネ・マネージャーと、

 個性豊かな部員たちがくりひろげるドタバタな部活動が楽しい4コマ漫画。

 マジメに部活することは少ないけど、ほぼ水着姿というのはポイント高いですよ!(ォィ

 

 

『ラッキー・ブレイク』1巻 (平つくね 先生)

 Lucky_break_01

 【公式紹介ページ】 スタイリッシュな大人な女性たち(!?)のワーキング・コメディ。

 家庭の事情で大学を辞めた野々川陸さんが、勤めることになったのはデザイン会社。

 そこで始まる仕事の日々や同僚たちとのやりとりが面白おかしく、そして少しだけシビアに

 描かれる4コマ作品になっています。 セクシー&キュートな女性陣が魅力的なのは無論、

 お仕事モノとしても侮れない面白さ。 絵柄も美麗で、私としては期待度高めの作品です。

 

 

『チェリーブロッサム!』1巻 (茶菓山しん太 先生)

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 【公式紹介ページ】 園芸が好きな男子をとりまく美少女たちの、お色気まじりコメディ。

 園芸部に入った日吉大咲くんを迎えた先輩2名は、ちょっとおかしな人たちだった!?

 立派な胸を持つけど脳みそ筋肉な綱島さんと、セクハラお嬢様な大倉山さん。

 ほかにもやる気なさげな先生や、幼なじみに妹さんなどに囲まれた大咲くんの受難の日々。

 いわゆるハーレムものな雰囲気で面白おかしく、ライトなちょいエロ雰囲気も楽しめる作品。

 

 

『青春ドーパミン』1巻 (航本佳奈 先生)

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 【公式紹介ページ】 少年は常にエロを追求する・・・ そんなお色気・妄想コメディ。

 高校生男子・池ノ内孝太の脳内は、いつもエロエロな妄想で埋まっていた!

 そんな彼の妄想と、そこから暴走する行動が楽しく描かれる4コマ作品。

 けっこう濃い目のきわどいお色気が満載ですが、それを外しても4コマ・ネタが秀逸なので、

 4コマ漫画として楽しめる感覚がレベル高めだと感じます。 侮れない良作4コマです。

 

 

『オフィスのざしきわらし』 (小坂俊史 先生)

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 【公式紹介ページ】 会社の“ざしきわらし”なOLがくりひろげる、サボりの日常。

 志咲笑子さんは会社の「ざしきわらし」のような存在・・・なのだけど、とんでもないサボり魔。

 そんな彼女がくりひろげるサボりの日常が、脱力感覚で描かれる4コマ漫画。

 マトモな人が読んだら眉をしかめるだろう笑子さんの行動ですが、このサボりが面白味。

 私は軽い風刺といいますか、世相を皮肉ったような洒落たものを感じた作品ですね。

 

 

『戦国おもしろ草紙 ~乱世のきずな~』 (そらあすか 先生)

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 おもしろ楽しく、そして時にしみじみと・・・ そんな戦国4コマ作品。

 織田信長や武田信玄などの戦国武将を、それぞれペアで1エピソード描いています。

 「信長と平手」「家康と信長」「信玄と謙信」などなど、関わり深い関係のオムニバス。

 笑える楽しさがあるのはもちろんのこと、しみじみとさせる話づくりがなされており、

 戦国好きでなくとも楽しめる内容になっているかと思います。 このしみじみ感がよいです。

 

 

 

【既刊部門・候補作品】

 10作品。 同じく、1作者1作品。

 こちらも挙げればきりがないわけで、もっと他にも色々候補にしたい作品はありました・・・

 

『GA 芸術科アートデザインクラス』4巻 (きゆづきさとこ 先生)

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 【公式紹介ページ】 GA(芸術科Aクラス)の5人組を中心とするアーティスティック・コメディ。

 美術関連の話題が盛りだくさんで、なおかつ4コマ漫画としての質も高い作品。

 この巻の面白さは今年1,2を争うほど。 はずれがないと言っても過言でない内容の数々。

 とくに如月殿がメガネをなくすエピソードでの「幻想世界」と「現実」の描き方は秀逸でした。

 連載で読んだ話ばかりなのに、じっくり楽しめる作品というのは、私にとって貴重ですね。

 

 

『ひだまりスケッチ』6巻 (蒼樹うめ 先生)

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 【公式紹介ページ】 ひだまり荘で暮らす高校美術科の少女たちを描く、あったかコメディ。

 こちらも美術関連の話題はありますが、どちらかといえば少女たちのやりとりに重心アリ。

 やわらかく優しい雰囲気が創り出す陽気は、まさに「ひだまり」そのもの。

 こちらの作品も「はずれなし」と言って差し支えない内容で、中でも3年生であるヒロさんの

 進路話は素晴らしいものでした。 今後の展開がどうなるか、不安もありますが楽しみです。

 

 

『ひよぴよえにっき。』2巻 (琴久花央 先生)

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 【公式紹介ページ】 なかよし姉妹の愛らしき日々、最終巻。

 姉はると妹ちあきの、ほのぼのな日常がつづられる4コマ作品。

 妹のやんちゃな行動と、妹の世話をする姉の奮闘ぶりが楽しかったのですが、

 この最終巻では妹の成長と、それに応じる姉の決意が描かれていて、とても愛おしかった。

 微笑ましい感覚が満載で、そこから生じる笑いの心地よさは上質。 終わりが残念でした。

 

 

『境界線上のリンボ』2巻 (鳥取砂丘 先生)

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 【公式紹介ページ】 大空に浮かぶ“辺土”にてくりひろげられるやさしい物語、最終巻。

 人間社会になじめなかった少女フゥが、“再生”をとげてゆく姿が描かれます。

 リンボと呼ばれる街で出会う人々との交流が、やがて少女を元気づけてゆくという内容は、

 いったんドロップアウトした人間を許容するやさしさ、そしてたくましさを感じさせてくれます。

 フゥ自身のやさしさも誰かの助けとなったりと、人々の息づかいが楽しい作品でありました。

 

 

『恋愛ラボ』6巻 (宮原るり 先生)

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 【試し読み可】 お嬢様中学の生徒会で行われる“おバカ”な恋愛研究と、その実践!?

 生徒会の会長補佐リコと、その親友である会長マキを中心に描かれる“恋愛妄想”。

 最近は実践と称して男子との関係も深まりつつありますけど、そんな様子が心躍る楽しさ。

 この6巻では、主人公リコにとっての重要なターニングポイントとなる出来事もあり、

 今後の展開がどういった方向へ進むのか楽しみ。 笑い・物語ともにレベル高い作品です。

 

 

『笑って!外村さん』2巻 (水森みなも 先生)

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 【試し読み可】 笑顔が苦手で誤解されがちな外村さんの日常。

 笑顔が苦手で言動もおかしな外村さんは、周りの人たちから不良と恐れられていて・・・

 そんな彼女の誤解される姿が可笑しさにつながっている4コマ作品。

 この2巻ではさらなる登場人物が出てくるだけでなく、三雲くんの変化も面白い内容でした。

 まだまだ広がり続ける外村さんの世界。 間違いなく、今後の期待大な作品の1つですね。

 

 

『たまのこしかけ』2巻 (荻野眞弓 先生)

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 【試し読み可】 35歳で“こしかけ”OL、さらに鉄道好き、そんなたまこさんの日々。

 35歳でいろいろ崖っぷちなたまこさんですが、それでも楽しく過ごす姿に安心感アリ。

 女装系・係長や、年下ぼんやり系・十条くんとの関係などなど、気になることも多いけど、

 マイペースでやっているアラフォー女性の大らかさが、楽しさになっていますね。

 最近は男性との関係がクローズアップされることしばしばで、そのあたりの話も面白い。

 

 

『ラディカル・ホスピタル』21巻 (ひらのあゆ 先生)

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 【試し読み可】 とある総合病院の外科は、医者もナースもパワフル元気!

 外科の榊医師を中心としたお医者先生たち、山下ナースをはじめとする看護師さんたち、

 さらに病院関連のさまざまな人々(患者さん含む)がくりひろげる、病院の忙しなき日々。

 楽しいだけでなく、医療の話が興味深かったりと、多岐にわたる話題が重厚な作品です。

 これだけ濃い内容で21巻まで来たのはスゴイ! もっと広い範囲で評価されてほしい。

 

 

『プアプアLIPS』3巻 (後藤羽矢子 先生)

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 【
公式紹介ページ】 極貧女性と金持ちお嬢様の「エロカワ・ガールズ・ラブコメ」!

 極貧生活を営んでいたナコさんと、金持ちお嬢様・レンさん。

 同性愛者であるレンさんに対して、ノーマルなはずのナコさんでしたが、

 2人の関係は少しずつ変化を始めています。 いわゆる百合物語が面白おかしく、

 しかしマジメに語られる内容が興味深い作品。 今後の展開が気になるため、候補作品に。

 

 

『森田さんは無口』4巻 (佐野妙 先生)

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 【
公式紹介ページ】 優しすぎるゆえに考えすぎて無口になる少女・森田さんの日々。

 5分番組ではありますがアニメ化されている作品ゆえに、候補にしてみました。

 無口ながらも、思考がめまぐるしい森田さんの様子が面白かったするのはもちろん、

 周囲の人たちとの関わりも楽しい雰囲気。 口が少ないだけによく周りを見ている彼女と、

 そんな彼女を見ている周囲の視点の入れ替わりが、飽きさせないリズムになっていますね。

 

 

このほか、1巻(もしくは単巻)作品としては、

『教師諸君!!』 『ラブマニ』 『パパLv1』 『ふたごもんじゃ』 『横浜物語』 『 先生のたまご』

『うちのざしきわらしが』 『すいーとプロミス』 『えすえぬ家の人々』 『もこもこBOX』

『アマガミサマ』 『むかしむかしのきょうのぼく ~週刊はじめての初音ミク~』

『遠野モノがたり』 『ねこのひたいであそぶ』 『inote! -アイノテ!-』などなど、

いろいろあって、どれも候補にしておかしくない作品ばかりでした。

 

既刊作品にいたっては、さらにいろいろで挙げればキリがありません。

はじめに申しあげた通り、お気に入りで紹介した作品は、どれが候補でもおかしくないです。

あらためて、面白い作品が多いと感じさせられましたね~。

 

 

 

【当ブログでの感想や紹介記事】

 ・『姫のためなら死ねる』1巻 感想

 ・企画記事 : 『恋は地獄車』より、後藤さん

 ・『田中さんちの白米ちゃん』1巻 感想

 ・『レーカン!』1巻 お気に入り紹介記事

 ・『シュガービーチ』1巻 お気に入り紹介記事

 ・『チェリーブロッサム!』1巻 お気に入り紹介記事

 ・『青春ドーパミン』1巻 お気に入り紹介記事

 ・『オフィスのざしきわらし』 お気に入り紹介記事

 ・『恋愛ラボ』6巻 感想

 

 


◆ 4コマオブザイヤー2011 参加

2011年12月18日 | ◆4コマ漫画 感想

「素晴らしい日々」管理人・八戸さんによる企画、4コマオブザイヤーへ参加いたします。

簡単に説明すると、今年出た4コマ漫画のコミックスで、自分が面白かったと思う作品を

数点ピックアップしてみようというもの。 詳細は、企画ページをご参照ください。

 

とはいえ、今年出た4コマ漫画を新刊・既刊で、3作品ずつチョイスするのはかなり難しい。

なので私は、それぞれ自分なりの“縛り”を設けて選出させていただきました。

(追記) 候補作品いろいろ

 

(追記2) togetter : 【4コマオブザイヤー2011】投票開票スペシャル!

 

(追記3) 「素晴らしい日々」より、結果発表

 ・ 「この4コマが、好き。」4コマオブザイヤー2011、結果発表!!~新刊部門~

 ・ 「この4コマが、好き。」4コマオブザイヤー2011、結果発表!!~既刊部門~

 

 

 

【新刊部門】

 ・自分縛り : 芳文社・竹書房の4コマ作品は外す。

          単純に選ぶのが難しいため、数を減らすのに手っ取り早い“縛り”なのです。

 

『ヘン集女王』1巻 (高内優向 先生)

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 マンガ雑誌編集部ではたらく、編集者の物語。 (お気に入り紹介記事

 すご腕編集と新人編集のコンビを中心に、編集者としての“マンガ道”が描かれています。

 マンガ業界の中における編集者という仕事や、業界のお話、漫画家先生との関わりなど、

 マンガ好きにとっては興味深い内容が盛りだくさん。

 基本おもしろ可笑しく、かつノリが良く、そして真剣な情熱を感じられる良作4コマです。

 

 

『ちびミクさん・いち』 (みなみ 先生)

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 かの有名な初音ミク・・・の妹・ちびミクさんの、ほのぼのな日常。 (お気に入り紹介記事

 サイレント(ほぼセリフ無しの)4コマ作品。

 可愛らしいちびミクさんや、その友人たち・周囲の人たち(ボーカロイド関連のキャラクター)

 がくりひろげる日常の風景を楽しく描いています。 まさに「ほのぼの」と良い雰囲気。

 サイレントではありますが、読めば読むほど私はハマっていった、侮れない良作4コマです。

 

 

『3.11 東日本大震災 君と見た風景』 (平井寿信 先生)

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 宮城県在住の作者先生が、東日本大震災の様子を描いた作品。 (お気に入り紹介記事

 2011年といえば、大震災は外せない・・・ という理由での選出になりました。

 震災前の予兆から、震災当時の不安・混乱、親類縁者による助け合いなどなど、

 あの震災の様子がつまびらかに描かれる本作品は、ある種の記録として貴重なものかと。

 “面白さ”という点では他にいくつでも良い作品がありますが、印象深さでは今年のNo.1。

 

 

 

 

【既刊部門】

 ・自分縛り : 完結作品であること、非きらら系作品であることの2点。

          こちらは選出3作品への理由づけのような“縛り”となっています。

 

『だって愛してる』3巻 (むんこ 先生)

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 売れない作家とたくましき妻の、波乱万丈物語。

 アイデアが出ないと酒を飲んだりパチンコ行ったり、とにかく仕事をサボる夫。

 そんな夫を追いかけて蹴り飛ばしてはカツを入れる、それでいて甲斐甲斐しい妻。

 そんな2人を中心に、世知辛くも、街の人々とのふれ合いなどがあたたかく描かれる作品。

 この最終巻では、タイトルが奇跡の合言葉として、大切なものなのだとわかります。

 

 

『こうかふこうか』4巻 (佐藤両々 先生)

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 不幸体質なOLさんの、幸せ(?)生活。

 とにかく何をしてもついてないOL・福沢幸花の不運さが、

 ときにフビンに、ときに可笑しく描かれる作品でしたが、後半シビアな人間ドラマ展開も・・・?

 終盤は、職場での恋愛模様がそれぞれ落ち着いてゆきましたが、私はもう少し泥沼でも

 よかった気がして中途半端さも感じたり。 でも、4コマ漫画中トップクラス好き作品でした!

 

 

『そんな2人のMyホーム』4巻 (樹るう 先生)

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 父と娘2人暮らしの日常が描かれるコメディ4コマ・・・でしたが? (お気に入り紹介記事

 超有能な大和撫子である娘と、天才彫刻家である父親との共同生活が楽しい作品。

 樹るう先生による勢いとリズム感覚あふれる作風が、とんでもなく心地よいのはもちろん、

 いつの間にか父娘2人の話から、娘とその“友人”である青年との話へと発展した内容が、

 物語としても面白かった。 幸せ感覚いっぱいの、本当に楽しい4コマ作品です。

 

 

 

以上6作品をもって、私の4コマオブザイヤー2011とさせていただきます。

 

後日時間があれば、選出候補作品をいくつか紹介する記事でも書こうかと思います。

面白さという点でいえば、『GA 芸術科アートデザインクラス』4巻が素晴らしかったものの、

完結作品・きらら系以外での選出という“縛り”により選外となってしまいましたし、

『恋愛ラボ』6巻『みそララ』5巻なども選びたかったのではありますが、悩みは限り無し。

 

また1巻(完結含む)作品の豊富さも、厳しいものでした。

このあたりは後日記事を書けたらよいのですが、どうなることか・・・

 

 

そして、八戸さんには再びお世話になることになりました。

こうした企画に参加させていただき、まことにありがとうございます。

やはり記事を書くモチベーションが上がりますからね、ありがたいことです。

また何かありましたら、その際にはよろしくお願いいたします。

 

 


◆ 今月の『みそララ』

2011年12月10日 | ◆4コマ誌② まんがタイム

まんがタイム 2012年1月号より

 今月号の感想は遅れるか、または書けないやもしれません。

 4コマオブザイヤーの企画参加を優先するかもしれませんので・・・

 

 ちなみに、『みそララ』はじめ『恋愛ラボ』『僕らはみんな河合荘』など、

 宮原先生作品については、毎月感想をなるべく書いていこうと考えております。

 

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

 

●みそララ (宮原るり 先生)

 Manga_time_2012_01_p061_2 Manga_time_2012_01_p062_2

 マース若手トリオでショッピング?

 化粧品をそろえたい+大人っぽくておしゃれなスーツがほしい粟屋さん。

 しかし化粧に詳しくもなく、おしゃれスーツも似合わないだろうと、あきらめ気味なご様子。

 そこで美苑さんと梨絵さん、「一緒に買いに行こう」となりまして・・・なお話。

 

 そんな今回は、女性のご意見拝聴したい内容でございましたね。

 私にゃ、さっぱりでありまして、BAさんって何じゃいな?状態(^^;

 BA=ビューティーアドバイザー。 デパートの1階とかにいるあの方々ですかね。

 「メイク上手で勧め上手」 粟屋さん・美苑さんの体験談に共感してしまう女性読者多そう。

 

 

 Manga_time_2012_01_p064 Manga_time_2012_01_p065

 さっそくお出かけとなりますが、3人それぞれのファッションセンスが光ります。

 各々ちがったスタイルで決めていますが、いずれも似合ってますね~。

 宮原先生作品の女性キャラクターって、こうしたファッションに気をつかうシーンが多くて、

 見ていて華やぐうえに、ファッションの楽しさを演出していて良いんですよね。

 

 そして本題。

 BAさんのアドバイスは的確で、粟屋さんは持ち前の可愛らしさをいかしたメイク。

 本人もお気に入りという上機嫌さがGoodでございました!

 スーツの方は、美苑さんの着こなしが私好みすぎて、クラっときちゃいましたよ。

 くびれだね、くびれがポイントなんだね、たぶん(ォィ

 梨絵さんもスラっとスタイリッシュにキメていて、カッコよかったです!

 

 さらに今回の主役、粟屋さんのスーツ姿。

 きちんと“大人っぽさ”というテーマに、彼女の魅力である“可愛らしさ”をブレンドした

 見事な着こなしがステキでございましたよ! 美苑&梨絵さん、グッジョブ!!Σd(゜∀゜d)

 しかし考えてみたら、こんなトリオいたらモテますよね普通。 ・・・なぜモテないん?(禁句)

 

 

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 でもって、お買い物のあと、飲みな3人。

 ここがけっこう重要といいますか、社会人的に「わかるわ~」と感じるところですね。

 

 自分たち3人が「タイプ違う」と述べる美苑さん。

 「学生の時なら、あんま仲良くなかったかも」と答える粟屋さん。

 そうなんですよね、学生時代って趣味が合うなどの「仲良くなれそうな人間同士」で集まる

 傾向があるのですが、社会人だと必ずしもそうした人間ばかりが周囲にいるわけではない。

 けれども違ったタイプとはいえ、同じ時間を過ごし、苦楽を共にしている仲ということで、

 よほど険悪・気が合わないなどでなければ、こうして楽しく過ごせる“仲間”となっている・・・

 みたいな感じってありますよね~。 この3人であれば、そんな感覚もひとしおでしょう。

 

 最後は、粟屋さんにとっては美苑さんの方が少しだけ“先輩”なんだな~、

 という雰囲気が出ていた面白いシメでありました(^^;

 身だしなみは社会人にとって基本中の基本。

 そうしたことが堅苦しくなく、ファッショナブルに楽しく描かれていました。

 これを機に粟屋さんもパワーアップするのでしょうかね・・・?

 なんて感じで、今後も楽しみです!