五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 『蒼き鋼のアルペジオ』7巻・感想 海戦こそ醍醐味!タカオ vs U-2501

2013年05月31日 | ◆マンガ 感想

『蒼き鋼のアルペジオ』7巻 (Ark Performance 先生)

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 6巻感想

 海洋SF戦記、第7巻!

 なんとアニメ化決定とのことで、これは嬉しい。

 詳細は公式HPでご確認いただきたく思いますが、いや~放送が待ち遠しいですね。

 

 そんな今巻は、本作品の醍醐味ともいえる海戦がくりひろげられます。

 戦うのは、重巡タカオと、「Uボート」で有名なU-2501

 海上のタカオと海中の2501、その読み合いに緊張感あふれる戦闘が展開します。

 

 

 

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

 

 

 

【タカオvs2501】

●横須賀沖の海戦

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 タカオを付け狙う2501艦長ゾルダン

 群像より任務を受け、単独行動をおこなうタカオに、2501が迫ります。

 メンタルモデルであるタカオと、人間であるゾルダン。

 2501にメンタルモデルは(とりあえず)不在であるため、

 この戦いは、メンタルモデル対人間という構図にもなっているのですね。

 

 

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 ここに、両者の戦いの火ぶたが切って落とされます。

 何かがいることに気づいたタカオ。

 2501は距離を縮めるや、旗下の小型潜水艇ゼーフント軍団による魚雷攻撃を敢行。

 タカオはその攻撃を的確にさばきつつ、2501本体の位置を探ります。

 

 このように、海中の敵を相手にする場合は、その位置の特定が重要。

 逆に海中にいる2501も、海上のタカオの位置を探り出さねばならない

 ある種の読み合いが面白味になっていますね。

 また、2501はアクティブデコイ(音や電波を発するダミー)を用いて

 タカオの知覚をあざむき、タカオはホーミング魚雷を用いて網を張るという

 駆け引きめいた戦闘が、これまた燃えるわけです。

 

 

 

●群像の動き

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 本作の主人公・千早群像は、どう動く?

 タカオと2501の戦闘を察知した群像。

 今後の計画に支障が出ないよう、早急に行動を決定すべく、会議を開きます。

 タカオに命じた任務の行方、自分たちの進路、それらを総合して下した彼の決断は・・・?

 いやはや、これが予想外といいますか、

 普通に考えるとムチャだろうと思われる言葉が出てきて、正直驚きました。

 ただ、それでこそ主人公だ! とも言えるのかもしれません。

 まあ彼には、彼なりの勝算あってこそなのでしょうけども。

 

 

 

●タカオのピンチ、そして反撃・・・

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 苦境に陥るタカオさん。

 序盤優勢に戦いを進めていたものの、2501の秘策により一転ピンチに!

 そこからは、何とか攻撃をしのぐことで精一杯という状況になりますが・・・?

 ここからの二転三転する戦況には、たぎりまくりでありました。

 タカオの機転、2501の隠し玉、そして超重砲。

 「地球が保たんぞ」の一言が、ことの重大さをハッキリ認識させますねえ。

 この巻のメインイベント、タカオvs2501は、まさに海洋SFといった趣で大満足でした!

 

 

 

【硫黄島の戦いの終結と、コンゴウ艦隊】

●“子供を殺した”兵士の心情

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 今回の追加シーン。

 硫黄島より帰還した陸軍の兵士たち。

 中でも隊長さんは、任務とはいえ子供に手をかけたことに

 複雑な想いを抱いていた様子で、その心情を吐露していたのが印象的でした。

 さらに、仕事へのけじめをつけようとまでしていて・・・

 こうしたプロフェッショナルな姿勢と、人間的な心の描き方がよかったですね。

 私はグッときちゃいましたよ。

 

 

●コンゴウ艦隊、動く

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 ついに動き出すコンゴウ艦隊。

 ヒエイを従え、イセに巡航艦隊を任せ、コンゴウ自ら401(群像)を攻撃目標に!

 これは今までの戦いとは、比べ物にならないほどの激戦の予感です。

 情報によれば、重巡8隻に軽巡中心の駆逐艦群が3個戦隊という陣容。

 そのうちどれだけを巡航艦隊として残し、401討伐への戦力としたのか・・・

 はたして、どうなってしまうのか? 今後も楽しみです!

 

8巻感想はこちら

 

 

 

・ヤングキングアワーズ連載時の感想

 ヤングキングアワーズ 2012年11月号

 ヤングキングアワーズ 2012年12月号

 ヤングキングアワーズ 2013年 1月号

 ヤングキングアワーズ 2013年 2月号

 ヤングキングアワーズ 2013年 3月号

 ヤングキングアワーズ 2013年 4月号

 

 


◆ まんがタイムきららキャラット 感想②

2013年05月30日 | ◆4コマ誌⑨ 不定期 きららキャラット

2013年7月号 のつづきです。

 ①は、『ぱわーおぶすまいる。』 『さくらティーブレイク!』 『NEW GAME!』

     『イキモノシステム』 『とりあえず居合でも。』 『コドクの中のワタシ』

     『それでも私は耕したい。』 『すく~る・くえすと!』です。

 

 次号、表紙・巻頭カラーは『Aチャンネル』!

 また、『ののかノ~ト』が連載スタートですが、『インプロ!』は最終回のようです。

 

 

●Aチャンネル (黒田bb 先生)

 冒頭、いつもの4人組に1名、自然に混ざっていたのは笑った(*゜´∀`゜) ヒラさん来ました!

 るんさんの中学時代のお友達、かつ天然なのでダブルボケ風味。 いや、るんさん以上?

 そんな様子が楽しかったけど、ナギのツッコミに喜んでいたのは、生粋のボケだからか(^^;

 

●GA 芸術科アートデザインクラス (きゆづきさとこ 先生) 

 1つ前にも書きましたが、キョージュの「黒」の真相が明らかに。 優秀だからこその悩み。

 自然に描かれる「黒」は迷いの象徴でしたが、如月殿との交流で、光明さすのは微笑まし。

 模倣は独創の基礎ですね。 “助言”への感謝は、宇佐美先生には唐突すぎて笑゜(*゜´∀`゜)゜

 

●セカイ魔王 (双見酔 先生)

 勇者と魔王の仕組みについて考え続ける魔王さま。 今回は、先代魔王のことを調べます。

 記録係だった側近さんを取り立てたのも先代で、なかなかお茶目というか、自由人っぽい。

 そんな彼が面白いのですが、勇者と戦う前、そして復活までのブランクが気になりますね。

 

●フレラジ☆ (種田優太 先生) 

 スケッチブックがない墨田さん、慌てる姿が可愛いけれど、それがないと会話ができない!

 茜さんからメモをもらって一安心・・・と思いきや、本番に入ってもマニュアルがなかったりと、

 ハラハラでありました(´▽`;) そんなラジオ初回、茜さんだけなく、葵さんも初々しくて良い。

 

●ハレハレハレルヤ! (つっつ 先生)

 いつもの部屋で雨宿りしつつ、遊ぶ一同。 トランプやお絵描きで、楽しく過ごしています。

 本を読んでいるところに声をかけられて、ギロリとにらむ泉さんは怖かった~(((( ;゜д゜))))

 帰り道、傘が壊れたみずほさんを助けようとする3人が温かかった。 でも、オチついて笑!

 

●ネガ→ポジ (森名尚 先生) 

 朝の占いで1位になった綾乃さん、どーでもいいと言いつつ、ラッキーアイテム付けてます。

 そんな彼女のラッキーデイ! 黒瀬先輩の下着が見れたことも、幸運なのかいッ!(;´∀`)

 次々起こる幸運が気持ち良いお話でしたが、いいコト続きで落ち着かないのは、共感かも。

 

●幸腹グラフィティ (川井マコト 先生)

 2号連続ゲスト2回目! きりんさんの実家から届いたタコを、タコ焼きに調理することに。

 リョウさんが大体やってしまうため、その完璧さに距離を感じてしまうきりんさんでしたけど、

 焼き初体験のリョウさんと「一緒に楽しむ」ことができ、距離を縮める様子が心地よかった!

 

●あまゆる。 (マウンテンプクイチ 先生) 

 冒頭、1人だけ衣替えを忘れてたハルさんのボケっぷりで笑いましたが、夏服イイですね。

 そんな今回、雨が降ったため、4人相合傘2つで帰宅することに。 ユウさんの気づかいや、

 アヤさんが触れ合いを気にする様子、そして思い出になる雷と、少女たちの梅雨が麗しい。

 

●インプロ! (真田一輝 先生)

 即興劇の練習にはげむ演劇部。 上手くいかない様子ではあるものの、着実に前進中。

 そんな中、帷さんが元の劇団にもどってしまうのでは? と気にする優希さんでしたが・・・

 なんてお話でしたけど、優希&帷の互いに絆を確かめ合う姿が微笑ましい。 次回、完結!

 

●ラッキー・ブレイク (平つくね 先生) 

 陸さんの弟・海くんと行動を共にするちゃこさん。 服屋につれてゆかれて、少し楽しそう。

 一方、陸さんはデイさんと共に百貨店へ・・・なんて感じでしたけども、ちゃこさんと再会して、

 あっさりすれ違いが解消していたのは、ちと物足りなかったかな~。 【ツンデレ×2】は笑!

 

●ゆきんこ (はねこと 先生)

 ゲスト2話目! 現実世界は暑くなってきましたが、作品世界は雪まっただ中で、寒い季節。

 こゆきさんがダイヤモンドダストの美麗さに目を奪われて、バスに乗り遅れてたのは(;´∀`)

 それにしても、ふゆみさんもコーリさんも、こゆきさん好きですね。 三角関係(?)、面白い。

 

●ぷらいまりィずむ! (パルプピロシ 先生) 

 今回、ココちゃんが「はじめてのおつかい」で、それを尾行するニコさんと、謎のパンダ・・・?

 しずのんの犬・レオーネがココちゃんに付いて、動物王国になってたのは愉快でしたけど、

 最後1人で頑張ったのは、「はじめてのおつかい」らしくて良かった! パンダはお気の毒(ぇ

 

 


◆ まんがタイムきららキャラット 感想①

2013年05月29日 | ◆4コマ誌⑨ 不定期 きららキャラット

2013年7月号

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 表紙は、『Aチャンネル』より、ナギ&トオル!

 ハート型の風船を持ち、花の髪飾りをつけているのが可愛らしいですね。

 全体的にカラフルな雰囲気で、ファンシーさを演出しているのも良い。

 

 

 今月の「黒にワケありで賞」は、『GA 芸術科アートデザインクラス』より、キョージュ!

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 黒色が大好きなキョージュ殿。 今回、彼女がなぜ黒く塗りつぶすような絵を描くのか?

 その理由が明かされていました。 単に好きな色だから・・・というわけではない、

 キョージュの内面をうかがわせるお話が、とても印象深かったですね。

 何でもそつなくこなせるタイプの彼女が抱えた迷い。 「黒」はその象徴だったということか。

 

 

 

【コミックス2巻、ほやほや発売中~!】

●ぱわーおぶすまいる。 (ウロ 先生)

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 お財布忘れた環さん、そこへ現れた謎のメイドさんは・・・?

 学校にやってきたメイドさんに、生徒たちは大騒ぎ。

 環さんだけは素知らぬ顔を通そうとしますが、そうは問屋が卸さない。

 虎道家のハウスキーパー、鈴音=イングラムさんが、お財布届けに襲来です!

 

 この鈴音(りんね)さんが、たいへん面白かった!

 名乗りに変なポーズをとったり、環さんをかばうフリしながらいじったり、

 先生を言いくるめて授業に出たり、そこで環さんに恥ずかしいコトさせたりと、

 本当に虎道家に仕えているのか、この人(;´∀`) と思わせる自由っぷりが楽しい。

 

 鈴音さん、とにかく環さんをいじるいじる。

 成長記録を撮影していたのはグッジョブですね。 小さい環さんが可愛かった~。

 まあ、それでも環さんを大事に思っているのは本当らしく、

 宗馬くんに彼女のことを頼んでいた姿からは、“姉心”のようなものを感じられましたね。

 でも、いいのですかね? 彼、「エロメガネ」でしょうに(ぇ

 

 最後は、宗馬くんとまゆさんのやりとりで、

 まゆさんからのアプローチに、自分の方から見事な返しをしてゆく宗馬くんが頼もしかった。

 受け身だけではない彼の行動に、ちょっとした変化を感じたのは、私だけではないでしょう。

 宗馬くんにとってはまゆさんが本命でしょうけども、環さんのこともかまってあげて下さい!

 なんて考えつつ、今後も楽しみです!

 

 

 

【コミックス1巻、ほやほや発売中~!】

●さくらティーブレイク! (都桜和 先生)

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 ちょっと変わった茶道部4コマ物語!

 大東寺桜さん、かなりのドジゆえに、なかなか部活を決められなかったのですが、

 そんな彼女を受け容れてくれたのが茶道部だった・・・ というお話。

 

 そこから始まった茶道部ライフ!

 友人の藤原菊華さんや、面倒見のよい大虎七紀先輩、極度の照れ屋・犬山理子先輩

 といった人々と共に、お菓子を食べたり、お茶を飲んだり、まったりすごしております。

 

 今回は合宿ということで、先生のお招きにあずかった一同。

 いきなり先生が熟睡していたのは笑いましたけど、

 ちゃんと着物を用意していたり、もてなしの心をもって接していたのは、さすがな所。

 先生のガードマン・さわちゃんさんもいて、楽しい合宿となっています。

 令嬢である先生の財力には、うならされましたけどね(^◇^;)

 

 などなど、茶道を通じた交流が、もてなしの心を軸にして、まったり描かれた本作品。

 コミックス1巻発売中! そんなこんなで、今後も楽しみです!

 

 

 

【連載スタート!】

●NEW GAME! (得能正太郎 先生)

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 ゲーム会社へ就職した少女のお話。

 ゲストを経ての連載スタート!

 涼風青葉さん、子供と間違われてしまう外見ですが、立派に社会人やってます?

 彼女の初仕事は、ゲーム中に登場する「村人」をデザインすること!

 

 しかし、上司の八神コウさんがやたらと厳しく、なかなかOKをもらえない。

 先輩・滝本ひふみさんのつくった、ネコ耳「村人」を参考にしつつ、

 飯島ゆんさんに励まされながら、がんばる青葉さんでしたが、夜になっても終われない。

 そこで、AD(アートディレクター)の遠山りんさんから声をかけられ、つづきは明日に・・・

 

 ゲームづくりの楽しさと、同時に大変さも感じた青葉さん。

 「モノを作ってお金を貰う」ということを、りんさんから諭されて、働くことを実感している模様。

 けれど、りんさんからの“アドバイス”を受けて、さらなる飛躍をとげた彼女は素晴らしかった。

 ついに、コウさんから「OK」をもらえて喜んでいる姿が、可愛らしいですね。

 

 まあそれも、さらなるステップアップ(苦難)への序章に過ぎませんでしたけど(´▽`;)

 などなど、「仕事」というものをしっかり描いているのが好感触な本作品。

 次は下着姿で泊まり込む青葉さんも見てみたいですね(ぇ

 そんなことを期待しつつ(するなよ)・・・ 今後も楽しみです!

 

 

 

●イキモノシステム (ユイザキカズヤ 先生)

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 なぜか雑用ばかりする「いきもの部」の活動を描いた4コマ作品。

 ゲストを経ての連載スタート!

 動物をあずかって面倒をみるいきもの部ですが、

 やることないときは雑用をしたり、おしゃべりしたりしているようです。

 

 今回は、キリさんにドーナツをおごってもらえるハカナさん。

 キリさんが人見知りモード発動で、店員さんから逃げ出してしまうトラブルもありましたが、

 なんとか皆でまったりドーナツ食べてます。

 ドーナツの穴が何で開いているのか、考えるゆにさんがぐるぐる目を回したり、

 たくさんのドーナツを、「おすそわけ」と言い訳してお持ち帰りするミサキさんなど、

 いきもの部のひとときが、まったりと楽しかったですね。

 

 てっきり私は、ハカナさん中心のお話かと思っていたのですが、

 どうもキリさんの方が主役っぽいんですかね?

 今回は、中二的言動で楽しませてくれる、猫のエマーソンが出番なくて残念でしたけど、

 次回以降の活躍に期待ということで、今後も楽しみです!

 

 

 

【ゲスト作品】

●とりあえず居合でも。 (秋野はも 先生)

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 居合部に入りたい少女のお話・前編!

 桃枝花枝さん(高校2年生)が カッコイイことを始めようと考えて、

 学校内で見かけた居合をする少女。 そこから始まる居合への道・・・?

 

 凛としてマジメな浦雪小華さんに、「居合をやりたい」と告げる花枝さん。

 でも、軽いノリの龍川美羽さん(茶道部)や、小さくて可愛い小金井陽菜さん(剣道部)の

 ペースに翻弄されて、まったり愉快にすごしてしまうのが面白い!

 

 小金井さんだけが同学年で、他の2人が1年生。

 ということで、後輩に居合を習うことになりそうな花枝さん。

 小華さんの発する緊張感を、他のメンツが緩和するのがよい感じですので、つづき期待!

 

 

 

●コドクの中のワタシ (華々つぼみ 先生)

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 不思議な人たちに囲まれた、普通の少女のお話。

 コミックス1巻発売中で、まんがタイムきららより、ゲスト登場!

 普通じゃない特殊な人たちが集まったクラスに編入した、普通の少女・中野真由さん。

 エスパー、ケモノっ娘、宇宙人、吸血鬼、自称天使と、変な人たちに囲まれて、難儀な日々。

 

 今回も、調理実習ではあるものの、

 真由さん意外の面々が、可笑しな行動で楽しませてくれます。

 ミィさんの天然っぷりや、自称天使のくせに腹黒い天内さんにいじられまくるリズさん、

 真由さん大好きぐれ子さんなど、それぞれの個性が際立つ面白さ。

 

 真由さんだけ普通なので、翻弄されたり、ツッコミ入れたりする立場。

 そこが主人公らしいポイントですかね。 苦労が多いようですけども・・・

 コミックス1巻発売中! 今後にも注目の作品です!

 

 

 

●それでも私は耕したい。 (かにかま 先生)

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 お嬢様は野菜好き!?

 かにかま先生が、またも可笑しな4コマ作品をひっさげてカムバック!

 お金持ちのお嬢様・西園寺姫子さんの趣味は、野菜作り。

 そこで園芸部に入ろうと考えますが、そこは何とも奇妙な部活だったのでした・・・?

 

 まず、姫子さんの野菜好きが、常軌を逸している点に面白味あり。

 そこへ、発明部に入ろうとしている友人・かなみさんの、可笑しな発明品が加わり、

 さらに園芸部の部長さんが、どう見ても園児だったり、畑で妙なものを作っていたりと、

 コミカルなスパイラルがどうしようもない感じで、楽しい4コマ作品になっています。

 

 変人たちの行動で、とてつもなく非常識な空間が形成される面白さ!

 めっさテンポの良いギャグが小気味よいですね。

 はたして、姫子さんは念願の野菜作りができるのか? つづきに期待です!

 

 

 

●すく~る・くえすと! (古都はいぢ 先生)

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 学園に現れた勇者との、冒険の日々が始まる!?

 田中栄子(あだ名=A子)さんのクラスに転入してきた少女・小龍川勇美(イサミ)さん。

 剣を背負った彼女は、勇者の末裔(自称)なのだとか。

 そこから始まる、なりきり勇者と村人・A子さんとお姫様の物語・・・?

 

 自分を勇者の末裔と語り、おもちゃの剣を装備して、共に旅する仲間をさがすイサミさん。

 言動が痛々しいといえば痛々しいのですが、先生に剣を没収されている姿や、

 A子さんと仲良くなってゆく様子は、可愛らしくて面白い。

 さらに、A子さんの友達・城崎姫乃さんが、お嬢様なのでお姫様ポジションとなり、

 「勇者」と「村人A」と「お姫様」でパーティ結成!

 

 そんな3人の交流が楽しいお話でした。

 勇者になりきるイサミさんは変わっているけど、その行動は見ていて愉快だし、

 A子さんも特徴ないけどイイ人だし、姫乃さんもおっとり優しそうだしで、

 もっと3人の冒険を見てみたいですね。 ということで、つづきに期待です!

 

 

②へつづきます。

 


◆ まんがタイムオリジナル 感想②

2013年05月28日 | ◆4コマ誌⑧ まんがタイムオリジナル

2013年7月号 のつづきです。

 ①は、『ラディカル・ホスピタル』 『満開!Sister』 『おかん』 『ひよスタ!』です。

 

 

●らいか・デイズ (むんこ 先生)

 らいかさんのイトコ・来太くんを預かるの巻。 まだ赤ん坊と思いきや、言葉を理解してる?

 らいかさんの前ではふてぶてしく、大人の前では猫かぶりな来太くんが愉快でしたけども、

 たしか赤ん坊の頃のらいかさんも、自由度高めの天才っ子でしたよね。 似た感じかも(^^;

 

●ちまりエンプティ (佐藤両々 先生) 

 おにぎりの群れ相手に、ガイドの練習してる千鞠さん。 そしてその後、それを食べる(´▽`;)

 タクシーの運転手さんに“ガイド”してしまったり、左右を間違えているのは笑いましたけども、

 彼女の笑顔と言葉で、「おっちゃんも頑張るかー」と言っていたのは、微笑ましくてイイね!

 

●オトメシュラン (王嶋環 先生)

 自分が休んでも開店できる体制をつくりたいと、慎太くんの特訓にも熱が入ってるヨウさん。

 と思ったら、自分が熱を出してしまい、大変な状況に。 そこで先代の手を借りますが・・・?

 女性客が激減と思いきや、先代がさすがすぎて面白い! ヨウさんの産休は想像できない。

 

●小森さんは断れない! (クール教信者 先生) 

 コミックス1巻、7月発売! そんな今回、3年生になった小森さん、皆で銭湯へ行くの巻

 初めての銭湯ということで、裸になるのを恥ずかしがる少女たち・・・ 小森さん、大きいし(ぇ

 日々の疲れをとる2名と、ピンとこない1名のお風呂風景や、大谷くんの「男すぎる」に、笑!

 

●あねぐるみ (森繁拓真 先生)

 探偵になりきるタケロー&姉上。 極秘案件と書かれた封筒の持ち主さがしが始まります。

 極秘の中身を知りたがる姉上が、怖いもの知らずすぎますけど、何とか止めたタケロー君。 

 からんさんの話から持ち主浮上しましたが、彼の父心と、会社人としての立場に涙( ;∀;)

 

●社外秘!神田さん (大乃元初奈 先生) 

 1つ前にも書きましたが、神田さんの合コン幹事っぷりが素晴らしいお話。 マジメにスゴイ。

 はじめ、男性側が30歳だから、女性側は25歳位までと注文つけてたのは、感心しないな。

 そんな男たち相手の合コン、大丈夫ですかね。 「歩道すげぇし」は、参考になりますね~。

 

●ゆらゆら薬局プラリネ (松田円 先生)

 う~ん、てっきり池田くんのカノジョが社長なのかと思ってましたが、何やら違うっぽい?

 しかも「どうせい」って、どーゆーことなの? え、池田くんってもしかして・・・池田さんなの?

 それなら、あのファンシーなお部屋も意味わかりますよね。 でもそしたら、みさきさん(;;)

 

●よゆう酌々 (辻灯子 先生) 

 優さんの母上がいきなり帰って来た!? いつにも増して、おとぼけ成分増量してます(^^;

 戸田くんが、何だか生き生きしてたのは面白かったけど、彼を引き抜いた経緯については、

 さすが大女将といった内容でしたね(´▽`;) 最後、帰国できなかった【大問題】は笑った!

 

●かでん屋さんの基礎知識 (風良まり 先生)

 今回、五十六電子の営業・仁井原さん登場! 結構イケメンさんですが、中身は少しアレ(ぇ

 新商品の説明に訪れているのに、一花さんに【運命の出会い(12回目)】を感じてアタック!

 さんちゃんに止められて不服そうにしますが、【企業戦士】の悲哀を漂わせてたのは笑った。

 

●鹿女子【バンビーナ】 (新山ハルキ 先生)

 日本画風のトビラ絵に味があります今回、夏服で鹿にかみつかれにくくなった桜井さん。

 喜んでいますけど、多くの鹿たちが学校にまで進出! わらわらと学内探索する鹿が面白。

 そこで鹿を追い払いたいと考える女子高生ですが、桜井さんへの扱いが酷くて可哀想すぎ。

 

●ヒミツの家光 (江茂タツキ 先生) 

 あやしい2人組がおゑどへやって来た・・・? 顔を隠した女性と、お夏という長身の人物。

 一方、江戸城では十兵衛さんが、春日局の企みをつかんでますが、もはや止められない?

 信綱さんのおちゃらけぶりには笑いましたけど、おキヌさんと“姫”の邂逅に、波乱の予感。

 

●オモテもウラも才俄センセイ! (かやっぺ 先生) 

 梅雨の時期、湿気で髪型が変わってしまう才俄センセイ。 あまりの変わりようが可笑し!

 くるんと丸まってしまう髪に、傘までかかってしまうほどって、どーゆー髪質なのだろ(;´∀`)

 やたらと音楽教師に間違われるのも面白いけど、不思議少女の謎アイテムがスゴかった!

 

 


◆ まんがタイムオリジナル 感想①

2013年05月27日 | ◆4コマ誌⑧ まんがタイムオリジナル

2013年7月号

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 表紙は、キャビンアテンダントな山下さん!

 紙ヒコーキに乗っているのが榊機長!? 咲坂さんは自分で飛んでる!

 他にも、小森さん、ちまりさん、らいかさんと並んでおります。

 

 

 今月の「見事なしきりで賞」は、『社外秘!神田さん』より、神田さん!

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 今回、合コンの感じになってほしいと、もちかけられた神田さん。

 はじめ面倒だと断ろうとしましたが、男性側の面子をみて、一転やる気に(´▽`;)

 そこからのしきりが、とてつもなく素晴らしかった!

 てきぱき連絡、相手側に好印象をもたれつつ、予約したお店への根回しも完璧。

 さらには悪目立ちしようとする女性へのけん制までと、見事な合コン幹事っぷり。

 正直、ちょっと勉強にもなりました。 スゴイぞ!神田さん。

 

 

 

【今月のピックアップ!】

●ラディカル・ホスピタル (ひらのあゆ 先生)

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 榊先生の3連休。

 疲れているのか、あれこれ悩みが尽きない榊先生。

 そこで、休暇をもらってすごす3日間のお話でありました。

 

 1日目は温泉にでも行ったようですが、2日目は【空白】。

 これは疲れているときには、よくある風景だと思いますねえ(;´∀`)

 3日目は、色々と家事や身の回りのことですることがあったようで、

 榊先生の日常スタイルを見ることができたのは面白かったのですが、

 休暇を知らない瀬尾先生からの呼び出しで、病院まで“変装”してゆくことに・・・

 

 けれどそこで、患者さんたちの会話にショックを受けてしまいます。

 ナースとの不倫疑惑(前回の近藤さんとのアレですね)はまだしも、

 「金儲け」のために延命治療やっているという言葉には、相当凹んでしまったようで。

 人工呼吸器をつけたままにすべきか、どうなのか。

 医者としての苦悩を感じさせる榊先生の落ち込みが、そうした問題の困難さを窺わせます。

 そんな話に耳を傾ける景山&瀬尾先生でしたが、榊先生を元気づけるためなのか、

 人数がどんどん増えていっているのは、明るさを感じさせて良かったですね~。

 

 人生の終わりに向き合う医者という立場。

 できるだけ患者さんのニーズに応えることが肝要と考える榊先生からは、

 自分の仕事への矜持だけでなく、人間的な誠実さも感じられて、必ずしも医者が

 「金儲け」のためだけにやっているわけではない、という希望を垣間見れました

 それはお医者先生の世話になる立場からすれば、とても安心できる素敵なことなのですよ。

 

 などなど、榊先生の苦悩を通じて考える、人生の終わりと医者の立場。

 もっと休暇を有意義に使うところを見たかった気もしますが、

 これはこれで、榊先生にとって大事なことだったのでしょうね。

 最後のオチには苦笑してしまいましたけど、だからこそゆるやかに、今後も楽しみです!

 

 

 

●満開!Sister (東屋めめ 先生)

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 イメチェン・カンナさんの巻!?

 武士くんがカンナさんのうなじを見て、目のやり場に困るため、

 髪を伸ばしたほうがいいかもと言ってしまったことから、頑張って髪を伸ばすカンナさん。

 

 食生活や睡眠で髪を伸ばしやすくしたり、

 さくらさんに頭皮マッサージしてもらったりしてますが、

 姉の髪が伸びればメリットがあると考える、さくらさんの腹黒っぷりは、さすが(^◇^;)

 そんなこんなで、カンナさんの髪が一気に伸びた・・・わけではなく、

 ウィッグを使ってイメージチェンジしてますけども、これが想像以上に可愛い上に、

 武士くんが動揺しまくりで面白かった! 髪の長さで、しとやかに見えちゃうのか~彼。

 

 そんな武士くんのカンナさんを意識しまくりな様子に、ニヤニヤしちゃいましたけど、

 次々とウィッグをかえるカンナさんの変幻自在っぷりには驚きましたねえ・・・ 黒髪イイ(ぇ

 武士くんの心臓が止まりそうだった、うなじ見せポニテ・バージョンも捨てがたい。

 ま、中身はいつものカンナさんなので、しとやかとは程遠いんですけどね(´∀`; )

 などなど、イメチェン・カンナさんが素晴らしかった今回。

 武士くんの彼女に対する意識は、どこまで深まるのか気にしつつ・・・ 今後も楽しみです!

 

 

 

●おかん (小坂俊史 先生)

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 おかん、パート長になるの巻!?

 巻中カラーで登場の今回、おかんがパート長になって大活躍?

 まあ、パート長になれた理由が、ホントどーしよーもなくて笑いましたけど、

 それでも、まとめ役の立場になったおかん。 正直不安ですが、どうなることやら・・・

 

 のっけから、権限にないコトやろうとするおかんが、さすがというか納得な感じですが、

 パート長になったからといって、仕事に対する情熱が湧き上がるわけでもなし。

 シフト表を眺めながら、さつきさんに仕事を押し付けてるのはアカン(;´∀`)

 さつきさんの友人たちに、仕事を手伝わせていたり、

 内輪ネタで従業員の心をつかんでいたのは、お見事でしたけどね。

 

 などなど、あつかましくも憎めないおかんの存在感が、

 パート長という立場で増量しながら、輝きまくっていた今回のお話。

 彼女のちゃっかり感が、妙な安心を生み出してますよね~。

 それにしてもまさか、おかんが考案した【3000キロカロリー】の新メニューが、

 後々おかん自身の首を絞めることになるとは、思いもよらなかった!

 そんなラスト・オチに笑いつつ、今後も楽しみです!

 

 

 

●ひよスタ! (松嶋でぇご 先生)

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 ドラマの仕事が入ったものの・・・?

 今回、ドラマの仕事が来ていますが、人数は1名のみ。

 はたして誰がその仕事を受けることになるのか、3人の間に緊張が走ります!

 

 とはいえ、そこは険悪ムードにはならず、

 「ドラマのイメージに一番合う人が役をもらう」という合意のもとで、

 3人それぞれ役のイメージについて語り合う様子が楽しかった!

 ホラー系なら海さん、清楚な乙女系なら陸さん、なぜかエスパー役の空さんと、

 自己申告するイメージが愉快でしたけど、仁くんが戻って来て仕事内容を聞いてみると、

 どうもエキストラだったらしいとわかって肩を落とす3人(^^;

 

 といった感じのお話でしたが、落ち込む3人に仁くんがかけた言葉は、今回の白眉!

 「“端役”っていうの変じゃないか?」

 エキストラといっても、そこにいる人間は、その人生を体現した存在であるということ。

 そのことを認識させる彼の一言が、3人の意識を上向きに引き出していたのは喜ばしい。

 エキストラはエキストラですが、それでも演じる人間は、

 その存在をしっかり表現しなければならないのですから、生半可な気持ちではいけない。

 そのことは演者にとっての大切な自戒であるだけでなく、

 1人1人の人生の貴重さを感じさせてくれるものでもありました。

 

 などなど、ドラマの役をめぐって面白おかしくやりとりしつつ、大切なことを学んだ3人。

 空さんの兄・仁くんへの気づかいが、名演技を生み出していたのをみると、

 彼女の役者としての素質はなかなかのものがありそうですが、はてさて・・・?

 そんな部分に期待しつつ、今後も楽しみです!

 

 

②へつづきます。