2013年12月号
表紙は、ハロウィン・コスプレな小悪魔リコ!
ちょっと似合いすぎなんですけど(^^;
今月の「壊すべきもので賞」は、『スーパーメイドちるみさん』!
な、なんと、次回で最終回を迎えてしまう本作品、ラストスパートがかかっております。
その中で、ちづる部長がちるみさんにかけた言葉は、重要なもののように感じられました。
ドジで物を壊してばかりのメイド・ちるみさん。 そんな彼女も、「壊したいものは壊せない」。
この場合、彼女を閉じ込めているオリをさしていますが、それもまた象徴的。
ちるみさんが壊すべき「オリ」は、自分のカラであり、自身を取り巻く何か・・・なのでしょうね。
そうしたことをふまえつつ、物語がどのような結末を迎えるのか、寂しくも楽しみです。
【11月7日、コミックス4巻発売!】
●笑って!外村さん (水森みなも 先生)
外村さんの弱みをつかんだと、あやしく微笑むひなさん。
表向きは、か弱く純心な少女を演出しながらも、じつは腹黒い彼女のねらいは・・・?
う~ん、やっかいな相手に目をつけられてますねえ、外村さん。
他の従業員やお客さんが、外村さんを恐れている様子が、
いつも通り面白いのですけども、ひなさんだけひるまない所がスパイスになってますね。
パンツ丸出しの話を店の中で、フェイント気味に持ち出したり、
かわいいもの好きを知られたくない外村さんに揺さぶりをかけたりと、
ひなさん、かなり意地悪い。
このあたり、外村さんのパンツ丸出しを見て、
むしろ友達になれそうと考えた春野さんとの違いを、思い浮かべてしまいますね~。
ひなさんは、外村さんの「弱み」をにぎったつもりになって、利用しようとしてばかりいます。
けれども外村さんの方は、ひなさんについて“誤解”していて、
友達になりたいと思ってしまっている点が、面白いことになりそうな予感。
今は少し、ひなさんペースで話が進んでいて、
外村さんの境遇にやきもきしてしまいますが、これがどのように変わってゆくのか・・・
11月7日発売のコミックス4巻ともども、今後も楽しみです!
【今月のピックアップ!】
●風紀のフーコ (永みはじ 先生)
今日も今日とて、風紀を正すフーコさん。
今回は、書道部の野山くんが困っていることについて、相談を受けてます。
「変な女につきまとわれてる」と言いますが、その変な女というのが、深見さん。
さて、彼女の目的は・・・?
なんてお話でしたけど、クール女子な深見さんが良いキャラしてました。
いきなり野山くんの前に現れて、彼の書いたものをかっさらい、
自分の書いた「何か」を置いてゆく彼女・・・ 「何か」って、何だかわからないのが可笑しい。
無言でにらんで来たり、かなり怖い雰囲気。
そんな状況に困っている野山くんでしたが、フーコさん(と校長)のおかげで、
深見さんが何をしていたのかが分かり、そこから2人がコミュニケーションをとれるように
なっていたことは、微笑ましいことでありました。
フーコさん自身は、自分が「役立たず」だったなんて悩んでますけども、
野山くんの悩みは解消したし、深見さんのためにもなったし、
何より深見さんの雰囲気を変えた=風紀をただしたという目的を達成しているのが、
なかなか面白いじゃありませんか。 黒髪の深見さんも可愛らしいぞd(゜∀゜d)
などなど、何だかんだで生徒のために頑張っているフーコさん。
恋愛禁止はうまくいっていませんが、それでも生徒に幸せを運べているのは
素敵なことだと感じつつ・・・ 今後も楽しみです!