2018年8月号
表紙は、七夕のミカちゃん!
浴衣に団扇、短冊と、夏を感じさせますが、もうそんな時期なのか・・・
他、ゲスト作品やコミックス発売中作品などなど!
今月の「いつもの無敵っぷりはどこへで賞」は、『ファーストクラスニートましろ』!
今回、ましろさんが社交パーティへ出席することに・・・
銀崎さんにより、強引に連れ去られる様子が、もはや拉致(^^;
しかも、銀崎さんは参加しないため、ひとりで挑まねばならない状況。
コミュニケーション力が不足しているましろさんにとって、これは地獄です。
英語で話しかけられても、まるで理解できず、30分後にはテーブルの下に隠れ、
大きい動物がいると思われていたのは笑!
そんな風に過ごしつつ、ましろさんの消耗しきる姿が、いつもの彼女と違って、
面白かったですね・・・1度はコミュニケーションとろうと頑張ったりしたのも。
まあ、最後はましろさんらしい行動をとり、銀崎さんに連れ去られて、一安心(?)。
【コミックス19巻、発売中!】
●動物のおしゃべり (神仙寺瑛 先生)
今日も今日とて、動物たちと戯れつつ・・・
タローくんが「アイツが来る!」と怯え、ミカちゃんに「早く隠れよう!!」と
抱きついていますが、一体なにが? と思っていたら、それが“聴こえて”きて納得。
これは確かに怖いですねえ・・・人間でも怖い人多いでしょうし。
さくらが、おにいちゃんに近づいて、手をぎゅっと踏んでいますが、
その後、そっぽを向いて知らん顔。 でも、おにいちゃんは「かまって欲しい」と
わかっているようで、そんな様子が楽しい・・・のですが、傍観者ミカちゃんも面白かった。
他にも、仔ハムスターのややちゃんは、あられもない姿で寝ていたり、
洋鵡のTOMくんは、おにいちゃんの後頭部についている米粒をとったり、
雨蛙の翁は、新しい傘を買ったミカちゃんに雨乞いを請われそうになったりと、愉快です。
パパさんの御前様に、道路標識を真似た警告を残すミカちゃんには笑゚(*゚´∀`゚)゚
また、日常のストレスを猫で癒されるも、その猫にストレスを科せられる
おにいちゃんも、可笑しかったですね。
などなど、動物たちのふれあいな日常が、面白おかしく繰り広げられる本作品。
もうコミックスも19巻に来ているのですねえ・・・と感服しつつ、今後も楽しみです!
【コミックス11巻、発売中!】
●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生)
夏服を買いに行こう!
夏になっていないのに暑い時期、いつものように一香さんに抱き着かれる朋也くん
でしたが、そこを華ちゃんに見られて、「えっちなことしてるよ!」と言われてて笑!
そんな華ちゃん、母上と水着を買いに行く予定だったのに、仕事でダメになったらしく、
すねているのが可愛いのですけど、そこで朋也くんが、一緒に夏服買いに行こうと誘うと、
嬉しそうにする華ちゃんが、これまた可愛らしかったですね~。
しかし、女性の水着売り場で、朋也くんは肩身が狭い(^^;
それでも、華ちゃんと一香さんから、一緒に選ぼうなんて言われて、大変そう。
そして、華ちゃんの試着に合流したがる一香さんが、うっとうしくて愉快でしたけど、
華ちゃんの水着を、これでもかと褒める所は、喜ばれていて楽しかった。
でも、朋也くんの褒め方は、一香さんと比べられて低評価なのが可哀想。
さらに、華ちゃんが転びそうになった所、朋也くんが支えるものの、
ボディタッチを恥ずかしがったのか、にらまれてしまい、女の子の気難しさを感じています。
が、照れながらも、きちんとお礼を言われて「可愛い」と思っていたのは面白かった。
などなど、華ちゃんと水着を買いに行くお話。
一香さんと朋也くんの関係を「えっち」と表現する華ちゃんに笑いつつ、今後も楽しみです!
【ゲスト作品】
●星野宮学園 妄想遊戯部 (小宮山拓士 先生)
知らないゲームを、妄想で遊ぶ部活動!
【主な登場人物】
・栗栖野々花 : 2年女子。 威厳なき部長で、アホらしい。
・竹中隼人 : 1年男子。 真面目な顔して、えっちな妄想。
・遠藤京香 : 2年女子。 クール・メガネで、殺伐。
どんな遊びか知らないゲームを、自分たちの想像力だけで遊んでしまう部活動、
妄想遊戯部の部員たちが、アホなアイデアで遊び倒すお話です。
今回の題材は、「ブラックジャック」!
どんなゲームなのか知らない3人が、それぞれの想像で考案した方法で
遊ぶ様子が面白おかしかったですね。
ブラックジャック=医者のマンガという発想から、お医者さんごっこを連想する
竹中くんが可笑しかったり、ブラックジャック=殴打武器であるから、デスゲームを
想像する遠藤さんが怖かったりと、愉快でありました。
さらに、部長の栗栖さんは、黒人ジャックさんの人生を妄想して、ひとり涙するなど、
もはや何が何だかわからない所に、カオスな面白味が感じられます。
そして、それぞれの意見を取り入れたゲームで、遊ぶまでが部活動。
てんでバラバラで、ルールも適当な遊びを繰り広げる面々が、楽しかったですね。
主に、竹中くんの不遇(幸運?)が(^^;
などなど、破天荒な遊びっぷりの部員たちが、個性的すぎて面白かったので、
これはぜひとも、つづきに期待です!
●宮ノ内雪子はお嬢である (真たなひ 先生)
笑わないお嬢と、笑わせたいヤクザたち。
【主な登場人物】
・宮ノ内雪子(10) : 指定暴力団「宮ノ内組」組長の娘。 表情に乏しい。
・獅子童光 (28) : 「鬼」と恐れられる男だが、お嬢の笑顔が見たい。
・鷹尾棗 (28) : 情報戦の得意なインテリヤクザだが、お嬢の笑顔が見たい。
10歳の少女でありながら、一切笑わないという雪子さん。
そんな彼女を笑わせたいと、2人のヤクザが挑む物語である(ぇ
人形を買って来ても、甘さひかえめお菓子を作っても、笑顔を見せないお嬢に、
悪戦苦闘する2人の様子が、面白おかしい内容になっていました。
対して、お嬢はヤクザの構成員たちも「いい人で優しい」と思っていて、
光&棗についても、よくかまってくれると嫌がってはいない様子。
笑顔を見たいことも理解していて、笑顔を見せた所、おののかれていたのは笑!
雪子さんを守るため、知力の棗、腕力の光が、役割分担で協力するのは面白いですし、
そんな2人に感謝する雪子さんが、素敵な笑顔を見せていた(2人は見てなかったけど)
のも微笑ましかったので、つづきに期待したい所です!
【その他】
まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、「源氏物語」の写しを作らされる清少納言。
紫さん曰く「異次元な発言」していて可笑しかったですが、シュラバの漫画家って大変(ォィ
「源氏物語」のために仏像を彫る女も大活躍(?)で、面白かった!
●マンドラさんとヒト科たち (ほずの都 先生)
早川くんの妹・実潮さんがやって来た!
そこで、マンドラさんの存在を隠そうと、必死になる早川くんが面白かった(^^;
何でも「兄の沽券に関わる」とのことですが、そういうの気にする方だったのですねえ。
しかし、歯ブラシが2つあるとバレ、万事休すかと思いきや、彼女がいると思われて愉快。
このまま見つかるかどうかというハラハラ展開が、面白かった今回でしたけど、
実潮さんの人見知りっぷりや、味オンチなぽんこつぶりも、なかなか楽しかったですね。
●白衣さんとロボ (柴 先生)
コミックス2巻は7月発売! そんな今回、宇宙旅行する白衣さんたち!?
家をそのまま飛ばして、宇宙へ行ってしまった白衣さん、まことに天才すぎますね。
しかし、無重力下で素麺を食べると大変とか、白衣さんのちらかし癖が三次元になるとか、
さらに月まで行ったはいいものの、宇宙用白衣に笑ったりとか、色々と可笑しかった!
そして、築50年の家屋では、大気圏突入が負担過ぎて、まさかの星になって消失・・・?
なんて展開が面白いのですが、枠外の宇宙関連マメ知識も、なかなか興味深かったです。
●めんつゆひとり飯 (瀬戸口みづき 先生)
社長から、ハラスメントを受ける面堂さん!?
といっても、お弁当を作ってほしいとお願いされたわけですが、キリッとした社長さんが
もじもじ可愛くお願いしているのは、なかなかオツな姿でありましたね、ごちそう様!
焼肉弁当との交換ということで、面堂さんも頑張ってましたが、庶民的なお弁当が
むしろ社長に大いに喜ばれていたのは、面白かったですね(´▽`;) 笑顔がまぶしい。
そして、そんな面堂さんのお弁当に、対抗意識を燃やす十越さんが、また楽しかった。
●アスクミ先生に聞いてみた (後藤羽矢子 先生)
今回の相談者は、2年C組の矢田流子さんで、相談内容は「流行」について。
流行がいいと思えないのは、自分がダサいから? と気にしているようですが、
アスクミ先生は、流行に関して2種類の人間がいると語っていて、興味深い所。
人と同じでいたくない人と同じでいたい人、は納得ですが、流行に無関心な層もいますね。
それはともかく、流行に関する話は、なかなか面白かったですし、矢田さんの悩みも
宇津先生のおかげで解決していて、目先を変えることが必要なのだと感じさせられました。
●わくわくワーキング (おーはしるい 先生)
智美さんが、みおさん家に泊まりに来る!?
みおさんの知らないうちに話が決まっているあたり、智美さんらしいのですが、
一体何しに来るのか、何を企んでいるのか、不安がって怪しむみおさんが面白かった。
実際、泊まりに来ても、いつなにが起きるのかと、ハラハラするみおさんだったものの、
DVD観たり、お酒飲んだり、笑ったりしているうちに、楽しいからどうでもいいかと
考えていたのには、なごめましたね。 智美さんの真意もよかったと思いきや、オチに笑!
【新人4コマ杯 5月期月間賞】
・サイ子パス子のsai脳 (ネットザ・マリオネット 先生)
サイコパスな友人をもつと大変だというお話。
【主な登場人物】
・サイ子 : サイコパスな行動がチャームポイントな少女。
・パス子 : サイコパスな友人に振り回される少女。
天気がいいからと、ブラインド・テイスティングをやろうと言うサイ子さん。
それを快諾するパス子さんでしたが、とんでもないものを食べさせられて、
いや、正直、笑えないッス!!!
そんな風に、笑えないことをしでかすサイ子さんに、それでも友達続けるパス子さん、
2人のやりとりが面白おかしい(?)4コマ作品になっています。
選評では、ネタの評価が高いので、そのあたりに注目して、つづきに期待したい!