2013年11月号
表紙は、『蒼き鋼のアルペジオ』より、Trident ・・・の衣装をまとう、イオナ・タカオ・ハルナ!
Tridentは、それぞれのキャラクターの声優さんによるユニット。
渕上舞さん(イオナ役)、沼倉愛美さん(タカオ役)、山村響さん(ハルナ役)で、
アニメのエンディングを担当するんでしたかね。 楽しみです!
『ワールドエンブリオ』は、3人の柩姫がそろって、いよいよ反撃となるか!?
なんて状況ですけど、なに陸くん、柩姫3人でハーレムつくれちゃうじゃないですかー!(ォィ
そんなモテモテぶりが楽しかったりもしますが、鷹尾劉生の物語への決着が待たれますね。
『スピリットサークル -魂環-』は、新たな過去生・方太朗の話。
野武士に身代金めあてに誘拐されたものの、その裏には誰かの策謀が・・・ といった状況。
忍の刃九狼や、妹の姫君など、またも縁ある人々の登場で、物語に重厚さが増しています。
『それでも町は廻っている』は、エビちゃん家へ“ご挨拶”に行くタケル君(´▽`;)
そこで、エビちゃんを悩ますチラシばら撒きの犯人をさがすことに・・・ なんてお話でしたが、
エビちゃんの女心と、タケル君の勇気、そして歩鳥の作戦と機転が、めっさ面白かったー!
『球場ラヴァーズ』は、コミックス2巻が発売中! 「だって野球が好きじゃけん」16日発売!
そんな今回、母親と一緒に野球観戦する日南子さん、そこで伊東さんの正体を知ることに。
伊東さんや岩国さんもですが、今は、祝・カープCS進出と、前田選手引退が気になります。
『天にひびき』は、秋央くんがコンマスをつとめることを知った美月さんが、急きょ来日!
南条くんや波多野さんは、秋央くんを観に来たのだと悟りますが、彼自身は鈍感すぎ(^^;
しかし、ひびきさんが秋央くんに物足りなさを感じているのは寂しい。 彼の独自性が不足?
『並木橋通りアオバ自転車店』は、やたらときっちりしている父と、父を心配するコウジくん。
コウジ君の父親が気分転換するための自転車を、アオバさんが見繕おうとしますが・・・?
シンプルよりもややこしく、という発想が面白いのと、自転車で広がる景色の楽しさが良い!
『裸者と裸者 邪悪な許しがたい異端の』は、藤井さんが不慮の死を遂げてしまい、混乱へ。
双子は激怒し、藤井さんが反対していた聖ヶ丘の制圧を主張! カイトは止めますが・・・?
激情のままにはじけるパンプキンガールズ。 けれどそれが道を切り拓くのも、また戦争か。
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
【新連載】
●ガーゴイル (原作:冲方丁 先生/漫画:近藤るるる 先生)
異能の新撰組物語・・・かな?
幕末、京の治安を守る新撰組。
長州の人間を追いつめるのは、一番組組長・沖田総司!
小さくて可愛らしい沖田ですけど、さすが腕は一流、あっという間に峰打ちで倒してます。
そんな風に始まりましたが、
そこへ駆けつけた「鬼の副長」こと、土方歳三を加えて物語は進行。
八瀬童子衆なる謎の集団による暗躍を経て、
異能と異能との戦いが、くりひろげられることになるわけです。
「鬼の力」を使いこなす童子衆に、土方は立ち向かえるのか?
なんて、緊張感ある展開に引き込まれましたよ!
本作での新撰組は京の人気者で、沖田さんなどは黄色い声援を受けたりしています。
また、近藤勇のキャラクターについては、まだわからないことも多く、今後に期待したい所。
他の組長たちも個性派ぞろいなので、登場が待たれますね。
しかし、タイトルの「ガーゴイル」とは何を意味するものなのか?
諸々を含めて気になりつつ、新連載スタート、楽しみです!
【シリーズ連載】
●清々と (谷川史子 先生)
清さん、先生と喫茶店でデート!?
・・・なわけはなく、文化祭の出し物であるカフェのイメージをつかむため、
園芸部の校外活動としてやって来た、ということです(^^;
それでも、先生と2人でということに舞い上がる姿や、
喫茶店のコーヒーの美味しさに、静かに感激しているのは可愛らしい。
まあ、先生の前で鼻血出してしまったのは、可笑しかったですけど(´▽`;)
平泉さんに励まされて元気を取り戻しつつ、楽しそうに日記を書いているのも
清さんらしくて、なごんでしまいました。
そして、いろいろトラブルがありつつも、先生と一緒ということで、前向きになる清さん。
文化祭本番での先生のバリスタ・スタイルにみとれちゃってるのも、乙女ですね~。
また、かつてのクラスメイト・星野くんとの「再会」では、何かあるのかと思いましたけど、
もはや先生への想いに一途な清さんに、つけ入るスキはないということですか・・・
みやびさんや平泉さんのバリスタ姿もカッコイイし、
もちろん清さんの衣装も素敵だしで、なんとも楽しい文化祭。
とにかく今回は、清さんの先生への想いがあふれんばかりで、
そんな様子が、とても心地よいエピソードとなっていました。
シリーズ連載なので、時々の登場ではありますけれど、読後感の爽やかさは本誌随一!
もちろん今後も楽しみです!
●君の声が聞こえない (鈴木小波 先生)
特定の音が聞こえない少年と、歌う少女のお話。
不良にからまれていた音無忍くんを助けてくれたのは、児玉音葉さん。
ガサツで不良にも怖じない彼女ですが、ある日、歌っているところを忍くんに目撃され・・・
歌を聞かれたと思った音葉さん、
いきなり忍くんを攻撃するあたり、かなり恥ずかしかった様子。
けれど、忍くんは特定の音を聞くことができない体質で、
ちょうど音葉さんの声を聞き取ることができなかったのが幸い(?)し、
2人は交流を始めることとなります。
聞こえない、だけど彼女の声は、彼の世界へ入ってくる。
しだいに音葉さんの歌に関心をもつ忍くん。
だからこそ、彼女との大切な場所を、尊く美しい何かを守ろうとしたわけですよね。
音葉さんもまた、恥ずかしがっていた歌を、忍くんに聞いてもらうことに
ためらいを見せなかったのは、2人の間の信頼関係を感じさせてくれて、胸に響きました。
感動は理屈じゃない。
そのことを実感させてくれる“無音”の歌が、とても素敵でありました。
それにしても、鈴木小波先生は『出落ちガール』発売以後も、
読み切りで登場されるのですかね? だとしたら、楽しみです!