2014年11月号
表紙は、『Aチャンネル』より、トオルさん!
買い物なのか、紙袋をたくさんぶら下げていますけど、
小物や柄や色合いがファッショナブルで、イイ感じですね~。
今月の「社会人と大学生で賞」は、『NEW GAME!』より、青葉&ねねっち!
青葉さんとねねっち、電車内で会話する2人でしたが、
青葉さんが寝不足という話を聞いて、心配しながらも会社批判をするねねっち。
それにカチンときたのか、大学生は毎日暇なのか? といった風に言い返す青葉さん。
まあ、青葉さんとしては、自分の頑張りを否定されたような気分になったのでしょうし、
ねねっちの方は、純粋に青葉さんの身体を案じてのことでしょうけども、
こういった社会人と学生の立場の違いで、かみ合わない意識ってありますよねえ。
自分にも覚えがあるといいますか、言ったり言われたりしたことを思い出す一幕でした。
【連載スタート!】
●まちカドまぞく (伊藤いづも 先生)
魔族として覚醒した少女は、魔法少女の生き血を求める・・・?
ゲストを経ての連載スタート!
ある日、角と尻尾が生えてきた少女・吉田優子さん。
「闇の一族」である彼女の家庭は貧乏で、「光の一族」の封印を解くことができれば、
貧乏脱出できるのだとか・・・ そこで必要となるのは、魔法少女の生き血!?
なんて感じに、「闇の一族」である吉田さんが、魔法少女を倒すべく奮闘する話・・・
ではあるのですけども、魔族であるはずの吉田さんが弱すぎて、勝負にならないから愉快!
敵であるはずの「桃色魔法少女」千代田桃さんから、優しくされてばかりという(;´∀`)
今回、そんな桃さんも、自分は魔法少女としては「弱い方」と言っているから驚きです。
となると、強い魔法少女って、どんだけなのよ・・・ と絶望する吉田さんが面白い(酷)
そんな風に、一生懸命に魔法少女を倒そうとする吉田さんですが、
桃さんにはまるで歯が立たないという力関係に、安心感がありますね(^^;
何度も突っかかってくる吉田さんを、邪険にせず相手しつつも、簡単にあしらう桃さん。
そうした様子が面白いわけですが、いつも平静を保っている桃さんも、
運動系(というか筋肉系?)の話題となると、目を輝かせていたのは、もしや趣味?
などなど、挑んでも挑んでも、どこか抜けていて、勝負にならない吉田さんが面白い!
魔族でありながらも、普通に友達から受け入れられていたり、
敵対しながらも、桃さんのペースに巻き込まれて仲良くしていたりと、
そうした姿に愛嬌があって、憎めないところが良いですね。
はたして吉田さんは貧乏脱出のため、魔法少女に勝つことができるのか・・・?
連載開始ということで、今後も楽しみです!
【ゲスト作品】
●オトとこのこ。 (芦の木あい 先生)
男のコと男のコ。
このこさんは、ごく普通の男子高校生・・・
ではあるものの、「女の子に憧れて、女の子の服を着ている」のだとか。
そんな彼が、街中で出会ったオトさんも、また女装している男子中学生で・・・
と始まるお話。
このこさんもオトさんも、女装した男子であり、この2人を中心に物語は進みます。
女装の動機が、このこさんは「女の子に憧れて」なら、オトさんは「格闘家の父に反発」と、
異なっている点は、2人の違いになりそうですね。
オトさんは、このこさんが男であることに気付いており、
そんな倒錯した空気の中で繰り広げられる交流に、不思議な面白味がありました。
互いに互いを可愛いと思っている2人ですが、
オトさんが気付いているとは知らず、このこさんは自分が男であると
隠しているのを気にしていて、そのあたりの葛藤も見所でしたね。
女装男子の交流は、やがてもっと深い所へたどり着くことになるのですが、
これって、わりと思い切った内容ですよね・・・ なんて気になりますので、つづきに期待!
●天罰デス! (柊タイガー 先生)
天使によって罰を受ける少女お話。
ある日、起きると頭上に「10」の数字がついていた少女・京極ちえみさん。
そこへ、死を司る天使アズラエルと名乗る少女が現れて、
ちえみさんを更生すると宣言しますが・・・?
ちえみさんの頭上の「10」は、ある条件で減ってゆき、
「0」になると、ちえみさんは死ぬ(ほど恐ろしい目に遭う)というもの!
数字が減る条件とは、アズラエルの感情が刺激されることで、
驚いたり、動揺したり、怖がってしまうと、数字は減るようです。
そこで、アズラエルを刺激しないよう配慮するちえみさん・・・
と思いきや、ヘンタイな彼女は、アズラエルにちょっかい出しまくりで、
数字が減る一方なのだから面白い! しかも、そのことに怖気づく気配なしという(´▽`;)
そして、ついに「0」になってしまい、死ぬほどひどい目に遭うのですが、
それでもめげないメンタルの強さには、ホレボレしてしまいました(ぇ
そんな感じで、ヘンタイのちえみさんと、天使アズラエルの交流が面白い4コマ作品。
頭上の数字という設定はもちろん、死ぬほどひどい目に遭ってもめげない
ちえみさんのキャラクターが、かなり愉快で楽しかったです。
これはぜひとも、つづきに期待であります!
【最終回!】
●セカイ魔王 (双見酔 先生)
コミックス4巻、11月27日発売! ・・・ですが、最終回!!
ついに、セカイの秘密に決着が?
魔王城にてフィナーレを迎えることとなった本作品。
神と会見した魔王さま、そして勇者、2人の帰還は世界に何をもたらすのか・・・
といった感じの最終回。
神との会話の回想で、ほとんどのけ者にされているアルシャさん、気の毒(^^;
まあ、会話の要領を得なかった点が、除外の理由でしょうけども、それでも勇者か!
そうして、主に魔王と神との話し合いが進みますが、
目的である世界の構造の改変は、魔力の横溢との関連から困難であり、
神自身も試行錯誤してきた末のシステムである以上、簡単には変えられない
(変えれば異変が起きてしまう)というのは、現実世界のシビアさにも通じます。
そんなこんなで、小難しいことになるかと思いきや、
ここで勇者が“活躍”していたのは、小気味良かったですね~。
勇者が神に許されていたのは、大笑いでしたけど゜(*゜´∀`゜)゜
そして、魔王と勇者の帰還、変わるセカイ。
それは、世界そのものの前進というだけでなく、
魔王さま自身にとっての進展でもあったのだと、感じさせるラストでありました!
などなど、ファンタジー世界で繰り広げられてきた大冒険も、これにて完結。
魔王と勇者の物語は、世界の理不尽への挑戦であり、
これまで世界に挑んできた人々や、今を生きる人々の、
想いが重なり積もることで、成果を得ることができたということは、
忘れるべきではないのかもしれませんね・・・ なんて考えつつ、楽しませていただきました!
●ぷらいまりィずむ! (パルプピロシ 先生)
コミックス2巻は、10月27日発売! ・・・ですが、最終回!!
最後は、海水浴にて母を思い出すニコさん。
みんなで海を満喫していたところ、亀池さんとめいふ&さゆらが遊ぶ姿を見て、
ニコさん、自分の母親のことを思い浮かべています。
そこで、トイレに行くと偽って、1人でしんみりしてしまうニコさん。
そんな彼女を、父上とココさんたち家族が追って来て、
母上の思い出を中心に語り合い、あたたかい空気に包まれる姿が、ほのぼのでした。
というか、思い出の中の母上が、けっこうお茶目で面白かった(^∇^;
そして、みんなと合流してから、日常へと帰ってゆく様子でシメとなりました本作品。
しっかり者のニコさんを筆頭に、変り者の双子・さゆら&めいふ、
ニコさん大好きなしずのさん、ニコさんの妹で元気っ子のココさんなど、
可愛らしく個性的な小学生たちの通学風景から日常まで、
様々な様子が面白味となっていました。
全体的に、キャラクターに躍動感があって、
そのリズムが作品のノリを、いい具合に形作っていたと思います。
そうした点に、私は魅力を感じていましたし、魅力ある4コマ作品でした。
コミックス完結2巻は、10月27日発売! 楽しませていただきましたー!!
②へつづきます。