五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 『4コマ漫画ナツ10』 参加!

2009年08月31日 | ◆4コマ漫画 感想

 

昨年につづき、よつぎりポテトさんの企画に参加!

ギリギリの駆け込みで、申し訳ありません。 よろしくお願いいたします。

 

今年は、4コマ漫画ナツ10とのこと。

(私の作品選択や言い訳についてはこちら

(昨年の企画参加記事はこちら

 

またも大急ぎで書いてしまったため、誤字脱字などありましたら、ご容赦のほどを・・・

 

 

■放課後のアインシュタイン

 (仁川志帆先生 『まんがタイム』ゲスト)

 とある女子高校のサイエンス部顧問と部員3名(と校長)。

 その学園生活や日常を、面白おかしく描いたコメディ作品。

 今月号(9月号)にて「お休み」となっていますが、連載化を期待しております。

 

 けだるげ美人だけど、ちょっと変わった女性教師・松戸梨花先生を中心に、

 天然系・こずえさん   : 純粋ボケ担当。 先生大好きなのもポイント。

 オシャレ好き・ミキさん : ボケ・ツッコミ双方装備の中間型?

 しっかり者・なつみさん : 鬼軍曹ツッコミ、時折ロマンチスト・ファンシーで楽しい。

 といった女子生徒たちが、それぞれ個性を発揮。

 

 先生も、クールにボケるところが魅力的! 性格も〝漢〟らしくてステキだったりします。

 校長は、まともでバイタリティあふれる(時々暴走気味)も、姿がドングリ型で親しめる。

 

 また、3頭身スタイルの雰囲気がよい。

 なんというか、ゆったり感覚なほのぼの風味をただよわせていて、私は好きです。

 

 

■乙女プレス

 (水知せり先生 『まんがタイム』ゲスト)

 地元タウン誌の編集となった山吹幸さんと、その先輩たちとのお仕事コメディ。

 コメディといっても、しっかりお仕事! でも、4コマ漫画として笑えるネタ満載で楽しめます。

 

 幸さんと、上司であるボスや先輩・水野さんとの関わり方が面白い。

 3人それぞれのキャラクターが、ウマいことバランスをとって「仕事」が成り立っている

 ・・・ということが描かれていた今月号のネタが好きですね。

 

 

■時間がない!!

 (王嶋環先生 『まんがタイムオリジナル』連載中)

 常に「修羅場」な、ウェブデザイン会社の職場で働く人々を描いた作品。

 チーフデザイナーである由良さんを中心とした、後輩・松下くんとの関係や、

 その他同僚・上司などとの掛け合いが楽しい。

 

 最近は、由良さんと松下くんとの関係性に重点が置かれているようですが、

 これもまた面白味の1つなので、今後の展開に期待といったところでしょうか。

 あと、今月号の「成田」は「盛田」・・・ですよね。

 

 

■つくねちゃん+30

 (ひらふみ先生 『まんがくらぶオリジナル』連載中)

 松戸都さんのOLライフと、謎のペット・つくねちゃんとの共同生活。

 ちょいとやさぐれ気味な都さんと、泰然としてるつくねちゃんのコンビが楽しい。

 キャラクター同士の激しいけれど、どこか「おさえめ」なやりとりが面白い!

 

 

■イエス・マスター!  (※)本記事末に追記あり

 (松本蜜柑先生 『まんがホーム』連載中)

 偏屈なお金持ち剛造じぃさんと、彼のお世話をするメイドロボ・とわのお話。

 そこへ、くおんという存在も加わって3人の日常が描かれてゆきます。

 基本コメディだけど、どちらかといえば1話ごとに「物語」形式となっている作品。

 

 

■視界良好

 (古下えみ先生 『まんがタイムラブリー』短期集中連載開始)

 メガネを愛するOL成田秋奈さんの、メガネ・ラブな日常風景。

 本当にメガネが大好きという「変わった」性格が、周囲とのギャップをかもし出す楽しさ。

 以前は、他誌にて学生時代の成田さんが描かれていましたが、あちらも好きでした。

 

 

■田中さんちの白米ちゃん

 (池尻エリクソン先生 『まんがライフ』新連載)

 「ごはん」が擬人化されたキャラクター・白米ちゃんの、田中さんに尽くします生活。

 相棒みそ汁ちゃんや、その他のおかずさんたちも加わった食品擬人化コメディ。

 

 白米ちゃんは田中さん大好きで、彼のために一生懸命になりますが、

 田中さんは白米ちゃんを「ごはん」として認識しているので、きちんと食べちゃいます。

 そこらへんの白米ちゃんの献身ぶりと、田中さんの認識とのズレが楽しい。

 

 そして、もう1つのポイントは、擬人化された食品たちの愛らしさ。

 見た目はもちろん、その献身的な性格がその愛らしさをいっそう輝かせます。

 でも、けっこう過酷にオチがついたりするのが、また笑えてしまう要素になってたり(^◇^;)

 

 

■ねこみみぴんぐす

 (まりも先生 『まんがタイムきららキャラット』連載中)

 高校1年生、卓球部の小春ひよりさんは・・・ねこみみだった!

 そんな彼女を中心とする、卓球部の人々との部活動や日常。

 

 「ねこみみ」に限らず、様々な“キャラ”付けが、親しみやすかったことがポイント。

 向日葵さんは「ヘッドホン」をいつも装着しているし、

 紫陽花さんは「ウサギのぬいぐるみ」を肌身離さず持っているという〝わかりやすさ〟。

 

 主要3名のキャラクターが、まず視覚から定着したことが大きかったですね(^^;

 私は「ねこみみ」には、さほど惹きつけられないのですが、

 その〝わかりやすさ〟には、何だか納得したものがありました。

 

 また、外見のみではなく、「ねこみみ」さんの純粋でがんばり屋な性格、

 「ヘッドホン」さんのおバカだけど健康的元気娘なところ、

 「ウサギのぬいぐるみ」さんのクールだけど・・・な点など、

 〝中身〟もまた面白い魅力にあふれた“キャラ”であることが好感触。

 

 

■チェルシー

 (シバユウスケ先生 『まんがタイムきららキャラット』連載中)

 元気娘な女子高生・吉水ユキさんが、学園祭で“お笑い”をやるべく

 友人と結成したグループ「チェルシー」のお話。

 

 “お笑い”ということで、コント・ネタなどの要素があるものの、

 ネタ的にヒットしているかと聞かれれば・・・ちょいと言葉をにごします(^∇^;

 それでも、なんだか楽しい空気感。

 

 あまり「萌」に詳しくない私が言うのもなんですが、

 絵柄はそれっぽいものの、頭身は高めでスラリとした雰囲気で

 いわゆる「可愛らしい系」ではない感じが、私には新鮮でした。

 (といっても、キャラクターが可愛くないわけではない)

 

 そして、私をとらえた要素は、おそらくリズム感ではないかと思っています。

 主人公のユキさんが暴走気味にはっちゃけて、それに周囲が引きずられたり

 ツッコんだりするリズム・流れ。

 時折、とんだりはねたりするのも、なんだか「楽しいな~」という気持ちにさせてくれます。

 

 

■ひよぴよえにっき。

 (琴久花央先生 『まんがタイムきららキャラット』連載中)

 小学生の姉が、まだ小さい妹のお世話に奮闘するお話。

 妹の無邪気な小さい娘っぷり、そして姉の健気な一生懸命さがよすぎです!

 

 とにもかくにも、姉妹の「可愛らしい空間」がくり広げられる様子。

 これが心地よい。

 

 それは絵柄だけのものではなく、姉妹の“キャラ”であり、

 その姉妹のやりとりが生み出す、不思議な雰囲気・空気感そのもの。

 ここらへんの描き方がきわめて絶妙で、第一印象からグイグイッと引き込まれました。

 

 本当に、子供らしい元気さがあふれんばかりで、見ていて楽しい気分にさせられます。

 と同時に、姉の奮闘ぶりがこれまた応援したくなるというか、

 もどかしくないお世話な雰囲気で、よい感じなのであります。

 

 

 

以上、つたない文章で申し訳ありませんが、

これをもって私の『4コマ漫画ナツ10』とさせていただきます。

お粗末さまでしたm(__)m

 

 

私も宿題ギリギリ派です・・・エンドレス8ならよかったのに・・・・・・

すみません、本当にすみません!

 

(※)追記

 『イエス・マスター!』作者である松本蜜柑先生には、

 単行本があるため、こちらの作品は選考基準外になるようです。

 

 まことに情けないことに、私はそのことを存じ上げなかったうえ、

 コミックス情報の調査が浅はかであったために、このようなミスをおかしてしまいました。

 御不快な思いをなさった方がいらっしゃいましたら、申し訳ございません。

 ここに謹んで、お詫び申し上げます。

 

 なお、本作品は選考基準外とはなりますが、本文は自分への戒めとして、

 また何より「好き作品」の表明として、そのまま残しておきたいと思います。

 

 まことに、申し訳ございませんでした。

 

 


◆ まんがタイムオリジナル 感想

2009年08月29日 | ◆4コマ誌⑧ まんがタイムオリジナル

2009年10月号

 毎度言いますけど、連載作品もゲストもいろいろ面白くて、感想書ききれないー!

 感想書いている作品かたよっていますけど、あれもこれもと楽しんでいます(●^o^●)

 それと、余談雑記を下の方に書きました(^^;) 「GA・・・」の話です。

 

●ラディカル・ホスピタル (ひらのあゆ先生)

 便利不便なら、便利がよいに決まってる? そこはさすが安永さん、不便を楽しむ心意気!

 吉田さんに感心されて、調子に乗って無鉄砲(^◇^;) そこらへんも、さすがと言うべき?

 そして、さすがと言えば師長さん。 「きっかけ」かあ・・・私もほしいなあ(ぇ

 

●らいか・デイズ (むんこ先生)

 陽子さんのお兄さん。 彼女ができても、妹にゃあ内緒だぜ! さて、それはなぜなのか?

 らいかさんは、友達にウソつけない人ですな(´▽`;) でも【クソナマイキ】だったりおもろい。

 そして、【リアル妹】での陽子さんの反応に笑った! そーそー、こーゆー感じ!゜(*゜´∀`゜)゜

 

●あかるい夫婦計画 (井上トモコ先生)

 古本屋に行く夫さん・・・古本屋といえば、『はこいり良品』1巻が9月7日発売ですね!

 今回もいろんなネタが楽しいけど、【分刻みデート】での20歳の2人になんか和んだ(^o^)

 そして【主婦の城】ですけど、専業主婦の攻撃が見事! そこでヘタレてないのは、スゴイ!

 

●ヤング松島喜久治 (ふじのはるか先生)

 千歳さんの件もひとまず落ち着き、本格的に仕事へ力入れる喜久治くん・・・さすがだな。

 係長の嫌味に、「・・・極めてやる」とか笑顔で言えるその強さ! 沙絵さんも、がんばれ(ぇ

 あと、凛子さんと千代さんは良い関係を築いてますね。 あー、今回いろいろ語りたかった!

 

●十三番館EX系男子 (太田紅美先生)

 3回連続ゲスト第1回。 EX=エキセントリック! 葉山優くんが祖父から譲り受けたもの・・・

 それは、謎のお屋敷・・・と、そこに住みついていた男たちだった! しかも、変な人ぞろい?

 おかしな“住人”たちのキャラクターと、葉山くんが彼らににいじられるのが面白味かな?

 

●ひよりすと (魔神ぐり子先生)

 こちらも3回連続ゲストの1回目! 身長145cmな社会人ひよりさんと、弟妹たち。

 弟・草介くんは高2で182cm、妹・なつめさんは中2で160cmとバリエーション豊か(^^;

 ひよりさんの可愛らしさがたまらん魅力。 なつめさんのSっぽさもよい味。 期待です!

 

●すいーとるーむ? (東屋めめ先生)

 『L16』と2本立ての特別編! またも、ゆかりさんがいろんな職種で住み込みだー(^o^)

 ネタそのものも、もちろん楽しいのですけど・・・やっぱ、職業コスプレっすよね(ぉぃ

 『L16』は、お互いの姉妹愛で盲目になっているお話(^◇^;) 自分の失敗は黒歴史。

 

●おかまん研 (山吹あらら先生)

 おおっ? またも3ヵ月連続ゲスト?! 岡山桃園女子高の漫画研究部3人の妄想活動~。

 今回は部長ナギさんが部長らしかったかも。 でも自作を恥ずかしがるようじゃ、まだまだ?

 この3人の、ロマン系な桃果さんを他2人がしっかりはさんでいる形・・・これがよい雰囲気。

 

●明日もひまわり荘! (松田円先生)

 3回連続ゲストの3回目! ひまわり荘にお世話になっているみずきさん、もう慣れてきた?

 やはり、彼女を中心とする面白住人たち・・・とくに、はなさんの存在が楽しさの基盤かな。

 みずきさんの「弱気はダメだ!」から4コマ目の笑顔への流れが、今後を期待させます!

 

●マチルダ! (茶崎白湯先生)

 こちらも3回連続ゲストの1回目! 茶崎先生の新作・・・いやこれ、ツボかも(^◇^;)

 ホームステイに来た女の子、マチルダちゃん。 彼女を迎えるのは、沢田あやさん。

 妙チクリンなマチルダちゃんの“キャラ”がイイ! あやさんとの掛け合いに期待大です!

 

●そこぬけRPG (佐藤両々先生)

 トビラのゲボくんに絶望したー!Σ(゜Д゜;) まず第1に、けっこう似合ってるとか思ったこと(ぇ

 第2に・・・なんで顔赤らめて、ほんのり笑顔なんじゃー!!! ということです・・・いやマジで。

 というか、本編でもノリノリやんか、君ぃ~(´Д`;) 社長は相変わらずで、笑ったけどね!

 

 

(余談雑記)

 またも他誌の話なのですが、『まんがタイムきららキャラット』に

 『GA 芸術家アートデザインクラス』3巻の「かけかえカバー」がついてますね。

 

 もちろん3巻ともども購入しましたが、COMIC ZINにて3巻につく特典小冊子もゲット!

 小冊子のきゆづき先生インタビューがとても読み応えある内容で、

 きららグループ編集さんの先生へのアプローチ話が面白かったり、

 きゆづき先生ご自身の「人間的にしっかりした」部分がかいま見れたりして、

 「ほへ~」という感じで読ませていただきました(^O^) もちろん、3巻も楽しいぞー!!

 

 ・・・いや、そんだけのことなんですけどね(-_-;)

 


◆ 「お気に入り」 プチ感想42(雑記風)

2009年08月27日 | ◆「お気に入り」 (旧プチ感想)

端っこの「お気に入り」プチ感想です。 (前回

 

・『ぎふと』1巻            ・『放課後のカリスマ』1~2巻

・『おいでませり』vol.1       ・『西遊妖猿伝 西域篇』1巻

・『なのはなフラワーズ』1巻    ・『機神幻想ルーンマスカー』1巻

・『ぢごぷり』1巻           ・『ソードワールド2.0 リトル・ソーサラー ミュクス』

・『新撰組刃義抄 アサギ』1巻  ・『空へ レスキューウイングス』

 

 ここ数カ月、遅れっぱなしでしたので、今後は「お気に入り」から

 未紹介作品や1巻発売作品、とくによかった巻などを中心に、

 プチ感想書いてゆきます・・・(;;)力不足すぎ

 

 もちろん、今まで感想書いてきた作品は、続刊も購読しております。

 『ワンピース』なんて、最高の盛り上がりつづきなもので長文感想復活したいし・・・

 『GANTZ』なんて、ついに「カタストロフィ」か?みたいな展開で目が離せないし・・・

 『咲-Saki-』なんて、アニメに追い抜かれちゃうし・・・

 他にも、いろいろ面白いのですけど(-_-;)無念だ

 

話の内容に触れる部分があります。

 

 

『ぎふと』1巻 (山田J太先生)

 少女ぎふこは、ロボット。 彼女は、人の感情を「学習」することで〝心〟を得てゆく。

 クマちゃん先生の庇護のもと、さまざまな人々との出会いを通じて培われてゆく温かな心。

 そんなぎふこの日常を描きつつ、周囲の人たちの〝心〟の物語がつむがれてゆきます。

 掲載紙であった『コミックエール!』休刊に伴い、他社の雑誌に移籍しましたが、

 個人的にかなりの注目作! そして物語は終盤、ぎふこに一大事! つづきが楽しみです!!

 

 

『おいでませり』vol.1 (大石まさる先生)

 「日々、がんばりません。」なセリさんの日常を描く、SF(?)異星文化コメディ!

 舞台は未来世界・・・だけど、ゆったりフツーな街・だいだい町。

 そこへ引っ越してきたセリさんは、グラマラス美女だけど、元気一番・自由奔放なお人。

 そんな彼女の「がんばらない日常」がゆるゆるに、でもパワフルに繰り広げられます。

 しっかり少女・アマショクちゃんや、愛らしきブラウニー族など周囲の人々も楽しー!(^o^)

 

  

『なのはなフラワーズ』1巻 (青木俊直先生)

 女性限定のアパート「なのはな荘」に住む青砥奈央さんはマンガ家志望。

 担当編集の高中くんに好意を寄せるも、オクテで自分からアプローチできない。

 けれど、彼の望むマンガ家になろうと努力奮闘の日々!

 そんな彼女と「なのはな荘」の住人たちとの交流や、高中くんへの恋心ライフなどが

 描かれるハートフルなコメディ作品。 「なのはな荘」の住人たちが面白人間ぞろいで楽し!

 

 

『ぢごぷり』1巻 (木尾士目先生)

 「ぢごぷり」=「地獄からきたプリンセス」=「赤ん坊」な、育児を題材とした作品。

 いわゆる“萌”な絵柄からは想像できない、育児の暗黒面がじっとり描かれていて戦慄。

 しかしながら、きわめて無神経なもの言いをしますけど、「わが身の事ではない」物語は

 ある種の「現実」を安全圏からのぞかせていただける、興味深いものがあります。

 いつか来る日々かもしれない、という暗い気分になりつつも、物語の行く末を見届けたい。

 

 

『新撰組刃義抄 アサギ』1巻 

 (原作:山村竜也先生  作画:蜷川ヤエコ先生

  構成協力:町田一八先生)

 沖田総司を主人公とする幕末・新撰組モノです。 「アサギ」は、浅葱色のことかな?

 新撰組のトレードマークである羽織の色とされていますが・・・羽織については諸説あり?

 すでに京には入っているものの、いまだ新撰組は結成されていない頃の沖田たち。

 美形隊士ぞろいでチャラチャラしているかと思いきや、なかなか熱い剣劇で魅了します。

 尊攘派の剣客・〝人斬り〟岡田以蔵が、沖田にとってのライバル的存在になる?

 

 

『放課後のカリスマ』1~2巻 (スエカネクミコ先生)

 セントクレイオ学園。 そこに通う生徒たちは1人を除き、みな「偉人たちのクローン」だった。

 ナイチンゲール、エリザベス、ナポレオン、フロイト、マリ・キュリー、一休さんなどなど、

 様々なクローンたちの中に1人、〝ただの人間〟である少年・神矢史良がいた。

 彼が級友たちとの学園生活を楽しみつつ、クローンたちの苦悩、そして運命をかいま見る。

 学園の理事長など、“大人”たちは何か秘密を隠しているらしく、不吉な予感もただようが・・・

 

 

『西遊妖猿伝 西域篇』1巻 (諸星大二郎先生)

 大唐篇については、1~2巻プチ感想などご参照ください。(3~4巻)(5~10巻

 さて、ついに西域へ足を踏み入れようとする玄奘。 遅れて、悟空と八戒もやって来る。

 そんな彼らを待ち受けるのは、西域にひろがる茫漠たる砂漠、砂嵐と「乾き」。

 そして、ついに現れた〝4人目〟の男が玄奘たちを足止めし、自分が何者であるかを問う。

 砂漠の戦闘にたけた彼の前に苦戦する一行だが・・・?  さあ、これからが楽しみだー!

 

 

『機神幻想ルーンマスカー』1巻 (出渕裕先生)

 ルーンマスカーと呼ばれる〝巨神〟が各国々に存在し、守護している世界。

 イグラッドという国の王宮に、姉とともに身を寄せる少年レアルが主人公。

 〝巨神〟の「模造品」たる巨人兵ナイトマスカーを操る、東国ジパードが攻め込んでくる中、

 イグラッドのルーンマスカー・スレイプニールが立ちはだかり、少年の運命も動き出す!

 過去出版されていた1巻の「新装版」のようなもの? 連載再開されたので、楽しみです。

 

  

『ソードワールド2.0 リトル・ソーサラー ミュクス』 

 (原作:グループSNE

  ストーリー:ねこ村シンノ先生  コミック:ねこ村モトキ先生)

 「ソードワールド」はテーブルトークRPGなのですが・・・じつは私、よく知りません(コラ)。

 べつに「ソードワールド」の参考になるという類のものでもないファンタジー・コメディ作品で、

 冒険者養成学校に通うお嬢様ミュクスの、ドタバタな冒険活劇?が繰り広げられています。

 が・・・え~っと、正直なんで「お気に入り」なのか、自分でもよくわかっていません(えー

 うん、でも終盤のブッ飛んだ展開には、めっさ笑わかしてもらいました!゜(*゜´∀`゜)うはー

 

 

『空へ レスキューウイングス』 (トミイ大塚先生)

 航空自衛隊、小松基地救難隊の活躍を描くシリーズの1作品。

 映画『空へ -救いの翼RESCUE WINGS-』のスピンオフ作品・・・とのことですが、

 私はこの映画の存在をまったく存じませんでした(T_T)

 アニメ『よみがえる空』も同舞台の作品であり、マンガ版レスキューウイングス・シリーズは

 「ゼロ」から1~4巻とそろっていて、なかなか読みごたえある良作であると感じます。

 

 


◆ まんがくらぶオリジナル 感想②

2009年08月24日 | ◆4コマ誌⑥ まんがくらぶオリジナル

2009年10月号 のつづきです。

 ①は、『こうかふこうか』 『おかあさまといっしょ』の感想です。

 今月号は、他にも長文感想書きたい作品が、いろいろでした(^^;

 

 ところで、少し前の話になりますが、むんこ先生のサイン会に行ってまいりました。

 むんこ先生は、秘めたパワーと明るいお人柄を感じさせるお方でしたね。

 このあたりは想像通りというか、想像以上な印象(^o^) 握手までしていただいて、感激!

 

 ただ1つ気になったのは、会場となった書店にいらした子連れの男性。

 あの方が、むんこ先生の旦那様だったのかな?

 お子様が、「成人マンガ」のコーナーへ笑顔でかけよってゆくのを、

 あわてもせず、でも困ったような感じで制止しておられました(^◇^;)

 

 

●うちの姉様 (野広実由先生)

 今月号から表紙・巻頭!(≧∇≦) いや、正直ちょっと驚きました(^_^;) 人気なんだな~。

 今回、旅行でいろいろ面白かったのだけど・・・1本目の忘れ物届けに来た姉様が!Σ(゜Д゜;)

 特別編は、遠野くん&堅葉見くんの話なのだけど、メガネとか「げっそり」とかスゴかった。

 

●ベルとふたりで (伊藤黒介先生)

 ファイティング!なトビラ絵ですけど、中央を飾るのはブリっ娘・ののかちゃん!

 いつもと異なる雰囲気の彼女。 所違えば、「大和撫子」だって!・・・ププー゜(*゜´3`゜)゜=з(ぉぃ

 でも彼女には自覚があって、かつ考えて「ブリっ娘」やってる。 その覚悟、お見事ですな。

 

●みもりろっくおん! (みずなともみ先生)

 新連載! 主役はストーカー・みもりさん。 今日も今野くんを、じっとり監視中!

 基本は、みもりさんと友人・高橋美月さんのやりとりが中心。 今野くんは妄想対象(^^;

 天然入っている変わり者みもりさんに、美月さんが友人的ツッコミ! 今後、楽しみです。

 

●コーポブランコ (大富寺航先生)

 こちらも新連載! 弟の諭くん大好きーな姉・そらさんは、コーポブランコの大家さん。

 弟・諭くんはしっかり者だけど、そんな姉に振り回され気味(^o^;) 愛されてるね~(ぇ

 さらに、女性警官・真さんを加えた3人のおもしろ日常風景。 真さんの存在がよい味かも。

 

●がんばれ!メメ子ちゃん (むんこ先生)

 前回、突然の展開!・・・の結果は、かんばしくなかった模様?(・・;) やつれたメメ子ちゃん。

 郵便局では何だかスゴイ状況なのに、ハチャメチャ・ギャグ空間なのがおかしい!(*゜´∀`゜)

 話はシリアスだけど笑いのテイスト満載で、“ウマい作り方”と感じます。 「マンガなんだから」

 

●ちぃちゃんのおしながき・繁盛記 (大井昌和先生)

 フルーツ狩りで果物いっぱい! 甘いモノとお酒は合わない? 「カクテルなんて酒じゃない」

 そう言うタクじいに賛同する人も多そうですけど、そこはさすがちぃちゃんだね~(●^o^●)

 ソテー食べたい、いや食わせろ(コラ)。 今回は、三葉さんもやるね~!

 

●シュレディンガーの妻は元気か (中島沙帆子先生)

 コミックス2巻、来月発売!(^o^) そんな今回、修平さんの甥っ子・日向ハルト君が登場!

 すんごい「血のつながり」を感じさせるお子様でいらっしゃる(;´`) 2人の会話が面白すぎる。

 「理屈」「本」はよくわかります(ぇ)。 でも、ラストのムキになる修平さんには驚いた(´Д`;)

 

●幼獣マメシバ (青木光恵先生)

 最終回です!・・・が、開始が3月号だったので、意外と短かったような気が・・・?(・・;)

 母上の“策略”により、豆芝犬を連れて外へ飛び出し、母を探すも山あり谷あり!

 なんだかんだで、楽しい「冒険」だった?(^◇^;) 母上の一言が、この親子の絆の証。

 

 


◆ まんがくらぶオリジナル 感想①

2009年08月22日 | ◆4コマ誌⑥ まんがくらぶオリジナル

2009年10月号

 今月号から、『うちの姉様』が表紙・巻頭作品になっていますね・・・「ノエス」(^o^;)

 いろいろと変化の時期なのでしょうか。

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

●こうかふこうか (佐藤両々先生)

 本編とは関係ないのですが、「読者オススメ☆夏バテ防止料理」に

 84歳・男性の方からのコメントが載っていて、

 なんだか不思議な気分になりました(^_^;) 読者層、厚い!(?)

 

 

 そして、本編。

 ややっ! またも不穏な人間関係?

 幸花さん、再び“針のむしろ”的な心情に??

 

 自分の付き合っている人が、別の異性ばかり見ていたら、気が気でない。

 そんな状況なのは、亀山さん

 「岩井は 幸花ばかり気にするし」と、お怒りの様子。

 でも、鶴見さんはきちんとフォロー(^o^)

 

 岩井くんに「・・・亀ちゃんに優しくしたげてよー」なんて言うところとか、

 どこまでフォローの人なんだ!

 

 

 そう、今回は鶴見さん大活躍?ですよ!

 亀山さんの〝変化〟に気付く、その観察力・注意力。

 「仕草も可愛くなったよね?」

 ぶほぉっ!;:゛;`(;゜;ж;゜; ) どこぞのNo.1ホストですか、アンター!!

 

 いやいや、さすが私のホレたお方!(ぇ

 以前、幸花さんの〝変化〟も察知されておりましたが、

 彼女は本当に、周囲をよく「見て」います。

 

 そんな鶴見さんが亀山さん相手に、子供っぽい“仕返し”してるとことか

 ・・・可愛いなあ(えー

 

 

 それはともかく・・・・・・

 やはり幸花さんは亀山さんを「意識」するあまり、

 自分の行動に制約をかけすぎてしまい、それが裏目に出てしまう展開。

 

 亀山さんは、岩井くんの気持ちを知りながら、

 それでもいいよと言ったけど、やはり気になる彼の視線。

 前回も、岩井くんと幸花さんが一緒にいるだけで、

 いろいろ気にしすぎな感じでしたが、またもや暗雲たちこめる?

 

 などなど先行き不安な展開に、ドキドキしつつワクワクしたりと

 そんな不謹慎な自分を戒めながら・・・今後も楽しみであります!

 

 

 そして、佐藤先生の『つれづれなるママ本』が、もうじき発売!(8月27日)

 先生ご自身が「一番人様に見て頂きたいと思っている漫画・・・」とのことです。

 

 他社で非4コマの作品ですが、『ぢごぷり』(木尾士目先生)という

 育児を題材にした作品があります。

 

 いわゆる「萌」の絵柄で描かれている(けど赤ん坊は「非萌」で描かれている)

 のですが、それはたぶん同じように「人様に見て頂きたい」という〝思い〟が

 あるのではないかな~・・・なんて、佐藤先生のコメントを見て感じました。

 「萌」であるのは、とくに男性に読んでほしいからかも?

 

 それだけ「育児」に対する〝思い〟は、

 経験者の方にとって特別なものである

 ・・・のかもしれませんね。 ちょっと余談すぎて、すみませんm(__)m

 

 

 

●おかあさまといっしょ (小池恵子先生)

 トビラを占領するのは、嫁サマです(^^;)

 そんな嫁サマ主役回!

 

 嫁サマが自由を満喫し、縦横無尽に唯我独尊!

 ・・・なわけではなく、何やらシリアス話。

 

 既婚者である同僚さんに相談を持ちかけられるも、

 「相談」という名目の「愚痴」

 なんてことは、まあよくある・・・かな?

 私も、自覚なく愚痴ってたりとか、あるやもしれませぬし(^^;

 

 

 愚痴の嵐に呼び起される嫁サマの過去。

 「全員が加害者で被害者」な家庭環境というのは、

 子供にはツラすぎるキツすぎる。

 

 嫁サマの、厳しくもどこか歪みを感じる性格形成の背後には、

 こうした過去があったのか・・・と納得するのも、何となく不遜な感じ。

 

 なぜなら、嫁サマの「そこ」からの脱出が見事すぎるから・・・

 

 苦悩懊悩、自己憐憫に自己嫌悪、そんな出口のない迷宮は、

 捕らえられながらも自分からは離れられない牢獄のごとし。

 それなのに、彼女は自分の一歩を自分の意思で歩き出す。

 

 「私は 最低の人間だけど」

 このセリフから始まる流れに、私は溺れてしまいそうでした。

 

 

 なんてスゴイんだ・・・と感心していたら、

 もっとスゴイ「奇跡」に遭遇!

 

 ここ笑うとこ?(^◇^;)

 いや、私は笑わず真剣に、「運命の出会い」に感動しましたけど(ぇ

 どMな夫さんの顔が・・・意外と目が鋭くてカッコよさげ?(゜゜;)

 

 そして、ラストにようやく姑サマ登場!

 

 この2人、これで本当に「うまくいってる」のが面白い!

 ということは以前も書きましたけど、

 本当に嫁サマにとって、この姑サマや夫さんとの関係は

 「奇跡」なのだな・・・と感じました。

 

 そんな「奇跡」を眺めつつ、今後も楽しみであります!

 

 

へつづきます。