五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムオリジナル 感想

2017年09月29日 | ◆4コマ誌⑧ まんがタイムオリジナル

2017年11月号

 

 表紙は、車掌な山下さん!
 電車の旅のイメージで、黄緑色の車体が温和な雰囲気を醸し出します。
 他、らいかさんは電車ごっこして、小森さんは駅弁を食べていますね!

 

 

 今月の「さらばで賞」は、『ここから風林火山』より、禰々さん!

 

 諏訪陥落!

 武田に敗れ、追いつめられた諏訪頼重は、自刃の道を選びます。
 最初はともかく、今では仲睦まじい夫婦となっていた禰々さんは、
 当然、大いに悲しむのですが・・・

 なんてお話でしたけど、ここで兄・晴信を恨む方向へ行くのかな?
 と思いきや、自分が嫁いだ時のことを思い出し、自分のせいかもしれない
 なんて考えていたのは、聡くも哀しい心の動きでありました。

 もう兄に「微笑むことも」「憎むことも」できないというセリフが痛烈で、
 その後のあまりに悲しい出来事には、言葉もありませんでしたよ。

 禰々さんといえば、本作の序盤では、話を引っ張る役割を担っていた人物。
 そんな彼女の身の上に起きた悲劇が、ずっしりと心に響きます。

 晴信くんの反応共々、凄まじい描き方をしてくれたものだと感服でありました。
 頼重の娘は晴信くんにとって重要人物ですけど、彼女の登場はあるのでしょうか?
 不穏な信濃情勢を含めて、色々と気になります!

 

 

【今月のピックアップ!】

●きっと愛され女子になる! (瀬戸口みづき 先生)

  

 「カレーを制す者は男心を制す!!」

 手料理デーに何を作ろうか悩む志摩さんに、伊勢崎くんがアドバイス。
 カレーが嫌いな男はいないと断言していますけど、極論だとツッコまれていて笑!

 まあ、しかし料理の苦手な志摩さんにとって、カレーの風味で味をごまかせる点で、
 ナイスチョイスであるとも感じますし、さゆりさんもカレーは基礎中の基礎だから、
 練習のために伊勢崎さんは勧めてくれたのだろうと言っています。

 さすが伊勢崎さんだな~と思っていたら、単にカレー大好きなだけという(^^;
 そんなに志摩さんのカレーが食べたかったのでしょうかね。

 それはともかく、さゆり母がカレーも恋は「寝かせる」ことが大事だと話していて、
 志摩さんはカレーを、さゆりさんは恋を「寝かせる」想像していたのが愉快でした!

 そして、伊勢崎さんやさゆりさんの助言を頼りに、志摩さんがカレーを完成。
 さすがにいつものような暗黒料理にはならず一安心でしたけど、当日、店の厨房では
 カレーは作れないかもと、困ったことに。

 そこで、さゆりさんが提案したある料理が、見事にヒットしていたのは痛快でしたね。
 お客様も伊勢崎さんも満足でしたし、それを見て志摩さんが笑顔だったのもよかった。

 などなど、カレー作りに挑む志摩さんのお話でしたが、珍しく上手くいったのが面白い。
 最後、いつも通りなオチもついて可笑しかったですし、ますます今後も楽しみです!

 

 

●ゆとりの町長 (小坂俊史 先生)

  

 選挙に向けた活動も本格化・・・と思ったら?

 ゆとりさんとの打ち合わせに、かなめさんが連れてきた2人の男性。
 いったい何をするのかと思っていたら、麻雀を始めていて笑!

 堅実でしっかり者のかなめさんが、何をやっているのかと不思議でしたが、
 麻雀をコミュニケーションの手段に使うと言っていて、納得できるような、
 突飛もない発言のような(^^;

 それはともかく、麻雀を知らないゆとりさんが「白」を「オールマイティ」と
 勘違いしたり、たどたどしく鳴きを入れたり、アガリ形を確かめたりと、
 いかにも初心者っぽい言動をしていたのは、微笑ましかった。

 でも2週間後には、跳満あがって意気揚々としているのが、愉快だったり。
 そうそう、麻雀はハマるとドツボですよね~。 学生時代はこんな感じでした(ぇ

 そして、麻雀を活かした選挙活動。
 健康麻雀している高齢者の方々からの支持を集めようと挑むのですが・・・

 なんてお話でしたけど、高齢者と言っても手ごわいし、ボス格の筒子さんは
 風格あるしで、ゆとりさんの挑戦が面白いものになっていましたね。
 筒子さんのゆとり&かなめさんへの評価も的確でしたし。

 などなど、麻雀で選挙活動な話でしたが、闇麻雀で超能力使ったり血を抜いたりは
 しないのでしょうか? そんな展開に期待しつつ(するなよ)、今後も楽しみです!

 

 

【その他】 

●ラディカル・ホスピタル (ひらのあゆ 先生)

 家族にも隠し事をしている患者の梅田さん、知られたくないランキングが面白い。
 病気やケガが4位で、トップ3に興味津々な榊先生でしたけど、聞けば同情できない
 内容で可笑しかった(´▽`;) でも、医療者への隠し事は見抜いていたのは、さすが。
 そんな隠し事の話でしたが、隠すあまり家族間の近況すら把握できないと困りますね。
 意思疎通は大事ということかな。

 

●小森さんは断れない! (クール教信者 先生) 

 バレンタイン前、まさ子さんにチョコの作り方を教わる小森さんたち。
 チョコの形をハート型にする小森さんですが、それを壊そうとするまさ子さんに笑!
 そして、まさ子さんは小森さんに、めぐみさんは父上にチョコをあげてましたけど、
 シキさんは山中くんにあげていて、めぐみさんの心中いかばかりか、気になりますね。

 

●コスプレ先生の絵画教室 (東屋めめ 先生)

 今回のコスプレは、ハロウィーン衣装! カボチャを持った魔女が似合ってます。
 まあ、教室の全員が仮装しているので、違和感が少なめなのも面白い所でしたが、
 まなさんはミイラ女にされていて、しかもトイレットペーパーだから大変なことに
 なっていたのは笑! でも、最後の2人で帰る姿は、なかなか様になってましたよね。

 

●美軍師張良 (秦和生 先生) 

 コミックス1巻は、11月発売! そんな今回、謎の老人に出会うの巻。
 橋の上にいた老人に、靴を拾ってくるよう言われる話は、有名なエピソードですね。
 何度も忍耐を試す老人に、イライラが募る張良でしたけど、負けず嫌いな性格が
 活路を開く展開は面白かった! 本作の張良らしい(^^;

  

●ひとりで飲めるもん! (コナリミサト 先生)

 メイさん、新製品のプレスパーティで、お仕事中。
 同期からは「同期の星」と持ち上げられているものの、裏では陰口叩かれています。
 気苦労が多そうでしたけど、コロッケそばと生ビールで「なまらうみゃ~っ」となって、
 味わううちにモヤモヤ解消していたのが爽快でしたね~。

 

●部屋にマッチョの霊がいます (nev 先生/原案協力:大澤めぐみ 先生 

 リサさんの伝言を伝えるべく、弟くんに会おうと海へやって来た木葉さん。
 けれど海の雰囲気に、インドア派な木葉さんが怖気づいていて笑! そこまで(^^;
 神奈子さんの協力を得て突き止めたお店への連絡でもテンパってましたけど、
 それでも逃げずに立ち向かってゆくあたり、心の筋肉もついてきましたよね。
 そして、そこで出会った弟くんは・・・? これは続きが気になります!

 


◆ まんがタイムスペシャル 感想

2017年09月27日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

2017年11月号

 

 今月の『恋愛ラボ』感想はこちら
 表紙は、手つなぎマキ!?
 マフラー姿が寒さを感じさせつつ、つなぐ手の温かさが伝わるかのよう。
 他、マコトくんたちはオトメさんと手をつなぎたい様子ですが、
 木曽くんと國枝さんはベンチでくっついて、何と言うか、のどか。

 

 

 今月の「最終回で賞」は、『はたらく女子のセーラー服』

 

 ゲスト掲載でしたが、最終回!

 最後は、多賀さんの妹さんが登場していましたが、彼女は姉と違い制服嫌い。
 多賀さんの制服好きとは正反対の性格に、面白味がありましたね。

 妹さんの制服嫌いは、体の小さな自分に合う制服が年下のものばかりなのが
 原因でしたけど、山之木くんの仕事っぷりのおかげで、前向きになっていたのは
 微笑ましいお話になっていました。

 制服は、画一化の象徴のように扱われますし、それを嫌うのも理解できます。
 けれど同時に、ファッションとして好む人も多いでしょうし、そうした一面も
 大事にできたらよいのかな~と思えます。

 制服嫌いの妹さんの登場で、ここから面白くなるかな~とも考えましたが、
 今回で最終回のようで、ちょっともったいない気もします。
 とはいえ、楽しませていただきました!

 

 

【10月7日、コミックス2巻・発売!】

●可愛い上司を困らせたい (タチバナロク 先生)

  

 バーベキュー計画、進行中!

 山田くんの出会いのため(?)、部署でバーベキューしようという話になりつつ、
 なぜか青木くんが実行のために頑張っていますが、まずはめぐみさんの説得から。

 部署のみんなでと話すと、めぐみさんが「2人じゃないの?」なんて言っていて、
 青木くんと2人きりが良かったのかと感じさせてくれますね、否定してたけど。

 結果、オーケーをもらえて、山田くんに報告すると大喜び(^^;
 なのに、花沢さんと三木さんに伝えるよう言われると、途端に怖気づいていて、
 真剣に出会いを求める気があるのかと、呆れてしまいますねえ。

 なので、青木くんが黒木さん達に伝えていましたけど、三木さんは「会社の会食費」
 でバーベキューすること、めぐみさんの許可が出ていることを知ってから、
 参加を承諾していたのが興味深いですね。 お堅いタイプなのかな。

 また、花沢さんはどうも青木くんに興味を持っているようで、気になる所。
 青木くんの方はよくわかっていないようで、ちょっとした不安要素になるかも?

 そして、これで部署の全員に声をかけたと考える青木くんでしたが、
 一番大事な人を忘れているようで笑゚(*゚´∀`゚)゚ 大丈夫なのか!?

 などなど、山田くんの望みで、バーベキューへ向けた動きが活発化していましたが、
 ここまで来て、山田くんではなく「田中くん」だったと思い出してしまい、
 読者の私も彼の名前を失念するレベルだったかと反省しつつ・・・今後も楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●年上の物理女子は可愛いと思いませんか? (ミツナナエ 先生)

  

 出会った物理女子は、可愛いけれど・・・

 【主な登場人物】
 ・朝永佑太   : 高校1年生。 のぞみさんに出会い、文系なのに物理部へ。
 ・湯川のぞみ  : 物理部部長の2年生。 優秀っぽいけど、ドジっ子。

 高校生になり、入る部活を考える朝永くんでしたが、そんな彼の前に現れた
 可愛い少女は、手作りのロケットランチャーのようなものを抱えていた!?

 そこから始まる、物理女子との出会いの物語。
 朝永くんに「物理の法則を信じますか?」なんて勧誘を始めるのぞみさんに笑!
 実験がメインの物理部だから、数学できなくとも大丈夫だと言っています。

 さっそく、ペットボトルで作ったロケットランチャーを飛ばす実験をするものの、
 のぞみさんのドジでとんでもないことになってしまい・・・

 なんて感じでしたが、トライ&エラーの精神というか、失敗にもめげない
 のぞみさんの姿勢は、実験を行う者という点で好感を持てましたね。

 などなど、そんな物理部を描く4コマ作品。
 それまで独りだったのぞみさんが、朝永くんを加えてどんな物理実験をするのか?
 気になりますので、つづきに期待です!

 

 

●宇市さんは魔女 (御菓月まる 先生)

  

 居候は魔女!?

 【主な登場人物】
 ・宇市エセラ  : 英国生まれ、現在は帰化して日本人の魔女で、300歳越え。
 ・咲      : 宇市さんが居候している家の娘さん。
 ・母      : 咲さんの母上。 宇市さんに恩があるらしい。
 ・猫      : 宇市さんと話す猫で、友人。

 咲さんの家の離れに、居候させてもらっている魔女の宇市さん。
 現在はただのごく潰しとなっている彼女と、居候先の人々の交流が楽しいお話です。

 宇市さん、昔は薬を調合して生計をたてられたものの、薬事法でそれもできなくなった
 という話が世知辛くて・・・ でも仕方ないですね(^^;

 というわけで仕事もなく、居候させてもらうだけの立場なのですが、そんな彼女に
 発破をかけたり、甘やかす母に苦言を呈したりする咲さんとのやりとりが面白い。

 しかし、なぜごく潰しな宇市さんを居候させているのか?
 というと、何やら理由があるらしく、それが「恩」というのは気になる所。
 そこに咲さんも関わっているようですが、本人は知らないというのも興味深いですね。

 などなど、魔女さんと居候先の家族との交流を描く4コマ作品ですが、
 3号連続ゲストとのことで、過去の話にも注目しつつ、期待です!

 

 

【その他】

●笑って!外村さん (水森みなも 先生)

 外村さんの本当の笑顔を見てしまった委員長、混乱していて笑!
 それをきっかけに、これまでの外村さんの行動が不器用ゆえと気づいていて、よかった。
 遠山さんは普通にわかっていましたし、おかげで周囲も誤解を解き始めていて、
 それは三雲くんも例外ではなく、外村さんの笑顔でKO! これは今後が楽しみ・・・
 と思っていたら、次回で最終回ですとー!?

 

●ローカル女子の遠吠え (瀬戸口みづき 先生) 

 1人暮らしを考える鎌木くんでしたが、その理由が実家住みはモテないから(^^;
 りん子さんは1人暮らし=自立ではないと持論を持っているものの、それが鎌木くんを
 追いつめていたのは笑! そんな1人暮らし談義や、住宅事情話が面白かったですね。
 モテたいから1人暮らしも悪くないと思いますが、結局は暮らしを真面目に考えねば!

 

●ざしきわらしと僕 (西岡さち 先生)

 コミックス2巻は、11月発売! そんな今回、みうさんがやって来た!
 理緒さんの家に泊まるというので、だいぶ仲良くなっているのが微笑ましい。
 しかし、みうさんがいることで、裕貴くんをはさんで、理緒さんがヤキモチやいたり、
 やたらと意識している様子が可愛く楽しかった! 2人の仲良しっぷりも良いですね~。

 

●ごにんばやし (水瀬るるう 先生) 

 バンドメンバーが周囲からどう見られているのか、亜子さんの友人視点でわかるお話。
 ミッチーさんは「姫」、べこさんは「王子」、しおんさんは「ギャル」と呼ばれ、
 それぞれに憧れや親しみを覚えられているようですが、亜子さんは「サイクロン」(^^;
 友人は好意的な解釈を教えてましたが、実際はネガティブな意味で、なかなか不穏。
 でも、そこに亜子さんの強さがあるのですから、そのまま突き進んでほしいですね。

 

●できれば俺が腕枕 (黒麦はぢめ 先生)

 國枝さん、宮澤さんと買い物してますが、その間、木曽くんは郡司くんとお出かけ。
 そんな休日模様が面白かった今回でしたけど、木曽くんが睡眠に関連したものばかり
 求めているのが愉快でした(´▽`;) 國枝さんの方は服を買って、さらに木曽くんにも
 普段のお礼として贈り物をしていたのがよかったですね。 寝起きの「レア」も!

 


◆ 今月の恋愛ラボ

2017年09月26日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

まんがタイムスペシャル 2017年11月号より
 
 
 
 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 
 
 
 
 

●恋愛ラボ (宮原るり 先生)

 

 ニヤけリコ・・・

 ナギからのメールを見て、この表情というのが(^^;
 弟・レンくんに見られても、ウキウキを隠しもせずに自慢するあたり、
 浮かれまくりの暴走状態で、誰にも止められません。

 そんな姉の様子を眺めて、げんなりするレンくんが愉快!
 まあ、身内が恋愛話で浮かれているのは、微妙な気分かもしれませんねえ。

 

 

  

 理想と現実のギャップ・・・

 リコのテンションの高さに、ついていけないレンくん。
 何かいいことないかと考えていたら、マキが来るというのでテンションアップ!

 と思いきや、クリスマスの時の彼女の奇行を思い出し、またもテンションダウンで笑!
 翌日、マキが来るとやっぱりおかしなことをやっていて、打ちのめされていたレンくん、
 お気の毒でありました。

 いや、玄関のドアを開けたら狩人がいるとか、そりゃ普通に衝撃ですわ。
 しかも、狩人に扮した理由が「ヤンさんの狩り方がわからず」って、斜め上すぎる(´▽`;)

 そこへやって来たスズに心配されるレンくんでしたが、「マキさんがとんチキハンターに」
 なんて言っていて、「とんチキ」が付いているのが可笑しかった!

 クリスマス会からマキの“正体”を知りつつあったレンくんでしたけど、ここに来て
 決定的に疑いようのない現実を突きつけられているのは、半ば気の毒ながらも、
 避けるべきではない試練の道だと感じますね。

 

 

  

 ギャップを乗り越えられるかどうか・・・

 レンくんは、マキに対して「清楚で優しい理想の女子」という幻想を持っていて、
 それが崩れてしまったことで、「だまされた」なんて言っています。

 しかし、これは彼の身勝手な思い込みにすぎませんよね。
 自分で勝手に理想を重ねて、現実の姿を見たら失望するなんて子供ですよ・・・
 って、まだ小学生でしたか、彼(^^;

 そのあたりはまだ若いから仕方ないと思いますが、そんな彼の情けない態度を
 スズが𠮟りつけていたのは、好感触でした。

 それしても、マキの現実の姿について、レンくんは失望していましたけども、
 ヤンなどは普通に「変」と思っているものの、失望といった感情は抱いていないわけで、
 この違いは面白いものだと感じます。

 理想と現実とは違うかもしれませんが、素のマキを受け止められるという点では、
 ヤンはある意味、理想の相手なのかもしれませんね。

 それはともかく、レンくんに対してダメ出しを続けるスズが、とんでもないことを
 口走っていたのには、驚かされつつも「うひゃー!」となりましたよ!

 

 

 

 公開告白!?

 自分が何を言ったのかに気付いて「あっっ」となるスズ。
 レンくんのことが気になるからこそ、彼にダメ出ししてしまった結果、
 フォローのつもりで言った言葉がもはや告白同然だったのは、むしろ面白い。

 ただ、レンくんの反応は薄く「チビ助に言われてもなー」なんて返ってきたため、
 集まって来ていた他の面々が、レンくんを一斉に攻撃していたのが愉快でした!
 スズのために一致団結している所が(^^;

 でも、レンくんはスズの言葉を、友達感覚で受け止めていた気がします。
 告白というよりも、友達として好きだよ、みたいな雰囲気で。
 なので、まだ失恋と言えないのではないかと思うのですが、はてさて・・・

 レンくんについては、クリスマスの時、オシャレしたスズにときめいてましたし、
 じゅうぶん脈はあると思うので、マキへの幻想が解けた今こそ好機でしょう。

 などなど、理想と現実の姿のギャップから、スズの“告白”まで色々あった今回。
 スズにとっては試練となるでしょうけど、ここからどのような方向へ進むのか・・・
 大いに気になりつつ、今後も楽しみです!
 

◆ まんがタイムスペシャル 感想

 


◆ まんがライフ 感想

2017年09月24日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2017年11月号

 

 表紙は、芸術の秋を堪能するミカちゃん!
 というか、もう秋ですか~・・・なんだか早く感じてしまいます。
 他、ゲスト作品や人気作品なども!

 

 

 今月の「夏の終わりで賞」は、『この夏やり残したこと』

 

 「まんがライフ」豪華作家陣による、スペシャルエッセイ企画!

 安西理晃先生、碓井尻尾先生、えきあ先生、山東ユカ先生、渋谷一月先生、
 瀬戸口みづき先生といった方々が、この夏やり残したことについて語ります。

 安西・碓井両先生はインドアな感じで、あれやろうこれやろうと考えつつ不実行
 という流れが、私なんかと同じで共感めいたものを覚えてしまいました(ぇ

 えきあ・渋谷両先生は食べ物関連のやり残しで、それらの美味しそうな雰囲気が
 やり残し感をより強く感じさせますね。

 山東先生は創作関連のやり残しで、創作者魂を感じましたし、
 瀬戸口先生はダイエットでしたけど、アウトドアな方向へ進んでいたのが爽快で、
 各々の先生方のチャレンジ精神を垣間見た気がします。

 

 

 

【9月27日、コミックス18巻・発売!】

●動物のおしゃべり (神仙寺瑛 先生)

  

 いつも通りに、人も動物もみんな楽しい日常風景。

 【秋だもの・・・】ミカちゃんがペットショップでセールしているからと、
 お兄ちゃんを誘っていますが、その理由がタロー対策だったのは納得。
 彼の食欲は底なしですからね(^^;

 【I'm DK!!】お兄ちゃんがタローと散歩していた所、子供の姉弟が近づいてきて、
 弟くんがタローくんを「デブってね?」と笑って、姉さんが謝るなんて話でしたが、
 むしろ傷ついたのは、その姉さんの言葉を聞いたお兄ちゃんというオチで、愉快!

 【漢字でGO】お兄ちゃんにミカちゃんが漢字を出題していますが、
 「杮」という文字に楽勝とばかりに答えるものの、違っていたのは面白かった!
 こーゆー読み方だったんですね、知らなかった。

 【「承」で!】田崎さんがマリリンの体重を計ろうと、まずいっしょに計ってますが、
 その絵面がもうすでにオチになっていて笑! お兄ちゃんもビックリしてますし。

 【すぎゆく秋】釣瓶落としな秋模様を感じるお兄ちゃんとミカちゃんですが、
 まだ鳴いている虫を見つけて、ミカちゃんの述べた言葉が感傷を誘います。
 「ミカちゃんには、最後の一匹がどういう風に見えたのかな?」は想像しちゃいますね。

 などなど、もう秋を感じさせるネタが色々な今回でしたけど、
 ラストの夕焼けの1コマには、しみじみするものがありました・・・
 なんて感じつつ、今後も楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●友情デッドロック (黒丸恭介 先生)

  

 仲良し(?)3人組。

 【主な登場人物】
 ・尾幡雪乃  : 高校2年生。 氷鬼とあだ名される気難しい少女。
 ・鈴木拓也  : 雪乃さんの幼馴染。 雪乃さんにチャラ男と思われている。
 ・副田夏希  : 雪乃さんの親友。 鈴木くんを無自覚に気にしている様子。

 雪乃さんを中心に3人で歩いているものの、彼女は鈴木くんを副田さんに
 近づけないようガードしています。

 鈴木くんは仲の良い幼馴染ですが、雪乃さんは三股男だと思っていて、
 副田さんを彼の毒牙にかけまいと、気をまわしているのが面白い。
 三股男というのは、雪乃さんの誤解なのですけどね(^^;

 そんな鈴木くんは、雪乃さんのことが好きであるものの、誤解されまくり。
 また、副田さんは、鈴木くんが真面目なことを知っていて、仲良くなりたいと
 考えていますが、その裏には自覚のない好意が見え隠れしています。

 そうした3人の一方通行・三つ巴のような関係が、面白味になっている4コマ作品。
 これは気になるので、ぜひとも続きに期待です!

 

 

【その他】

 まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、定子様が不機嫌で可愛い。
 主上と彰子様が仲良く(?)していることに思う所があったようで・・・
 なんて話でしたが、相談された清少納言の助言が、いかにもなもので笑!

 

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生)

 ハロウィン祭へ来た朋也くん、一香さんには秘密にしていたのに、なぜかいる(^^;
 美鶴くんや藤咲さんと村瀬さん、ルリルリさんと孝喜くんもいて仮装が楽しげ。

 でしたけど、村瀬さんが、一香さんに朋也くんの好きな人の話をしようとして・・・
 なんて内容にハラハラでした(´▽`;) 恋知らぬ村瀬さんは、恋心がわからない、か。

 

●マンドラさんとヒト科たち (ほずの都 先生) 

 早川くんに憧れる花森梅さん、実家は花屋さんで、花束を買いに来た彼に遭遇。
 花言葉など信じていない彼のド理系っぷりに、おののく花森さんでしたけど、
 あまり理系は関係ないんじゃないかな。 そして、マンドラさんの存在を知ってしまう
 花森さんが、むしろ喜んでいたのが面白かった。 早川くんとの今後がどうなることか。

 

●アスクミ先生に聞いてみた (後藤羽矢子 先生)

 なぜ、男がおごらねばならないのか? 今回は、そんな相談が持ち掛けられています。
 これについて、かつては男女間での賃金格差があったためという説明に、納得でした。
 現在では、必ずしもおごる必要はないものの、「求愛」という観点が重要という説明には
 感服でしたね。 でも結局は、話し合うことが大事ということなのでしょう。

 

●エッセイまんが不適合者 (渡辺伊織 先生) 

 今回の苦手の克服は、サーフィン!? 夏に弱い自分を克服をめざします。
 渡辺先生は準備と称して、スネ毛そったり、サザン聞いて来たりしてますが、
 あまり役に立っていない=うまくサーフィンできない様子が面白かった(ォィ
 とはいえ、教えてくれる先生がイイ人すぎて、まぶしかった!

 

●キャバはじめました (忍田鳩子 先生)

 アサミさんが、常連の秋野さんからもらったプレゼントは、婚約指輪!?
 秋野さんは、益子さんの次くらいにお金を使ってくれるベンチャー企業の取締役。
 そんな彼のプロポーズに、アサミさん以上に周囲の皆が盛り上がっていて面白い。
 玉の輿ですが、モンローはやめることに・・・なんて話でしたけど、アサミさんの
 心の問題という点には納得しかありませんでしたね。 秋野さんもイイ人でした。

 

 

【新人4コマ杯 8月期月間賞】

・AFTER FRIEND (椎名聰 先生)

 

 友達になろうと迫ってくる少女のお話。

 【主な登場人物】
 ・夏目明  : 高校2年生。 なぜか葵さんにつきまとわれる。
 ・望月葵  : 明くんに「友達になってあげる!!」と迫ってくるぼっち少女。

 どうも本人がぼっちらしいのに、なぜか明くんの友達になってあげると
 上から迫ってくる少女・葵さんが面白い4コマ作品になっています。

 わけが分からないので、お断りする明くんですが、何度邪険にしても
 つきまとってくる葵さんが愉快ですね。

 選評によれば、純粋な友情とのことですが、その友情がどこから来ているのか、
 なぜ明くんなのかは不明らしいので、そのあたりが明かされる続きを読みたいかも。

 


◆ まんがタイムきららミラク 感想

2017年09月23日 | ◆4コマ誌④ まんがタイムきららミラク

2017年11月号

 

 表紙は、木の枝に座っている千矢さん!
 周囲の緑の多さが自然の中にいることを強く印象付けつつ、
 鳥たちが集まっている所に平和を感じさせる、神秘的な雰囲気ですね。

 

 

 今月の「ファン感謝祭で賞」は、『うらら迷路帖ファン感謝祭かんたんレポート』

 

 7月23日に開催されたイベント、その夜の部レポート!

 うちのまいこ先生の描くキャスト陣やアーティストの方々が、可愛らしい。
 佐久隊長役の諏訪彩花さんと、ニナ先生役の茅野愛衣さんをMCに、
 繰り広げられるイベント内容が楽しかったですね。

 カラーで2ページ、モノクロで4ページにわたって描かれていて
 盛りだくさんなうえに、ラストの「本当にあたたかい現場」だったと、
 じんわり伝わってくる雰囲気が素敵でしたよ! いつか2期あると良いですね。

 

 

【最終回!】

●しましまライオン (はなこ 先生)

  

 コミックス2巻は、10月27日・発売! ・・・ですが、最終回!!

 あれから年月が経ち、卒業を迎えるまこさんたち。
 しかし、そこにいおんさんの姿はなく・・・といった感じに始まりつつ、
 堂々と卒業してゆく一同。 りんさんは保護者席で見守っていましたけど。

 皆にとって卒業は、人間として歩むための第一歩。
 神様の助力もなくなるわけで、険しい道となることが予想されます。

 けれど、笑顔で新しい道を進む決意を見せる一同・・・と思ったら、
 まこさんだけ青ざめていて笑! 困難の壁が立ちはだかるとき、動物時代の
 辛い経験を思い出してくださいと、神様に言われてのことでしたが(^^;

 そして、それぞれの未来へ向けて歩き出すまこさんたち。
 そこへやって来た1人の少女は・・・?

 なんて風に、大団円となった最終回。
 帰ってきた少女に、まこさんが告げた言葉が、それまで彼女から逃げて
 おびえてきた経緯を考えますと、何とも感慨深いものでしたね。

 本作は、人間になった元動物の少女たちが繰り広げる日常が面白おかしく、
 同時に動物の特性を活かしたネタが愉快な4コマ作品でありました。

 注目していたので、早く終わってしまったな~と少し残念ではありますが、
 はなこ先生の次回作にも期待しつつ・・・楽しませていただきましたー!

 

 

【ゲスト作品】

●ローファス姉妹と吾輩と旅 (村上メイシ 先生)

  

 ぽんこつエルフ少女と、凄腕姉妹の旅物語。

 【主な登場人物】
 ・ドーラ・ヴァイオレット : エルフの少女。 ドジで役立たずだけど可愛い。
 ・シャン・ローファス   : 謎の姉妹の姉。 器用で賢い。
 ・ニル・ローファス    : 謎の姉妹の妹。 怪力で強い。

 エルフなのに魔法も使えず、ドジで迷惑をかけてばかりなドーラさん。
 人売りに追われている所をローファス姉妹に救われて、半ば無理やり同行中。
 そんな3人の旅模様が楽しく描かれます。

 自分が役立たずだと自覚しつつも、ドーラさんはイイ所をみせようと頑張ります。
 しかし、その割にドジを踏んでしまい、姉妹に見限られないか戦々恐々・・・

 なのですが、姉妹は気にしている様子もなく、ドーラさんを受け容れているのが
 面白い所ですね。 むしろ可愛がっている風でさえありますし。

 そんなエルフと謎の姉妹の3人旅、バトルあり、可愛さありの4コマ作品。
 特別読み切り前編とのことで、後編に期待です!

 

 

●酒場ユートピアへようこそ! (野河まこと 先生)

  

 ファンタジーな世界のお客が来ない酒場にて・・・

 【主な登場人物】
 ・エレナ  : 酒場をやっているものの、お客が来ないことに悩み中。
 ・リィザ  : エレナの幼馴染。 賢いので魔法使いになることを勧められる。
 ・マリエル : 教会の僧侶。 癒しの力が使える。

 お客の来ない酒場で、今日も頑張るエレナさん。
 店に迷い込んだスライムを追い出すこともできず、ドジばかり。
 そんな彼女の奮闘ぶりが楽しい4コマ作品です。

 お客が来ないことをリィザさんに相談するエレナさんですが、
 リィザさんはエレナさんのドジが原因だろうと思いつつ、それを言えない(^^;

 エレナさんは、自分で冒険する力はないけれど、酒場に訪れた人々から
 冒険譚を聞くことが夢らしく、そのあたりは健気な雰囲気がして、よかったですね。

 また、教会の僧侶・マリエルさんとも、ひょんなことから知り合い、
 交流をするうちに仲良くなっていたのが楽しかったり。

 リィザさんとマリエルさんの2人も、酒場を手伝うことになって、
 これから盛り上がりそうな予感・・・ 連続掲載前編とのことで、次回に期待です!

 

 

●深海の少女達 (逸見 先生)

  

 少女たちは、人間を知らない。

 【主な登場人物】
 ・シィナ  : 髪のきれいな少女。 ただし、髪の毛は凶器にもなる。
 ・あっち  : アホ毛で、あんこうのように光を照らせる少女。
 ・???  : キレイな小物が好きそうな少女。
 ・???  : 狭い所に入り込みたそうな少女。
 ・先生   : 天然マイペース。 長寿らしい。

 深海の街には様々な生物が暮らしていて、その中には少女をした者も・・・
 彼女たちは地上を知らず、それゆえ地上に憧れを持っているのだとか。
 そんな少女たちの深海の日常が描かれるお話です。

 深海に埋まっている地上からの“落とし物”を拾っては、これは何かと
 話し合う少女たちが面白い。

 掃除機を「新種の生物」と思ったり、フライパンを盾のように扱ったり、
 読者から見れば何でもないことでも、彼女たちには新鮮なようで、
 そんな様子が楽しいですね。

 しかし、頭蓋骨を見ても、それが何なのかわからず、それで遊ぶ姿は、
 可愛いながらも、どことなくホラー感がありました。

 全体的に穏やかで、可愛らしく繰り広げられる作品であるものの、
 深海という舞台がちょっとした闇を感じさせるかも?
 そんな所も魅力ですので、ぜひとも、つづきに期待です!

 

 

【その他】

●うらら迷路帖 (はりかも 先生)

 試験2日目にして、すでに合格者が1人! しかも臣さんというから驚き。
 圧倒的大差での合格に、彼女の優秀ぶりが感じられますね。
 そんな中、りらと名乗る少女が困ったお客で、うらら達を翻弄して混乱状態。
 りらさんはうららが嫌いとのことですが、その背景には何が?
 千矢さんが彼女を“救う”展開を期待したいですね。

 

●城下町のダンデライオン (春日歩 先生) 

 連載再開! 久方ぶりに登場の今回は、茜さんがいなくなると聞いて
 混乱するアンジェさんでしたけど、1週間だけなのに相当ショックなようで(^^;

 そこで、櫻田家の人々に相談するも、奏さんは興味なしだし、他も斜め上だしで、
 そんな様子が面白かったですね。 はたして、茜さん不在に耐えられるのかな?

 

●がんくつ荘の不夜城さん (鴻巣覚 先生)

 あかりさんが喫茶店でクリームソーダを堪能していると、そこへ不夜城さんが!
 担当編集の羊ヶ丘さんと打ち合わせのようで、その様子をのぞくことに・・・
 なんてお話でしたが、打ち合わせする2人はもちろん、その2人を見て、
 ヤキモチやいているようなあかりさんが楽しかった! 褒められて嬉しそうな所も。

 

●魔王城のお姫様 (上下 先生) 

 姉・メルルさんを捜すマールさんでしたが、手がかりもなく途方に暮れています。
 と思っていたら、メルルさんが身代わりになった女性と遭遇して、ついに前進。
 さらに思わぬ情報も入手して、魔王城へ向かうことに・・・なんてお話でしたが、

 いよいよマールさんとシャンドラがやって来るようで、どうなってしまうのか楽しみ。

 

●お願い!ロイヤルニート (ちろり 先生)

 食事中、減点をくらうほたるさん、舞踏会へ向けて品格の向上を求められています。
 しかし、ぎこちなかったり、妙なお嬢様になったり、そうした様子が可笑しい(^^;

 さらに、ほたるさんに退学の話が持ち上がって、危機的状況になってしまい、
 舞踏会と退学とどちらの問題にも対処できるのか、ほたるさんと金剛さんの関係を
 軸にした展開になってきて、気になります。